Microsoft DirectX 8.0 (C++)

ステップ 3 : マウスの動作の設定

アプリケーションがマウスに対するアクセス権を取得できるようにするには、前もって、IDirectInputDevice8::SetCooperativeLevel メソッドを使用してマウス デバイスの動作を設定しなければならない。このメソッドは、デバイスに関連付けられたウィンドウのハンドルを受け取る。Scrawl では、DISCL_EXCLUSIVE フラグが指定されているので、マウス デバイスに対する排他アクセス権を持つのは、このアプリケーションのみであるということが保証される。Scrawl は、別のアプリケーションがフォアグラウンドにあるときはデータ入力を受け入れないため、このフラグは DISCL_FOREGROUND と組み合わせて使用する。

以下のコードは、デバイスの協調レベルを設定しようとする例である。設定に失敗すれば、FALSE が返される。hWnd は有効なウィンドウ ハンドルと仮定する。

hr = g_pMouse->SetCooperativeLevel(hWnd,
               DISCL_EXCLUSIVE | DISCL_FOREGROUND);
 
if (FAILED(hr)) {
    return FALSE;
}

マウスの動作を設定したら、「ステップ 4 : マウスからのバッファリング データ入力の準備」に進む。