●コンピュータ業界からの要望

DVD規格は、映画エンターテイメントばかりを考えていたわけではありません。 ビジネスだけではなく、ますます生活の中に浸透していくであろうコンピュータへの利用もその視野に入れて開発されました。

その開発時に、TWG(コンピュータ産業テクニカルワーキンググループ)との意見交換の中でまとめられた、いくつかの要望があります。


  1. テレビとパソコンという異なった環境で相互に互換性を持つこと。

  2. 生活者の資産である、既存のCDとの互換性を持つこと。

  3. 将来の記録再生、追記型ディスクとの互換性を持つこと。

  4. 統一されたファイルシステムに対応すること。

  5. 原則としてキャディーやカートリッジが要らないこと。

  6. 高い信頼性を持ったデータ記録再生ができること。

  7. 将来を見越した大容量化に対応すること。

  8. 高い性能の順次記録とランダム記録性能を持つこと。