Microsoft DirectX 8.0 (C++)

D3DXMatrixOrthoOffCenterLH

カスタマイズした左手座標系正射影行列を作成する。

D3DXMATRIX* D3DXMatrixOrthoOffCenterLH(
  D3DXMATRIX* pOut,
  FLOAT l,
  FLOAT r,
  FLOAT t,
  FLOAT b,
  FLOAT zn,
  FLOAT zf
); 

パラメータ

pOut
[in, out] 演算結果である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。
l
[in] ビュー ボリュームの最小 x 値。
r
[in] ビュー ボリュームの最大 x 値。
t
[in] ビュー ボリュームの最小 y 値。
b
[in] ビュー ボリュームの最大 y 値。
zn
[in] ビュー ボリュームの最小 z 値。
zf
[in] ビュー ボリュームの最大 z 値。

戻り値

カスタマイズした左手座標系正射影行列である D3DXMATRIX 構造体へのポインタ。

注意

正射影行列は反転可能な行列である。その行列の反転は、行列の転置に等しい。

D3DXMatrixOrthoLH 関数は、D3DXMatrixOrthoOffCenterLH 関数の特殊なケースである。D3DXMatrixOrthoOffCenterLH を使用して同じ射影を作成するには、l = -w/2、r = w/2、b = -h/2、t = h/2 という値を使用すること。

D3DXMatrixOrthoOffCenterLH 関数のパラメータはすべて、カメラ空間の距離である。このパラメータは、ビュー ボリュームのディメンジョンを記述する。

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXMatrixOrthoOffCenterLH 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

動作環境

  ヘッダー : D3dx8math.h で宣言。
  インポート ライブラリ : D3dx8.lib を使用。

参照

D3DXMatrixOrthoRHD3DXMatrixOrthoLHD3DXMatrixOrthoOffCenterRH