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●映像を効率的に圧縮するMPEG2

いかにトラックピッチを狭く、ピットを細かくして大容量化を図っても、そのままの映像では、映画一本を12cmDVD片面に記録することはできません。 映像データを圧縮する必要があります。

圧縮技術は、オーディオ分野で一歩先を行っており、パソコンやMD等で、すでに日常的に使われています。 音に比べて圧倒的に情報量の多い映像の圧縮技術はMPEG(エムペグ/モーション・ピクチュア・エキスパート・グループ)で進められ、世界標準になろうとしています。 まずMPEG1が規格化され、引き続き規格化されたのが、DVDを実現したMPEG2です。

MPEG2は、<可変ビットレート方式>といって、画像の情報量によって、データ量を変化させながら圧縮できます。 つまり、簡単な画像情報はデータ量を減らし、難しい、複雑な画像情報はデータ量を増やし、平均的に良い画質を得るのです。



DVD-Video規格の映像/音声仕様

映 像 最大1ストリーム

●MPEG2(可変ビットレート)
 60/525ライン(NTSC)
 50/625ライン(PAL)


音 声  最大8ストリーム
(各ストリームで5.1ch使用可能)

●リニアPCM対応
(16/20/24bit,48/96kHz)

●Dolby AC-3(デジタル圧縮)*1
 5.1chデジタルサラウンド対応

●MPEG2音声再生機能
(MPEG1を含む)*2


副映像  最大32チャンネル

●ランレングス圧縮方式
 標準サイズ: 720x480dots(NTSC)
        720x576dots(PAL)
 (16色パレット使用可能)


*1
はNTSCプレーヤーでは標準搭載、PALプレーヤーではオプションとなります。 従って、メーカーにより異なります。

*2
はPALプレーヤーではMPEG1音声が標準搭載、 NTSCプレーヤーではMPEG1/MPEG2共にオプションとなります。 従って、メーカーにより異なります。