GLab ver 0.1 作・牛の滴


● 何に使うの?

 GLabは3Dグラフィックのバンプマッピングのように画像を部分的に明るくしたり暗くしたりして、盛り上がっているように見せます。画像が変化する様子を見ながら、普通のペイントソフトのように描くことが出来ます。
 普通のペイントソフトについている明るくしたり暗くしたりする機能と違って盛り上げた部分を逆に掘り下げたりすることが出来ます。
 高さのデーターをグレースケールの画像として保存すればバンプマッピングに使うことも出来ます。


● インストール

 インストーラーは付いていませんので、付属のファイルを適当なフォルダにいれて実行してください。
 アンインストールは削除するだけです。レジストリはHKEY_CURRENT_USER\Software\USISIです。


● ウインドウの説明

☆ 効果の選択

  

・塗る 色を塗ります。
・選択範囲の編集 選択範囲を加えたり除いたりします。
・輝度を高さに変換 明るい所を高く、暗い所を低くします。
・ぼかし ぼかします。
・パスの編集 パスを引いたり動かしたりします。
・光源の設定 光のあたる方向を決めます。

☆ 詳細

@ ページを切り替えるタブです。
A 書き方を決めるボタンです。
B 四角形なら正方形に、円なら真円にします。
C 四角と円で最初にクリックした位置を中心にします。
D パスや全体を描くときに使います。
E 描画する対象を決めたり、計算方法を決めたりします。
F 不透明度です。
G 印を付けるとだんだん薄くなる線を引けます。
H だんだん薄くする場合に点を打つ数です。
I 現在選択されている筆の色です。

J

現在の筆の高さです。

・ 書き方ボタン

手書きの線を引きます。左クリックして離すまでマウスの動きに合わせて線を引きます。
直線や曲線を引きます。左クリックするとポイントを打ちます。そのままドラッグすると曲線のハンドルが伸びます。右クリックすると一つポイントを戻します。左ダブルクリックでそこのポイントまで線を引きます。リターンキーで手前のポイントまで線を引きます。
四角の枠を引きます。左クリックすると、中心から指定をチェックしてある場合は四角の真ん中が決まり、チェックしてない場合は一つ目の角が決まります。すぐに離すともう一回左クリックした所がもう一つの角になります。ドラッグすると離した所がもう一つの角になります。中心から指定をチェックしてあると中心位置が同じ四角をいくつも書けます。
四角く塗りつぶします。使い方は四角の枠と同じ。
円の枠を引きます。四角の枠と同じ。
円で塗りつぶします。四角の枠と同じ。
直線や曲線で囲った中を塗りつぶします。直線と同じ。
マウスでなぞった線の中を塗りつぶします。手書き線と同じ。
パスの通りに線を引きます。実行ボタンを押してください。
パスの中を塗りつぶします。実行ボタンを押してください。
画面全体か選択した部分を塗りつぶします。実行ボタンを押してください。
パスを移動します。ポイントをドラッグすると選択されている全てのポイントが動きます。線をドラッグするとその線だけ動きます。ハンドルを動かすと折れていないハンドルなら両方のハンドルが動き、折れていたり片方が無いハンドルならドラッグしたほうだけ動きます。
パスにポイントを追加します。
パスのポイントやハンドルを削除します。
パスのハンドルを切り替えたり伸ばしたりします。
パスの線を切ります。つないでいる線が消えます。
  
・ 描画方法

 描画方法の「通常」は普通に塗ります。「なし」は塗りません。高さのほうの描画方法の「高くする」は塗って高くなるところだけ塗ります。「低くする」は低くなるところだけ塗ります。
 選択範囲の編集の描画方法は「新規」は現在の選択範囲を消して新しく選択します。「加える」は選択範囲を加えます。「除く」は現在の選択範囲から取り除きます。

・ 光源の設定

  

 効果の選択で光源の設定を選びます。円の中をクリックして光のあたる方向を決めます。

☆ 筆先の選択

  

 左クリックして筆先を選びます。
 右クリックすると筆先の形を編集するためのメニューが出ます。

・新規作成 新たに筆先を作ります。
・切り取り 選択している筆先を切り取ります。
・貼りつけ 前回切り取った筆先と同じものを貼りつけます。
・編集 筆先を編集します。
・読み込み ビットマップファイルを読み込みます。132〜132までの大きさのファイルを読みこめます。4分の1に縮小します。
・ 筆先の編集

