お客様の注文を受けて行動する時間も少しはあるので、在庫調整もただお店で商品を置くよりはやりやすい場合があります。クリスマス用・年始用のお酒、お中元商品など、歳事に応じたスポット的な通販をチラシの形で展開するなど、店売とうまく組み合わせていくのもひとつの方法です。
お酒も飲まれる場所によってアイテムが変わってきます。料飲店、料亭、スナック、ラウンジ、そして一般家庭。ターゲットとなるお客様を決めて、徹底した品ぞろえのカタログをつくることが、通販の場合、最も大切です。高級店向けに安い商品ばかり並べてもうまくいきません。
通販のもう一つの注意点は、代金決済や配送ミスなどによる商品トラブルでしょう。また、カタログの制作に費用がかかるため、高額商品がメインになることが多いと思われます。
通販というのは、カタログや注文表の形で、紙のお店を広げるようなもの。お店でお客様にいちいち説明しきれないお酒の知識やアイデアが盛り込める、という意味ではカタログはけっこういいお店です。