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ILocator 基底クラス インターフェイスは、チューニング空間に関する情報が格納されたロケータ オブジェクトに、その派生インターフェイス (IATSCLocator など) を通じて実装される。ロケータ オブジェクトは、通常、チューナーによるトランスポート ストリームの検索および取得を助けるため、ネットワーク プロバイダが使用する。デバッグを目的とする場合を除き、アプリケーションでロケータ オブジェクトを使用することはない。すべてのロケータ オブジェクトは、IPersistPropertyBag もサポートする。
メソッド名 説明 Clone ロケータのコピーを作成する。 get_CarrierFrequency RF 信号の周波数を取得する。 get_InnerFEC 使用する内部前方誤り訂正のタイプを取得する。 get_InnerFECRate 内部 FEC レートを取得する。 get_Modulation 変調タイプを取得する。 get_OuterFEC 使用する外部前方誤り訂正のタイプを取得する。 get_OuterFECRate 外部 FEC レートを設定する。 SymbolRate QPSK シンボル レートを取得する。 put_CarrierFrequency RF 信号の周波数を設定する。 put_InnerFEC 使用する内部前方誤り訂正のタイプを設定する。 put_InnerFECRate 内部 FEC レートを設定する。 put_Modulation 変調タイプを設定する。 put_OuterFEC 使用する外部前方誤り訂正のタイプを設定する。 put_OuterFECRate 外部 FEC レートを設定する。 SymbolRate QPSK シンボル レートを設定する。
ロケータのコピーを作成する。
構文
HRESULT Clone( ILocator **NewLocator );
パラメータ
- NewLocator
- [out, retval] 返されたインターフェイスを受け取る ILocator インターフェイス ポインタのアドレス。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
RF 信号の周波数を取得する。
構文
HRESULT get_CarrierFrequency( long* Frequency );
パラメータ
- Frequency
- [out, retval] 周波数の値を受け取る Long 型変数へのポインタ。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
使用する前方誤り訂正のタイプを取得する。
構文
HRESULT get_InnerFEC( FECMethod* FEC );
パラメータ
- FEC
- [out, retval] 内部 FEC のタイプを受け取る FECMethod 型変数へのポインタ。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
FECMethod は bdatypes.h に次のように定義されている。typedef enum FECMethod { BDA_FEC_METHOD_NOT_SET = -1, BDA_FEC_METHOD_NOT_DEFINED = 0, BDA_FEC_VITERBI = 1, // FEC はヴィテルビ 2 進たたみ込み法。 BDA_FEC_RS_204_188, // FEC はリ−ド-ソロモン 204/188 (外部 FEC)。 BDA_FEC_MAX, } FECMethod;
内部 FEC レートを取得する。
構文
HRESULT get_InnerFECRate( BinaryConvolutionCodeRate* FEC );
パラメータ
- FEC
- [out, retval] 内部 FEC レートを受け取る BinaryConvolutionCodeRate 型変数へのポインタ。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
BinaryConvolutionCodeRate は bdatypes.h に次のように定義されている。
typedef enum { BDA_BCC_RATE_NOT_SET = -1, BDA_BCC_RATE_NOT_DEFINED = 0, BDA_BCC_RATE_1_2 = 1, BDA_BCC_RATE_2_3 = 2, BDA_BCC_RATE_3_4 = 3, BDA_BCC_RATE_3_5 = 4, BDA_BCC_RATE_4_5 = 5, BDA_BCC_RATE_5_6 = 6, BDA_BCC_RATE_5_11 = 7, BDA_BCC_RATE_7_8 = 8, BDA_BCC_RATE_MAX = 9 } BinaryConvolutionCodeRate;
変調タイプを取得する。
構文
HRESULT get_Modulation( ModulationType* Modulation );
パラメータ
- Modulation
- [out, retval] 新しい変調タイプを受け取るポインタ。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
ModulationType の定義については、「put_Modulation」を参照すること。
使用する外部前方誤り訂正のタイプを取得する。
構文
HRESULT get_OuterFEC( FECMethod* FEC );
パラメータ
- FEC
- [out, retval] 外部 FEC を受け取る FECMethod 型変数へのポインタ。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
FECMethod の定義については、「get_InnerFEC」を参照すること。
外部 FEC レートを取得する。
構文
HRESULT get_OuterFECRate( BinaryConvolutionCodeRate* FEC );
パラメータ
- FEC
