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ウィグリング制御のオプションの設定(ProVersionのみ)


    ベクトルペイントの線は、線のパスを作成する多数の小さなポイントで構成されます。これら個々の点を分離したり、個別に調整したりすることはできませんが、スムージングやウィグリングなどのベクトルペイントの機能を使って、変化を与えることはできます。線のウィグリングは、これらのポイントを線のパスに沿って操作および置き換えることによって作成されます。

    ウィグリングのオプションは、エフェクトコントロールウィンドウのベクトルペイントの下で設定します。ウィグリング制御の横にある矢印をクリックして、「ウィグリングを使用可能」、「ウィグル数/秒」、「ずれの変化」、「筆圧の変化」、「ずれの詳細」、および「個々の線シード」の各オプションを表示または非表示にします。各オプションの横にある矢印をクリックして、さらに多くのオプションを表示または非表示にします。

    ウィグリングを有効にする

    「ウィグリングを有効する」にチェックマークを付けると、そのレイヤー上のすべての線が、エフェクトコントロールウィンドウで設定されたウィグリング制御の値を使って、ウィグリングするように設定されます(以下の説明を参照)。

    ウィグル数/秒

    この値によって、コンポジション時間の1秒あたりのウィグリングの数が決まります。ウィグリングとは、ペイントの線のスプラインベースのモーフィングです。「ウィグル数/秒」によって、モーフィングがシェイプを完全に転換するときの速度が制御されます。値が小さいほど、モーフィング線のアニメーションがスムーズになります。値が大きいほど、高速なウィグリングが作成されます。

    例:30-fpsのコンポジションで、「ウィグル数/秒」の値を30に設定すると、フレームごとに1つのウィグルが作成されます。

    「ウィグル数/秒」の値を設定するには、エフェクトコントロールウィンドウのスライダを使うか(0〜30の値にプリセットされています)、「ウィグル数/秒」の下線付きの値をドラッグするか(0〜100の値に設定します)、または「ウィグル数/秒」の値をクリックし、0〜100の数値を入力します。

    ずれの変化

    ウィグリング中に線が元の位置から移動する距離を決定します。値が大きいほど、シェイプのずれは大きくなります。

    「ずれの変化」の値がゼロの場合(左)、中間の場合(中央)、大きい場合(右)
    「ずれの変化」の値がゼロの場合(左)、中間の場合(中央)、大きい場合(右)

    エフェクトコントロールウィンドウで、「ずれの変化」の値をクリックして-30,000〜30,000までの任意の数値を入力するか、移動量の変化スライダをドラッグして、値を設定します。間隔を増やすには、Shiftキーを押しながらドラッグします。

    ずれの詳細

    この値によって、ウィグリング中にパスの元のシェイプがどの程度変更されるかが決まります。値が大きいほど、線の置き換え(シェイプの変更)の詳細が増えます。値が小さいほど、置き換えは少なくなり、元のシェイプに近いパスになります。

    「ずれの詳細」の値が非常に大きいとき、線は元のシェイプからかけ離れたものになる可能性があります。この機能は、不規則にアニメートされる線を作成するときに便利です。

    「ずれの詳細」の値が小さい場合(左)、中間の場合(中央)、大きい場合(右)
    「ずれの詳細」の値が小さい場合(左)、中間の場合(中央)、大きい場合(右)

    「ずれの詳細」の値を設定するには、エフェクトコントロールウィンドウのスライダを使うか(0〜100の値にプリセットされています)、「ずれの詳細」の下線付きの値をクリックし、0〜1000の数値を入力します。

関連項目: