発売中 RMPI-1002 ¥1,800(税込価格)
Sound Produced by 鶴来正基
Musicians
Vocal,Bass:あらきなおみ
Keyboard:鶴来正基
Percussion:岡部洋一 (from The Thrill)
Guitar:今堀恒雄 (from Tipographica)
Saxophone:菊地成孔 (from Tipographica,Spank Happy)
あらきなおみの詞/曲は本当に誰にも似ていない、ユニークでオリジナリティ溢れるものだ。彼女は都会っ子のはずだが、純朴というか、俗世間と無縁な感じが僕にはずーっと不思議で、そんな彼女の歌を聴くと僕はいつも何故か童心に戻ってしまう。媚びたところの無い真っすぐな声と、言葉とリズムが一緒になってポンポンと飛び跳ねる感じがたまらなくいい。しかも時に妙に(控えめながら)色っぽいという、要は大変に魅力的であるということを力説したいのです。
東京オリンピックの年、昭和39年生まれのあらきなおみは、音楽好きの父によりジャズ、ソウルを浴びるようにして育つ。中学、高校時代は英会話用LLカセットレコーダーでピアノとギターを使い創作に没頭する。元々音楽志望であったが、インディーズ・シーンの盛り上がりと共に、いわゆる楽器を演奏できない人たちの音に興味を持ち、美術大学に進学する。結局、大学時代は学外にてアマチュア・バンド活動に突入し、卒業後東芝EMIよりバンド“ハイポジ”のメンバーとしてデビュー、2枚のCDの後脱退。以降ハイポジ時代に出会ったミュージシャンたちと共に、“あらきなおみ”としてのソロ活動を続け現在に至る。ソロとしてのデビューCD『東京トラッド』のサウンド・プロデュース及びアレンジを担当するのはピアノの鶴来正基。鶴来氏は岡田徹presents“Life Goes On”(ファンハウス)でメンバーとして活動を共にしている。
CDに『東京トラッド』とタイトルした通り、東京育ちの30歳である。
青山学院大学在学中にアルファレコードから“ヴァリエテ”のメンバーとしてデビューする。またそのかたわら、加藤登紀子のコンサート・バッキングを開始。ヴァリエテ解散後、数々のスタジオ・レコーディングやコンサートに、主にピアノ・プレイヤーとして参加する。最近では作/編曲家としても活躍し Macをベースにした打ち込みレコーディングはもとより、キーボード以外の生楽器も自分で演奏するなど、幅広い音楽性に裏打ちされた独特なスタイルを作り出している。1962年生まれの33歳。