Microsoft DirectX 8.0 (C++)

X ファイルへの保存

.x ファイル テンプレートとデータを .x ファイルに保存するには、次の手順を実行する。

  1. DirectXFileCreate 関数を使って IDirectXFile オブジェクトを作成する。
  2. IDirectXFile::RegisterTemplates メソッドを使って、使用するすべてのテンプレートについて Microsoft® DirectX® ファイル システムに情報を与える。
  3. IDirectXFile::CreateSaveObject メソッドを使って IDirectXFileSaveObject オブジェクトを作成する。
  4. 必要に応じて、IDirectXFileSaveObject::SaveTemplates メソッドを使ってテンプレートを保存する。
  5. 保存するオブジェクトをループする。各最上位レベルのオブジェクトに対して、次の手順を実行する。
    1. IDirectXFileSaveObject::CreateDataObject メソッドを使って、ファイル内の最上位オブジェクトとして IDirectXFileData オブジェクトを作成する。最上位データ オブジェクトにオプションの子オブジェクトがある場合は、次のステップで定義されているように適切なメソッドを使ってオブジェクトに追加する。
    2. テンプレートによって許可されていれば、各 IDirectXFileData オブジェクトはオプションの子オブジェクトを持つことができる。子オブジェクトのタイプは、IDirectXFileDataIDirectXFileDataReference、または IDirectXFileBinary の 3 種類のいずれでも可能である。後の手順で示すような、それぞれのタイプに適した方法で各オプションの子メンバをオブジェクト リストに追加しながら、保存するオブジェクトをループする。オブジェクト タイプが Data の場合は、IDirectXFileSaveObject::CreateDataObject メソッドを呼び出して IDirectXFileData オブジェクトを作成し、その後 IDirectXFileData::AddDataObject メソッドを呼び出して、オブジェクトの子として追加する。オブジェクト タイプが Data Reference の場合は、IDirectXFileData::AddDataReference メソッドを呼び出して、オブジェクトの子としてデータ参照オブジェクトを作成および追加する。オブジェクト タイプが Binary の場合は、IDirectXFileData::AddBinaryObject メソッドを呼び出して、オブジェクトの子としてバイナリ オブジェクトを作成および追加する。
    3. IDirectXFileSaveObject::SaveData メソッドを呼び出して、データ オブジェクトと子を保存する。
    4. IDirectXFileData オブジェクトを解放する。
  6. IDirectXFileSaveObject オブジェクトを解放する。
  7. IDirectXFile オブジェクトを解放する。