Microsoft DirectX 8.0 (C++)

IDirectXFile::CreateSaveObject

保存オブジェクトを作成する。

HRESULT CreateSaveObject(
  LPCSTR szFileName,
  DXFILEFORMAT dwFileFormat,
  LPDIRECTXFILESAVEOBJECT* ppSaveObj
);

パラメータ

szFileName
[in] データを保存するために使用するファイルの名前へのポインタ。
dwFileFormat
[in] Microsoft® DirectX® のファイルを保存するときに使用するフォーマットを指定する。詳細については、「注意」を参照すること。
DXFILEFORMAT_BINARY
バイナリ ファイルを示す。
DXFILEFORMAT_COMPRESSED
圧縮ファイルを示す。
DXFILEFORMAT_TEXT
テキスト ファイルを示す。
ppSaveObj
[out, retval] 作成された保存オブジェクトを表す IDirectXFileSaveObject インターフェイスへのポインタのアドレス。

戻り値

成功した場合は、DXFILE_OK を返す。

失敗した場合は、次のいずれかの値を返す。

DXFILEERR_BADALLOC
DXFILEERR_BADFILE
DXFILEERR_BADVALUE

注意

このメソッドを使用した後は、IDirectXFileSaveObject インターフェイスのメソッドを使用してデータ オブジェクトを作成し、テンプレートまたはデータを保存する。

ファイル フォーマットのデフォルト値は DXFILEFORMAT_BINARY である。ファイル フォーマットの値を論理で結合し、圧縮テキスト ファイルまたは圧縮バイナリ ファイルを作成できる。バイナリ (0) とテキスト (1) の両方を指定した場合は、テキスト ファイル フォーマットの値と区別がつかないため (0 + 1 = 1)、テキスト ファイルとして保存される。ファイル フォーマットとしてテキストかつ圧縮を指定すると、ファイルは最初にテキストとして書き込まれた後、圧縮される。ただし、圧縮テキスト ファイルはバイナリ テキスト ファイルほど効率がよくないので、ほとんどの場合は、バイナリかつ圧縮を指定する必要がある。フォーマットを指定しないでファイルを圧縮するように設定すると、バイナリ圧縮ファイルが作成される。

動作環境

  ヘッダー : dxfile.h で宣言。
  インポート ライブラリ : d3dxof.lib を使用。

参照

IDirectXFileSaveObject