- [out, retval] 外部 FEC レートを受け取る BinaryConvolutionCodeRate 型変数へのポインタ。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
QPSK シンボルレートを取得する。
構文
HRESULT get_SymbolRate( long* Rate );
パラメータ
- Rate
- [out, retval] QPSK レートを受け取るlong 型変数へのポインタ。
Return Value
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
QPSK は RF 信号にシンボルを変調する。これらのシンボルは復調器によって検出され、ビット ストリームを再構築するのに使われる。OPSK は変更のために変調/復調されるレートを許可する。
RF 信号の周波数を設定する。
構文
HRESULT put_CarrierFrequency( long Frequency );
パラメータ
- Frequency
- [in] 周波数の値を指定する Long 型変数。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
使用する内部前方誤り訂正のタイプを設定する。
構文
HRESULT put_InnerFEC( FECMethod FEC );
パラメータ
- FEC
- [in] 内部 FEC のタイプを指定する FECMethod 型変数。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
内部 FEC レートを設定する。
構文
HRESULT put_InnerFECRate( BinaryConvolutionCodeRate FEC );
パラメータ
- FEC
- [in] 内部 FEC レートを指定する BinaryConvolutionCodeRate 型変数。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
変調タイプを設定する。
構文
HRESULT put_Modulation( ModulationType Modulation );
パラメータ
- Modulation
- [in] 変調タイプを指定する。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
ModulationType 列挙型は bdatypes.h に次のように定義されている。typedef enum { BDA_MOD_NOT_SET = -1, BDA_MOD_NOT_DEFINED = 0, BDA_MOD_16QAM = 1, BDA_MOD_32QAM = 2, BDA_MOD_64QAM = 3, BDA_MOD_80QAM = 4, BDA_MOD_96QAM = 5, BDA_MOD_112QAM = 6, BDA_MOD_128QAM = 7, BDA_MOD_160QAM = 8, BDA_MOD_192QAM = 9, BDA_MOD_224QAM = 10, BDA_MOD_256QAM = 11, BDA_MOD_320QAM = 12, BDA_MOD_384QAM = 13, BDA_MOD_448QAM = 14, BDA_MOD_512QAM = 15, BDA_MOD_640QAM = 16, BDA_MOD_768QAM = 17, BDA_MOD_896QAM = 18, BDA_MOD_1024QAM = 19, BDA_MOD_QPSK = 20, BDA_MOD_BPSK = 21, BDA_MOD_OQPSK = 22, BDA_MOD_8VSB = 23, BDA_MOD_16VSB = 24, BDA_MOD_ANALOG_AMPLITUDE = 25, BDA_MOD_ANALOG_FREQUENCY = 26, BDA_MOD_MAX = 27 } ModulationType;
使用する外部前方誤り訂正のタイプを設定する。
構文
HRESULT put_OuterFEC( FECMethod FEC );
パラメータ
- FEC
- [in] 外部前方誤り訂正のタイプを指定する FECMethod 型変数。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
外部 FEC レートを設定する。
構文
HRESULT put_OuterFECRate( BinaryConvolutionCodeRate FEC );
パラメータ
- FEC
- [in] 外部 FEC レートを指定する BinaryConvolutionCodeRate 型変数。
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
BinaryConvolutionCodeRate は bdatypes.h に次のように定義されている。typedef enum { BDA_BCC_RATE_NOT_SET = -1, BDA_BCC_RATE_NOT_DEFINED = 0, BDA_BCC_RATE_1_2 = 1, BDA_BCC_RATE_2_3 = 2, BDA_BCC_RATE_3_4 = 3, BDA_BCC_RATE_3_5 = 4, BDA_BCC_RATE_4_5 = 5, BDA_BCC_RATE_5_6 = 6, BDA_BCC_RATE_5_11 = 7, BDA_BCC_RATE_7_8 = 8, BDA_BCC_RATE_MAX = 9 } BinaryConvolutionCodeRate;
QPSK シンボル レートを設定する。
構文
HRESULT put_SymbolRate( long Rate );
パラメータ
- Rate
- [in] QPSK レートを指定するlong 型変数へのポインタ
戻り値
成功した場合は、S_OK を返す。失敗した場合は、標準の IErrorInfo インターフェイスを使ってエラー情報を取得できる。
注意
QPSK は RF 信号にシンボルを変調する。これらのシンボルは復調器によって検出され、ビット ストリームを再構築するのに使われる。OPSK は変更のために変調/復調されるレートを許可する。