PCの準備

 インターネットにダイヤルアップIP接続するためには、TCP/IPが使えるパソコンでなければなりません。実際には Windows3.1 あるいは Windows95 の動くパソコンならば大丈夫でしょう。ワープロ専用機でパソコン通信ができるものがありますが、ダイヤルアップIP接続はまず無理です。パソコン通信を経由して電子メールやネットニュースを読み書きする、といった使い方なら利用できますが。
 WWWブラウザでホームページを見て回るには画面はカラー、最低でも256色が表示できるものが欲しいところです。画面解像度は640×480ドットだと、1ページ見るのでもスクロールしなければなりません。ノートPCでは仕方ありませんが、デスクトップ機はできるだけ高解像度にしておいた方が見やすくなります。また、WWWブラウザを使ったり、メールのやりとり程度ならばそれほどハードディスクの容量は必要としません。もちろん、FTPでフリーソフトをコレクションしたいのであれば、大容量ハードディスクでなければパンクしてしまいます。
 パソコン本体とともに必要なのがモデム(もしくはISDNボード、ターミナルアダプタ)です。形態としては据え置き型、パソコン内蔵型、PCカード型などがありますが、これはどれでもかまいません。問題は通信速度で、最低でも14400bps、できれば28800bpsまで対応しているものにしましょう。WWWブラウザでホームページを眺めるということは、かなりのグラフィックデータをダウンロードすることになります。遅いモデムでは絵が表示されるまで時間がかかってイライラさせられますし、通信料がかさんでしまいます。高速(で高価)なモデムを購入しても、通信料ですぐに元が取れます。

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