熱が冷めた瓜を、粕に漬けます。これを「生漬け」(な まづけ)と呼んでいます。
【カメを用意する】
カメを用意します。漬けて置く間に、瓜から水分がでる ので、それを溜めるために、カメの底には、木の板を入 れたり、お皿などを伏せて入れたりして、水分が溜まる 場所を作っておきます。
【塩を詰める】
瓜の種を取った窪みに、塩を詰めます。窪みの六分目く らいまで入れて構いません。塩は好みに応じて減らして も良いのですが、あまり少ないと瓜が酸っぱくなります ので、適当に加減してみてください。
【粕を詰める】
生漬けに使う粕は、売っている練り粕をそのまま使いま す。(当家の場合は、もちろん御園竹/牧水の粕を使いま す)。瓜漬けをする人の中には、白くて硬い練り粕を好 む人が多いようですが、生漬けをする時には柔らかめの 粕を使った方が良いようです。
塩の上に、粕をたっぷり詰めます。最初は粕を載せる感 じで置き、その後手のひらで広げてふたをするように押 さえます。
【瓜を並べる】
粕を詰めた瓜を、カメの中に伏せます。最初はカメの底 に粕を平らに敷き詰めておき、その上に瓜を伏せて、隙 間の無いように並べます。
瓜を隙間の無いように並べるためには、いったん瓜を並 べてみて、それから塩と粕を詰めた後に瓜を伏せるとう まくいきます。瓜の大きさは同じではないので、パズル のようにいろいろと並べ替えてみると良いでしょう。
【粕をのせる】
瓜を平らに並べ終わったら、その上に塩を振り、瓜が隠 れるように、粕を平らに載せます。
粕の上にまた瓜を置き、これを繰り返してカメ一杯まで 漬けたら、上にラップを敷き、蓋をして目張りをします。 これで一年間冷暗所で保存します。