日本では現在養殖物が大半だが、カキの養殖を最初に始めたのは広島。今から320年以上も前の1673年(寛文13)である。養殖地は静かな湾や入江が選ばれ、現在では気仙沼、松島、志摩、広島、有明海、能登内湾、浜名湖などが知られている。特に志摩の的矢ガキはブランド品で、レストランや料理屋がこぞってここのカキを仕入れている。ストレートに味わうなら酢ガキや生ガキ、ふっくらした味わいならカキ鍋や殻焼きがおすすめ。