Microsoft DirectX 8.0 |
IDvdCmd インターフェイスは、DVD ナビゲータによって割り当てられるコマンド同期オブジェクトに実装される。PlayTitle、PlayAtTimeInTitle など、IDvdControl2 の "play" メソッド呼び出しによってアプリケーションから指示されると、DVD ナビゲータは、コマンド同期オブジェクトを割り当てて、そのコマンド同期オブジェクトの IDvdCmd インターフェイスへのポインタをアプリケーションに返す。コマンド同期オブジェクトは、コマンドが処理を開始する開始時とコマンドが完了する終了時にコマンドの結果を格納する。アプリケーションは、コマンド同期オブジェクトを使って、コマンドが開始または終了するまで、DVD ナビゲータを止めることができる。
コマンド同期オブジェクトと IDvdCmd インターフェイスの使い方の詳細については、「DVD コマンドの同期化」を参照すること。(この項では、コマンド同期オブジェクトを使わずにコマンドを同期させる代替手段についても説明している。)
注意 DVD ナビゲータはコマンド同期オブジェクトを割り当てるが、アプリケーションは、オブジェクトを使い終わったら、オブジェクトに対する Release を呼び出す必要がある。
vtable 順のメソッド
IUnknown メソッド 説明 QueryInterface サポートされているインターフェイスへのポインタを取得する。 AddRef 参照カウントをインクリメントする。 Release 参照カウントをデクリメントする。 IDvdCmd メソッド 説明 WaitForStart このオブジェクトに関連付けられたコマンドが開始するまで、DVD ナビゲータを止める。 WaitForEnd このオブジェクトに関連付けられたコマンドが終了するか、キャンセルされるまで、DVD ナビゲータを止める。
このオブジェクトに関連付けられたコマンドが終了するか、キャンセルされるまで、DVD ナビゲータを止める。
構文
HRESULT WaitForEnd(void);
戻り値
成功すれば S_OK を返し、それ以外の場合は HRESULT エラー コードを返す。
このオブジェクトに関連付けられたコマンドが開始するまで、DVD ナビゲータを止める。
構文
HRESULT WaitForStart(void);
戻り値
成功すれば S_OK を返し、それ以外の場合は HRESULT エラー コードを返す。