Microsoft DirectX 8.0 (C++) |
.x ファイル フォーマットは、Microsoft® DirectX® 2.0 から採用された。このフォーマットのバイナリ バージョンは、DirectX 3.0 と共にリリースされた。これについてもこのリファレンスで詳しく解説している。その後、DirectX バージョン 6.0 では、DirectX (.x) ファイルに対して読み書きを実行するためのインターフェイスおよびメソッドが採用された。
.x ファイル フォーマットは、詳細な設定が可能な、テンプレート指向のフォーマットであり、メッシュ、テクスチャ、アニメーション、ユーザー定義可能なオブジェクトなどを格納できる。アニメーション セットをサポートしているため、リアルタイムで再生するために事前定義されたパスを格納することができる。インスタンスと階層もサポートされている。インスタンスを使用することで、1 ファイルにつきデータを 1 度しか格納しなくても、メッシュのような、1 つのオブジェクトに対する複数の参照を実行できる。階層は、データ レコードどうしの関係を表現するために使用される。
.x ファイル フォーマットは、下位レベルのデータ プリミティブを提供する。アプリケーションは、テンプレートを使って、この上に高次レベルのプリミティブを定義する。