Microsoft DirectX 8.0 |
Microsoft® DirectShow® 基底クラスはアサートを行ったり、ブレークポイントを発生させるいくつかのマクロを提供する。
宣言 : Wxdebug.h
マクロ | 説明 |
---|---|
ASSERT | 条件式を評価し、その条件が FALSE なら診断メッセージを表示する。 |
DbgAssertAligned | ポインタが指定された範囲にあるかどうかをテストする。 |
DbgBreak | 指定した文字列、ソース ファイル名、ライン ナンバーでメッセージボックスを表示する。 |
EXECUTE_ASSERT | デバッグ ビルドとリテール ビルドの条件式を評価する。デバッグ ビルドでは、条件が FALSE なら診断メッセージを表示する。 |
KASSERT | 条件式を評価し、条件が FALSE ならブレークポイント例外を発生させる。 |
KDbgBreak | ボレークポイント例外を発生させ、指定した文字列をログする。 |
条件式を評価し、その条件が FALSE なら診断メッセージを表示する。リテール ビルドでは無視される。
構文
ASSERT( cond );
パラメータ
- cond
- 評価する条件式。
注意
デバッグ ビルドでは、条件式が FALSE なら、このマクロはメッセージ ボックスに条件のテキストと、ソース ファイルの名前と、ライン ナンバーを表示する。ユーザーはアサートを無視することも、デバッガに入ることも、アプリケーションを終了させることもできる。
例
ASSERT(rtStartTime <= rtEndTime);
ポインタが指定された範囲にあるかどうかをテストする。範囲外なら、このマクロは ASSERT マクロを動作させる。リテール ビルドでは無視される。
構文
DbgAssertAligned( ptr, alignment );
パラメータ
- ptr
- ポインタ変数。
- alignment
- 要求されたアラインメント。
メッセージ ボックスに指定した文字列と、ソース ファイルの名前と、ライン ナンバーを表示する。ユーザーはアサートを無視することも、デバッガに入ることも、アプリケーションを終了させることもできる。リテール ビルドでは無視される。
構文
DbgBreak( strLiteral );
パラメータ
- strLiteral
- テキスト文字列。
例
DbgBreak("Unrecoverable error occurred.");
デバッグ ビルドとリテール ビルドの条件式を評価する。デバッグ ビルドでは、条件が FALSE なら診断メッセージを表示する。
構文
EXECUTE_ASSERT( cond );
パラメータ
- cond
- 評価する条件式。
注意
ASSERT マクロと違って、このマクロはリテール ビルドで条件式を評価する。デバッグ ビルドでは、条件式が FALSE なら、マクロは条件のテキストと、ソース ファイルの名前と、ライン ナンバーを表示する。ユーザーはアサートを無視することも、デバッガに入ることも、アプリケーションを終了させることもできる。
条件式を評価し、条件が FALSE ならブレークポイント例外を発生させる。条件のテキストと、ソース ファイルの名前と、ライン ナンバーが DbgLog マクロを使ってログされる。リテール ビルドでは無視される。
構文
KASSERT( cond );
パラメータ
- cond
- 評価する条件式。
注意
ASSERT and EXECUTE_ASSERT マクロと違って、このマクロはユーザーに知らせるメッセージ ボックスを表示させない。デバッグ ビルドでは、条件が FALSE なら、マクロは自動的にブレークポイント例外を発生させる。
ブレークポイント冷害を発生させ、DbgLog マクロを使って指定した文字列をログする。リテール ビルドでは無視される。
構文
KDbgBreak( strLiteral );
パラメータ
- strLiteral
- テキスト文字列。
注意
DbgBreak マクロと違って、このマクロはユーザーに知らせるメッセージ ボックスを表示しない。デバッグ ビルドでは、自動的にブレークポイント例外を発生させる。