Microsoft DirectX 8.0 (C++)

リソースからのウェーブ データの読み込み

DirectSound API は、リソースからウェーブを読み込むメソッドを備えていない。ただし、多くの SDK サンプル アプリケーションで使用される Dsutil.cpp ファイルは、リソースとして格納されたウェーブおよびウェーブ ファイルを読み込むことができる CWaveFile クラスを実装する。

実行可能ファイルにウェーブ サウンドを保存するには、ウェーブ ファイルをリソースとしてインポートし、文字列の名前を割り当てる。CWaveFile では、これらのリソースが "WAVE" または "WAV" タイプであり、DLL ではなく実行可能モジュールに含まれていることを想定している。

次のコードは、"mywave" で識別されるリソースを開く。

CWaveFile waveFile;
 
if (FAILED(waveFile.Open("mywave", NULL, WAVEFILE_READ)))
{
    waveFile.Close();
}

開いたリソースは、ファイルと同様に読み込むことができる。CWaveFile クラスを使ったこの処理の詳細については、「ウェーブ ファイルの読み込み」を参照すること。