ソフトは何が必要?

 インターネットはすべての通信がTCP/IPという規約(プロトコル)に基づいて行われています。これはワークステーションや Macintosh Windows NT3.5 Windows NT3.51 OS/2 Warp そして Windows95 では標準として最初から用意されていますが、 MS-DOS Windows3.1 には含まれていません。そのため、MS-DOSやWindows3.1でインターネットに接続するためにはTCP/IPのプログラムが必要になります。また、ネットワークプロバイダーで契約し、ダイヤルアップIPで接続するために、電話かけてやりとりするためのPPPプログラムも必要になります。
 さらに、インターネットでは「WWWサーバーを見る」、「メールを読み書きする」、「 telnet でリモートログインする」、「 FTP でファイルを転送する」などというサービスごとにそれぞれプログラムが独立しているため、必要なものを揃えなければなりません。この点が、パソコンと通信ソフト、それにモデムさえあれば接続できるパソコン通信との大きな違いであり、インターネットへの敷居を高くしている原因でした。ただ、逆にそれぞれのプログラムが機能ごとに分かれているため、新機能を組み込んだり、自分にとって使い勝手の良いプログラムに乗り換えることができます。
 幸い、Windows95では TCP/IP 接続機能が最初から用意されている上、WWWブラウザなどのプログラムもすべてオプションの PLus パックに含まれているため、今後はより多くの人がインターネットにアクセスするようになることでしょう。

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