装飾バナー

レイヤーエクスプローダとパーティクルエクスプローダ(ProVersionのみ)


    レイヤーエクスプローダはレイヤーを新規パーティクルにエクスプロードし、パーティクルエクスプローダはパーティクルをより多くの新規パーティクルにエクスプロードします。エクスプロージョン効果に加えて、これらのエクスプローダは、花火をシミュレートしたり、パーティクルの数を急速に増やす場合にも便利です。

    エクスプロージョンから生じるパーティクルを制御する場合は、以下のガイドラインを参考にしてください。

    • レイヤーは、フレームごとに1回エクスプロードされます。初期設定では、これによって、コンポジションの間、パーティクルの連続的なシャワーが作成されます。レイヤーのエクスプロージョンを開始または停止する場合は、キーフレームを使って「新規パーティクル半径」オプションをアニメートし、パーティクルの生成を中止する時点で値がゼロになるようにします。
    • レイヤーのソースがネスト化されたコンポジションの場合は、ネスト化されたコンポジション内のレイヤーに対して異なる不透明度プロパティ値またはインポイントとアウトポイントを設定して、エクスプロードレイヤーを時間ごとに異なるポイントで透明にすることができます。レイヤーエクスプローダは、レイヤーのソースが透明の場合はパーティクルを作成しません。
    • エクスプロードレイヤーの位置を変更するには、レイヤーをその新しい位置でプリコンポーズ(「すべての属性を新規コンポジションに移動する」オプションを使用)してから、プリコンポーズされたレイヤーをエクスプロードレイヤーとして使います。
    • パーティクルをエクスプロードした場合、新規パーティクルは、元のパーティクルの位置、速度、不透明度、スケール、および回転を継承します。
    • レイヤーやパーティクルをエクスプロードした後、パーティクルの動きは、重力、反発、壁、およびプロパティマッパーの各オプションの影響を受けます。
    レイヤーエクスプローダのレイヤーへの適用
    レイヤーエクスプローダのレイヤーへの適用
    パーティクルエクスプローダのパーティクルへの適用
    パーティクルエクスプローダのパーティクルへの適用

    レイヤーエクスプローダとパーティクルエクスプローダでは、「エクスプロード」という言葉を、レイヤーとパーティクルが解体され、解体されたパーティクルが元の位置から押し出されるという純粋に物理的な意味で使っています。煙と火花を伴う激しいエクスプロージョンを作成する場合は、このエフェクトを、火、煙、および火花を(追加のパーティクルエフェクトとして、または実際のフッテージから)含む他のレイヤーと合成します。

    ヒントアイコン一部のプロパティマッパーのオプションには、エクスプロージョンをより現実的にできるものがあります(プロパティマッパーについて(ProVersionのみ)参照)。例えば、エクスプロードされたパーティクルをフェードアウトさせるには、「不透明度」を変更します。また、これらのパーティクルが冷えるにつれてその色が変化するようにするには、「赤」、「緑」、「青」のカラーチャンネルを変更します。

    レイヤーエクスプローダとパーティクルエクスプローダでは、以下のオプションを設定できます。

    レイヤーをエクスプロード

    (レイヤーエクスプローダのみ)エクスプロードするレイヤーを選択します。パーティクルが表示されたときにビデオを消去するには、レイヤーのビデオをオフにするか、レイヤーのアウトポイントをトリムします。

    新規パーティクル半径

    エクスプロージョンから生じるパーティクルの半径の値を入力します。この値は、元のレイヤーまたはパーティクルの半径よりも小さくする必要があります。

    分散速度

    パーティクルプレイグラウンドが、エクスプロージョンから生じたパーティクルの速度を変化させる範囲の最大速度として、1秒あたりのピクセル数で値を入力します。この値を大きくすると、より分散した、雲のようなエクスプロージョンが生成されます。値を小さくすると、新規のパーティクルを相互に接近させ、エクスプロ−ドされたパーティクルをハロー現象や衝撃波のような外観にすることができます。

レイヤーをエクスプロードするには

  1. コンポジションのエフェクト制御ウィンドウで、レイヤーエクスプローダの横にある右向きの三角形をクリックして下向きにします。
  2. オプションを指定します。

パーティクルをエクスプロードするには

  1. エフェクト制御ウィンドウで、パーティクルエクスプローダの横にある右向きの三角形をクリックして下向きにします。
  2. オプションを指定します。
  3. パーティクルのサブセットにエフェクトを適用するには、必要に応じて反響プロパティを指定します(反響のオプションを使ったパーティクルの指定(ProVersionのみ)参照)。