Microsoft DirectX 8.0

ACM ラッパー フィルタ

ACM ラッパー フィルタは、Audio Compression Manager (ACM) を使用する CODEC が Microsoft® DirectShow® フィルタ グラフに結合するのを可能にする。展開は、PCM オーディオに対してのみ行われる。コンプレッサをラッピングする場合、このフィルタはオーディオ コンプレッサ カテゴリとみなされ、追加のインターフェイスをサポートすることができる。このフィルタはフィルタ グラフ マネージャによって自動的に使用されるので、手作業でグラフに追加する必要はない。このフィルタは、再生またはサンプル レートの変換にのみ使用される。

フィルタ インターフェイス IBaseFilterIPersistPropertyBag
入力ピン メディア タイプ MEDIATYPE_Audio、MEDIASUBTYPE_NULL、FORMAT_WaveFormatEx
入力ピン インターフェイス IMemInputPinIPinIQualityControl
出力ピン メディア タイプ MEDIATYPE_Audio、MEDIASUBTYPE_PCM、FORMAT_WaveFormatEx

以下の任意の組み合わせが可能。

  • 1 秒あたりのサンプル数 (kHz) : 44.1、22.05、11.025、または 8.0
  • チャンネル : ステレオまたはモノ
  • 1 サンプルあたりのビット数 : 8 または 16
出力ピン インターフェイス IAMStreamConfigIMediaPositionIMediaSeekingIPinIQualityControl
フィルタ CLSID CLSID_ACMWrapper
プロパティ ページ CLSID プロパティ ページなし。
実行モジュール Quartz.dll
メリット MERIT_NORMAL
カテゴリ CLSID_AudioCompressorCategory