Microsoft DirectX 8.0

ビルド環境の設定

このトピックでは、Microsoft® DirectShow® のアプリケーションとフィルタをビルドする方法を説明する。プロジェクトの構築は、コマンド ラインから行うことも、Microsoft® Visual C++® に同梱されている Microsoft® Visual Studio® 環境から行うこともできる。

DirectShow アプリケーションのビルド

ヘッダー ファイル

すべての DirectShow アプリケーションでは、次の表のヘッダー ファイルが使用される。

ヘッダー ファイル用途
Dshow.hすべての DirectShow アプリケーション

DirectShow インターフェイスによっては、追加のヘッダー ファイルが必要なこともある。その詳細は、インターフェイスの説明に含まれている。

ライブラリ ファイル

DirectShow では、次の表のライブラリ ファイルが使用される。

ライブラリ ファイル説明
Strmiids.libクラス識別子 (CLSIDs) とインターフェイス識別子 (IIDs) のエクスポート。すべての DirecShow アプリケーションにはこのライブラリが必要。
Quartz.libAMGetErrorText 関数をエクスポート。この関数を呼び出さないなら、このライブラリは必要ない。
Strmbase.libDirectShow 基底クラスを使う場合のみ必要。

ビルド環境においては、SDK インクルード ディレクトリとライブラリ ディレクトリは、検索パスの最初のディレクトリとすべきである。これによってこれらのファイルの最新バージョンが使用できる。

DirectShow フィルタのビルド

DirectShow フィルタをビルドする場合には、これまでのセクションで説明したステップのほかに、以下のステップを実行する必要がある。