Microsoft DirectX 8.0 (C++)

行列

Microsoft® Direct3D® では、行列は 4 × 4 同次行列で表され、D3DMATRIX 構造体で定義される。

D3DMATRIX 構造体 (D3DXMATRIX) の Direct3DX ユーティリティ ライブラリには、かっこ ("()") 演算子が実装されている。この演算子は、C++ プログラマに対して行列中の値にアクセスする便利な方法を提供する。名前で構造体メンバを参照する必要はなく、行および列番号でメンバを参照でき、必要に応じてこの番号をインデックスとして使用できる。このインデックスは 0 から始まり、たとえば、3 行 2 列の要素は M(2, 1) になる。

ここでの説明は、ユーザーが Direct3D で作業を行うために十分な行列についての基本的な知識を習得していることを前提としている。詳細については、「3D トランスフォーム」を参照すること。