スクリプト可能なオブジェクト
以下のスクリプト可能なオブジェクト (Automation 準拠のオブジェクト) は、スクリプト アプリケーションからアクセスできる。このリリースでは、これらのオブジェクトのメソッドとプロパティを JScript の構文のみで表現する。VisualBasic を使用する場合は、オブジェクト ブラウザでオブジェクトを表示すると、データ型を調べることができる。C++ を使用する場合、詳細については idl ファイルを調べること。
チューニング空間オブジェクト
チューニング空間オブジェクトは、ネットワーク タイプやネットワーク プロバイダとかかわりなく、特定のプログラムにチューニングするための汎用的な手段を実装するために使用する。ガイド ストアを使用するアプリケーションでは独自のチューニング要求を構築する必要がないため、通常、アプリケーションでこれらのオブジェクトを使用することはない。アプリケーションでは、既製のチューニング要求をガイド ストアから取得し、それらをビデオ コントロールに渡す。
AnalogRadioTuningSpace | 地上波ラジオ ネットワーク固有のチューニング空間。 |
AnalogTVTuningSpace | アナログ TV ネットワーク固有のチューニング空間。 |
ATSCTuningSpace | ATSC ネットワーク固有のチューニング空間。 |
DVBTuningSpace | DVB ネットワーク固有のチューニング空間。 |
SystemTuningSpaces | アプリケーションから使用され、新しいチューニング空間の作成や、既存のチューニング空間の列挙または修正を行う。 |
チューニング要求オブジェクト
チューニング要求は、チューニング空間オブジェクトの ITuningSpace::CreateTuneRequest を呼び出して作成する。通常のアプリケーションでは、TuneRequest を独自に作成せずにガイド ストアから取得する。
ChannelTuneRequest | アナログ TV ネットワーク固有のチューニング要求オブジェクトに実装される。 |
ATSCChannelTuneRequest | ATSC TV ネットワーク固有のチューニング要求オブジェクトに実装される。 |
DVBTuneRequest | DVB TV ネットワーク固有のチューニング要求オブジェクトに実装される。 |
ストリーム コンポーネント オブジェクト
このコンテキストでは、ブロードキャスト内のサブストリームを "コンポーネント" と言う。ブロードキャスト ストリームの実際のコンポーネントは、受信開始後でなければわからない。その時点で、ネットワーク プロバイダが Component オブジェクト情報を設定する。
ロケータ オブジェクト
ロケータ オブジェクトは、グラフに含まれるネットワーク プロバイダおよびその他のフィルタが、ある種の場合に、チューニング要求に応えるため、チューニングの方法と対象の判断に使用する。アプリケーションではこれらのオブジェクトを使用しない。
Locator | ネットワーク タイプ固有のチューニング空間ロケータのための基底クラス。 |
MPEG2Locator | ネットワーク プロバイダから呼び出され、MPEG-2 ベースのネットワーク内におけるチューニングについて情報を取得する。アプリケーションでは使用しない。 |
ATSCLocator | ネットワーク プロバイダから呼び出され、ATSC ネットワーク内でのチューニングに関する情報を取得する。アプリケーションでは使用しない。 |
DVBTLocator | ネットワーク プロバイダから呼び出され、DVB-T ネットワーク内でのチューニングに関する情報を取得する。アプリケーションでは使用しない。 |
DVBSLocator | ネットワーク プロバイダから呼び出され、DVB-S ネットワーク内でのチューニングに関する情報を取得する。アプリケーションでは使用しない。 |