FlashPixってどんなもの?

最近の画像管理ソフトなどで,「FlashPix対応」をうたうものが増えてきましたが,これはどういうものなのでしょうか。


FlashPixはライブピクチャーが開発した画像フォーマットで,イーストマン・コダック,マイクロソフト,ヒューレット・パッカード,ライブピクチャーの4社により規格化されました。
 データは画像データ部(IVUE−Image View)と実際の演算手順部(FITS)で構成されており,複数の解像度のデータを簡単に取り出すことができるようになっています。このため,画像データを小さなサイズから大きなサイズに切り替えても,従来の画像データのように粒子が粗くなるといった傾向は低減されています。JPEGよりデータサイズは大きくなりますが,CD-Rへの記録やDTP向けのデータとしても注目されています。
 従来のPhotoCD(PCD)では表示用から高品位な印刷用まで複数のデータが保存されており,一つの画像に対する総データサイズが大きくなってしまうという欠点がありましたが,FlashPixではこの点を解消しています。これからもデジタルカメラや各種ソフトなどで採用するケースが増えてくるでしょう。
(吹田智章)


すでにライブピクチャージャパン(TEL03-3523-7223)
のLivepix(9800円)などではFlashPixに対応している