Microsoft DirectX 8.0 (C++)

DIPROPPOINTER

UINT_PTR 型のデータ値の設定と取得に使用する。通常、この値はアクション マップのデバイス オブジェクトに関連付けられたアプリケーション固有のアクションに関連付けられた値であるが、関数ポインタも使用できる。

typedef struct DIPROPPOINTER {
    DIPROPHEADER diph;
    UINT_PTR     uData;
} DIPROPPOINTER, *LPDIPROPPOINTER;

typedef const DIPROPPOINTER *LPCDIPROPPOINTER;

メンバ

diph
DIPROPHEADER 構造体。次のように初期化する。
メンバ
dwSize sizeof(DIPROPPOINTER)
dwHeaderSize sizeof(DIPROPHEADER)
dwObj dwHow メンバが DIPH_DEVICE であれば、このメンバはゼロとする。

dwHow メンバが DIPH_BYID であれば、このメンバは、設定または取得されるプロパティを持つオブジェクトの識別子とする。

dwHow メンバが DIPH_ BYOFFSET であれば、このメンバは、設定または取得されるプロパティを持つオブジェクトのデータ形式オフセットとする。たとえば、c_dfDIMouse データ形式を選ぶと、このメンバは DIMOFS_* 値のうちどれか 1 つとしなければならない。

dwHow メンバが DIPH_BYUSAGE であれば、デバイスは HID (Human Interface Device) とする。デバイス オブジェクトは、パックされた形式の HID 使用ページおよび使用状況の値によって識別される。

dwHow dwObj メンバの解釈方法を指定する。詳細については、この表の dwObj メンバの説明を参照すること。
uData
UINT_PTR 型のアプリケーション定義の値であり、デバイス コントロールに関連付けられた uAppData 値 (アクション マップにある) を表す。