使用方法

  1. メールの取得と削除
  2.  以下の手順でサーバからメールを取得または削除します。

    1. リストの表示

       PaPi-Mail3のメイン画面から[リスト]ボタンをタップすることにより、PaPi-Mail3はメールサーバに接続します。接続に成功すると、現在サーバにあるメールのリストを表示します。
       リストの項目は左から操作指定ボタン(次項参照)、差出人、題名の順になっています。

      メイン画面 リスト
      図:リストの表示

       また、画面上部左側に表示される数は以下の状態を示しています。

      メイン画面
      (a). 選択されているメールのリスト中の番号
      (b). 取得しているリストの数
      (c). サーバにあるメールの数
      図:リスト数などの表示

       差出人、または題名をタップするとメールのヘッダ情報と本文先頭の数行を[プレビュー]に表示します。

      プレビュー プレビュー
      図:プレビュー

      !!  リストの領域を上から下にドラッグすると、メーリングリスト等の "[" と "]" で囲まれた題名を省略して表示します。再度、上から下にドラッグすると、元の題名が表示されます。 メイン画面

    2. 操作の指定

       メールのリストの操作指定ボタンをタップし、メールの操作を指定します。操作内容は以下の2つです。

      [g]…サーバからメールの本文を取得します。
      [d]…サーバからメールを削除します。

       メールを取得したい場合、そのメールがリストされている行の[g]ボタンをタップします。タップされたボタンは反転し、メール取得操作が予約されたことを示します。もう一度[g]をタップするとボタンは元に戻り予約が取り消されます。
       メールの取得を行い、さらにサーバからそのメールを削除する場合は[g][d]両方をチェックします。
       これらの操作指定は[プレビュー]上でも[取得]ボタン、[削除]ボタンをタップすることで可能です。

      [取得]…サーバからメールの本文を取得します。
      [削除]…サーバからメールを削除します。

      [g]ボタン、[d]ボタン
      [取得]ボタン、[削除]ボタン
      図:メールへの操作指定

       また、[リスト]メニューにより以下の操作が可能です。PaPi-Mail3メイン画面でメニューを開き、[リスト]を選択します。

      1. 全取得指定

         リストのすべての[g]ボタンがチェックされた状態になります。

      2. 全取得&全削除指定

         リストのすべての[g]ボタン及び[d]ボタンがチェックされた状態になります。

      3. 全削除指定

         リストのすべての[d]ボタンがチェックされた状態になります。

      4. 指定解除

         リストのすべての[g]ボタン及び[d]ボタンがチェックされていない状態になります。

      5. 範囲指定

        処理範囲の指定をご覧ください。

      6. 検索キー

        メールの検索をご覧ください。

      7. カラーフィルタ

        カラーフィルタをご覧ください。

      8. リスト削除

         取得しているリストを破棄します。

    3. 指定操作の実行

       PaPi-Mail3のメイン画面から[実行]ボタンをタップすることにより、リストに設定した操作指定に基づき、サーバ上のメールを処理します。また、サーバ上に新しいメールが届いている場合はリストを更新します。
      [一般設定]の[クイック実行]がオンの場合、操作が指定されているメールのみ処理を行い、リスト全体のチェックを行わないため、処理時間を短縮できます。ただし、メールサーバ上に新しいメールが届いていても、[実行]ボタンではリストに追加されません(新しいメールをリストに追加するには[リスト]ボタンをタップしてください)。

    4. 取得メールの閲覧

      取得したメールはメールリーダの[受信]ボックスに貯められます。取得したメールを読むには[読む]ボタンをタップしてメールリーダを起動します。
       標準メールアプリケーションをご使用の場合は[読む]ボタンをタップし、標準メールアプリケーションを開いてください。取得したメールは受信ボックスに貯められます。標準メールアプリケーションについてのご説明は添付のハンドブックをご覧下さい。

    5. リストの更新

       リストの更新はPaPi-Mail3のメイン画面から[リスト]ボタンをタップすることによって行います。[実行]ボタンをタップした場合は、指定された処理を行い、同時にリストの更新も行います。([一般設定]−[クイック実行]がオンの場合、メールサーバ上に新しいメールが届いていても、[実行]ボタンではリストに追加されません。新しいメールをリストに追加するには[リスト]ボタンをタップしてください)

  3. 処理範囲の指定
  4.  PaPi-Mail3メイン画面でメニューを開き、[リスト]−[処理範囲]と選択し、メールサーバ上にあるメールの内、PaPi-Mail3で処理するメールの範囲を指定します。範囲の指定は、[範囲](X番からY番までのメール)か[最新](最新のX通のメール)のいずれかの方法で指定します。[範囲]か[最新]をボタンで選択し、任意の数を入力してください。

