Microsoft DirectX 8.0 (C++)

D3DXColorAdjustContrast

カラーのコントラストを調節する。

D3DXCOLOR* D3DXColorAdjustContrast(
  D3DXCOLOR* pOut,
  D3DXCOLOR* pC,
  FLOAT c
); 

パラメータ

pOut
[in, out] 演算結果である D3DXCOLOR 構造体へのポインタ。
pC
[in] 処理の基になる D3DXCOLOR 構造体へのポインタ。
c
[in] コントラスト値。このパラメータは、50% グレーと指定カラー pC の間で線形補間する。c 値に制限値はない。このパラメータが 0 の場合、返される色は 50% グレーである。このパラメータが 1 の場合、返される色はオリジナル カラーである。

戻り値

この関数は、コントラスト調整結果の D3DXCOLOR 構造体へのポインタを返す。

注意

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXColorAdjustContrast 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

次の例で示すように、この関数は 50% グレーと指定コントラスト値の間で D3DXCOLOR 構造体の赤 (red)、緑 (green)、青 (blue) の色成分を補間する。

    pOut->r = 0.5f + c * (pC->r - 0.5f);

c が 0 より大きく 1 未満の場合、コントラストは小さくなる。c が 1 より大きい場合、コントラストは大きくなる。

動作環境

  ヘッダー : D3dx8math.h で宣言。
  インポート ライブラリ : D3dx8.lib を使用。

参照

D3DXColorAdjustSaturation