Microsoft DirectX 8.0 (C++)

DMUS_TIMESIG_PMSG

パフォーマンスの拍子記号を制御するメッセージのデータを保持する。

typedef struct _DMUS_TIMESIG_PMSG {
    DMUS_PMSG_PART
    BYTE bBeatsPerMeasure;
    BYTE bBeat;
    WORD wGridsPerBeat;
} DMUS_TIMESIG_PMSG;
DMUS_PMSG_PART
共通のメッセージ メンバに展開されるマクロ。「DMUS_PMSG」を参照すること。
bBeatsPerMeasure
小節あたりの拍数 (拍子記号の分子 )。
bBeat
ノートが受け取る拍 (拍子記号の分母)。この値が 1 のときは全ノート、2 のときは 2 分ノート、4 のときは 4 分ノートを意味する。以下同様である。0 は 256 分ノートを意味する。
wGridsPerBeat
拍あたりのグリッド (小分割)。この値は、特定の音楽イベントのタイミング分解能を決定する。たとえば、DMUS_SEGF_GRID フラグを使用したセグメントの挿入が挙げられる (「DMUS_SEGF_FLAGS」を参照)。

注意

拍子記号メッセージは、拍子記号トラックとスタイル トラックによって生成される。通常、セグメントには、拍子記号トラックまたはスタイル トラックのどちらかが含まれるが、両方含まれることはない。MIDI ファイルを表すセグメントには拍子記号トラックが含まれるが、DirectMusic Producer などのアプリケーションを使用してオーサリングされたセグメントのほとんどには、スタイル トラックに拍子記号情報が含まれる。

デフォルトでは、プライマリ セグメントだけが拍子記号メッセージを送信する。この動作を変更する方法については、「トラック パラメータの無効化と有効化」を参照すること。

拍子記号はパフォーマンスによって使われ、DMUS_SEGF_FLAGS または DMUS_TIME_RESOLVE_FLAGS でタイムを調整できるすべてのメソッドで、タイムを小節、拍、およびグリッドの境界に解決する。また、拍子記号トラックとスタイル トラックは、拍子記号を使って、小節境界および拍境界に対する通知を生成する。「DMUS_NOTIFICATION_PMSG」を参照すること。

動作環境

  ヘッダー : dmusici.h で宣言。

参照

IDirectMusicPerformance8::SendPMsgDMUS_TIMESIGNATURE