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エクスプレッション制御の使用


    After Effects 5.5では、エクスプレッション制御のエフェクトカテゴリに、6つの新しいエフェクトが追加されました。これらのエフェクトは、エフェクトを適用するフッテージには影響しませんが、ユーザがすべてのエクスプレッション内で参照できる制御が提供されます。単一の制御は、いくつかのプロパティに同時に影響します。これらのエフェクトをヌルレイヤーに適用し、レイヤーとエフェクトに名前をつけて、それらの目的を明確にします。例えば、ヌルレイヤーに「Controls」という名前をつけ、そのレイヤーにスライダエフェクトを適用し、エフェクトに「Springiness」という名前をつけることができます。これによって、別のレイヤー上のエクスプレッション内のレイヤーおよびエフェクトを、以下の例のように参照できるようになります。

    spring = this_comp.layer("Controls").param("Springiness");

    エクスプレッション制御は、以下の制御で構成されています。

    スライダ制御

    初期設定値の範囲が0〜100のスライダが含まれています。スライダの範囲を変更するには、下線の付いたスライダの値をマウスの右ボタンでクリック(Windows)またはControlキーを押しながらクリック(Macintosh)し、表示されたメニューで「値を編集」を選択します。「スライダ範囲」テキストボックスに新しい値を入力します。

    角度制御

    角度を調整する制御が含まれています。

    チェックボックス制御

    単一のチェックボックスが含まれています。

    カラー制御

    色見本制御とスポイトが含まれています。

    ポイント制御

    エフェクトポイントの制御が含まれています。

    レイヤー制御

    アクティブなコンポジション内のすべてのレイヤーを一覧表示するレイヤーメニューが含まれています。