レイヤーマップを使ったプロパティマッパーの影響を受けるパーティクルの指定(ProVersionのみ)持続プロパティマッパーと一時プロパティマッパーでは、いずれもレイヤーマップのアルファチャンネルを使って、パーティクルのプロパティ値をより細かく変更できます。例えば、アルファチャンネル値が255のレイヤーマップピクセル上のパーティクルは完全に影響を受けますが、この値が小さくなると、パーティクルの受ける影響も小さくなります。完全に透明なレイヤーマップピクセルは、パーティクルのプロパティに影響を受けません。詳しくは、レイヤーマップについて(ProVersionのみ)を参照してください。 注意:パーティクルプレイグラウンドの他のオプションと同様に、反響のオプションも持続プロパティマッパーと一時プロパティマッパーの両方で使用でき、影響を受ける一連のパーティクルを絞り込むことができます。詳しくは、反響のオプションを使ったパーティクルの指定(ProVersionのみ)を参照してください。 以下のいずれかのプロパティを設定すると、パーティクルプレイグラウンドは、レイヤーマップ(マップとしてレイヤーを使用メニューで選択したレイヤー)から値をコピーして、その値をパーティクルに適用します。 なし パーティクルのプロパティを変更しません。 赤 0.0〜1.0の範囲内にあるパーティクルの赤チャンネルの値をコピーします。 緑 0.0〜1.0の範囲内にあるパーティクルの緑チャンネルの値をコピーします。 青 0.0〜1.0の範囲内にあるパーティクルの青チャンネルの値をコピーします。 動的摩擦 一般に0.0〜1.0の範囲内にある、動きのあるオブジェクトに対する抵抗力の量をコピーします。ブレーキをかけたような感じでパーティクルの動きを遅くしたり、停止したりするには、この値を大きくします。 静的摩擦 一般に0.0〜1.0の範囲内にある、静止パーティクルを同じ場所にとどめる慣性の量をコピーします。値がゼロの場合、パーティクルは、重力などの他の力が存在すると動きます。この値を大きくすると、静止パーティクルは、動き始めるためにより大きな別の力を必要とします。 角度 パーティクルが示している方向を、その元の角度に比例した度数でコピーします。この角度は、パーティクルがテキスト文字、または放射相称でないレイヤーの場合、簡単に確認できます。 角速度 パーティクルの回転速度を1秒あたりの度数でコピーします。これは、パーティクルが自転する速度を決定します。 回転効果 パーティクルの回転力をコピーします。パーティクルの角速度は、正の回転効果によって増加し、パーティクルの質量が大きくなるにつれて、ゆっくりと増加します。ピクセルの輝度が高くなると、角速度に対する影響が大きくなります。十分な回転効果が角速度に対抗して適用されると、パーティクルは、逆の方向に回転し始めます。 スケール X軸とY軸の両方向のパーティクルのスケール値をコピーします。この値を使って、パーティクルを比例して伸縮させます。値が1.0の場合、パーティクルは100%のサイズに、2.0の場合は200%のサイズに、というようにスケールされます。 Xスケール/Yスケール X軸またはY軸方向のパーティクルのスケール値をコピーします。これらの値を使って、パーティクルを水平または垂直に伸縮させます。 X/Y フレームのX軸またはY軸に沿ったパーティクルの位置をピクセル単位でコピーします。ゼロの値は、Xの場合はフレームの左、Yの場合はフレームの一番上に位置を指定します。 X速度/Y速度 パーティクルの水平速度(X軸速度)または垂直速度(Y軸速度)を1秒当たりのピクセル数でコピーします。 傾き力 モーションのX、Y両平面のレイヤーマップのエリアに基づく力調整をコピーします。カラーチャンネルのピクセルの輝度値は、パーティクルの力に対する抵抗をピクセルごとに定義します。これによって、カラーチャンネルは、パーティクルの力を増減させる丘と谷のレイヤーマップのような役割を果たします。レイヤーマップで輝度が等しいエリアでは、平地のように調整が生じません。ピクセル値の低下は、下り坂のようにパーティクルの力に対する抵抗が減少していくことを示します。ピクセル値の上昇は、上り坂のようにパーティクルの力に対する抵抗が増加していくことを示します。最高の成果を実現するには、ソフトエッジのレイヤーマップイメージを使います。
傾き速度 モーションのX、Y両平面のレイヤーマップのエリアに基づく速度調整をコピーします。「傾き力」を参照してください。 X力 モーションのX軸方向の強制力をコピーします。正の値は、パーティクルを右に押します。 Y力 モーションのY軸方向の強制力をコピーします。正の値は、パーティクルを下に押します。 不透明度 パーティクルの透明度(ゼロが非表示、1が平面)をコピーします。パーティクルをフェードインまたはフェードアウトさせるには、この値を調整します。 質量 パーティクルの質量をコピーします。パーティクルの質量は、重力、静的摩擦、動的摩擦、回転効果、角速度など、力を調整するすべてのプロパティと相互作用します。パーティクルの質量が大きくなると、パーティクルを動かすために必要な力も大きくなります。 寿命 パーティクルの存続時間を秒数でコピーします。寿命を終えると、パーティクルはレイヤーから削除されます。初期設定の寿命は、事実上、無限です。 文字 ASCIIテキスト文字に対応する値をコピーし、現在のパーティクルを置き換えます。このプロパティは、テキスト文字をパーティクルとして使っている場合にのみ適用されます。どのテキスト文字を表示するかは、表示するASCII文字に対応するグレーのシェードをレイヤーマップでペイントまたは描画して指定することができます。値がゼロの場合は、文字は生成されません。米語用の文字では、32〜127までの値を使います。使用可能な値の範囲には、日本語用の文字を含めることができます。使っているフォントのASCII文字値について詳しくは、フォントに関する文書を参照するか、文字コード表(Windows)などのユーティリティを使ってください。または、フォントの開発元にお問い合わせください。 注意:一定の文字列を単にメッセージとして表示する場合は、オプションダイアログボックスにテキストを直接入力するだけでかまいません。文字プロパティは、文字をスクランブルする秘密メッセージエフェクトとしてより効果的です。詳しくは、初期設定パーティクルのテキストによる置き換え(ProVersionのみ)を参照してください。 フォントサイズ 文字のポイントサイズをコピーします。このプロパティは、テキスト文字をパーティクルとして使っている場合にのみ適用されます。文字を拡大するには、この値を大きくします。 時間オフセット レイヤーマッププロパティによって使われる時間オフセットの値をコピーします。このプロパティは、レイヤーマッププロパティを使って、ムービーなどのマルチフレームレイヤーをパーティクルソースを指定した場合にのみ適用されます(初期設定パーティクルのレイヤーによる置き換え(ProVersionのみ)参照)。 |