<DVD-Video> の音声機能

●プロの耳にも叶う
  リニアPCM音声

特に高音質での記録が必要な場合は、CD同等以上であり、DATと同じ16ビット/48kHzのステレオ音声をはじめ、20ビット、24ビット/48kHz、16ビット、20ビット、24ビット/96kHzのスーパーオーディオまで使用可能です。

16ビット/48kHz以外のデータは、通常のDVDプレーヤーで再生するときは16ビット/48kHzに変換されて再生されます。元の音質で再生するには、専用のD/Aコンバータを接続するか、ハイビット/ハイサンプリング再生が可能なプレーヤーを使用することになります。

日本や米国で発売されるDVDプレーヤーでは、ドルビーデジタル(AC−3)とリニアPCMの再生機能が標準搭載されます。 欧州ではリニアPCMとMPEG音声の再生機能が標準搭載される予定です。 その他の音声方式への対応は、オプションとして各メーカーの商品企画次第となります。

この高音質を利用して、平均転送レートが5Mビット/秒の高画質なMPEG2映像にステレオ音声を入れた場合、最も高音質な24ビット/96kHzでも約65分の映像と音声が収録できます。

また、ビデオクリップの存在しない曲の映像をスチル写真によるスライドショーとすることで、CD−EXTRAのような音楽がメインのディスクを作成することも可能です。

左の図「高画質映像+高音質音声ディスクの収録時間例」の計算例は、 1層片面4.7GBディスクで、映像の転送レートを 5Mビット/秒とし、音声を2チャンネル (ステレオ)収録した場合の概算です。