Microsoft DirectX 8.0 (C++)

IDirectXFileData

データ オブジェクトの直接階層を構築したり、直接階層にアクセスしたりするには、IDirectXFileData インターフェイスのメソッドを使用する。テンプレートの制約により階層が決まる。テンプレートによって許可されるデータ型のことを、オプション メンバと呼ぶ。オプション メンバは必須ではないが、オプション メンバがないと、オブジェクトで重要な情報が不足する場合がある。オプション メンバは、データ オブジェクトの子として保存される。子は、別のデータ オブジェクト、以前のデータ オブジェクトへの参照、またはバイナリ オブジェクトである。

IDirectXFileData インターフェイスは、次のようなグループに分類できる IDirectXFileObject のメソッドを継承する。

情報 GetId
  GetName

IDirectXFileData インターフェイスのメソッドは、以下のグループにまとめることができる。

データの追加 AddBinaryObject
  AddDataObject
AddDataReference
データの取得 GetData
  GetNextObject
GetType

すべての COM インターフェイスと同様、IDirectXFileData インターフェイスは IUnknown インターフェイスのメソッドを継承する。IUnknown インターフェイスは、次の 3 つのメソッドをサポートする。

IUnknown AddRef
  QueryInterface
Release

IDirectXFileData インターフェイスのグローバル ユニーク識別子 (GUID) は IID_IDirectXFileData である。

動作環境

  ヘッダー : dxfile.h で宣言。
  インポート ライブラリ : d3dxof.lib を使用。