ASUSTeK COMPUTER「A7V133」で,IDEポートに接続したHDDにWindowsをインストールし,それをUltra ATA/100用の青いポートに接続し直して起動するとエラーが表示されてしまいます。起動は可能なのですが,いちいち[Enter]キーを押すのが面倒です。
A7V133の場合,4個あるIDEポートのすべてがUltra ATA/100に対応しているため,わざわざUltra ATA/100用の青いポートに接続し直す必要はありませんが,CD-ROMドライブなどの構成によってはこういうケースもあるでしょう。
このトラブルは,おそらくBIOSに起因するものと思われます。トラブルが起こっている状態で,DOSを起動して確認すると,青いポートに接続したHDDの先頭パーティションが見えないという状態です。
このトラブルは,BIOS設定のBootセクションにある「Boot Virus Detection」を[Disabled]から[Enabled]に変更することで解決できます(画面2)。デフォルト設定が[Enabled]となっているので,BIOSのバージョンアップを行った後などには,デフォルト設定を必ずロードするようにすれば,このトラブルには見舞われないでしょう。
(寺崎基生)
画面1 起動時に,システムディスクがないむねのエラーが表示されてしまう。しかし,ここでそのまま[Enter]キーを押すと,なぜか正常にWindowsが起動する
画面2 BIOS設定の「Boot Virus Detection」を[Enabled]に変更すると,エラー表示はなくなり,電源オンでそのままCドライブのWindowsが起動するようになる