●コンピュータ業界からの要望
DVD規格は、映画エンターテイメントばかりを考えていたわけではありません。
ビジネスだけではなく、ますます生活の中に浸透していくであろうコンピュータへの利用もその視野に入れて開発されました。
その開発時に、TWG(コンピュータ産業テクニカルワーキンググループ)との意見交換の中でまとめられた、いくつかの要望があります。
- テレビとパソコンという異なった環境で相互に互換性を持つこと。
- 生活者の資産である、既存のCDとの互換性を持つこと。
- 将来の記録再生、追記型ディスクとの互換性を持つこと。
- 統一されたファイルシステムに対応すること。
- 原則としてキャディーやカートリッジが要らないこと。
- 高い信頼性を持ったデータ記録再生ができること。
- 将来を見越した大容量化に対応すること。
- 高い性能の順次記録とランダム記録性能を持つこと。
|