Microsoft DirectX 8.0 (C++) |
カーソルのプロパティを設定する。
HRESULT SetCursorProperties( UINT XHotSpot, UINT YHotSpot, IDirect3DSurface8* pCursorBitmap );
成功した場合は、D3D_OK を返す。
失敗した場合は、D3DERR_INVALIDCALL を返す。
Microsoft® Direct3D® のカーソル関数では、ハードウェアに応じて、GDI カーソルまたはソフトウェア エミュレーションのいずれかを使用する。ユーザーは通常、WM_SETCURSOR メッセージに応じる。たとえば、ユーザーはメッセージ ハンドラを次のように記述できる。
case WM_SETCURSOR: // ウィンドウ カーソルをオフにする。 SetCursor( NULL ); m_pd3dDevice->ShowCursor( TRUE ); return TRUE; // Windows がカーソルをウィンドウ クラス カーソルに設定しないようにする。 break;
また、カーソルを変更する場合は、ユーザーは IDirect3DDevice8::SetCursorProperties メソッドを呼び出すことができる。詳細については、Microsoft DirectX® Graphics C/C++ サンプルのサンプル コードを参照すること。
アプリケーションでは、D3DCAPS8 構造体の適切なメンバを調べることで、カーソルで利用可能なハードウェア サポートを確認できる。一般に、ハードウェアがサポートするのは 32 × 32 のカーソルだけである。さらに、ウィンドウ モードでは、システムがサポートできるのも 32 × 32 のカーソルだけである。その場合でも SetCursorProperties は成功するが、カーソルはこのサイズに縮小されて、ホットスポットは適切にスケーリングされる可能性がある。
ヘッダー : d3d8.h で宣言。
インポート ライブラリ : D3d8.lib を使用。
IDirect3DDevice8::SetCursorPosition、IDirect3DDevice8::ShowCursor、D3DCAPS8