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計算結果用変数について


CLIP言語は、「計算結果用変数」の概念を持ち、計算記述が変数への代入の形になっていない場合、自動的に「計算結果用変数」に代入され、計算結果が保持される。そのため、計算記述を演算子から始めることができ、その場合、演算子の左辺は「計算結果用変数」になる。

変数@:0(「変数表現」の章を参照)または行列@@:0(「配列表現」の章を参照)を参照することで、現在の計算結果が得られる。それに加えて、文字@による参照ができる。これは、最後の計算結果がスカラーの場合、変数@:0が参照され、最後の計算結果が行列の場合、行列@@:0が参照される。

なお、変数@:0の値と、行列@@:000列目の値は常に同じである。例えば、

        @@:0 0 0=12.345
        @A=@:0

のように記述すると、変数@Aには12.345が代入される。


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