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マットチョーク(ProVersionのみ)


    好ましくない穴(透明部分)を不透明部分で埋めるために、マットを狭めて広げるシーケンスを繰り返します。繰り返しは、マット全体を狭めてから広げる必要があるため行われます。広げることにより、穴が埋まりますが、マットの形を維持するためにマットのエッジを狭め直す必要があります。

    狭めたり広げたりのシーケンスは、それぞれが独自の同一の制御セットを持つ2つの段階で行われます。通常、第2段階は、第1段階の逆の処理を行います。指定された数の繰り返し調整を行った後(自動的にマットチョークにより処理されます)、穴が塗りつぶされ、マットの形が維持されます。

    イメージの不適切な透明および半透明のピクセル(穴)(左)とイメージの形を維持してマットチョークで塗りつぶした穴(右)
    イメージの不適切な透明および半透明のピクセル(穴)(左)と、イメージの形を維持してマットチョークで塗りつぶした穴(右)

マットチョークを使ってマットの穴をふさぐには

  1. レイヤーを選択して、エフェクト/マットツール/マットチョークを選択します。
  2. マットの形を変えずにできるだけ大きく広げるには、以下のように第1制御(初めの3つのスライダ)を設定します。
    • 「ジオメトリックスソフト」には、最大の広がりまたは狭まりをピクセル単位で指定します。
    • 「チョーク」は、狭める量を設定します。負の値はマットを広げ、正の値は狭めます。
    • 「グレーレベルソフト」には、マットのエッジをどの程度ソフトにするかを指定します。 0%に指定すると、マットのエッジは、完全に不透明な値と完全に透明な値だけになります。100%に指定すると、マットのエッジは、完全な範囲のグレー値になりますが、ぼけて表示されることがあります。
  3. 第1段階でマットを広げた量だけマットを狭めることにより、第2制御(スライダ4、5、6)を設定します。
  4. 反復スライダを使って、After Effectsが広げて狭めるシーケンスを繰り返す回数を指定します。いくつか異なる設定を試して、不適切な穴をふさぐのに必要な回数だけシーケンスを繰り返さなければならないことがあります。