Microsoft DirectX 8.0 |
MSYUV は YUV から RGB カラー スペースへのコンバータ CODEC である。たとえクライアントのビデオ ディスプレイ アダプタのハードウェア YUV-to-RGB 変換を使えなくても、YUV フォーマットのビデオ ソース データの再生を可能にする。CODEC は AVI デコンプレッサ ラッパー フィルタを通してフィルタ グラフに参加する。
1394 か USB インターフェイスを持ったデジタル カンファレンス カメラは複数の YUV フォーマットでイメージ データを生成し得る。ディスプレイ ハードウェアがオンボードの YUV-to-RGB 変換をサポートしていない、あるいはハードウェア 変換性能がある別の理由で使用できないなら、YUV イメージ データはビデオ レンダラに送られる前に RGB フォーマットに変換されなければならない。
フィルタ グラフを構築するとき、グラフ ビルダは出力ピン メディア タイプの YUV フォーマットを検知し、グラフ内に AVI デコンプレッサ を挿入する、そして AVI デコンプレッサ は MSYUV CODEC をロードし RGB への変換を行うよう最初に構成する。グラフが最初に実行あるいはポーズに移行した後で、ビデオ レンダリング フィルタはビデオ ディスプレイ アダプタがハードウェア変換可能かどうかを検知できる。可能であれば、AVI デコンプレッサ は通知を受け、MSYUV を 「パス スルー モード」で処理するよう再構成する、それにより CODEC は変換をスキップし、YUV イメージデータを直接ビデオ メモリの DirectDraw オーバーレイ サーフェイスにコピーする。
以下のリストに示すように、MSYUV はパックされた YUV フォーマットを RGB に変換する :フィルタの詳細については、「AVI デコンプレッサ」を参照すること。