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浮標する機能領域の補正(ProVersionのみ)


    トラッキング中に浮標する機能領域を再度整列させるには、主に2つの方法があります。ほとんどのフッテージが正確にトラックされている場合は、選択されたフレームで機能領域を動かすだけで、整列が可能な場合もあります。フッテージの早い段階で浮標が発生する場合は、トラッキング設定を変更して、最初から再度トラックします。

    特定の状況下では、検索領域を拡大するだけで、浮標を補正することができます(例えば、検索領域が小さすぎて、1つのフレームから次のフレームに不規則に動く機能領域を収容できない場合)。検索領域のサイズを大きくすると、トラッキング時間も増加することに注意してください。

機能領域を動かして浮標を補正するには

  1. 適切にトラックされた最後のフレームに現在のタイムインジケータをドラッグします。
  2. 以下のいずれかの処理を行います。
    • 1つのフレームを補正するには、機能領域またはトラックポイントを新しい位置にドラッグします。トラックポイントを動かさずに、Altキー(Windows)またはOptionキー(Macintosh)を押しながら機能領域をドラッグして動かします。このウィンドウの「詳細」セクションを使って、機能領域の位置を監視します。トラックは、この新しい機能領域およびトラックポイント位置に前のトラッキングデータを自動的に更新します。
    • 複数の連続するフレームを補正するには、前述のように機能領域またはトラックポイントを新しい位置にドラッグし、「分析」をクリックします。トラッキングが正確かどうかを監視します。トラッキングが不正確な場合は、任意のキーを押してトラッキングを中止し、機能領域を調整して、再度トラッキングを開始します。
  3. トラッキングをプレビューするには、スペースキーを押します。
  4. トラックに変更を加える必要がない場合は、「適用」をクリックして、選択したレイヤーにキーフレームをコピーします。

トラッキング設定を変更して浮標を補正するには

  1. 適切にトラックされた最後のフレームに現在のタイムインジケータをドラッグします。
  2. 「オプション」をクリックして、以下の設定を変更します。
    • 機能領域で色が変化する場合は、トラックの適用度値を大きくします。
    • 一致前の処理/ブラーをクリックして、2〜3ピクセルの値を入力します。機能のエッジがあいまいな場合は、「拡張」を選択します。サブピクセルの一致を使う場合は、「ブラー」の選択を解除します。
    • サブピクセルの一致には、1/2〜1/16の値を選択します。断片が小さいと、トラックの精度が増しますが、トラッキング時間も増えます。
    • トラックされるエリアのコントラストが高い場合は、「使用」オプションを「ルミナンス」に変更します。色の濃度が高い場合は、「彩度」に変更してみます。
    • トラッキング中にエリアが部分的に隠れる場合は、「精度が次の値以下の場合にモーションを推測する」の許容量を設定してください。テスト用のトラックを作成してから、隠れた機能領域のあるフレームのトラック制御パネルに表示される精度を調べて、適切な値を決定します。問題のフレームの最大精度値よりも少し大きな値を入力します。
    • モーションの終わりのあるポイントから逆方向にはっきりとトラックできる場合は、「逆方向にトラック」を選択します。「逆方向にトラック」を正方向のトラックとともに使うと、トラック制御が適切なトラックを維持できない問題のエリアを分離することができます。
  3. モーショントラックオプションダイアログボックスで「OK」をクリックし、トラックパネルで「分析」をクリックします。トラッキングが正確かどうかを監視します。トラッキングが正確でない場合は、任意のキーを押してトラッキングを中止し、設定を調整して、再度トラッキングを開始します。
  4. トラッキングをプレビューするには、スペースキーを押します。
  5. トラックに変更を加える必要がない場合は、「適用」をクリックして、選択したレイヤーにキーフレームをコピーします。