FTPする

 FTPのうちのget(ファイルのダウンロード)機能については、インターネットエクスプローラを始めとするWWWブラウザで代用できますから、特に専用ソフトはいりません。しかし、 Windows95 に含まれるインターネットの基本ソフトの中には、FTP専用のソフトとして「FTP.EXE」があるので、一応ご紹介しておきましょう。
 「スタート」の「プログラム」の「エクスプローラ」を使って、 Windows ディレクトリの中からこのファイルを探し出してダブルクリックすると、 MS-DOS プロンプトが開いてFTPが起動します。実はFTP.EXEはWindows95専用のプログラムではないので、Windows95に慣れたユーザはとまどうかもしれません。この操作性になじめない方は、インターネット上の各地のanonymous FTPサイトにフリーウェアやシェアウェアがありますから、getしておくといいでしょう。
 さて、FTP.EXEは最初、画面の左端には「ftp>」と表示されています。ここで、「open ftp.********.co.jp」のようにアクセスしたいFTPサーバーの名前を指定してやります。しばらくするとサーバーに接続し、ログイン名やパスワードなどを聞いてくるのでユーザ名は「anonymous」とだけ、パスワードにはあなたの電子メールアドレスを全部入力します(「anonymous」アクセスがつるされていないサーバーの場合は、登録されたログイン名とパスワードが必要です)。

 無事にログインできたなら、「dir」と入力してディレクトリを一覧できます。たいてい、フリーソフトなど配布できるものは「pub」というディレクトリに置いてあるので、「cd pub」と入力してサブディレクトリに移動します。このように、MS-DOSと同様のファイル・ディレクトリ操作を行って、ターゲットのファイルを発見します。
 いよいよ入手したいファイルが見つかったなら、「get xxxxxxxx.zip」のようにgetに半角スペースを空けてファイル名を入力します。これでファイル転送が開始されます。なお、FTPサーバーに使っているUNIXでは大文字と小文字をまったく別のものと区別するのでファイルやディレクトリを操作するときには注意が必要です。

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