●体が粘膜にふれないようにする                            HIVは感染者の体液から感染するのでこれを避けることが大切です。コンドームを   することで精液や膣分泌液が口や性器の粘膜に触れることはなくなります。アナルセ   ックスは出血を伴う可能性が高く他のセックスより感染の確率が高いので必ずコンド   ームをつけるべきです。膣同士が触れあうセックスは膣分泌液が混じり合うのでHI   V感染の可能性があります。                          ●コンドームを正しく使用する。                            コンドームは薄いラテックスというゴムのような材質で作られた袋で男性がペニスに   かぶせて使う避妊具です。これを正しく使ってセックスすれば男性のペニスからの精   液が女性の膣内にはいることはありません。また女性の膣分泌液が男性のペニスに触   れることも避けられます。コンドームは現在HIV感染を防ぐ最も有効な予防法です   つけるタイミング,付け方,はずし方など正しい付け方を覚えてください。バージャ   ナルセックスだけでなくアナルセックスやオーラルセックスでも同様にコンドームを   使用しましょう。                               ●キスやオーラルセックスでの感染について                       唾液に含まれるHIVに感染力はありません。したがってキスではHIVは感染しま   せん。(出血を伴うキスの場合感染の可能性がありますがお互いがかなりの出血をし   ている場合に限られます。現実にはあり得ないと考えて良いでしょう。)        また,オーラルセックスでは口を使う側が感染者であっても相手に対してHIVは感   染しません。しかしオーラルセックスされる側が感染者の場合,精液や膣分泌液を介   して相手にHIVが感染する可能性があります。