Microsoft DirectX 8.0

MPEG-1 メディア タイプ

ここでは、Microsoft® DirectShow® が MPEG データに使用するメディア タイプについて説明する。

MPEG-1 システム ストリーム
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Stream

マイナー タイプ:MEDIASUBTYPE_MPEG1System

フォーマット:なし

サンプルの内容:BYTE ストリーム、調整なし

ビデオ CD の MPEG-1 システム ストリーム
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Stream

マイナー タイプ:MEDIASUBTYPE_MPEG1VideoCD

フォーマット:なし

サンプルの内容:BYTE ストリーム、調整なし

MPEG-1 オーディオ パケット
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Audio

マイナー タイプ:MEDIASUBTYPE_MPEG1Packet

フォーマット:MPEG1WAVEFORMAT

サンプルの内容:パケット ヘッダーが含まれた単一の MPEG-1 パケット

MPEG-1 オーディオ ペイロード
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Audio

マイナー タイプ:MEDIASUBTYPE_MPEG1Payload

フォーマット:MPEG1WAVEFORMAT

サンプルの内容:バイト調整された MPEG-1 オーディオ データ

MPEG-1 ビデオ パケット
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Video

マイナー タイプ:MEDIASUBTYPE_MPEG1Packet

フォーマット:VIDEOINFO + ビデオ シーケンス ヘッダー

サンプルの内容:パケット ヘッダーが含まれた単一の MPEG-1 パケット

MPEG-1 ビデオ ペイロード
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Video

マイナー タイプ:MEDIASUBTYPE_MPEG1Payload

フォーマット:VIDEOINFO + ビデオ シーケンス ヘッダー

サンプルの内容:バイト調整された MPEG-1 ビデオ データ

MPEG-1 ネイティブ ビデオ ストリーム
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Stream

マイナー タイプ: MEDIASUBTYPE_ MPEG1Video

フォーマット:なし

サンプルの内容:ビデオ ストリーム バイトの配列 (システム レイヤなし)

MPEG-1 ネイティブ オーディオ ストリーム
メジャー タイプ:MEDIATYPE_Stream

マイナー タイプ: MEDIASUBTYPE_ MPEG1Audio

フォーマット:なし

サンプルの内容:オーディオ ストリーム バイトの配列 (システム レイヤなし)

さまざまなフィルタは、次のようにピンをサポートする。

フィルタ方向メディア タイプ
システム レイヤ スプリッタ 入力 MPEG-1 システム ストリーム

ビデオ CD の MPEG-1 システム ストリーム

システム レイヤ スプリッタ 出力 MPEG-1 オーディオ パケットまたは MPEG-1 オーディオ データ
システム レイヤ スプリッタ 出力 MPEG-1 ビデオ パケットまたは MPEG-1 ビデオ データ
ソフトウェア オーディオ CODEC 入力 MPEG-1 オーディオ データまたは MPEG-1 オーディオ パケット
ソフトウェア ビデオ CODEC 入力 MPEG-1 ビデオ データまたは MPEG-1 ビデオ パケット
ソフトウェア オーディオ CODEC 出力 PCM オーディオ モノまたはステレオ、入力サンプリング レート、入力サンプリング レートの 2 分の 1 または入力サンプリング レートの 4 分の 1
ソフトウェア ビデオ CODEC 出力 Y41P、YUY2、UYVY、RGB24、RGB32、RGB565、RGB555、RGB8 フォーマットの非圧縮ビデオ

シーケンス ヘッダーがビデオ再生を初期化しなくてもファイルの途中からデータを再生できるように、MPEG-1 ビデオ パケットとペイロードのメディア タイプには完全なシーケンス ヘッダーが含まれている。

ストリームの途中から再生を開始できるように、MPEG ビデオのビデオ データ タイプにはビデオ シーケンス ヘッダーが追加される。このフィールドの長さは、最大 140 バイトである。このフィールドの先頭および最初のシーケンス ヘッダー内で見つかった量子化マトリクスには、シーケンス ヘッダー開始コード —0x000001B3— が含まれている。