「会社でノートパソコンを購入するので調査せよ。」 ことの起こりはしごく簡単だった。 話は残暑がまだまだやる気まんまんのころまでさかのぼる。 「あったら便利やろなぁ」くらいには思っていたが、この指示が無かったら後述の事件があってもノートパソコンまで買っちまうことは無かっただろうと今にして思う。
個人的に「パソコンの基本使用目的はゲーム」「ゲームは腰を落ち着けて本気でやる」という主張があり、パソコンを持って歩く必要が皆無であったので「モバイル関連にはあまり興味無い」のが本音だった。 その時、出された条件が「ジオコン4が動く」「CD-ROMドライブ内蔵」「とても軽い」「30万円以内」というものだった。 結論を言ってしまうと「軽い」の目標数値が尋常ではなかったため、その当時、該当するものは存在しなかったわけだが、良く現状を知らない自分はとりあえず雑誌を読んだり、ネットを漂流したり、現物を見つつ何軒か店頭を回りカタログを集めたりした。(目的対象が変わってるだけで普段の生活とあまり大差ないという噂もあるが。) で、先に書いた結論を得るわけだが、これが非常にまずかった。 このとき感じたことが「ノートパソコンは結構能力が上がってきている(なんか自宅PCより上のものがほとんどだ)」「予想よりもかなり軽かったり小さかったりするものが多い」「なんかいろいろ遊べそうだ」とかだった。 一番問題なのは「広告ってのは良くできているもので、ずっと眺めていると欲しくなってくるようにできている」「しかも自分は延々熟読してしまった」ってことかもしれんが。
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