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日本酒度と清酒の甘辛

清酒(日本酒)の甘口、辛口を見分ける一つの尺度として 「日本酒度」があります。この「日本酒度」は、簡単に 言うと、清酒中にどれだけのエキス分が含まれているか を示す尺度です。清酒のエキス分のほとんどはアルコー ルにならなかった糖分なので、エキス分が多い清酒は、 甘く感じることになります。

清酒の日本酒度を計る際には、清酒中の糖分を直接計る のではなく、「日本酒メーター」呼ぶ比重計で清酒の比 重を計り、その目盛りの読みを日本酒度としています。

一般的に、日本酒度がプラスの数字になると辛口になり、 マイナスの数字になると甘口になります。


清酒の甘辛への他の影響

清酒の甘辛は、日本酒度、すなわち清酒中の糖分だけで 決まるわけではありません。清酒中の酸が多ければ味は 辛く感じ、逆に酸が少なくなれば甘く感じます。また、 アルコール度数が高くなるほど辛口に感じることが多い ようです。このように、日本酒度は清酒の甘辛の一つの 尺度であって、それだけでは甘辛がはっきりわかる訳で はないことにご注意ください。


御園竹・牧水の甘辛度

日本酒度と酸度の両方を勘案した、弊社の代表的な製品 の甘辛、濃淡を示します。清酒の甘辛は人によって異な り、また清酒を飲むときの温度によっても異なります。 この図を製品を選ぶときの参考としてご覧下さい。


酒質データを見るときの注意

一般的にいって、メーカーが提供する日本酒度や酸度の 数字は、必ずしも商品の本当の値と同じであるとは限り ません。以下の点にご注意の上、ご覧になってください。


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初稿完成:1995年4月、最終変更:1995/08/06