    List -> 処理範囲
    図:処理範囲の指定

    !!  [範囲]で処理範囲を指定するとき、範囲終了番号を省略することで、任意の開始番号から最後のメールまで取得できるようになります。 処理範囲

     上記の設定終了後、[適用]チェックボックスをオンにして[設定]ボタンをタップすると、メール処理の範囲が保存され、メイン画面の[リスト]ボタンに[*]が表示されます。[リスト]ボタンをタップすると、指定された範囲に基づきメールサーバ上のメールをリストします。[適用]チェックボックスをオフにして[設定]ボタンをタップした場合、範囲指定は保存されますが、リスト取得時には指定された範囲に関係なくすべてのメールをリストします。[キャンセル]ボタンをタップすると設定の変更内容を破棄します。

  5. メールの検索
  6.  PaPi-Mail3メイン画面でメニューを開き、[リスト]−[検索キー]と選択し、メールサーバ上のメールの検索条件を指定します。なお、2つ以上の検索項目を指定した場合、指定された検索条件でAND検索を行います。

    メイン画面 検索キー
    図:検索キー
    1. 検索キー

      1. To

         To:行に指定文字を含むメールを検索します。[!]にチェックを入れると指定文字列を含んでいないメールを検索します。

      2. Cc

         Cc:行に指定文字を含むメールを検索します。[!]にチェックを入れると指定文字列を含んでいないメールを検索します。

      3. From

         From:行に指定文字を含むメールを検索します。[!]にチェックを入れると指定文字列を含んでいないメールを検索します。

      4. Subj

         Subject:行に指定文字を含むメールを検索します。[!]にチェックを入れると指定文字列を含んでいないメールを検索します。

      5. 未リストメール

         チェックを入れると、PaPi-Mail でこれまでリストしていないメールをリストします。

     上記の検索項目、検索結果の選択の設定終了後、[適用]チェックボックスをオンにして[設定]ボタンをタップすると、検索条件が保持され、PaPi-Mail3メイン画面の[リスト]ボタンに[*]が表示されます。[リスト]ボタンをタップすると、リスト取得時に検索を行い、検索条件に一致したメールのみリストされます。[適用]チェックボックスをオンにしないで[設定]ボタンをタップした場合、検索条件は保持されますが、リスト取得時に検索を行いません。
     [キャンセル]ボタンをタップすると設定の変更内容を破棄し、[クリア]ボタンをタップすると検索条件をすべて破棄します。

  7. カラーフィルタ
  8.  この機能は、カラー表示可能な Palm でのみ動作します。モノクロ表示の Palm では動作しません。

    1. カラーフィルタの設定

       PaPi-Mail3メイン画面でメニューを開き、[リスト]−[カラーフィルタ]と選択し、リスト取得時に特定のメールを指定した色で表示するためのフィルタを設定します。なお、複数のフィルタに該当する場合、上のフィルタの設定が優先されます。

      メイン画面 カラーフィルタ
      図:カラーフィルタ

      1. ヘッダ

         ヘッダの種類を選択します。

      2. 文字列

         ヘッダに含む文字列を指定します。

      3. カラー

         該当するリストの表示色を設定します。カラーで表示された領域をタップすることで表示色を選択できます。

       上記の設定終了後、[適用]チェックボックスをオンにして[設定]ボタンをタップすると、カラーフィルタの設定内容が保存されます。[リスト]ボタンをタップすると、新しく取得したリストのうちフィルタに該当するメールを指定色で表示します。[適用]チェックボックスをオフにして[設定]ボタンをタップした場合、設定内容は保存されますが、カラー表示は行いません。
       [キャンセル]ボタンをタップすると設定の変更内容を破棄し、[クリア]ボタンをタップすると設定内容をすべて破棄します。

    2. リスト及びプレビューの表示

       カラーフィルタを使用して、リストを取得すると以下のように表示されます。プレビューもリストと同じ色で表示されます。この時、メールの操作を指定すると、操作を指定されたメールはカラーフィルタの設定に関わりなく、同一色で表示されます。

      メイン画面 プレビュー
      図:カラーフィルタ

  9. メールの送信
  10.  メールリーダを開いている場合は[通信]ボタンをタップし、PaPi-Mailメイン画面に切り替えます。 [送信]ボタンをタップすると[送信]ボックスのメールが送信されます。送信に成功すると[送信]ボックス内のメールは[削除済み]ボックスもしくは[保存]ボックスに移動されます(どちらに移動するかは[オプション]−[一般設定]の設定に依存します)。

  11. 接続の切断・処理の中断
  12.  サーバへの接続を切断したい場合、PaPi-Mail3のメイン画面から[切]ボタンをタップします。リスト取得中やメール処理中に[切]ボタンをタップすると、処理を中断します。


マニュアルの目次