Internet Explorer 4.01を使っています。ソース表示をすると自動的にメモ帳が立ち上がりますが,メモ帳だと起動時に桁折りされないし,タグの色分けもしてくれないので不便です。外部のビューワを使う方法はありませんか。
ひき たけひと氏作の「メモ帳トラッパー」(執筆時点の最新バージョンは2.23)を使用するのが今のところ一番楽だと思います。このツールは,メモ帳をトラップして使い慣れたエディタでファイルを表示させる機能を持っています。[表示]→[ソース]コマンド,そして,ブラウズ中の画面で呼び出したコンテクストメニューからの[ソースの表示]にも対応しています。http://home.att.ne.jp/red/takeone/から入手可能です。
セットアップすると,コントロールパネルにこのツールのアイコンが追加されます。これを起動して,使いたいビューワを指定すればいいわけです。なお,メモ帳トラッパーはWindows NT 4.0にも対応しています。
IE Power Toolsの作者,白川泰洋氏による「IEソース表示のアップデート」を使うという手もあります。Web画面で右クリックして表示されるメニューから「ソースの表示」を選択したときに,メモ帳以外の任意のアプリケーションを起動するためのソフトです。[表示]→[ソース]コマンドからも起動できるようです。Visual Basic4のランタイムが必要で,ランタイムともども,http://www2s.biglobe.ne.jp/~yyyy/から入手できます。
このツールはInternet ExplorerのMSHTML.DLL内部のエディタ起動エントリを書き換えてしまいます。DLLを書き換えるのはメーカー保証外の行為であり,事前に添付ドキュメントを読み,その意味していることを理解していないと作業が難しいので,理解できない人はメモ帳トラッパーを使用したほうがいいと思います。
(松田安正)
メモ帳トラッパーの設定画面。ソース表示用のビューワとして秀丸エディタを登録してみた
メモ帳トラッパーのおかげで,Internet Explorerのソース表示で,秀丸エディタが立ち上がるようになった