Microsoft DirectX 8.0 |
ビデオ イメージのビットマップと色情報を記述する。
構文
typedef struct tagVIDEOINFO { RECT rcSource, RECT rcTarget, DWORD dwBitRate, DWORD dwBitErrorRate, REFERENCE_TIME AvgTimePerFrame; BITMAPINFOHEADER bmiHeader; union { RGBQUAD bmiColors[iPALETTE_COLORS]; DWORD dwBitMasks[iMASK_COLORS]; TRUECOLORINFO TrueColorInfo; }; } VIDEOINFO;
メンバ
- rcSource
- 入力ビデオの使用部分。
- rcTarget
- ビデオの表示先。
- dwBitRate
- ビット データ レート (概数)。
- dwBitErrorRate
- このストリームのビット エラー レート。
- AvgTimePerFrame
- フレームあたりの平均時間 (100 ナノ秒単位)。
- bmiHeader
- デバイズに依存しないビットマップの色およびディメンジョン情報が格納された Win32 BITMAPINFOHEADER 構造体。
- bmiColors
- 赤、緑、および青の輝度でビデオのカラー パレットを指定する Win32 RGBQUAD 構造体の配列。
- dwBitMasks
- トゥルーカラーのビットマスクを指定する DWORD 値の配列。
- TrueColorInfo
- カラー パレットとカラー ビットマスクの両方が格納された TRUECOLORINFO 構造体。
注意
標準の RGB フォーマット以外を格納する可能性がある場合は、この構造体を使用しないこと。標準の RGB 以外を格納すると、bmiHeader 構造体の変数サイズが原因で問題が起きる可能性が高い。代わりに VIDEOINFOHEADER 構造体を使用すること。何らかの理由で VIDEOINFO 構造体を使用する必要がある場合には、TrueColorInfo、dwBitMasks、および bmiColors に直接アクセスせずに、TRUECOLORINFO マクロ、COLORS マクロ、および BITMASKS マクロを使用して色情報へのポインタを返すこと。これらのメンバのいずれかが、BITMAPINFOHEADER 構造体に対応して有効になる。
最初のデータ メンバ 5 つは、VIDEOINFOHEADER 構造体と同等である。VIDEOINFO 構造体へのポインタの処理に必要な逆参照の量を減らすために、これらのメンバが完全に展開されている。
rcSource と rcTarget メンバの使い方の詳細については、「ビデオ レンダラにおける転送元矩形と転送先矩形」を参照すること。