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高解像度のイメージを使った作業


    After Effectsでは、最大30000 x 30000ピクセルの解像度を持つイメージを読み込んでレンダリングすることができます。解像度とは、ピクセル数で表したイメージの密度(幅と高さ)のことです。解像度が高いほど、IMAXフレーム(4096 x 3002ピクセル)、フルアパーチャフレーム/サイレントフレーム(4096 x 3112ピクセル)、その他の大型フレーム形式など、幅広い形式のイメージを使用することができます。

    高解像度のイメージを処理する場合は、以下の点を考慮してください。

    • After Effectsのすべての入力モジュールと出力モジュールは高解像度のイメージをサポートしていますが、PICT(4000 x 4000ピクセル)、BMP(16000 x 30000ピクセル)、PXR(30000 x 16000ピクセル)はサポート対象外です。
    • 読み込みまたは書き出しが可能な最大解像度は、After Effectsが使用できるRAM容量によって決まります。フレームサイズが大きい場合は、システムまたはコンピュータ上で実行されている他のソフトウェアが使うRAM容量を最小限に抑えます。ただし、システムソフトウェアがさらにRAMを必要とする場合に備えて、未使用領域を最低4MB残してください。
    • フッテージに基づいて必要なRAM容量を求めるには、「イメージの幅(ピクセル数) x イメージの高さ(ピクセル数) x 4バイト(32bpp(ビット/ピクセル)の場合)または8バイト(64bppの場合)」という式を使います。例えば、30000 x 30000ピクセルのイメージの場合、各フレームを読み込んで表示するには3.5GBのRAMが必要です。一方、30000 x 486ピクセルのイメージに必要なRAMは60MBだけです。プロジェクトの色深度が16bpc(ビット/チャンネル)の場合、必要メモリは8bpcの場合の約2倍になります。