Microsoft DirectX 8.0 (C++)

DirectPlay サービス プロバイダ

Microsoft® DirectPlay® は、アプリケーションに仮想のネットワーク接続を提供する。この仮想ネットワーク接続を使用すると、関係するネットワークの種類にかかわらず共通の方法で、ほかのコンピュータと通信することができる。このレベルの抽象化を実現するため、ネットワーク接続はサービス プロバイダを通じて行われる。サービス プロバイダを選択すると、アプリケーションが、DirectPlay の適切なメソッドを使って、セッション内のほかのコンピュータと通信するようになる。選択したネットワーク ハードウェアをとおる通信の詳細は、そのサービス プロバイダで処理される。

DirectPlay には、TCP/IP、IPX、モデム、およびシリアルの 4 種類のネットワーク接続に対応するサービス プロバイダが含まれている。サービス プロバイダの選択方法については、「DirectPlay アドレシング」を参照すること。

  DirectPlay は、TAPI (テレフォニー API) を使ってモデム接続を処理する。この API の使用は、電話への応答に使用されるコードが、メッセージ ループのスレッド内になければならないことを意味する。Microsoft Windows® 95 システムでモデムを使用するには、TAPI のバージョン 2.0 をインストールする必要がある。TAPI 2.0 は、http://www.microsoft.com/ からダウンロードできる。