【売場:大正中頃】
製造部門を蔵内(くらうち)、出荷部門を売場(うりば)と 呼んでいました(います)。
ガラスのビンが使われ出した昭和初期(日中戦争が始ま る頃まで)より昔は、この写真の様に、酒の出荷には樽 が使われていました(御園竹便り:酒の容器 、 御園竹便り:酒の値段(1) )。
これは、出荷前に樽が荷造りされた所の写真です。当時
は、遠くへは、その頃珍しかったトラックが使われてい
ましたが、村内、周辺地域などの近くへは、リヤカーや
荷車で樽を運んでいました。農家で馬を飼育していた家
が多かったので、馬車もよく使われていました。酒の小
売やさんの中でも、昭和30年代に小型トラックを当社で
使うようになるまで、馬を引いて来られた経験のある方
も現存しています。