プレビューオプションの設定After Effectsでは、アニメーションをプレビューするためのオプションとして、RAMプレビュー、標準プレビュー、手動プレビュー、およびワイヤーフレームプレビューの4つが提供されています。RAMプレビュー、標準プレビュー、および手動プレビューは、時間制御パレットから選択できます。ワイヤーフレームプレビューは、コンポジション/プレビューから選択できます。 ![]() A. 最初のフレーム B. フレーム巻き戻し C. 再生 D. フレーム早送り E. 最後のフレーム F. オーディオ G.ループ H. RAMプレビュー I. ジョグコントロール J.タイムインジケータ K. シャトルコントロール プレビューの画質と速度のバランスは、プレビューオプションによって異なります。 RAMプレビュー このオプションを選択すると、コンポジションのフレームレート、またはシステムで可能な限りの最高速度でフレーム(オーディオを含む)のプレビューを再生できます。RAMプレビューを使って、タイムラインウィンドウ、レイヤーウィンドウ、またはフッテージウィンドウでフッテージをプレビューします。プレビューするフレーム数は、アプリケーションに連続して割り当てられているRAMの量によって決まります。プレビューで要求されたフレーム総数と、レンダリングできるフレーム数が表示されます。 RAMプレビューの設定には、RAMプレビューとShift+RAMプレビューの2種類があります。各設定には、異なるオプションが用意されています。タイムラインウィンドウで、RAMプレビューはワークエリアとして指定された時間のみをプレビューします。レイヤーウィンドウおよびフッテージウィンドウでは、RAMプレビューはトリムされていないフッテージのみをプレビューします。タイムラインをプレビューする前に、ワークエリアとして指定されているフレームを確認してください。詳しくは、ワークエリアの設定を参照してください。レイヤーウィンドウおよびフッテージウィンドウをプレビューする前に、プレビューするフッテージがトリムされていないことを確認してください。 オーディオは、オーディオスイッチがオンに設定されているレイヤーでのみ再生されます。オーディオのみをプレビューする方法について詳しくは、オーディオのプレビューを参照してください。 標準プレビュー このオプションを選択すると、コンポジションのすべてのフレームをプレビューできます。レイヤースイッチ、コンポジションスイッチ、およびコンポジション解像度の現在の設定を使い、可能な限りの最高速度ですべてのフレームが表示されます。このプレビューは一般にリアルタイムより遅くなります。 手動プレビュー シャトルコントロール、ジョグコントロール、およびタイムインジケータを使って、コンポジション、レイヤー、またはフッテージファイルを手動で操作することができます。現在のタイムインジケータは、コンポジション、レイヤー、またはフッテージファイルの最初と最後を基準にしたフレームの位置を表します。現在のタイムインジケータは時間制御パレットで決められている距離しか進まないので、コンポジションが長い場合にはあまり正確ではありません。 ワイヤーフレームプレビュー このオプションを選択すると、アクティブなワークスペース内のすべてのレイヤーについてフレームのプレビューを表示できます。各レイヤーは四角形で示されます。また、静止画レイヤーに別のプログラムで作成したマスクまたはアルファチャンネルが含まれる場合は、レイヤーはそのマスクまたはアルファチャンネルのアウトラインで示されます。 さらに、軌跡付きモーションプレビューを使うと、選択されたそれぞれのレイヤーの各フレームのアウトラインが保持されるので、すべてのフレームのアウトライン軌跡を参照できます。軌跡付きモーションプレビューについて詳しくは、アニメーションのプレビューの「ワイヤーフレームプレビューを使うには」を参照してください。 |