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1チャンネルあたり16ビットの色深度の選択(ProVersionのみ)


    After Effectsは、1チャンネルあたり16ビットのモードで動作するので、より広範なカラーを使用できます。フィルムエフェクトやHDTV出力に適用する微妙なグラデーションの作成など、差の少ないカラーを多数使用する高解像度イメージを処理するときは、カラーの変わり目がより滑らかになり、縞が減ってより多くのディテールが保持されます。

    プロジェクトごとに、1チャンネルあたり8ビットのカラーモードで作業するか、16ビットのカラーモードで作業するかを選択できます。Photoshopのイメージなど、16ビットのイメージを直接読み込み、16ビットモードでフッテージを合成およびカラー補正します。16ビットカラーは、レイヤーの調整、フレーム合成、3D、Cineonファイルの読み込みなど、After Effectsのほとんどの作業で利用できます。情報パレットには、16ビットカラー値が正確に表示されます。

    多くのエフェクトで、1チャンネルあたり16ビットのカラーモードがサポートされています。プロジェクトが16ビットに設定されていて、エフェクトが8ビットしかサポートしていない場合は、エフェクトコントロールパレットのエフェクト名の横に警告アイコン(多くのエフェクトで、16ビット/チャンネルのカラーモードがサポートされています。エフェクトが8ビットだけに対応し、プロジェクトが16ビットに設定されている場合は、警告アイコンが表示されます。)が表示されます。16ビットのプロジェクトで8ビットのエフェクトを使用すると、エフェクトのレイヤーでディテールが失われます。

    「数兆色」の出力モジュール深度にレンダリングするときは、プロジェクトを16ビットの色深度に設定して、出力ファイルの特別なカラー精度を利用してください。パフォーマンスを最適化するには、コンポジションを8ビットカラーモードで大まかに作成してから仕上げ、最高画質の16ビットファイルに出力します。

色深度を指定するには

  1. プロジェクトを開き、ファイル/プロジェクト設定を選択します。
  2. 「色深度」で、1チャンネルあたり8ビットまたは16ビットを選択し、「OK」をクリックします。
  3. ヒントアイコンプロジェクトウィンドウの下部にある色深度インジケータを、Altキー(Windows)またはOptionキー(Macintosh)を押しながらクリックすると、1チャンネルあたり8ビットのカラーと16ビットのカラーを切り替えることができます。