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記録のShift-ペイントを使ったペイント(ProVersionのみ)


    通常、ベクトルペイントを使って線を作成すると、それらの線は、線を描画したときのタイムマーカーの位置に関連付けられます。1本の線を描画したら、それと同じ時間設定または異なる時間設定で、追加の線を描画できます。コンポジションをプレビューまたはレンダリングするときに表示される結果は、再生モードの設定によって異なります(再生モードの選択(ProVersionのみ)参照)。

    記録のShift-ペイントメニューのオプションは、線と時間設定の関係を変更します。これをQuickPaintモードと呼びます。この機能の利点は、連続する線を速く連続的に記録でき、各線の後の再描画ディレイがないことです。QuickPaintモードを使って作業するには、以下の2つの操作を行う必要があります。

    • 最初に、適用する記録のShift-ペイントメニューのオプションを選択してから、オプションを使う線をペイントします。これらのオプションは、ベクトルペイントのポップアップメニューの記録のShift-ペイントサブメニューからのみ使用できます。

    注意:既に作成した線に記録のShift-ペイントメニューのオプションを適用することはできません。

    • 次に、Shiftキーを押しながらペイントします。Shiftキーを押さなかった場合、記録のShift-ペイントメニューのオプションはその線に適用されません。

    描画するとき、情報パレットに、略語QPに続けて、選択したオプションの説明が表示されます。オプションは、「現在のフレーム」、「次のフレーム」(「連続フレームへ」の場合)、「リアルタイム」、または「連続」のいずれかです。これらのオプションは、線の開始時間に以下のように影響します。

    現在のフレームへ

    すべての線は現在のフレーム(線を描画するときのタイムマーカーの位置)から開始します。この場合、記録のShift-ペイントには再描画ディレイがないことを除いて、通常のペイントモードと良く似ています。

    連続フレームへ

    線のすべての開始時間は1フレーム分オフセットされます。次のフレームは、描画時のコンポジションフレームレートに従って計算されます。

    例えば、3本の線を描画するときのタイムマーカーが0:00の場合、開始時間が、最初の線は0:00、2本目の線は00:01、3本目の線は00:02になります。

    リアルタイム

    線の開始時間は、描画方法によって決まります。描画中にブラシを上げても、線はリアルタイムで記録および再生されます。線と線の間隔も含め、線は記録されたとおりに再生されます(線と線の間もShiftキーを押し続けた場合)。

    連続

    各線の開始時間は、間を置かずに続きます。1本の線の描画が終わると、次の線の描画がすぐに始まります。それ以外の点では、このオプションは「リアルタイム」オプションと同じです。