Microsoft DirectX 8.0

IAMLatency インターフェイス

このインターフェイスは、グラフに適用される遅延時間を報告する、フィルタ用のメソッドを備えている。遅延時間は、フィルタがサンプルを処理するのに要する時間として定義される。ソース フィルタの場合、遅延時間は、フィルタの最大バッファ サイズを時間の単位で表したものである。たとえば、30 フレーム/秒の速度で 1 フレームをバッファリングするビデオ キャプチャ フィルタの場合、遅延時間は約 33 ミリ秒となる。

現在のところ、このインターフェイス自体の使用はサポートされていない。ライブ データまたはリアルタイム データをストリームするソース フィルタは、このインターフェイスを継承する IAMPushSource インターフェイスを実装する必要がある。

vtable 順のメソッド

IUnknown メソッド説明
QueryInterfaceサポートされているインターフェイスへのポインタを取得する。
AddRef参照カウントをインクリメントする。
Release参照カウントをデクリメントする。
IAMLatency メソッド説明
GetLatencyこのフィルタに関連付けられている、予期される遅延時間を取得する。

IAMLatency::GetLatency

IAMLatency インターフェイス

このフィルタに関連付けられている、予期される遅延時間を取得する。

構文

HRESULT GetLatency(
    REFERENCE_TIME *prtLatency
);

パラメータ

prtLatency
[in] 遅延時間を示す基準タイムを受け取る変数へのポインタ。

戻り値

インターフェイスの実装に応じた HRESULT 値を返す。