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コンテナ形式は、セグメントまたはスタイル形式など、ほかのチャンクを格納するチャンクである。セグメント ファイルやスクリプト ファイルに含めることができる。構造は次のとおりである。
RIFF ( 'DMCN' <conh-ck> // コンテナ ヘッダー チャンク [<guid-ck>] // コンテナの GUID [<vers-ck>] // オプションのバージョン情報 [<UNFO-list>] // 名前、作者、著作権情報、コメント <cosl-list> // オブジェクトのリスト )
このチャンクには、ヘッダー構造が含まれる。
<conh-ck> -> 'conh' ( <DMUS_IO_CONTAINER_HEADER> )
これらの 3 つのチャンクについては、「共通のチャンク」を参照すること。
コンテナ形式の最後の要素は、コンテナ内のオブジェクトを表すチャンクの配列である。
<cosl-list> -> LIST ( 'cosl' <cobl-list>... )
各オブジェクトは、次の形式で格納される。
<cobl-list> -> LIST( 'cobl' [<coba-ck>] <cobh-ck> // 必要なヘッダー [<data> ] or [ DMRF-list ]
先頭の要素はエイリアス、つまり、このオブジェクトのコンテナ内で使用される別名である。
<coba-ck> -> coba( <WCHAR>...) // Null で終わる文字列
2 番目の要素は、オブジェクトのヘッダーである。
<cobh-ck> -> cobh ( <DMUS_IO_CONTAINED_OBJECT_HEADER> )
ヘッダーの後には通常、<cobh-ck> に指定されるタイプのオブジェクト データが続く。これは、セグメント形式やスタイル形式など、RIFF チャンクの形式をとることができる。これが DMRF リストである場合は、オブジェクトへの参照である。DMRF の詳細については、「参照リスト」を参照すること。