Microsoft DirectX 8.0 |
基準タイムを管理するヘルパー クラス。
宣言 : Reftime.h
基準タイム は 100 ナノ秒で表現される時間の単位である。このクラスは REFERENCE_TIME データ タイプと同じデータ レイアウトを共有するが、あるメソッドと演算子が追加されている、それは比較や変換や数式関数を提供する。基準タイムの詳細については、「DirectShow のタイムとクロック」を参照すること。
Public メンバ変数 | |
---|---|
m_time | REFERENCE_TIME 値。 |
Public メソッド | |
CRefTime | コンストラクタ メソッド。 |
GetUnits | 基準タイムを取得する、100 ナノ秒単位。 |
Millisecs | 基準タイムをミリ秒に変換する。 |
演算子 | |
operator REFERENCE_TIME() | オブジェクトを REFERENCE_TIME データ タイプにキャストする。 |
operator = | 新しい基準タイムをアサインする。 |
operator += | 2 つの基準タイムを加える。 |
operator = | ある基準タイムからもう 1 つの基準タイムを引く。 |
REFERENCE_TIME 値。
構文
REFERENCE_TIME m_time;
コンストラクタ メソッド。
構文
CRefTime(void); CRefTime( LONG msecs ); CRefTime( REFERENCE_TIME rt );
パラメータ
- msecs
- ミリ秒単位の基準タイム。
- rt
- 100ナノ秒単位の基準タイム。
注意
基準タイムはデフォルトではゼロ。
基準タイムを取得する、100 ナノ秒単位。
構文
LONGLONG GetUnits(void);
戻り値
m_time の値を返す。
基準タイムをミリ秒に変換する。
構文
LONG Millisecs(void);
戻り値
ミリ秒で基準タイムを返す。
オブジェクトを REFERENCE_TIME データ タイプにキャストする。
構文
operator REFERENCE_TIME() const;
戻り値
m_time の値を返す。
注意
次の例はこのキャスト演算子の使い方を示す。
CRefTime cRT(1000); REFERENCE_TIME rt = (REFERENCE_TIME)cRT;
新しい基準タイムをアサインする。
構文
CRefTime& operator=( const CRefTime& rt ); CRefTime& operator=( const LONGLONG ll );
パラメータ
- rt
- 新しい基準タイムを指定する CRefTime オブジェクトへの参照。
- ll
- 新しい基準タイム、100ナノ秒単位。
戻り値
オブジェクトへの参照を返す。
2 つの基準タイムを加える。
構文
CRefTime& operator+=( const CRefTime& rt );
パラメータ
- rt
- CRefTime オブジェクトへの参照。
戻り値
オブジェクトへの参照を返す。
ある基準タイムからもう 1 つの基準タイムを引く。
構文
CRefTime& operator-=( const CRefTime& rt );
パラメータ
- rt
- CRefTime オブジェクトへの参照。
戻り値
オブジェクトへの参照を返す。