Microsoft DirectX 8.0 |
レンダラのパフォーマンスを最適化するため、レンダラ内の状態 (データ過剰またはデータ不足) を示し、フレームを加減するパーセンテージを指定することによって、品質メッセージを記述する。
構文
typedef struct{ QualityMessageType Type; long Proportion; REFERENCE_TIME Late; REFERENCE_TIME TimeStamp; } Quality;
メンバ
- Type
- Famine または Flood。ダウンストリーム フィルタへのデータが不足しているか、または過剰であることを示す。
- Proportion
- Microsoft® DirectShow® がメディア サンプルの送信を継続すべきレートを指定する値。基底値 1000 は、レートを変更しないことを示す。1000 からの増減の割合が、加減するフレーム数の割合を示す。たとえばこの値が 800 の場合、DirectShow は、レンダラの速度に合わせるため、受け取ったフレームの 20 % をドロップする。
- Late
- ダウンストリームでデータ不足が起きている場合、ストリームが遅れている時間の長さを示す。
- TimeStamp
- DirectShow がこの構造体を作成した時間を指定する値。通常、この値はビデオ サンプル上の開始タイムである。