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トラックマットでのアルファチャンネル値またはルミナンス値の使用


    トラックマットのアルファチャンネル値か、トラックマットのピクセルのルミナンス値を使って、トラックマットの透明度を定義します。アルファチャンネルのないレイヤーや、アルファチャンネルを作成できないプログラムから読み込んだレイヤーを使ってトラックマットを作成する場合には、ルミナンス値を使います。アルファチャンネルマットでも、ルミナンスマットでも、ピクセルの値が大きいほど透明度が高くなります。ほとんどの場合、コントラストの高いマットを使って、各部分が完全に透明か、完全に不透明になるようにします。中間的なシェードは、部分的または段階的に透明にする部分(ソフトエッジに沿った部分など)だけに使います。

トラックマットを作成するには

  1. タイムラインウィンドウの一番下にある「スイッチ/モード」ボタンをクリックします。レイヤー機能パネルの代わりに、レイヤーモードパネルが表示されます。レイヤーモードパネルとスイッチパネルを同時に表示することもできます。パネルの表示については、オプションパネルを参照してください。
  2. タイムラインウィンドウで2つのレイヤーを配置します。マットレイヤーが塗りレイヤーのすぐ上になるようにします。
  3. 塗りレイヤーのトラックマットポップアップメニューで、以下のいずれかを選択して、すぐ上のレイヤーの透明度を定義します。
  4. トラックマットなし

    透明な部分は作成しません。すぐ上のレイヤーは、通常のレイヤーとして処理されます。

    アルファマット

    アルファチャンネルのピクセル値が100%の場合に、不透明にします。

    アルファ反転マット

    アルファチャンネルのピクセル値が0%の場合に、不透明にします。

    ルミナンスマット

    ピクセルのルミナンス値が100%の場合に、不透明にします。

    ルミナンス反転マット

    ピクセルのルミナンス値が0%の場合に、不透明にします。

    After Effectsでは、すぐ上のレイヤーがトラックマットに変換され、トラックマットレイヤーのビデオがオフになります。また、タイムラインウィンドウで、トラックマットレイヤー名の横にトラックマットアイコン(トラックマットアイコン)が追加されます。コンポジションウィンドウには、マットレイヤーのアルファチャンネルを通して見える塗りレイヤーが表示されます。

    注意:マットレイヤーのビデオはオフになりますが、このレイヤーを選択して移動、スケール、または回転することはできます。タイムラインウィンドウでレイヤーを選択してから、コンポジションウィンドウでレイヤーの中心(円で囲んだXで示される)をドラッグします。