C++実用講座
- 書 名:C++実用講座
- 著 者:M. T. Skinner(M.T.スキナー)
- 訳 者:春木良且
- 定 価:2,600円
- 頁 数:384p(A5判)
本書の概要
本書はインプレスから発売中の『C++基礎講座』の続編です。『C++
基礎講座』ではC++の文法を中心に基礎的なところから積み上げて
いく形をとっていました。本書では、その先の、C++のオブジェク
ト指向の機能を使っていかにプログラムを設計して開発するかの方
法を、Hello_WorldプログラムからMAKEプログラムまで例を豊富に
使って解説しています。本書を読むことによって、実際の開発言語
としてCから受け継いだ柔軟性と、オブジェクト指向で安全性と開
発効率を上げる方法とを使い分け、実際的で大規模なプログラムを
開発するための方法論が身につきます。
この2冊を読むことで、CもC++も知らない方が、C++を基礎から学び、
オブジェクト指向でプログラムを作れるようになれます。そのため、
C++を一から学ぶ方の教科書として最適です。
本書の内容は、B.Stroustrup著『プログラミング言語(第2版)』
(トッパン刊)に基づいた最新バージョンのものです。
本書で掲載したプログラムは、特定の処理系に依存したものではな
く、現在使われているC++コンパイラで広く使える汎用のものです。
また、邦訳に際しては、本書のプログラムをUNIX上のAT&T C++と
GNU C++とSUN SparcCompiler C++で、また、MS-DOS上のBorlandC++
Version 3.1とMicrosoft C/C++ Version7、Microsoft Visual C++
Version1.0で動作確認しました。そのため、お手元のC++処理系で
そのまま使えます。
目次概要
- 第1章 C++概要
- 第2章 クラスと基本機能
- 第3章 拡張機能
- 第4章 プログラム例
- 第5章 継承
- 第6章 テンプレート
- 第7章 開発の実例――MAKEプログラム
- 第8章 ストリーム
- 第9章 プログラム開発ガイドライン
- 第10章 C++に関するまとめ
- Appendix C++のサブセットとしてのC