Microsoft DirectX 8.0

プロパティ ページ ヘルパー関数

Microsoft® DirectShow® 基底クラスの Videoctl.h ヘッダー ファイルは、プロパティ ページの実装に役立つ関数を提供する。

GetDialogSize リソース ダイアログ ボックスのサイズを画面ピクセル単位で取得する。
StringFromResource 指定されたリソース識別子を持つリソース ファイルから文字列をロードする。
WideStringFromResource 指定されたリソース識別子を持つリソース ファイルから Unicode™ 文字列をロードする。

GetDialogSize

プロパティ ページ ヘルパー関数

リソース ダイアログ ボックスのサイズを取得する。

構文

BOOL WINAPI GetDialogSize(
    int iResourceID,
    DLGPROC pDlgProc,
    LPARAM lParam,
    SIZE *pResult
);

パラメータ

iResourceID
ダイアログ ボックス リソース識別子。
pDlgProc
ダイアログ ボックス プロシージャへのポインタ。
lParam
一時ダイアログ ボックスが作成された直後にその一時ダイアログ ボックスに送信される WM_INITDIALOG メッセージで渡される値。
pResult
ダイアログ ボックスの寸法 (画面ピクセル単位) を受け取る SIZE 構造体へのポインタ。

戻り値

ダイアログ ボックス リソースが検出された場合は TRUE を返し、それ以外の場合は FALSE を返す。

注意

この関数を使用して、プロパティ ページは必要な実際の表示サイズを返すことができる。ほとんどのプロパティ ページはダイアログ ボックスで、リソース ファイルに格納されたダイアログ ボックス テンプレートを持つ。テンプレートは、画面ピクセルに直接マッピングされないダイアログ ボックス単位を使用する。ただし、プロパティ ページの GetPageInfo 関数は実際の表示サイズをピクセル単位で返さなければならない。プロパティ ページは、GetDialogSize を呼び出して表示サイズを計算することができる。

この関数は、ダイアログ ボックスの一時インスタンスを作成する。ダイアログ ボックスが画面に表示されないようにするためには、リソース ファイル内のダイアログ ボックス テンプレートに WS_VISIBLE プロパティが設定されていてはならない。

StringFromResource

プロパティ ページ ヘルパー関数

指定されたリソース識別子を持つリソース ファイルから文字列をロードする。

構文

TCHAR * WINAPI StringFromResource(
    TCHAR *pBuffer,
    int iResourceID
);

パラメータ

pBuffer
iResourceID に対応する文字列へのポインタ。
iResourceID
取得する文字列のリソース識別子。

戻り値

pBuffer と同じ文字列を返す。関数が成功しなかった場合は NULL 文字列を返す。

注意

pBuffer バッファは、STR_MAX_LENGTH バイト以上でなければならない。

WideStringFromResource

プロパティ ページ ヘルパー関数

指定されたリソース識別子を持つリソース ファイルから Unicode™ 文字列をロードする。

構文

WCHAR * WINAPI WideStringFromResource(
    WCHAR *pBuffer,
    int iResourceID
);

パラメータ

pBuffer
iResourceID に対応する文字列へのポインタ。
iResourceID
取得する文字列のリソース識別子。

戻り値

pBuffer と同じ文字列を返す。関数が成功しなかった場合は NULL 文字列を返す。

注意

通常、プロパティ ページは、バイナリの作成方法に関係なく Unicode™ 文字列を使用する COM インターフェイスを介して呼び出される。この関数を使用すると、リソースの文字列を Unicode 文字列に変換することができる。この関数は、リソースをロードし、それが Unicode でない場合に Unicode 文字列に変換する。