メール送信を忘れない必殺技

物忘れが激しいので,1週間後にメールを出す,なんていうことをよく忘れがちです。そこであらかじめメールを出しておくようなことってできませんか?


結論からいうとオンラインソフトなどを使えば,可能です。しかし,その場合には送信する日時には,必ずそのマシンが起動していなければいけません。なぜならすでに送信されているのではなく,マシンにスプールしているだけだからです。
 一つの例として,タスクマネージャを使った方法を紹介しましょう。

コマンドラインから実行するメーラーを使う
 Windowsには,タスクマネージャという自動実行用常駐マネージャがあります。これを使ってメールを自動的に送信できます。
 タスクマネージャは,アプリケーションを指定した日時に実行することが可能です。Windows 98を標準インストールした場合にはScanDiskが自動実行されるように設定されています。
 このタスクマネージャでコマンドラインから実行できる送信用のメーラーを実行します。対応できる送信用のメーラーはオンラインソフトで見つけることができ,馬場達夫氏のBSENDM.EXE(http://www.hi-ho.ne.jp/babaq/)などは送信先と送信文をテキストファイルに保存しておけば,DOSコマンドでメールを送信できるフリーのオンラインソフトです。それでは設定方法を紹介しましょう。

(1)ダウンロードしたファイルを解凍し,フォルダごとCドライブのルートなどに置く

(2)BSENDM用の次のような送信用テキストファイルを作る

●SOUSHIN.TXT
log.txt (自分のメールアドレス)
(SMTPサーバーのアドレス)
(相手のメールアドレス)
(自分の返信用アドレス)
(件名)
(添付ファイル名)
(本文)

(3)テキストエディタで次のようなバッチファイルを作成し,同じフォルダに入れておく

●ABC.BAT
C:\BSENDM\BSENDM.EXE SOUSHIN.TXT

(4)[スタート]→[プログラム]→[アクセサリ]→[システムツール]→[タスク]でタスクフォルダを開く

(5)「タスクの追加」をダブルクリックしてタスクウィザードを起動し,「実行するプログラムをクリックする」ダイアログで,[参照]ボタンをクリックし,作成したバッチファイルを選ぶ

(6)実行する日時を指定する

 このような作業によって,自動的にメールを送信することが可能になります。
(下玉利尚明)



画面1 BSENDM.EXEの送信用テキストファイルの例



画面2 意外に知られていないが,タスクマネージャは,バッチファイル(.BAT)も自動実行することができる