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ウイスキー起源説

今日私たちが慣れ親しんでいるウイスキーは、穀物を発酵、蒸溜し、さらに樫樽の中で一定期間の間熟成させた蒸溜酒 を指します。簡単に言いますと、、まずビールを造り、それを蒸溜したものがウイスキーになるのですが、蒸溜直後は 無色、透明のアルコールでしかありません。今私たちは、ウイスキーと言えば琥珀色と連想します。
しかし、ウイスキーはもともと無色、透明のアルコールで樽熟成によって琥珀色となり、且つ楽しむツール(飲み物) となるのです。ではいったいいつ頃から樽熟成と言う行程がウイスキー造りに加わったのでしょう。いろいろな記録を 調べてみますと1830年代ごろ始めて一般化したようです。ウイスーの語源であるゲール語のウシュクベーキハー (Uisgebeatha)が、生命の水の意味を持ちます。その生命の水はどこが発祥の地なのでしょうか。確固たる歴史的情 報はあまりありませんが、アイルランド起源説、スコットランド起源説の2つがあります。


スコッチ・ウイスキー誕生500年周年プラス1年を記念して
スコッチ・ウイスキーの起源


英国スコッチ・ウイスキー協会の出先機関である日本のスコッチ・ウイスキー広報センターの江川代表のご好意にて、 これから「スコッチ・ウイスキーの起源」をご説明させていただきます。
1994年はスコッチ・ウイスキー産業にとってはとても記念すべき年です。スコットンドのアクアヴィテ(生命の水) の蒸溜が、徴税官によって最初に記録されてからちょど500年目にあたるからです。
 1995年は新たなるスタートとしてスコッチ・ウイスキーは501年目を迎えます。では、これから皆様をスコッチ・ ウイスキー誕生の旅にお連れします。

やはり修道士が造っていたスコッチ・ウイスキー


日頃私たちがなれ親しんでいるスコッチ・ウイスキーのルーツを辿ると何と1494年(室町時代・1383年〜1573年) まで遡ることができます。それは修道士ジョン・コー氏のお陰と言っても過言ではありません。1494年のスコットラ ンド大蔵省記録No.305には次のように記述されています。「8ボルのモルトを修道士ジョン・コーに与え、それでア クアヴィテを作らしむ。」モルトはスコッチ・ウイスキーの原料である大麦麦芽。ボルは古代スコットランドの計量単 位で、8ボルは約1,200Kgです。このようにしてアクアヴィテ「生命の水」のことが初めて公に記録されたのです。

英国を支えるスコッチ・ウイスキー産業


今日、スコッチ・ウイスキーはスコットランドの経済ばかりでなく、英国全体の経済にも大きな影響を与え、世界の約 200上の国々に輪出されています。地理的には非常に小さな地域で作られた生産品が、これほどまでに国際的な成功を 収めた例はないでしょう。
スコッチ・ウイスキーの輪出額は毎年約20億ポンド(約3,300僚円)を記録し、スコットランドの製品輪出総額の20 %以上を占めています。またウイスキー販売の85%は輪出で占められ、英国輪出産業のトップ5一つに数えられていま す。世界におけるスコッチ・ウイスキーの販売の成功はスコットランド人の企業家の成功を具体的に示したものであり ます。スコットランドのオリジナリティ・クオリティ・不変性・一貫性・歴史的遺産のすべてが良いシンボルとなって います。


ソース協力:スコッチ・ウイスキー広報センター


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