Microsoft DirectX 8.0 (C++)

D3DXColorScale

カラー値をスケーリングする。

D3DXCOLOR* D3DXColorScale( 
  D3DXCOLOR* pOut,
  CONST D3DXCOLOR* pC,
  FLOAT s 
); 

パラメータ

pOut
[in, out] 演算結果である D3DXCOLOR 構造体へのポインタ。
pC
[in] 処理の基になる D3DXCOLOR 構造体へのポインタ。
s
[in] スケーリング係数。色を 4D ベクトルのように処理して、それをスケーリングする。s 値に制限値はない。s が 1 の場合、返される色はオリジナル カラーである。

戻り値

この関数は、スケーリングされたカラー値である D3DXCOLOR 構造体へのポインタを返す。

注意

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXColorScale 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

次の例に示すように、この関数は、D3DXCOLOR 構造体の色成分に指定されたスケーリング係数を乗算することで、スケーリングしたカラー値を算出する。

    pOut->r = pC->r * s;

動作環境

  ヘッダー : D3dx8math.h で宣言。
  インポート ライブラリ : D3dx8.lib を使用。

参照

D3DXColorLerpD3DXColorModulateD3DXColorNegative