今は、お客様もディスカウント慣れして少々安いぐらいでは動かなくなっています。できるだけ便利な店で、そこそこ安い商品を買いたいと思っておられるのです。リーズナブル(納得価格)、という言葉がありますが、ただ安いだけでない納得感というものがあることを忘れずに。そもそも、売価を他の店より安くつけるなら、仕入れも安くなければしんどいだけということになりかねません。
売価のつけ方は、次のページで具体的につかんでください。
これこそが一番難しく、醍醐味があり、しかも経営にとって本質的に大切な作業です。売価とは、ひとことでいえば「仕入値にいくらの利益をつけて販売するか」ということ。店全体の売上利益率のことを考えなければいけません。安易に他のお店との価格競争に入り込まないようにしたいもの。