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パステキスト


    このエフェクトは、パスに沿ってテキストをアニメートするプロセスを簡素化します。このエフェクトは、別のレイヤー上で各文字をアニメートするのでなく、単一レイヤー上で単語または文字グループをアニメートする場合に使います。パスは、直線、任意の直径を持つ円、またはベジェカーブとして定義することができます。または、Adobe Photoshopなどの別のアプリケーションで作成したパスを読み込むことができます。いくつかの制御を不規則に設定して、テキストがジャンプしたり踊ったりしているように見えるようなエフェクトを作成することもできます。

    既存のレイヤー上でテキストをアニメートできます。または、テキストの配置時の追加制御として、平面レイヤーを作成してその上でテキストをアニメートすることもできます。テキストをアニメートするレイヤーは、コンポジションを指定しない限り、透明です。テキストを変更してアニメートするには、指定のフォントを使ってテキストを入力し、時間の経過に伴って変更するテキストプロパティのキーフレームを作成します。パスに沿ってテキストを移動するには、左マージンまたは右マージンのキーフレームを作成します。

    モーションパスに適用したパステキスト
    モーションパスに適用したパステキスト

テキストを入力するには

  1. タイムラインウィンドウで、テキストをアニメートするレイヤーを選択するか、レイヤー/新規平面を選択することで新しいレイヤーを作成します。
  2. エフェクト/テキスト/パステキストを選択します。
  3. 表示されるダイアログボックスで、テキストのフォントとスタイルを選択してから、テキストを入力します。「フォントを表示」を選択すると、選択したフォントでテキストを表示できます。
  4. 「OK」をクリックします。テキストが初期設定の色の赤でレイヤー上に表示されます。初期設定では、レイヤー自体は透明です。レイヤーを表示するには、エフェクト制御ウィンドウの「元を合成」を選択します。
  5. テキストかフォントを変更する必要がある場合は、エフェクト制御ウィンドウの「オプション」ボタンをクリックします。
  6. パステキストは、主にパス制御ポイントの位置でアニメートされます。テキストは、これらの位置か、「パスの制御ポイント」オプションから選択可能な閉じられているパス上を移動します。マージン、カーニング、トラッキング、およびサイズのキーフレームを作成してもテキストをアニメートできます。

パステキストをアニメートするには

  1. タイムラインウィンドウで、パステキストエフェクトを適用したレイヤーを選択します。パステキストのプロパティを表示して、「パスの制御ポイント」の下の制御を開きます。
  2. 現在のタイムマーカーを、キーフレームを追加する位置に移動します。
  3. パス制御を調整し、テキストが希望どおりに表示されるようにします。
  4. パス制御ポイント、またはキーフレームを作成する他のプロパティの横のストップウォッチをクリックします。詳しくはキーフレームの設定を参照してください。
  5. テキストをアニメートするのに必要なキーフレームが作成されるまで、手順2と3を繰り返します。
  6. エフェクト制御ウィンドウ内のパステキストエフェクト名を選択して、コンポジションウィンドウ内でパスが見えるようにします。次に、シェイプの種類メニューから、以下の形のいずれか1つを選択します。
    • 4つの制御ポイント(頂点1/円の中心、接線1/円のポイント、接線2、頂点2)で定義されるベジェ曲線に沿ってテキストの形を作成するには、ベジェを選択します。パス上に入らない文字は、直線の終点の先に配置されます。
    • 2つの制御ポイント(接線1/円のポイント、頂点1/円の中心)で定義される円の円周に沿ってテキストの形を作成するには、円を選択します。テキストが円周より長い場合は、テキストの上に重ねられます。不定パスが選択され、それが閉じたパスの場合は、このプロパティはパスをループする場合とは逆に、パスの周りにテキストを形成します。
    • 2つの制御ポイント(頂点1/円の中心、接線1/円のポイント)で定義される円周の周りにテキストを作成するには、「ループ」を選択します。テキストが円の円周より長い場合は、直線の接線1ポイントからはみ出します。さらに、マージン制御を使うと、直線形のテキストを円に入れたり出したりすることができます。
    • 2つの制御ポイント(頂点1/円の中心、頂点2)で定義される直線内にテキストを作成するには、線を選択します。ベジェパスと同様、2つの制御ポイント間の距離は、整列が均等割りに設定されていない限り、テキスト間隔に影響を与えません。

    詳しくは、Adobe Webサイト上のAfter Effects製品ページを参照してください。