Microsoft DirectX 8.0 (C++)

DirectXSetup

1 つまたは複数の Microsoft® DirectX® コンポーネントをインストールする。

int WINAPI DirectXSetup(
  HWND  hWnd,          
  LPSTR lpszRootPath,  
  DWORD dwFlags        
);

パラメータ

hWnd
セットアップ ダイアログ ボックスの親ウィンドウのハンドル。
lpszRootPath
DirectX コンポーネント ファイルのルート パスを含む文字列のアドレス。この文字列には、ファイル Dsetup.dll および Dsetup32.dll と、再配布可能ファイルを格納した「DirectX」 (大文字小文字の区別なし) ディレクトリのあるディレクトリへのフル パスを指定しなければならない。この値が NULL の場合は、現在の作業ディレクトリが使用される。
dwFlags
インストール対象となる DirectX コンポーネントを示す 1 つまたは複数のフラグ。推奨は、フル インストール (DSETUP_DIRECTX)。
DSETUP_D3D 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DDRAW 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DDRAWDRV DirectX 8.0 では使用しない。
DSETUP_DINPUT 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DIRECTX DirectX と互換性のあるディスプレイ ドライバおよびオーディオ ドライバに加え、DirectX ランタイム コンポーネントをインストールする。
DSETUP_DIRECTXSETUP 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DPLAY 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DPLAYSP 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DSOUND 使用しない。このフラグを使用する DirectX プログラムは、DirectX コンポーネントをすべてインストールする。
DSETUP_DSOUNDDRV DirectX 8.0 では使用しない。
DSETUP_DXCORE DirectX ランタイム コンポーネントをインストールする。DirectX と互換性のあるディスプレイ ドライバとオーディオ ドライバはインストールしない。
DSETUP_TESTINSTALL インストール内容をテストする。新しいコンポーネントをインストールすることはない。
DSETUP_USEROLDERFLAG -14 を返せる。これは、インストールされている DirectX のバージョンがインストールするバージョンよりも新しいことを意味する。

戻り値

この関数が成功した場合、以下の成功コードのうちの 1 つを返す。

DSETUPERR_SUCCESS インストールが成功した。
DSETUPERR_SUCCESS_RESTART インストールが成功したが、変更内容を有効にするためにシステムを再起動する必要がある。

失敗した場合は、エラー コードを返す。戻り値については、「戻り値」を参照すること。

注意

セットアップ プログラムで DirectXSetup 関数を使用する前に、システムに最低 15 MB の空きディスク領域があることを確認すること。これは適切なファイルをセット アップするために DirectX が必要とする最大領域である。ただし、システムに DirectX ファイルが既に存在する場合は必要ない。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 以降に対する再配布可能ファイルとして提供。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降に対する再配布可能ファイルとして提供。
  ヘッダー : dsetup.h で宣言。
  インポート ライブラリ : dsetup.lib を使用。