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ライトのトランスフォームプロパティについて


    カメラと同様に、ライトも3D空間でアニメートできます。ライトのトランスフォームプロパティを使って、光源の角度と距離を変更します。ライトには、スケールとアンカーポイントを除き、レイヤーと同じトランスフォームプロパティがすべてあります。また、カメラと同様に、方向のあるライトであるスポットと平行には、目標点があります。

    目標点アイコン(目標点アイコン)が示すライトの目標点は、ライトが向けられているコンポジション内のスポットを示します。初期設定では、目標点はコンポジションの中心で、ライトはその点に向かって自動方向が設定されます。ライトの位置が変更されるときにライトが目標点の方向を向き続けるように設定したり、ライトをモーションパスの方向に向けたり、方向を完全にオフにしたりすることができます。目標点を調整するには、ライトに、目標点への自動方向が設定されている必要があります。

    目標点に向かって自動方向が設定されている場合、ライトの位置を変更しても、ライトは目標点の方向を向き続けます。コンポジションウィンドウでライトアイコンをドラッグするか、タイムラインウィンドウでライトの位置の値を変更してライトの位置を変更するときは、目標点はコンポジション内で動きません。ライトがモーションパスに沿って移動しても、目標点の方向を向き続けます。コンポジションウィンドウで軸をドラッグしてライトの位置を調整するときは、目標点はライトと一緒に移動しますが、ライトは目標点の方向を向き続けます。このオプションを使うと、光源が対象物の上を通過するときにその対象物を照らすライトを表すことができます。また、このオプションを使って、移動する要素を追うこともできます。

    モーションパスに向かって自動方向が設定されている場合、そのライトはモーションパスの方向だけを向きます。このオプションを使うと、暗い道路を運転しているときに、自分の車のヘッドライトの光を見ている運転手の遠近感を表すことができます。

    ライトの自動方向がオフの場合、ライトは、モーションパスの方向や目標点の位置に関係なく、モーションパスに沿って自由に回転します。

コンポジションウィンドウでライトまたは目標点を移動するには

  1. タイムラインウィンドウまたはコンポジションウィンドウで、現在のタイムマーカーを、トランスフォームするライトがアクティブな時点に移動し、トランスフォームするライトレイヤーを選択します。
  2. ポインタツールまたは回転ツールを選択します。
  3. 以下のいずれかの処理を行います。
    • ライトと目標点(該当する場合)を移動するには、調整する軸の上にカーソルを置き、ドラッグします。
    • 目標点を移動せずにライトを特定の軸に沿って移動するには、Ctrlキー(Windows)またはCommandキー(Macintosh)を押しながら、ライト移動の基準となる軸をドラッグします。
    • 目標点を移動するには、目標点アイコン(目標点アイコン)をドラッグします。