付属ファイル「OpenDocについて」

 OpenDoc Jの使用方法は、添付書類の「OpenDocについて」で参照できる。ただし、
この書類の内容を理解するにはOpenDocについてある程度の予備知識が必要だ。


・「文書」について:再三登場する「文書」という言葉は、これまでMacユーザーが
慣れ親しんできた「書類」という語と同義と考えてよい。

・パートエディタについて:「パートエディタ」とは本稿の冒頭で触れているOpenDoc
用のコンポーネントソフトの1つ。限られた用途に特化しているのが特徴。コンポー
ネントソフトには、このほか自由に再配布できる「パートビューア」や「シェルプラ
グイン」がある。パートビューアは情報の表示などに機能をしぼったパートエディタ
の機能縮小版。シェルプラグインは、複数の対応ソフトで共有できるOpenDoc専用の
機能拡張ファイルといえる。

・68K/PowerPC/Fat Binary:「68K」とは、PowerPC搭載機以外のMacが搭載
している「680x0」系のCPU。Fat Binaryは、68KとPowerPCの両方のCPU用に最
適化したソフト。

・ひな形について:パートエディタはそれ自体は開けないファイル。その機能を利用
するには、対応する「ひな形」をダブルクリックで開いたり、文書ウィンドウにドラ
ッグ&ドロップする。また文書ウィンドウに書類アイコンをドラッグ&ドロップする
と、OpenDocがその書類形式に対応するパートエディタ/ビューアを検索し、見つけ
ると書類ファイルの内容を表示する。

・「分類」と「種類」:書類形式に対応したパートエディタ/ビューアの有無をOpen
Docが検索する際に参考にする属性。「分類」とは、平面のグラフィックを表してい
る/立体データである/文字情報である♢♢などの大ざっぱなグループ。「種類」は
「分類」の下に位置する細目で、その情報がどういうコンピューターの書式(フォー
マット)で格納されているかを具体的に示す。1つのパートエディタ/ビューアが複
数の「種類」の書類に対応していることも多い。

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