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内部関数


defined label ラベルが定義されているかどうか評価する。定義されている場合、真(1)になる。定義されていない場合、偽(0)になる。

isinf val 無限大であるかチェックする。(*3)
isnan val 非数であるかチェックする。(*3)
(*3) 複素数値がパラメータとして渡された場合、虚数部は無視される。
rand 0からRAND_MAXの範囲内の疑似乱数を生成する
time 現在の時刻を得る
mktime "format [val ...]

書式付きで指定された現地時刻をカレンダー値に変換する。デフォルトは現在の時刻で、指定された要素のみ置き換えられる。例えば、

        mktime ["%D] 1

と実行すると、現在の年、現在の月での1日のカレンダー値が返される。

tm_sec 秒(0〜59)
tm_min 分(0〜59)
tm_hour 時間(0〜24)
tm_mday 日(1〜31)
tm_mon 月(0〜11、1月を0とする)
tm_xmon 月(1〜12)
tm_year 年(現在の年から1900を引いた値)
tm_xyear
tm_wday 曜日(0〜6、日曜日を0とする)
tm_yday 年初からの通算日数(0〜365、1月1日を0とする)
tm_isdst 夏時間が有効な場合には0より大きい値、夏時間が無効な場合には0、夏時間かどうか不明な場合には負の値。CLIPインタープリタは、DST(Daylight Saving Time)の計算では合衆国の法律に従うことを前提としている。

a2d val 現在の角度単位→度
a2g val 現在の角度単位→グラジアン
a2r val 現在の角度単位→ラジアン
d2a val 度→現在の角度単位
d2g val 度→グラジアン
d2r val 度→ラジアン
g2a val グラジアン→現在の角度単位
g2d val グラジアン→度
g2r val グラジアン→ラジアン
r2a val ラジアン→現在の角度単位
r2d val ラジアン→度
r2g val ラジアン→グラジアン

sin val 正弦(*4)
cos val 余弦(*4)
tan val 正接(*4)
asin val 逆正弦。valは-1から1の範囲をとる(*1)(*5)
acos val 逆余弦。valは-1から1の範囲をとる(*1)(*5)
atan val 逆正接(*5)
atan2 y x y/xの逆正接(*3)(*5)
sinh val 双曲線正弦
cosh val 双曲線余弦
tanh val 双曲線正接
asinh val 逆双曲線正弦
acosh val 逆双曲線余弦。valは1以上の値をとる(*1)
atanh val 逆双曲線正接。-1<val<1の値をとる(*1)
(*1) 現在のデータ型が複素数型の場合は、指定できる値に制限はない。
(*3) 複素数値がパラメータとして渡された場合、虚数部は無視される。
(*4) 現在のデータ型が浮動小数点型の場合、関数のパラメータは、角度の単位に依存する。
(*5) 現在のデータ型が浮動小数点型の場合、関数の戻り値は、角度の単位に依存する。
exp val 指数
exp10 val 底10の指数
log val 自然対数。valは0より大きい値をとる(*1)
log10 val 底10の対数。valは0より大きい値をとる(*1)
pow x y xy
sqr val 自乗
sqrt val 平方根。valは0以上の値をとる(*1)
ceil val val以上の最小の整数(*2)
floor val val以下の最大の整数(*2)
int val 整数(*2)
abs val 絶対値
ldexp x exp 仮数xと指数expから実数を計算する。(*3)
frexp x var_exp

xの仮数と指数を得る。(*3)

仮数を返し、var_expに指定された変数に指数を格納する。

modf x var_int

xを整数部と小数部に分割する。(*3)

小数部を返し、var_intに指定された変数に整数部を格納する。

(*1) 現在のデータ型が複素数型の場合は、指定できる値に制限はない。
(*2) 実数部と虚数部に対して別々に処理される。
(*3) 複素数値がパラメータとして渡された場合、虚数部は無視される。
real val 複素数の実数部
imag val 複素数の虚数部
arg val 複素数の位相角度(*5)
norm val 絶対値の自乗
conjg val 共役複素数
polar rho theta 絶対値rho、位相角度theta(*4)の複素数値
(*4) 関数のパラメータは、角度の単位に依存する。
(*5) 関数の戻り値は、角度の単位に依存する。
num val 分数の分子
denom val 分数の分母

gwidth オフスクリーンの幅
gheight オフスクリーンの高さ
gcolor 現在色
gcx 現在のオフスクリーンX座標
gcy 現在のオフスクリーンY座標
wcx 現在のウィンドウX座標
wcy 現在のウィンドウY座標
gget x y オフスクリーンのドット値。コマンド:ggetの関数版。
wget x y ウィンドウ内のドット値。コマンド:wgetの関数版。
gx x ウィンドウX座標をオフスクリーンX座標に変換する。整数値が返される。
gy y ウィンドウY座標をオフスクリーンY座標に変換する。整数値が返される。
wx x オフスクリーンX座標をウィンドウX座標に変換する。xは整数値と解釈され、浮動小数点数値が返される。
wy y オフスクリーンY座標をウィンドウY座標に変換する。yは整数値と解釈され、浮動小数点数値が返される。

call "funcname [param ...]

関数の間接呼び出し。例えば以下のとうり。

call ["sin] 123 # 内部関数呼び出し
call ["!pi] # 外部関数呼び出し
:strcpy @@f ["cos] ; call @@f 45
# 配列表現可

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