Microsoft DirectX 8.0

ストリーム整数関数

Microsoft® DirectShow® 基底クラスの Pstream.h ヘッダー ファイルは、一式のストリーム整数関数を含む。これらの関数は、ストリーム オブジェクト内の整数を、後ろに Unicode の空白が続く 11 個の Unicode™ 文字にエンコードする。これらの関数へのインターフェイスは、32 ビットへの切り捨てを行う。(符号なし) 0x80000000 のような値は -2147483648 と記述されるが、ReadInt を使用するとやはり 0x80000000 としてロードされる。

ReadInt Unicode 文字列にエンコードされた整数をストリームから読み込む。
WriteInt 整数を Unicode 文字列にエンコードされた文字列としてストリームに書き込む。

ReadInt

ストリーム整数関数

IStream から整数を読み込む。

構文

STDAPI_(
  int
  )ReadInt(
  IStream *pIStream,
  HRESULT &hr
  );

パラメータ

pIStream
エンコードされた整数を読み込む先の IStream へのポインタ。
hr
HRESULT 値 (出力) への参照。

戻り値

(32 ビットに切り捨てられた) 整数値を返す。エラーが発生した場合は、ゼロを返す。

注意

この関数は sscanf の機能を縮小したサブセットで、完全な C ランタイム ライブラリのオーバーヘッドはない。

ReadInt 関数は、WriteInt によって書き込まれた値を読み出すために使用する。

WriteInt

ストリーム整数関数

ストリーム整数関数でエンコードされた IStream に整数を書き込む。

構文

STDAPI WriteInt(
  IStream *pIStream,
  int n
  );

パラメータ

pIStream
エンコードされた整数を書き込む先の IStream へのポインタ。
n
書き込む整数値。

戻り値

HRESULT 値を返す。

注意

ReadInt 関数は、WriteInt によって書き込まれた値を読み出すために使用する。