英語版の対応ソフトを日本語版で使う

 「Custom Remove」は英語版OpenDocのすべてのファイル/フォルダーを削除できる
わけではない。英語版OpenDocと一緒に組み込んだ対応ソフト(エディタやビューア
など)を日本語版でもそのまま使い続ける場合は、これらを日本語版環境に移行す
る手続きが必要だ。OpenDoc対応ソフトのうち専用のインストーラーで組み込むもの
のなかには、収録したCyberDogと同じようにOpenDocが英語版であると仮定してイン
ストールしてしまうものがある。こうしたソフトでは、インストール後に英語版の
フォルダーから日本語版のフォルダーにファイルを移動する必要がある。すでに英
語版OpenDocをインストールして使っていたユーザーで、英語版の対応ソフトを継続
して利用する場合も、以下の手順に従って移行作業を行おう。
 表は英語版と日本語版のOpenDoc関連の重要フォルダー/ファイルだ。★が付いて
いるのはOpenDoc対応ソフトの主なインストール先フォルダーなので、これらの英語
版フォルダーの中身を日本語の対応するフォルダーに移動させる。
 ただし「Editors」フォルダーの中身を移動する際には注意が必要だ。「Editors」
フォルダー内には「OpenDoc」フォルダーがあり、この内容は英語版に差し替えては
ならない。ただし「OpenDoc」フォルダー内にある「OpenDoc Shell Plug-Ins」フォ
ルダーの中身は例外で、日本語版の「OpenDoc シェルプラグイン」フォルダーに移動
する。
 また、「機能拡張」フォルダー内の「OpenDoc Libraries」フォルダーに「Memory 
Manager」/「OpenDoc System Data」/「OpenDocLib」/「OpenDoc」♢♢以外のフ
ァイルがあれば、日本語版の「OpenDocライブラリ」フォルダーに移動する必要がある。
 移動後、英語版のフォルダーは削除してもかまわないが、CyberDogのようにインス
トール時に英語版フォルダーを作り直してしまうものもある。なお、英語版の「Edit
or Setup」コントロールパネルは削除してよい。

表 日英両語版のOpenDoc関連フォルダーの対応関係


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