Microsoft DirectX 8.0 |
メディア ソースを指定する。
例
<CLIP src="sample.avi" START="1:05" STOP="1:42.5" MSTART="30" />
属性
名前 説明 型 C/C++ で相当するもの CLSID ソースとして使用するソース フィルタの CLSID。SRC 属性が指定されている場合は、この属性を指定してはならない。 CLSID IAMTimelineObj::SetSubObjectGUID FRAMERATE デフォルトのフレーム レート (毎秒のフレーム数)。この属性のデフォルトは 0 であり、SRC 属性で指定されるスティル イメージのみが使用されることを示す。DIB シーケンスを有効にするには、この属性をゼロ以外の値に設定する。小数点以下が 8 桁以上の値を使用してはならない。 Float IAMTimelineSrc::SetDefaultFPS LOCK クリップがロックされる (編集してはならない) かどうかを指定する。
- TRUE : クリップはロックされる。
- FALSE : クリップはロックされない (デフォルト)。
Boolean IAMTimelineObj::SetLocked MLENGTH 元のファイルの時間幅。この値は実際の時間幅でなければならない。そうでない場合、レンダリング エラーが発生することがある。 Time IAMTimelineSrc::SetMediaLength MSTART 元のメディア ファイルに対して相対的な、クリップの開始タイム。 Time IAMTimelineSrc::SetMediaTimes MSTOP 元のメディア ファイルに対して相対的な、クリップの終了タイム。 Time IAMTimelineSrc::SetMediaTimes MUTE ソースのミュート状態を指定する。
- TRUE : ソースはレンダリングされない。
- FALSE : ソースはレンダリングされる (デフォルト)。
Boolean IAMTimelineObj::SetMuted SRC メディア ファイルのパス名。ファイルには、DirectShow がサポートする任意のタイプ、またはスティル イメージを使用できる。スティル イメージでサポートされるフォーマットには、ビットマップ、デバイスに依存しないビットマップ、GIF、および JPEG がある。詳細については、「注意」を参照すること。CLSID 属性が指定されているときは、この属性を指定してはならない。 String IAMTimelineSrc::SetMediaName START タイムラインに対して相対的な、クリップの開始タイム。 Time IAMTimelineObj::SetStartStop STOP タイムラインに対して相対的な、クリップの終了タイム。 Time IAMTimelineObj::SetStartStop STREAM AVI ファイルなどのマルチストリーム ファイルで、どのストリームを使用するかを指定する。 Integer IAMTimelineSrc::SetStreamNumber STRETCHMODE 出力ディメンジョンに一致しないイメージを伸縮する方法を指定する。次のいずれかの値を指定できる。
- Stretch : イメージは、アスペクト比を維持せずに、出力フレームに合わせて伸縮される (デフォルト)。
- Crop : イメージは、出力フレームのサイズに合わせて切り詰められる。
- PreserveAspectRatio : 元のアスペクト比が維持され、短いディメンジョンには黒のレターボックスが表示される。
- PreserveAspectRatioNoLetterBox : イメージのサイズは、アスペクト比を維持して、ターゲット フレーム全体を満たすように変更される。
String IAMTimelineSrc::SetStretchMode USERDATA アプリケーション定義の永続データ。偶数である必要がある。値 A 〜 F は、大文字でなくてはならない。0x のようなプレフィックスを使用してはならない (例 : 123ABC)。 Hexadecimal IAMTimelineObj::SetUserData USERID オブジェクトに対するアプリケーション定義の識別子。 Integer IAMTimelineObj::SetUserID USERNAME オブジェクトに対するアプリケーション定義の名前。 String IAMTimelineObj::SetUserName
親/子 情報
親 TRACK 子 EFFECT
注意
少なくとも、開始タイム属性の一方 (START または MSTART) と、終了タイム属性の一方 (STOP または MSTOP) を指定する。開始タイム属性の一方が指定されなかった場合、その属性はデフォルトで 0 (START ではタイムラインの先頭、MSTART ではクリップの先頭) に設定される。終了タイム属性の一方が指定されなかった場合、DES は通常の再生レートを想定し、それに従って未指定の終了タイムを計算する。終了タイムが両方とも指定された場合、必要であれば再生の速度は通常より速く、または遅くなる。
次の例では、タイムラインの時間幅は 7 秒 (STOP - START) となる。通常の再生レートであれば、メディア終了タイムはデフォルトで 10 秒 (時間幅 + MSTART) となる。
<CLIP START="2" STOP="9" MSTART="3" />2 番目の例では、メディア開始タイムはデフォルトで 0 となり、それによりメディアの時間幅は 10 秒となる。タイムラインの時間幅は 5 秒であるため、クリップの再生レートは通常の 2 倍の速度になる。
<CLIP START="5" STOP="10" MSTOP="10" />SRC 属性にスティル イメージが指定された場合、DES はアニメーションを作成するために一連のスティル イメージをロードしようとする。たとえば、SRC 属性が IMAGE001.BMP である場合、DES は IMAGE002.BMP、IMAGE003.BMP、IMAGE004.BMP などのファイルを検索する。それらのファイルが存在すれば、そのファイル名の数字の順序に従って、FRAMERATE 属性に指定されたレートで表示される。