Microsoft DirectX 8.0 |
CMsgThread クラスは、要求を直接送信する代わりに、非同期的に送信できるワーカー スレッドのサポートを提供する。CAMThread クラスは、単一の要求を送信できるワーカー スレッドを提供する。一度に要求を行うことができるクライアントは 1 つだけなので、クライアントはワーカー スレッドが要求の処理を完了するまでブロックする。対照的に、CMsgThread クラスは、任意の数の要求を送信できるワーカー スレッドを提供する。CMsg オブジェクトのフォーマットの要求は、キューに入れられ、順番に、非同期的に実行される。応答や戻り値は受信されない。
dwFlags 要求コードへのフラグ パラメータ。 lpParam パラメータまたは戻り値としてワーカー スレッドが必要とするデータ。このデータは、キューに入れる処理が完了した後でも参照されるので、スタック ベースであってはならない。 pEvent ワーカー スレッドが処理の完了を通知するために送信できるイベント オブジェクト。 uMsg スレッド クラスのクライアントによって定義され、オーバーライドされたワーカー スレッド関数によって認識される要求コード。
メンバ関数
CMsg CMsg オブジェクトを作成する。
CMsg オブジェクトを作成する。
構文
CMsg(
UINT u,
DWORD dw,
LPVOID lp,
CAMEvent *pEvent
);
パラメータ
- u
- スレッド クラスのクライアントによって定義され、オーバーライドされたワーカー スレッド関数によって認識される要求コード。
- dw
- 要求コードへのフラグ パラメータ。
- lp
- パラメータまたは戻り値としてワーカー スレッドが必要とするデータへのポインタ。このデータは、キューに入れる処理が完了した後でも参照されるので、スタック ベースであってはならない。
- pEvent
- ワーカー スレッドが処理の完了を通知するために送信できるイベント オブジェクトへのポインタ。
戻り値
戻り値なし。
注意
このメンバ関数は、CMsgThread ワーカー スレッドが処理の対象とする要求を格納する。すべてのパラメータは、このメッセージが処理されるときに、パラメータとしてワーカー スレッド関数に渡される。パラメータの意味は、ワーカー スレッドを呼び出すクライアント関数と、ワーカー スレッドの実行関数を提供する派生クラスで定義される。