★特殊学級TP物語「みんなでパーティー」★
特殊学級 担任 安江 麻江味 作
表紙
ねずみさんは、あなを ほりながら、かんがえました。おいしい おいもが たべたいなあ。
どこかに どっさり おいもが なっている はたけは ないだろうか。土を ちょこちょこ
かく 手に ときどき かたいものが さわります。あっ、おいもかもしれないと、ええいっと
ひっぱると ざんねん くさの ねっこばかりです。これが おいしい おいもなら……
どれだけ うれしかと、ちょっと きゅうけいして おもい うかべる ねずみさんでした。
そうだ!!
ねずみさんは、手をたたきました。すると、あなの てんじょうから、ぱらぱらっと土が おちて
目に入りました。
しまった!!
でも、これは、いい かんがえだ。じぶんで おいものはたけを つくろう。大きくて、おいしい
おいもを どっさり つくろう。ねずみさんは、げんきいっぱい 土を ほうりあげました。
うさぎさんは、のはらを かけていました。さわやかな かぜが ふく のはら。木々の
みどりが目に しみます。 どこまでも かけていくのは たのしいけれど ちょっと おなかが すいちちゃったあ。おいしいものが たべたいなあ。ちょっと 足を とめて 草のはっぱを かじりました。ああん、もっともっと おいしいもの……。
そうだ!!
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