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メッセージ受送信


ウィンドウメッセージにより外部プロセスから稼動中の ClipCalc を操作することができます。


仕様

wm_copydata でデータの受け渡しを行います。以下のデータ形式で ClipCalc にリクエストを行ってください。ClipCalc はリクエストに応じた処理をした後、送り元ウィンドウハンドルに対して wm_copydata メッセージを送ります。


copydatastruct

dwData=リクエストID
cbData=リクエストデータの長さ
lpData=リクエストデータへのポインタ


リクエストの種類

リクエストデータおよびレスポンスデータは、リクエストIDによりフォーマットが異なります。

リクエストデータの終端は、改行(0D0Ah)を連続して2つ記述してください。

レスポンスデータの1行目には、ステータスコードが記述されています。改行(0D0Ah)が連続して2つ現れるとデータ終端を意味します。

ID 101
説明 指定名称のスキンセットに切り替える
リクエストデータ 1 行目:スキンセット名称
レスポンスデータ 2 行目:選択されたスキンセットの名称

ID 102
説明 次のスキンセットに切り替える
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:選択されたスキンセットの名称

ID 201
説明 モードを設定する
リクエストデータ 1 行目:モードID
レスポンスデータ 2 行目:選択されたモードのID。エラーの場合”-1”

ID 202
説明 モードオプション1を設定する
リクエストデータ 1 行目:モードオプション1のID
レスポンスデータ 2 行目:選択されたモードオプション1のID。エラーの場合”-1”

ID 203
説明 モードオプション2を設定する
リクエストデータ 1 行目:モードオプション2の値
レスポンスデータ 2 行目:設定されたモードオプション2の値

ID 204
説明 角度の単位を設定する
リクエストデータ 1 行目:角度単位ID
レスポンスデータ 2 行目:選択された角度単位のID。エラーの場合”-1”

ID 211
説明 ビット数を設定する
リクエストデータ 1 行目:ビット数ID
レスポンスデータ 2 行目:選択されたビット数のID。エラーの場合”-1”。モードが”signed”、”unsigned”でない場合もエラーとなる。

ID 212
説明 基数を設定する
リクエストデータ 1 行目:基数。2から16の値を指定。
レスポンスデータ 2 行目:設定された基数。モードが”signed”、”unsigned”でない場合”-1”

ID 213
説明 時間の単位を設定する
リクエストデータ 1 行目:時間単位ID
レスポンスデータ 2 行目:選択された時間単位のID。エラーの場合”-1”。モードが”time”でない場合もエラーとなる。

ID 214
説明 秒間フレーム数を設定する
リクエストデータ 1 行目:秒間フレーム数。0.0より大きい値を指定。
レスポンスデータ 2 行目:設定された秒間フレーム数。モードが”time”でない場合”-1”

ID 301
説明 スキンセット名称一覧を取得する
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:現在有効なスキンセット一覧。複数のスキンセット名称が”\”で区切られて記述されている。

ID 302
説明 現在のスキンセット名称を取得する
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:現在使用されているスキンセットの名称

ID 311
説明 モードを確認する
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:モードID

ID 312
説明 モードオプション1を確認する
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:モードオプション1のID

ID 313
説明 モードオプション2を確認する
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:モードオプション2の値

ID 314
説明 角度の単位を確認する
リクエストデータ なし
レスポンスデータ 2 行目:角度単位ID

ID 401
説明 計算式を指定して計算結果を得る
リクエストデータ 1 行目:計算式
レスポンスデータ 2 行目:計算結果。エラーの場合、半角スペース。
3 行目以降:エラーメッセージ


ステータスコード

200 OK 正常に終了した
400 Bad Request リクエスト不備


ウィンドウハンドル取得方法

file mapping object ”ClipCalc”からデータを取得することで確実にウィンドウハンドルを取得できます。「file mapping object」の章を参照して下さい。


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