Microsoft DirectX 8.0 (C++) |
Microsoft® DirectX® の以前のバージョンとの互換性を保持するため、いくつかの DirectX コンポーネントはヘッダー ファイルにさまざまな API 要素を定義している。通常、影響される要素は、バージョン固有の構造体の能力やフラグ セットである。いくつかのヘッダー ファイル部分は、プリプロセッサが不必要な定義を除外するプリプロセッサ条件文で囲まれている。定義済み定数の値は、コンポーネントの特定のバージョンを表している。値が定義されていない場合は、ヘッダー ファイルを記述するときに使用された DirectX のバージョンを識別する値が設定される。Microsoft Direct3D® のヘッダー ファイル (D3D8.h) の例を次に示す。
#ifndef DIRECT3D_VERSION #define DIRECT3D_VERSION 0x0800 #endif //DIRECT3D_VERSION
これらの定数にほかの値を定義すると、古いバージョンのコンポーネントで新しいバージョンのヘッダー ファイルを使用できる。たとえば、DirectX 7.0 バージョンの D3D のコンパイルに最新のヘッダー ファイルを使用するには、DIRECT3D_VERSION に 0x0700 を定義する。