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遠近コーナーピンを使った位置のトラッキング(ProVersionのみ)


    遠近コーナーピンを使って位置をトラックすると、モーションフッテージレイヤーの4つのポイントと同時に、2番目のレイヤーの4つのコーナーもトラックされます。4つのポイントが動くと、レイヤーは遠近をシミュレートするために歪みます。トラック/スタビライザは、2番目のレイヤーにコーナーピンエフェクトを適用して、レイヤーのキーフレームおよびコーナーピンエフェクトキーフレームを各コーナーに生成します。

    擬似コーナーピンと同様に、モーションフッテージレイヤーの任意の位置にトラックポイントを配置することができます。機能領域の中央またはコーナーに配置する必要はありません。例えば、動いているバスの側面にマークを配置する場合、影やオブジェクトが原因で、マークのエッジが部分的に隠れ、バスの窓がフッテージ全体で表示されることがあります。まず、明確でトラックしやすい4つの機能領域を定義してから、マークの4つのコーナーにトラックポイントを移動します。マークに新しいイメージが表示されると、トラック/スタビライザは機能領域とトラックポイントの間の相対的な動きを計算して、正しい遠近を生成します。

    遠近コーナーピンを選択すると、トラックポイントの初期設定の位置により、モーションフッテージレイヤー(左)の中央に四角形が形成されます。それぞれの機能領域を動かすと、モーションの方向に四角形が拡張されます(中央)。モーションフッテージレイヤー(右)の任意の位置にトラックポイントを配置します。
    遠近コーナーピンを選択すると、トラックポイントの初期設定の位置により、モーションフッテージレイヤー(左)の中央に四角形が形成されます。それぞれの機能領域を動かすと、モーションの方向に四角形が拡張されます(中央)。モーションフッテージレイヤー(右)の任意の位置にトラックポイントを配置します。

    レイヤーウィンドウ内の個々のコーナーピンのモーションを微調整するには、機能領域をドラッグし、対応するトラッキング座標の変化を確認します。トラッキング座標について詳しくは、トラック/スタビライザ制御を使った作業(ProVersionのみ)を参照してください。

遠近コーナーピンのトラッキング領域を定義するには

  1. モーションフッテージレイヤーでトラックする個別のエリア上にある機能領域および検索領域の大きさを調整します。現実の世界の一平面に、4つの機能領域すべてを配置する必要があります(例えば、バスの側面、同じ壁、または同じ床)。4つのトラックポイントも一平面に配置する必要がありますが、必ずしも機能領域のように同じ平面である必要はありません。
  2. 2番目のレイヤーの4つのコーナーを追加する位置に4つのトラックポイントを配置します。トラックポイントは、機能領域の中央、コーナー、または外側に配置することができます。