Microsoft DirectX 8.0

マルチメディア ストリーミング データ タイプ

ここでは、Microsoft® DirectShow® マルチメディア ストリーミングのデータ タイプについて説明する。
データ タイプ説明
MSPIDメディア ストリームの目的を定義する目的 ID。目的 ID は typedef で GUID として宣言できる。
STREAM_STATEストリームの状態を記述する。
STREAM_TIME100 ナノ秒単位のストリーム タイム。このデータ タイプは 64 ビット整数 (LONGLONG) として定義される。
STREAM_TYPEストリームのデータが流れる方向を定義する。

STREAM_STATE

マルチメディア ストリーミング データ タイプ

ストリームの状態を記述する。

構文

typedef enum {
    STREAMSTATE_STOP        = 0,
    STREAMSTATE_RUN         = 1
} STREAM_STATE;

要素

STREAMSTATE_STOP
停止状態。
STREAMSTATE_RUN
実行状態。

注意

IMultiMediaStream::SetState メソッドを呼び出して状態を変更する。

STREAM_TYPE

マルチメディア ストリーミング データ タイプ

ストリームのデータが流れる方向を定義する。

構文

typedef enum {
    STREAMTYPE_READ         = 0,
    STREAMTYPE_WRITE        = 1,
    STREAMTYPE_TRANSFORM    = 2
} STREAM_TYPE;

要素

STREAMTYPE_READ
アプリケーションからストリームを読み取ることができる。
STREAMTYPE_WRITE
アプリケーションからストリームに書き込むことができる。
STREAMTYPE_TRANSFORM
アプリケーションからストリームを読み書きできる。

注意

変換ストリームは読み書き可能であり、サンプルが同じ位置に書き戻される。