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オーバーフローディスクを使った作業


    コンポジションのレンダリング中に、After Effectsがディスク容量の制限に到達した状況を、オーバーフローと呼びます。この制限は、出力設定ダイアログボックスの「オーバーフロー前の最小ディスクスペース」で指定します。After Effectsでディスクのオーバーフローが発生した場合、処理後のファイルは、After Effectsオーバーフローリストで次に表示されているディスクのルート上のフォルダに保存されます。複数のディスクを指定して、レンダリングしたコンポジションを保存することができます。

    オーバーフローは、以下のような状況で発生します。

    • ドライブがいっぱいになった場合。この場合は、環境設定リストで次に表示されているドライブが使われます。
    • フォルダ内のシーケンスファイル数が指定数より多い場合。この場合は、現在のフォルダの次に新しいフォルダが作成されて、イメージのレンダリングはそのフォルダに対して続行されます。
    • 1つのムービーファイルが指定サイズよりも大きい場合。この場合は、現在のファイルの次に新しいファイルが作成されて、処理が開始されます。

    注意:レンダリング後は、必ずログファイルを確認してください。レンダリングがオーバーフローした場合は、ログファイルに記録されます。

オーバーフロー設定を入力するには

  1. ファイル/環境設定/出力設定を選択します。
  2. オーバーフローディスクを設定するには、「オーバーフローディスク」の下のディスクメニューでディスクを選択します。
  3. ファイルの最大数を設定するには、「セグメントシーケンス」オプションを選択して、最大ファイル数を入力します。
  4. オーバーフローが発生する前にムービーファイルの最大サイズを設定しておくには、「セグメントシーケンス」オプションを選択し、最大ファイルサイズを入力します。
  5. 次に表示されるディスクにオーバーフローする前に、ディスクに残す最小メガバイト数を指定して、「OK」をクリックします。