Microsoft DirectX 8.0

IDMOWrapperFilter インターフェイス

アプリケーションがフィルタ グラフで Microsoft® DirectX® Media Object (DMO) を使用できるようにする。DMO ラッパー フィルタは、このインターフェイスを公開する。

DMO をフィルタ グラフに追加するには、DMO ラッパー フィルタのインスタンスを作成し、そのインスタンスに IDMOWrapperFilter インターフェイスを問い合わせる。次に、Init メソッドを呼び出してフィルタを DMO で初期化する。詳細については、「DirectShow アプリケーションでの DMO の使用」を参照すること。

要件

Dmodshow.h が必要である。

vtable 順のメソッド

IUnknown メソッド説明
QueryInterfaceサポートされているインターフェイスへのポインタを取得する。
AddRef参照カウントをインクリメントする。
Release参照カウントをデクリメントする。
IDMOWrapperFilter メソッド説明
Init指定された DMO で DMO ラッパー フィルタを初期化する。

IDMOWrapperFilter::Init

IDMOWrapperFilter インターフェイス

指定された DMO で DMO ラッパー フィルタを初期化する。

構文

HRESULT Init(
    REFCLSID clsidDMO, 
    REFCLSID catDMO
);

パラメータ

clsidDMO
DMO のクラス識別子 (CLSID)。
catDMO
DMO のカテゴリを指定する CLSID。

戻り値

成功した場合は、S_OK を返す。それ以外の場合は、エラーの原因を示す HRESULT 値を返す。

注意

DMO カテゴリの一覧については、「カテゴリ GUID」を参照すること。DMO ラッパー フィルタはカテゴリに基づいて最適化を実行する場合がある。