●トラックピッチを狭く、ピットを細かく 波長を短く、焦点を小さく ディスクにはトラックと呼ばれる情報を記録する溝があり、そこに0と1のデジタル情報を凹凸で表わした細かいピットが創られていきます。 それをレーザー光で読み取って、再生していきます。 DVDは、まずトラックの間隔をCDの半分程度に狭めて、より長いトラックを創り、ピットもより細かくしています。 つまり情報量の高密度化で、より多くの情報を記録させています。 これを読み取るために、CD読み取り用のレーザーよりも、波長が短く、細かな読み取りにすぐれた赤色レーザーを使っています。 また、レーザー光は、レンズを通ることによって屈折されてスポット(焦点)を結び、ピットを読み取るのですが、このレンズの開口率を大きくすることで、より小さなスポットを結ぶことができ、高密度な読み取りが可能になります。 ところがレンズの開口率を大きくしてレーザー光を大きく屈折させると、ディスクが傾いたときにちゃんと焦点を結びにくくなります。 この影響はディスクの厚さが薄い程少なくすることができるため、DVDの厚さをCDの半分の0.6mmにして、背中あわせに張り合わせることで大容量を実現しました。 |