Microsoft DirectX 8.0 (C++)

サーフェスへのコピー

IDirect3DDevice8::CopyRects メソッドを使用するときは、転送元サーフェス上の矩形の配列または NULL を渡して、サーフェス全体を指定する。また、転送元イメージの各矩形の左上隅がコピーされる転送先サーフェス上のポイントの配列を渡す。このメソッドはクリッピングをサポートしていない。すべての転送元矩形および対応する転送先矩形が、それぞれ転送元および転送先サーフェス内に完全に含まれていない場合には、このメソッドが失敗する。このメソッドは、アルファ ブレンディング、カラー キー、およびフォーマット変換はサポートしていない。転送先サーフェスと転送元サーフェスは異ならなければならない点に注意すること。

CopyRects の例

次に示す例では、2 つの矩形が転送元サーフェスから転送先サーフェスにコピーされる。最初の矩形は、転送元サーフェス上の (0, 0, 50, 50) から転送先サーフェス上の同じ位置にコピーされ、2 番目の矩形は、転送元サーフェス上の (50, 50, 100, 100) から転送先サーフェス上の (150 ,150, 200, 200) にコピーされる。

//このコードでは、
//-d3dDevice は有効な Direct3DDevice8 オブジェクトであり、
//-pSource と pDest は有効な IDirect3DSurface8 ポインタであると仮定している。

RECT  rcSource[] = {  0,  0,  50,  50,
                     50, 50, 100, 100 };
POINT ptDest[]   = {  0,  0, 150, 150 };

d3dDevice->CopyRect( pSource, rcSource, 2, pDest, ptDest);

C++/C では、Microsoft® Direct3D® サーフェスにイメージをコピーする場合に、次のメソッドも使用できる。