シャンパーニュのぶどう園
「1858年、ポメリー夫人は夫を亡くしました。彼女は39才にして二人の年若い子 供をかかえ、夫の会社を引き継ぐという運命に直面し、それを決心したのでした。しかし 彼女はシャンパンについてほとんど知識がありませんでした。1836年に設立されたポ メリー&グレノ社は、彼女が引き継いだ当時、販売数が年間約4万5千本にすぎない会社 でした。後にポメリー夫人の名でシャンパンの伝説となる彼女も、人から話を聞きまた、 その味わいを知っていくことから始めたのです。」
ポメリー社、いやポメリー夫人の最も大きな功績は、現在世界中で飲み、親しまれてい るシャンパンを開発、販売したことです。それは、1870年代の強い甘味が加えてある シャンパンの味に疑問を抱き、甘味の非常に少ない「ポメリー・ナチュール 1874年」 を英国で発売し、前代未聞の成功を収め、あらゆる時に楽しむことのできるシャンパンの 「ブリュット(辛口)」を広めてくれたことに尽きます。
●ポメリーブリュット・ロワイヤル
・ぶどうの品種
ピノ・ノワール種とピノ・ムニエ種、約30%のシャルドネ種
・一言メモ
調和のとれた味わいと、香りの繊細さと新鮮さが特徴です。
しっかりと感じられる生き生きした口あたりで、味覚を呼び覚まし食欲をかき立てます。
●ポメリーブリュット・ロゼ
・ぶどうの品種
その年のぶどうの品質が一定以上のものである時にのみ製造されます。
3分の2のピノ・ノワール種と3分の1のシャルドネ種
・一言メモ
その鮮やかで微妙な色調はピノ・ノワールの果実で醸だされます。
華やかで古典的な輝きをもつロゼの色調が特徴です。
また、泡の調子は強く、しっかりとしたコクがあり、活発さと繊細さに溢れています。