粗利と社員のボーナス・給料の比率を労働配分率といいます。どれぐらいの分け前を取り合っているか、といった考え方です。 では、配分率が少なければいいかというと、社員に不満がたまってしまうでしょう。教育に力を入れていかないと、任せられる人材が育たず、結局自分自身でできる程度の商売しかできない状態から抜けられません。 お店がこなせる最高売上という限度がありますので、社員の人件費といえども無限に増えるわけにはいかないでしょう。支店を出す、仕入れ値を下げられる努力をして売上利益率を高める、あるいは通販のような新しい形で「売場」を広げる、といった手を打つことになるかもしれません。