Microsoft DirectX 8.0 |
オブジェクトがサポートするパラメータに関する情報を取得する。アプリケーションの実行中、オブジェクトがサポートするパラメータの集合は変わらない。パラメータ値を設定するには、IMediaParams インターフェイスを使用する。
IUnknown メソッド 説明 QueryInterface サポートされているインターフェイスへのポインタを取得する。 AddRef 参照カウントの値を増やす。 Release 参照カウントの値を減らす。 IMediaParamInfo メソッド 説明 GetParamCount オブジェクトがサポートするパラメータの数を取得する。 GetParamInfo 指定されたパラメータに関する情報を取得する。 GetParamText パラメータを説明する文字列の配列を取得する。 GetNumTimeFormats オブジェクトがサポートするタイム フォーマットの数を取得する。 GetSupportedTimeFormat サポートされているタイム フォーマットを取得する。 GetCurrentTimeFormat 現在のタイム フォーマットを取得する。
オブジェクトがサポートするパラメータの数を取得する。
構文
HRESULT GetParamCount( DWORD *pdwParams );
パラメータ
- pdwParams
- [out] パラメータの数を受け取る変数へのポインタ。
戻り値
HRESULT 値を返す。返される値は次のとおり。
S_OK 成功。 E_POINTER NULL ポインタ引数。
指定されたパラメータに関する情報を取得する。
構文
HRESULT GetParamInfo( DWORD dwParamIndex, MP_PARAMINFO *pInfo );
パラメータ
- dwParamIndex
- [in] パラメータのゼロベースのインデックス。
- pInfo
- [out] パラメータ情報が挿入される MP_PARAMINFO 構造体へのポインタ。
戻り値
HRESULT 値を返す。返される値は次のとおり。
S_OK 成功。 E_INVALIDARG 範囲外のインデックス。 E_POINTER NULL ポインタ引数。
注意
オブジェクトがサポートするパラメータの数を取得するには、GetParamCount メソッドを呼び出すこと。
パラメータを説明する一連の文字列を取得する。
構文
HRESULT GetParamText( DWORD dwParamIndex, WCHAR **ppwchText );
パラメータ
- dwParamIndex
- [in] パラメータのゼロベースのインデックス。
- ppwchText
- [out] 一連の Unicode? 文字列へのポインタを受け取る変数のアドレス。
戻り値
HRESULT 値を返す。返される値は次のとおり。
S_OK 成功。 E_INVALIDARG 範囲外のインデックス。 E_POINTER NULL ポインタ引数。
戻り値
メソッドが成功した場合、*ppwchText は次の書式を持つ文字列を指す。
Name\0Unit\0Enum1\0Enum2\0...EnumN\0\0各項目は次のとおり。
- Name は、パラメータの名前である。
- Unit は、単位の名前である。たとえば milliseconds など。
- Enum1 〜 EnumN は、パラメータの列挙値を表すわかりやすい名前である。MPT_ENUM 型のパラメータだけに適用される。
アプリケーションはユーザー インターフェイス内にこれらの値を表示できる。これらの値は必ずしも一貫性のある命名規則に従っていない。ユーザーのコンピュータで国際コード ページが使用されている場合は、このメソッドは、そのコード ページに対応するローカライズされた文字列を返すことがある。
オブジェクトは CoTaskMemAlloc 関数を使用して文字列のメモリを割り当てる。このメソッドを呼び出した後、CoTaskMemFree を呼び出してバッファを解放すること。
オブジェクトがサポートするタイム フォーマットの数を取得する。
構文
HRESULT GetNumTimeFormats( DWORD *pdwNumTimeFormats );
パラメータ
- pdwNumTimeFormats
- [out] サポートされているタイム フォーマットの数を受け取る変数へのポインタ。
戻り値
HRESULT 値を返す。返される値は次のとおり。
S_OK 成功。 E_POINTER NULL ポインタ引数。
サポートされているタイム フォーマットを取得する。
構文
HRESULT GetSupportedTimeFormat( DWORD dwFormatIndex, GUID *pguidTimeFormat );
パラメータ
- dwFormatIndex
- [in] 取得するタイム フォーマットのインデックス。
- pguidTimeFormat
- [out] タイム フォーマット GUID を受け取る変数へのポインタ。
戻り値
HRESULT 値を返す。返される値は次のとおり。
S_OK 成功。 E_INVALIDARG 範囲外のインデックス。 E_POINTER NULL ポインタ引数。
注意
オブジェクトがサポートするタイム フォーマットの数を取得するには、GetNumTimeFormats メソッドを呼び出すこと。
現在のタイム フォーマットを取得する。
構文
HRESULT GetCurrentTimeFormat( GUID *pguidTimeFormat, MP_TIMEDATA *pTimeData );
パラメータ
- pguidTimeFormat
- [out] タイム フォーマット GUID を受け取る変数へのポインタ。
- pTimeData
- [out] 新しいフォーマットの単位を指定する MP_TIMEDATA 値を受け取る変数へのポインタ。
戻り値
HRESULT 値を返す。返される値は次のとおり。
S_OK 成功。 E_POINTER NULL ポインタ引数。
注意
pTimeData パラメータに返される値の意味は、タイム フォーマット GUID によって異なる。詳細については、「IMediaParams::SetTimeFormat」を参照すること。