OpenDoc Jを正しく動かすうえでもう1つ重要なのが、OpenDoc書類に割り当てる標 準メモリーサイズだ。CD-ROMに収録している書類「OpenDocについて」でも、OpenDoc Jのメモリー設定方法を解説している。 現在、OpenDoc対応ソフトの開発環境はまだ整っていない。680x0 Mac用のソフトが 登場しないのもこのためだ。また開発環境の不備から、すでに登場している対応ソフ トでも使用メモリー量に関する問題が頻発している。 もともとMac用のOpenDocの仕様は、次期OS「Copland」(開発コード名)での使用 を前提にしている部分が多い。CoplandではOpenDocが標準機能としてシステム中に組 み込まれ、メモリー管理機構も大幅に整理されるため、今日のOpenDocがかかえる問 題の多くは解消するはずだ。