Microsoft DirectX 8.0 (C++) |
DirectX ソフトウェア開発キットのデバッグ バージョンでインストールされる DirectMusic および DirectSound の DLL (ダイナミック リンク ライブラリ) は、アプリケーションの実行時に、情報をデバッグ出力ウィンドウに生成する。デフォルトでは、利用できるすべての情報が表示される。これらの DLL は、DirectX SDK のデバッグ バージョンがインストールされている場合に利用できる。DirectMusic DLLは、コントロール パネルの DirectX プロパティ シートで [Use Debug Version of DirectMusic] を選択することによって動的に選択できる。
DirectMusic DLL では、Win.ini の値を変更すると、デバッグ出力ウィンドウに表示される情報を制御することができる。DirectMusic DLL それぞれの出力は、次の例に示すように、個別に設定することができる。
[Debug] DMBAND=1 DMCOMPOS=1 DMIME=1 DMLOADER=0 DMUSIC=1 DMSTYLE=3 DMSYNTH=5
それぞれの値は -1 〜 5 の範囲で設定できる。-1 を設定すると、デバッグ情報は生成されず、5 を設定すると、もっとも詳細な情報が生成される。Win.ini にエントリがない場合、デバッグ出力のレベルは 0 になる。特定の DLL にほかのコンポーネントよりも低い値を設定し、その DLLの問題に注目することができる。
コントロール パネルの DirectX プロパティ シートの [DirectMusic] ページおよび [DirectSound] ページにある [Debug Output Level] スライダを使って、デバッグ レベルを 0 〜 5 の範囲に設定することもできる。ただし、この方法ではすべての DLL に同じ値が設定される。
「DirectX アプリケーションのデバッグ」も参照すること。