リタイマーの使用(ProVersionのみ)
リタイマーを使った場合の結果と、「再生速度」の値を変更した場合の結果は似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。 - リタイマーは、「リタイマー」オプションを選択する前に選択する個々の線に適用します。これに対して、「再生速度」の値の変更は、レイヤー上のすべてのペイントの線に適用されます。
- リタイマーは、「線をアニメート」モードを使う再生のみに影響します。「再生速度」の変更は、「線を維持」モードと「線をペースト」モードに影響することもあります。
- リタイマーは、線の開始時間に影響しません。「リタイマー」の値を変更すると、プレビューや、レンダリングバージョンで線の描画にかかる時間が短縮または延長します。線は前と同じ時間ポイントから表示されますが、前より短い時間または長い時間で描画されます。
- 「リタイマー」の値は、線の描画に要する元の時間の比率で表します。初期設定値は100%です。値を大きくすると、描画時間が長くなります。200%に設定すると、選択した線を描画するのに2倍の時間がかかります。値を小さくすると、選択した線はより短時間で描かれます。
リタイマーを使って再生時間を変更するには ベクトルペイントのポインタツール( )を使って、クリックまたはドラッグして線を選択します。 - マウスの右ボタンをクリック(Windows)またはControlキーを押しながらクリック(Macintosh)して、ポップアップメニューを開き、「リタイマー」を選択します。
- 値の設定ダイアログボックスで「相対継続時間(%)」の値を入力し、「OK」をクリックします。
注意:リタイマーを適用した後に、「取り消し」コマンドを使って元に戻すことはできません。ただし、前に入力した値の逆数を使ってリタイマーをもう一度適用し、元の値に戻すことはできます。例えば、「リタイマー」の値を200%に変更した後で、元の設定に戻す場合は、もう一度「リタイマー」を選択し、50%という値を入力します。
|