Microsoft DirectX 8.0 (C++) |
自動ダウンロードが有効な場合、バンドに含まれるセグメントがキューに格納されるときに、バンドの音色がダウンロードされる。セグメントが停止されると、同じ音色を使用しているほかのセグメントを直ちにキューに入れて演奏するか、現在演奏中でない限り、音色は自動的にアンロードされる。
自動ダウンロードは、セグメントのタイミングが重要でないときにだけ使用するべきである。音色のロードとアンロードを繰り返すと時間がかかり、複雑なオーディオ環境では、重大なパフォーマンスの低下が発生する場合がある。
自動ダウンロード メカニズムの一部である自動アンロードでも、望んでいない結果となる場合がある。たとえば、チャンネルの音色を変更する短いセカンダリ セグメントを演奏する場合を考える。セカンダリ セグメントが開始されるときに、音色が自動的にダウンロードされ、既存の音色に置き換えられる。セカンダリ セグメントが終了すると、音色は自動的にアンロードされ、その結果、チャンネルに音色がなくなり、そのチャンネルは無音を再生する。
バンドの自動ダウンロードは、次のいずれかの方法で有効にできる。
次のサンプル コードでは、パフォーマンス pPerf のグローバル パラメータを、バンドの自動ダウンロードが有効になるように設定している。
BOOL fAuto = TRUE; pPerf->SetGlobalParam(GUID_PerfAutoDownload, &fAuto, sizeof(BOOL));