Microsoft DirectX 8.0 (C++)

DIPROPGUIDANDPATH

GUID やパスを表す値を持つプロパティにアクセスするために使用される。

typedef struct DIPROPGUIDANDPATH {
    DIPROPHEADER diph;
    GUID         guidClass;
    WCHAR        wszPath[MAX_PATH];
} DIPROPGUIDANDPATH, *LPDIPROPGUIDANDPATH;
 
typedef const DIPROPGUIDANDPATH *LPCDIPROPGUIDANDPATH;

メンバ

diph
DIPROPHEADER 構造体。次のように初期化する。
メンバ
dwSize sizeof(DIPROPGUIDANDPATH)
dwHeaderSize sizeof(DIPROPHEADER)
dwObj この構造体では、このメンバはゼロに設定しなければならない。
dwHow dwObj メンバの解釈方法を指定する。この構造体では、dwHow は DIPH_DEVICE とする。

guidClass
オブジェクトのクラス GUID。
wszPath
返されるオブジェクトのパス。これは Unicode 文字列である。

注意

DIPROPGUIDANDPATH 構造体に関連付けられた DIPROP_GUIDANDPATH プロパティを使うと、詳細設定の可能なアプリケーションは、Microsoft® DirectInput® でサポートされていない HID (Human Interface Device) に対して操作を実行できる。

アプリケーションは、rguidProp パラメータに DIPROP_GUIDANDPATH を指定して IDirectInputDevice8::GetProperty メソッドを呼び出す。デバイスのクラス GUID は、DIPROPGUIDANDPATH 構造体の guidClass メンバに返される。デバイス インターフェイスのパスは、wszPath メンバに返される。その後、アプリケーションはこのパスに対して CreateFile 関数を呼び出して、デバイスに直接アクセスすることができる。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 以降に対する再配布可能ファイルとして提供。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降に対する再配布可能ファイルとして提供。
  ヘッダー : dinput.h で宣言。