DirectPlay で Netmon を使用するためのヒント
ここでは、Microsoft® DirectPlay® で Netmon を使用するためのヒントをいくつか紹介する。
- デフォルトでは、最新のトラフィック 1 MB だけがキャプチャされるようになっている。この値は、10 〜 20 MB 程度に増す必要があるかもしれない。
- ハード ドライブへのストリームは行われないので、確認できるトラフィックは現在キャプチャ バッファ内にある内容に限られる。キャプチャ済みのトラフィックをハード ドライブにストリームするには、独自のキャプチャ処理を実装する必要がある。詳細については、MSDN を参照すること。
- デフォルトでは、DirectPlay のパーサーは、[2302,2400]U{6073} ポート/ソケット範囲を使って、IP および IPX パケットをフィルタリングするようになっている。標準以外のポート/ソケット範囲を使用している場合には、ユーザー定義のポート/ソケット値をパーサーに認識させることができる。これには、\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\DirectX\DirectPlay\Parsers レジストリ キーに、MinUserPort と MaxUserPort の 2 つの DWORD 値を追加する。この結果、ポート/ソケット範囲が [2302,2400]U{6073}U[MinUserPort,MaxUserPort] に拡張される。
- DirectPlay プロトコルと RTP プロトコルは、どちらも UDP プロトコルの上位レイヤであるため、両者のパーサーが競合する可能性がある。したがって、DirectPlay トラフィックを分析するときは RTP パーサーを無効にし、RTP トラフィックを分析するときは DirectPlay パーサーを無効にしなければならない。