@ 筆の太さです
A 大きいほどふちが薄くなりまって丸く盛り上がるようになります。
B 見た目です。
C 点と点の間を開けます
D 点と点の間隔です。

☆ 色選択

・ 一覧表

@ 色を選びます。
A 表示方法を選びます。
B 表示されていない色を出します。
・ 中間色

@

色を選びます
A 四隅に色をいれるとその色で中間色を作ります。

● 貼りつけについて

 貼り付けると浮き画像になります。浮き画像があるときに他のところをクリックしたり別の画像を貼りつけたりするとウインドウが開いて実際の合成をします。プログラムの都合で合成する段階でウインドウが開く変な動作にしてしまいました。そのうち変えるかもしれません。
 ウインドウが開いたら色と高さの不透明度を調整して貼り付けを押してください。


● メニューの一部の説明

☆ ファイル

・開く 既にある画像ファイルを開きます。BMPと3・4チャンネルの単純なTIFFを開けます。
・名前を付けて保存 TIFFで保存します。
・読み込み
   高さ BMPを高さ情報として読み込んで貼りつけます。
   パス AI形式のパスを読み込みます。
・書き出し
   陰影付き画像 陰影をつけた状態の画像をBMPに書き出します。
   色 色情報だけをBMPに書き出します。
   高さ 高さ情報だけをBMPに8ビットグレイスケールに書き出します。
   パス AI形式でパスを書き出します。
・設定 履歴の回数を設定します。

(※ファイルの読み書きはいいかげんなので信頼しないでください。長期間の保存や配布をする場合は安定したプログラムで保存しなおすことをお勧めします。他のプログラムの動作確認などには使わないでください。)   

☆ 編集

・元に戻す 前回の動作を取り消します。(※パスの編集は取り消せません。)
・陰影画像を複製 陰影をつけた状態の画像をクリップボードに複製します。
・高さを複製 高さ情報をクリップボードに複製します。
・高さに貼りつけ クリップボードの内容を高さ情報として貼りつけます。
・パスを切り取り パスを切りとってクリップボードに入れます。
・パスを複製 パスをクリップボードに複製します。
・パスを貼りつけ クリップボードからパスを貼りつけます。

☆ 選択範囲 

・全て選択 画面全体を選択します。
・反転 選択範囲を反転します。
・解除 選択範囲を解除します。

☆ パス

・開く 選択しているパスを開きます。
・閉じる 選択しているパスを閉じます。
・まとめる 選択しているパスをグループ化します。
・ばらす 選択しているグループを分けます。
・全て選択 全てのパスを選択します。
・選択しない 全てのパスの選択を解除します。

● わかっているバグとやれそうでやれない事

 まだ直してない部分が数多くあります。


● 連絡先

 残念ながら頻繁にインターネットにつながる環境ではありません。メールによる使い方の説明などはしませんので、わからないことはインターネットの出来る人同士で助け合ってください。失礼ですがメールを頂いても返事が必要な場合以外は返事をしません。

ホームページはhttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/7858/

E-mailはmailto:usinosizuku@geocities.co.jp


● 使用上の注意や著作権など

 ファイルの読み書きはいいかげんなので信頼しないでください。長期間の保存や配布をする場合は安定したプログラムで保存しなおすことをお勧めします。他のプログラムの動作確認などには使わないでください。また、ファイル形式のことなどで他へ問い合わせたりしないでください。

 このプログラムではzlibを使用しています。
zlib 1.1.3 July 9th, 1998 -- general purpose compression library
     Copyright (C) 1995-1998 Jean-loup Gailly and Mark Adler

 その他はしりこだまが著作権を有しています。このプログラムはフリーウエアです。以下の事や常識を守って使ってください。

・誰でもアーカイブごと配布・転載することが出来ます。
・アーカイブやアーカイブの中身を改変したものを配布・転載してはいけません。
・アーカイブの中身を取り出して配布・転載してはいけません。
・このプログラムに関する一切の責任を作者は負いません。
・このプログラムの説明のために画面を取りこんで公開する事が出来ます。


● その他

 ウインドウズのプログラミングなんぞやるまいと思っていたけれどもともと使っていた機械が壊れてしまいました。親がウインドウズ用マシンを買ったので腕がなまるのも困ると思いやり始めました。面倒だ、難しいと聞いてはいたがこれほどとは!C++も初めてなのでその分もあるけれどえらいこと時間がかかってしまいました。結局ほとんどC++にはなってません。試行錯誤で作ったのでごみも多い。ウインドウズ以外のOSでやりたいけれどハードディスクの空きが少ないのでできません。
 とりあえず動くようにはしたと言うバージョンなのでまだまだ機能が足りなかったり、動作が変だったりします。操作法も変わるでしょう。