アンカーポイントの設定およびアニメートAfter Effectsでは、レイヤーのアンカーポイントを基準に回転およびスケールを行います。初期設定では、アンカーポイントはレイヤーの中心点です。アンカーポイントを移動して回転から周回に変更し、端から端へとレイヤーを回転させることができます。例えば、振られているマラカスをアニメートする場合は、最初にアンカーポイントをマラカスの中心点から持ち手の端に移動する必要があります。 ![]() アンカーポイントがレイヤーの中心点にあるときは(左)、レイヤーは中心点を中心に回転します。アンカーポイントを持ち手の端に移動すると(右)、レイヤーは端を中心に回転します。 レイヤーウィンドウでアンカーポイントを移動します。この場合、選択されたレイヤーがコンポジションウィンドウで移動し、他のレイヤーを基準にしたレイヤーの位置を表示することができます。 後ろをパンツールを使って、コンポジションウィンドウでのレイヤーの相対位置を移動せずに、レイヤーのアンカーポイントを移動することもできます。コンポジションウィンドウまたはタイムラインウィンドウでレイヤーを選択してから、後ろをパンツールを選択すると、そのレイヤーのアンカーポイントがアクティブになり、調整可能になります。この場合もやはり、後ろをパンツールによって処理手順を省略できます。これは、ポインタツールを使ってレイヤーのアンカーポイントを移動すると、コンポジションウィンドウでレイヤーの位置がシフトされるのに対して、後ろをパンツールを使うと、アンカーポイントの調整に応じてレイヤーの位置が変化するためです。その結果、コンポジションウィンドウに影響を与えずにアンカーポイントを移動できます。 ![]() 後ろをパンツールを使ってコンポジションウィンドウでアンカーポイントを移動すると(左)、移動に応じて自動的に補正が行われ、コンポジションウィンドウを基準にしたレイヤーの位置が保たれます(右)。 注意:後ろをパンツールを使ってアンカーポイントをドラッグすると、レイヤーのアンカーポイントプロパティと位置プロパティが変更されます。これにより、移動するレイヤーのアンカーポイントを後ろをパンツールで変更すると、モーションパスが変更されます。レイヤーにモーションパスが含まれる場合は、レイヤーウィンドウでアンカーポイントを移動してからモーションパスを選択して、パスを適切に調整してください。 レイヤーウィンドウでアンカーポイントをドラッグして移動するには
レイヤーのアンカーポイントを現在の拡大率で1ピクセル移動するには
レイヤーのアンカーポイントを現在の拡大率で10ピクセル移動するには
後ろをパンツールを使ってレイヤーのアンカーポイントを移動するには
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