Microsoft DirectX 8.0 (C++)

出力レジスタ

出力レジスタは、ラスタライザへの入力と定義される。生成されたデータは出力レジスタ ファイルに書き込まれるが、これは書き込み専用のアクセスである。

出力レジスタはラスタ シェーダのレジスタ モデルによって定義されており、次の最低個数をサポートしなければならない。

名前 I/O 許可
oDn 書き込み専用 2 つの 4D ベクトル
oFog 書き込み専用 1 スカラー フロート
oPos 書き込み専用 4D ベクトル 1 個
oPts 書き込み専用 1 スカラー フロート
oTn 書き込み専用 4 つの 4D ベクトル

示されていないデスティネーション レジスタへの書き込み処理は無視される。

レジスタ名の前に付いている小文字の o は、出力レジスタが書き込み専用であることを示している。

Microsoft® DirectX® 6.0 または 7.0 のピクセル処理モデルのみをサポートしている実装環境、つまりピクセル シェーダのない実装環境で頂点シェーダを使うときは、次の出力レジスタを利用できる。

名前 I/0 許可 説明
oDn 書き込み専用 2 ベクトル 出力カラー データ。ディフューズ色およびスペキュラ色のために必要。
oPos 書き込み専用 1 ベクトル 出力座標。クリッピングのために必要。
oTn 書き込み専用 2 ベクトル 出力テクスチャ座標。テクスチャ ブレンディング ステージに同時にバインドできるテクスチャの最大数のために必要。