Windows 3.1編 Rev.1.0

2.6 セットアップをおこなう前の注意事項


セットアップをおこなう前の注意事項を列記いたします。

起動ディスクとは

Windows 95の起動に問題が発生した場合、この起動ディスクでコンピュータを起動すると、診断プログラムが実行され、問題を解決できる場合があります。


MS-DOSのCUTOMコマンドを用いたCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATの書き換え方

注意事項のうち、CONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATの書き換えについては、MS-DOSのCUSTOMコマンドを利用することもできます。CUSTOMコマンドによりCONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATが書き換えられます。

もし、Windows 95のセットアップ途中でエラーになった場合も、以下の操作内容をよくお読みになって、設定を確認してください。(CanBeシリーズでMS-DOS環境を利用するには、CanBeに添付の「ユーザーズガイド」をご参照ください。索引で「MS-DOS」の項目から探すと早く見つけられます。)

以下の手順1.〜11.はCONFIG.SYS内のFILESの値を30以上にする設定、POWER.EXEをはずす方法を説明しております。

  1. Windows 3.1から[メイン]グループの[MS-DOSプロンプト]アイコンをダブルクリックして、MS-DOS環境にします。(98ランチパックをお使いの場合は、98ランチパックのマニュアルを参考にして、MS-DOS環境にしてください。)

  2. MS-DOS環境になりましたら、「C」「U」「S」「T」「O」「M」とキーを押し(画面には「CUSTOM」という文字列が表示されます)、リターンキーを押してください。CUSTOMコマンドが実行されます。

  3. 画面には

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      環境設定ファイルの作成/更新   <----- 反転表示
      ADDDRV用定義ファイルの作成/更新
      終了
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    
    と表示されますので、そのままリターンキーを押してください。

  4. 画面下部に 「新規作成 更新 <-- 反転表示」と表示されますので、そのままリターンキーを押してください。

  5. 画面には設定項目の一覧が表示されますが、「ファイル」という項目の横に数字が表示されています(表示される数字は、お使いの環境によって変わります)。もし、その数字が30以上でしたら6.にお進みください。

    30未満の場合は、[↓](下矢印キー)を1回押して、[ファイル]を反転表示させます。画面下部に「FILES=」と表示されますので、30を入力してリターンキーを押してください。[ファイル]の横の数字が30に変わり、「ファイル」の下の項目が反転表示されます。

  6. [↓]キーを押して、下の方にある[次画面]という項目を反転させ、リターンキーを押します。次の設定画面に移りますので、同じ要領で「その他」の項目を反転させ、リターンキーを押してください。

  7. 画面には、お使いになっている環境の設定情報が表示されます。この中で、POWER.EXEという文字が記述されている行を探します。もし記述がない場合は、9.にお進みください(お使いのコンピュータによっては、記述されていない場合があります)。
    POWER.EXE という文字が記述されている行がありましたら、[↓]キーを押して反転させます。画面下部に、反転させた行の内容が表示されます。

  8. [←](左矢印キー)を何度か押して、カーソルを[DEVICE=・・・・]の最初の文字の[D]に持っていきます。次に、[R][E][M][スペース]キーを順に押してください。

    画面には
    REM DEVICE=・・・・
    と表示されます(REMは小文字で表示されていても構いません)。
    大抵の場合は、
    REM DEVICE=A:\DOS\POWER.EXE
    となります。[リターン]キーを押して、今の修正を登録します。

  9. [ESC]キー押すと、設定画面に戻りますので、[↓]キーで項目の最下段の項目である「設定終了」を反転させ、リターンキーを押してください。

  10. 後は以下の画面(CUSTOMコマンド実行画面)が表示されるまで、リターンキーを押してください。

    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
      環境設定ファイルの作成/更新   <----- 反転表示
      ADDDRV用定義ファイルの作成/更新
      終了
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    
    [↓]キーで「終了」を反転させ、リターンキーを押して、CUSTOMコマンドを終了させます。

  11. 「MS-DOSプロンプト」アイコンでMS-DOS環境を起動した場合は[E][X][I][T]と入力してリターンキーを押して、Windows環境に戻り、Windowsを終了して、電源をOFFにしてください。それ以外でMS-DOS環境を起動した場合は、そのまま電源をOFFにしてください。

以上の操作で、セットアップ前の準備が終わりました。

その他の注意事項につきましては、「Microsoft Windows 95 Upgrade OperatingSystem」のセットアップ媒体にあります SETUP.TXT をご参照ください。ファイルマネージャで

を選択してダブルクリックすれば、メモ帳が起動され、SETUP.TXT の内容を読むことができます。

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