Microsoft DirectX 8.0

TRANSITION 要素

XML リファレンス

トランジション オブジェクトを定義する。トランジションは、ストリーム (合成やトラックなど) から別のストリームへのトランジションとなる双入力変換である。

<TRANSITION
    CLSID="{2A54C913-07AA-11D2-8D6D-00C04F8EF8E0}"
    START="7"
    STOP="10"
/>

属性

名前 説明 C/C++ で相当するもの
CLSID トランジションを作成するサブオブジェクトのクラス識別子 (CLSID)。 CLSID IAMTimelineObj::SetSubObjectGUID
CUTPOINT トランジションがカットとしてレンダリングされる場合の、トランジションが一方のソースから次のソースに切り替わる時間を指定する。この値は、トランジションの開始と相対的である。 Time IAMTimelineTrans::SetCutPoint
CUTSONLY トランジションがカットとしてレンダリングされるかどうかを指定する。
  • TRUE : トランジションは直接切り替え (カット) となる。
  • FALSE : トランジションは通常の方法でレンダリングされる (デフォルト)。
Boolean IAMTimelineTrans::SetCutsOnly
LOCK トランジションがロックされる (編集してはならない) かどうかを指定する。次のいずれかの値でなければならない。
  • TRUE : トランジションはロックされる。
  • FALSE : トランジションはロックされない (デフォルト)。
Boolean IAMTimelineObj::SetLocked
MUTE トランジションのミュート状態を指定する。次のいずれかの値でなければならない。
  • TRUE : トランジションは適用されない。
  • FALSE : トランジションは適用される (デフォルト)。
Boolean IAMTimelineObj::SetMuted
START 親オブジェクトに対して相対的な、トランジションの開始タイム。 Time IAMTimelineObj::SetStartStop
STOP 親オブジェクトに対して相対的な、トランジションの終了タイム。 Time IAMTimelineObj::SetStartStop
SWAPINPUTS トランジションの入力を入れ替えるかどうかを指定する。
  • TRUE : 入力は入れ替えられる。
  • FALSE : 入力は入れ替えられない (デフォルト)。
Boolean IAMTimelineTrans::SetSwapInputs
USERDATA アプリケーション定義の永続データ。アプリケーション定義の永続データ。偶数でなくてはならない。A 〜 F は、大文字である必要がある。0x のようなプレフィックスを使用してはならない (例: 123ABC)。 Hexadecimal IAMTimelineObj::SetUserData
USERID オブジェクトに対するアプリケーション定義の識別子。 Integer IAMTimelineObj::SetUserID
USERNAME オブジェクトに対するアプリケーション定義の名前。 String IAMTimelineObj::SetUserName

親/子 情報

COMPOSITETRACK
PARAM

注意

デフォルトでは、トランジションは優先順位の低いレイヤの合成から、トランジションが存在するレイヤに向かって進行する。SWAPINPUTS 属性が 1 の場合、この方向が逆になる。DES で使用されるレイヤリング モデルについては、「タイムライン モデル」を参照すること。