静止画ファイルをAfter Effectsに読み込む準備
静止画をAfter Effectsに読み込む前に、ファイルをできるだけ完全な状態にしておきます。通常、作成元のアプリケーションでファイルを編集した方が、すばやく簡単に処理できます。また、After Effectsでのレンダリング時間も短縮できます。After Effectsに静止画ファイルを読み込む前に、以下の処理を行う必要があります。 - ピクセルサイズを、After Effectsで使う解像度に設定します。時間の経過に応じてイメージを拡大または縮小する場合は、最大サイズでも十分にイメージの詳細が表示されるように、イメージのサイズを設定します。After Effectsで使用できる最大解像度は、30000 x 30000ピクセルです。D1またはDVについては、正方形ピクセルフッテージを使ったD1またはDV NTSCへの出力を参照してください。
- 解像度が偶数のコンポジションに読み込むファイルの解像度は偶数に、解像度が奇数のコンポジションに読み込むファイルの解像度は奇数に設定します。
- 表示する必要のないイメージの一部をクロップします。
- 必要に応じて、放送用ビデオのコントラストとカラーバランスを調整します。
- 透明部分を指定するには、アルファチャンネルを作成します。
- 最終出力が放送用ビデオの場合は、細い線は使わないようにします。例えば、イメージやテキストに1ピクセルの線を使うと、ちらついて見える場合があります。細い線を使う必要がある場合は、わずかなぼかしを加えて線やテキストを両方のビデオフィールドに表示し、フィールド間でちらつかないようにします。
- 適切な名前設定規則に従ってファイルを保存します。例えば、Windowsシステム上のAfter Effectsにファイルを読み込む場合は、半角3文字の拡張子を付けてファイルを保存します。Macintoshにファイルを読み込む場合は、ファイル名は31文字以下にします。
- ファイル形式が、使用するオペレーティングシステムでサポートされていることを確認します。
After Effectsへのインタレースモーションビデオの読み込みとその準備について詳しくは、読み込み用のモーションフッテージの準備を参照してください。
関連項目:
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