Microsoft DirectX 8.0

IAMResourceControl インターフェイス

IAMResourceControl インターフェイスによって、アプリケーションは、オーディオ デバイス リソースが実際に必要になる前に、これをオープンし、保持できる。これによって、再生が可能であることを確認したり、デバイスが利用できないことを事前に知ることができる。

利用できないことがあるリソースの使用に備えて、フィルタでは IAMResourceControl を実装できる。このフィルタは、Microsoft® DirectShow® のオーディオ キャプチャ フィルタおよび オーディオ レンダリング フィルタで実装される。

vtable 順のメソッド

IUnknown メソッド説明
QueryInterface サポートされているインターフェイスへのポインタを取得する。
AddRef 参照カウントをインクリメントする。
Release 参照カウントをデクリメントする。
IAMResourceControl メソッド説明
Reserve デバイス リソースを予約または予約解除する。

IAMResourceControl::Reserve

IAMResourceControl Interface

デバイス リソースを予約または予約解除する。

構文

HRESULT Reserve(
    DWORD dwFlags
     PVOID pvReserved
);

パラメータ

dwFlags
[in] このデバイスを予約するかどうかを示すフラグ。指定できる値については、「注意」を参照すること。
pvReserved
[in] NULL でなければならない。

戻り値

デバイスが予約または予約解除された場合は、S_OK を返す。デバイスが現在予約されていて、その予約が続く場合は、S_FALSE を返す。デバイスを予約できなかった場合は、HRESULT エラー コードを返す。

注意

dwFlags に指定できる値は、AMRESCTL_RESERVEFLAGS 列挙型で定義される。

重要  リソースは何度でも予約できる。予約カウントは、S_OK が返された場合にのみインクリメントまたはデクリメントされる。S_OK が返される、デバイスを予約する各呼び出しは、デバイスの予約を解除する呼び出しに対応している必要がある。