Microsoft DirectX 8.0

ISampleGrabberCB インターフェイス

このインターフェイスは、ISampleGrabber::SetCallback メソッドに対応するコールバック メソッドを提供する。このメソッドを呼び出すアプリケーションでは、このインターフェイスを実装する必要がある。詳細については、「ISampleGrabber」を参照すること。

要件

Qedit.h が必要である。

vtable 順のメソッド

IUnknown メソッド説明
QueryInterfaceサポートされているインターフェイスへのポインタを取得する。
AddRef参照カウントをインクリメントする。
Release参照カウントをデクリメントする。
ISampleGrabberCB メソッド説明
SampleCBメディア サンプルへのポインタを受け取るコールバック メソッド。
BufferCBサンプル バッファへのポインタを受け取るコールバック メソッド。

ISampleGrabberCB::BufferCB

ISampleGrabberCB インターフェイス

サンプル バッファへのポインタを受け取るコールバック メソッド。

構文

HRESULT BufferCB( 
    double SampleTime, 
    BYTE *pBuffer, 
    long BufferLen 
);

パラメータ

SampleTime
サンプルの開始タイム (秒単位)。
pBuffer
サンプル データが格納されたバッファへのポインタ。
BufferLen
pBuffer が指すバッファの長さ (バイト単位)。

戻り値

成功した場合は、S_OK を返す。それ以外の場合は、HRESULT エラー コードを返す。

注意

サンプルのバッファリングをアクティブにするには、ISampleGrabber::SetBufferSamples メソッドを呼び出す。そうしないと、サンプルがバッファリングされない。

ISampleGrabberCB::SampleCB

ISampleGrabberCB インターフェイス

メディア サンプルへのポインタを受け取るコールバック メソッド。

構文

HRESULT SampleCB( 
    double SampleTime, 
    IMediaSample *pSample 
);

パラメータ

SampleTime
サンプルの開始タイム (秒単位)。
pSample
サンプルの IMediaSample インターフェイスへのポインタ。

戻り値

成功した場合は、S_OK を返す。それ以外の場合は、HRESULT エラー コードを返す。