Microsoft DirectX 8.0 |
メディア パラメータは、オブジェクトのプロパティに対する実行時の変更をサポートする新しい API のセットである。急速に変化し、高いパフォーマンスと反復性の両方が要求されるプロパティを正確に制御できる。メディア パラメータを使用すると、プロパティによって正弦波や逆矩形曲線などの厳密な曲線をリアルタイムでフォローできる。
データ変換オブジェクトは、メディア パラメータを使用して、実行時の動作を制御する標準インターフェイスをサポートできる。メディア パラメータを Microsoft® DirectX® Media Objects (DMO) と組み合わせて使用すると、オーディオ エフェクトの作成で特に便利である。たとえば、エコー エフェクトでは、ドライ (未処理の) 信号に対するウェット (処理済み) 信号の比率がスムーズな曲線をフォローするようにすることができる。このような動作は、オーディオ エンジニアリングにおいてレコーディングに不自然な効果が導入されるのを防ぐために重要である。
ここでは、次の内容について説明する。