Microsoft DirectX 8.0 (C++)

DMUS_ARTICULATION2

DLS 音色のアーティキュレーション チャンクについて記述する。DMUS_DOWNLOADINFO 構造体の dwDLType メンバ内のフォーマット識別子が、DMUS_DOWNLOADINFO_INSTRUMENT2 である場合に使用される。DLS レベル 1 チャンクは ulArt1Idx により参照され、追加のアーティキュレーション チャンクはすべて ulFirstExtCkIdx で始まるリストによって参照される。DLS レベル 2 アーティキュレーション チャンクは、ulNextArtIdx も使用する。

typedef struct {
    ULONG ulArt1Idx;
    ULONG ulFirstExtCkIdx;
    ULONG ulNextArtIdx;
} DMUS_ARTICULATION;

メンバ

ulArt1Idx
DMUS_OFFSETTABLE 構造体内にある、DLS アーティキュレーション チャンクのインデックス。この値が 0 の場合、DLS レベル 1 またはレベル 2 アーティキュレーションは存在しない。
ulFirstExtCkIdx
最初のサードパーティ拡張チャンクのインデックス。この値が 0 の場合、このアーティキュレーションに関連するサードパーティ拡張チャンクは存在しない。DLS レベル 2 チャンクは、ここに置くこともできる。
ulNextArtIdx
DLS レベル 2 アーティキュレーションをより深くサポートするための追加のアーティキュレーション チャンクのインデックス。

注意

アーティキュレーション チャンクは、CONNECTIONLIST 構造体と、それに続く CONNECTION 構造体の配列で構成される。これらの構造体は Dls1.h で宣言される。詳細については、MMA (MIDI Manufacturers Association) が発行する DLS レベル 2 規格を参照すること。

動作環境

  ヘッダー : dmdls.h で宣言。

参照

DMUS_ARTICULATION