Windows 2000でのアイコンの修復法

Windows 2000でアイコンが別のものに変わってしまいました。どうやったら元に戻るでしょう。


アイコンが別のものに変わった原因は,レジストリがなんらかの理由で書き換わってしまったか,破損したためだろうと思います。レジストリを元に戻せば直るのですが,手作業での修復はかなり面倒です。
 そこで,マイクロソフトがフリーで配布しているツール「TweakUI」を利用するのが一番簡単でしょう。最新版のTweakUIバージョン1.33はhttp://www.microsoft.com/ntworkstation/downloads/PowerToys/Networking/NTTweakUI.aspからダウンロードできます。このバージョンはWindows 2000のほか,Windows Meにも対応しています。TweakUIはWindows 95時代から開発やメンテナンスが行われているツールですが,古いバージョンはWindows 2000やMeに対応していないことがあるので,必ず最新バージョンを利用してください。
 TweakUIの自己展開アーカイブ(tweakui.exe)を実行して適当なディレクトリに展開します。展開後,4個のファイルが得られますが,その中のtweakui.infを右クリックし,コンテキストメニューの[インストール]を選択しましょう。TweakUIがコントロールパネルにインストールされます。
 右の画面がコントロールパネルのTweakUIを実行した様子です。画面のように[Repare(修復)]タブを選択して,「Rebuild Icons」を選び,[Repair Now]ボタンを押しましょう。アイコンが作り直され,元に戻るはずです。
 TweakUIは先に述べたようにマイクロソフト純正ツールとして地味にメンテナンスが続けられているツールで,非常に便利な機能を持っています。紹介した修復機能のほかに,IEやエクスプローラのカスタマイズや,コントロールパネルアイテムの削除,オートログオンの設定など,使いこなすとWindowsを,自分好みに設定できます。最新のバージョンは,Windows 98(SE)/Me/2000にも対応していますので,ぜひ使いこなしてください。
(米田 聡)


infファイルを右クリックしてインストールを選ぼう


コントロールパネルにTweakUIがインストールされる


TweakUIのRepareタブ