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【蒸気:大正時代】

今も昔も、造り酒屋では、大量にお湯を沸かして、米を 蒸したり、熱湯消毒をしています。今は重油を使うボイ ラーを使ってお湯を作りますが、昔は大釜でお湯を沸か していました。

大釜は、お湯が5石(900リットル)も入るくらいの釜で、 その上に大きな桶をのせて米を蒸していました。厳寒の 朝早くから米を蒸すので、蒸気で目の前が真っ白になり ます。

今ではボイラーの蒸気で米を蒸しますが、やはり朝早く から真っ白な蒸気が立ち上ります。この蒸気は遠くから も見えます。これも酒造りの風物詩の一つでしょう。


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著作・制作: 武重本家酒造株式会社
Copyright (c) 1995, Takeshige Honke Shuzou Corp.

初稿完成:1995年9月、最終変更:1995/09/14