マッピング

Portfolioの「マッピング」では、標準の「説明」と「キーワード」フィールド以外のオリジナルファイルフィールドに含まれているテキストデータを抽出できます。

通常、Photoshopの「ファイル情報」のような情報をファイルに追加するソフトウェアでは、含まれているデータの各フィールドに数値ID、すなわちタグが割り当てられます。 マッピング機能を使い、このフィールドIDをカタログ内のカスタムフィールドにマッピングして、Portfolioにカスタムフィールドへコピーさせることができます。

Portfolioには、よく使われている形式(Photoshop、IPTC、TIFF)のタグコードが各種用意されています。 このタグコードについては、「カタログ」メニューから「カタログ作成オプション...」を選択して表示される「カタログ作成オプション」ダイアログボックスの「「マッピング」タブ」や「マッピング」を参照してください。 また、組み込まれているコードだけでなく、他のソフトウェアのタグコードや新しいコードの追加もできます。

マッピング機能を使うには、「カタログ」メニューの「カタログ管理...」から「カスタムフィールド」タブを選択し、オリジナルファイルから抽出したい各タグフィールドに対するカスタムフィールドを作成します。 オリジナルファイルタグのIDコードが「カタログ作成オプション」ダイアログボックスの「マッピング」タブ内のリストにある場合は、編集してマッピング先のカスタムフィールド名を追加すればマッピングができます。 IDコードがリストにない場合は、カタログ作成オプションの「マッピング」タブでマッピングリストに追加してからマッピングします。

 

既存のマッピングを使用可能/使用不可にするには

注意: マッピングは、使用するまえに作成しておかなければなりません。 新しいマッピングを追加するには、該当するページ以降をご覧ください。

Macintoshでのヒント:「マッピング」タブ中のリストで、「名前」の左をクリックすると、マッピングを使用可能/使用不可にすることができます。 リストを選択し「追加」もしくは「編集」ボタンをクリックし表示されるダイアログボックスの左にある「状態」の項目でも同じ操作をすることができます。

  1. 「カタログ」メニューから「カタログ作成オプション...」を選択し、表示される「カタログ作成オプション」ダイアログボックスの「マッピング」タブ内にあるリストから、 使いたい項目を選択します。

  2. 「編集」ボタンをクリックするか、選択したマッピングをダブルクリックして「マッピング」ダイアログボックスを開きます。

  3. 「マッピング」ダイアログボックスの「状態」リストで「オン」を選択してから「OK」ボタンをクリックします。

    項目の左にチェックマークが付いて、そのマッピングが使用可能になったことを示します。 Portfolioは、オリジナルファイルのフィールドからデータを抽出し、選択されたカタログのカスタムフィールドに取り込みます。 チェックマークが付いていないマッピングは無視されます。

  4. 「OK」ボタンをクリックし「カタログ作成オプション」ダイアログボックスを閉じます。

マッピングについての注意事項

  1. 使用可能にしたマッピングは、追加と更新の両方の処理で使用されます。

  2. キーワードや説明にはマッピングできません。

  3. タグの中には、キーワードまたは説明に自動的にマッピングされるものがあります。 このタグコードをカスタムフィールドで使うことはできません。

  4. 1つのタグコードを複数のカスタムフィールドにマッピングすることはできません。

「マッピング」タブにすでに表示されているタグコードをカスタムフィールドにマッピングするには

  1. 「カタログ」メニューの「カタログ管理...」から「カスタムフィールド」タブを選択し、オリジナルファイルのタグを取り込むためのカスタムフィールドを作成します。

  2. 「カタログ」メニューから「カタログ作成オプション...」を選択、またはcommand+J(Macintosh)かCtrl+J(Windows)を押して、 次に「マッピング」タブをクリックします。

  3. マッピングしたいオリジナルファイルのタグ名とコードを選択して、「編集...」ボタンをクリックします。

    「マッピング」ダイアログボックスが表示されます。これには選択されたタグとIDコードが表示されています。

ヒント: マッピング先のカスタムフィールドを指定しないとタグ付きデータを取り込むことはできないため、少なくとも1つカスタムフィールドを作成するまでは「フィールド」欄は空白になっています。

  1. 「フィールド」ドロップダウンリストから、そのタグに割り当てるカタログのカスタムフィールドを選択します。

  2. 「状態」をオン/オフにします。

    タグからPortfolioにデータを取り込む場合は「状態」を「オン」にし、 取り込まない場合は「オフ」にします。

  3. 「動作」を指定します。

    「置換」は、カタログのカスタムフィールドにすでに存在するデータをオリジナルファイルのデータで置き換えます。

    「追加」は、カタログのカスタムフィールドに存在するデータにオリジナルファイルのデータを追加します。 フィールドが複数値フィールドである場合は、「追加」を選択すると新しい値が追加されます。

  4. 「OK」ボタンをクリックして、「マッピング」タブに戻ります。

  5. 取り込みたいすべてのタグに対して手順3〜7を繰り返します。

タグのIDコードをマッピングのリストに追加するには

  1. 「カタログ」メニューから「カタログ管理...」を選択し、「カタログ管理」ダイアログボックスの「カスタムフィールド」タブを選択して、マッピングしたいオリジナルファイルのタグに対応するカスタムフィールドを作成します。

  2. 「カタログ」メニューから「カタログ作成オプション...」を選択、またはcommand+J(Macintosh)かCtrl+J(Windows) を押します。

  3. 「マッピング」タブをクリックしてから「追加...」をクリックします。

  4. タグIDコードとタグ名を入力します。

    データはIDコードを使って抽出されます。 タグ名は情報として使用するだけであり、自由に指定することができます。

  5. 「フィールド」ドロップダウンリストから、そのタグに割り当てるカタログのカスタムフィールドを選択します。

  6. 「状態」を「オン」または「オフ」にし、「動作」ドロップダウンリストから適切な動作を選択します。

  7. 「OK」ボタンをクリックして、「マッピング」タブに戻ります。

  8. マッピングしたいすべてのタグに対して手順3〜7を繰り返します。

次のページも参照してください。

カタログ作成オプション−「マッピング」タブ

マッピングの一覧