Microsoft DirectX 8.0

CAutoUsingOutputPin クラス

CDynamicOutputPin オブジェクトへのアクセスの取得と解放。

宣言 : Amfilter.h

あるメソッドが CDynamicOutputPin で呼び出されるとき、呼び出し元はピンへのアクセスを取得し、次にそのアクセスを解放しなければならない。アクセスを取得するには呼び出し元は CDynamicOutputPin::StartUsingOutputPin メソッドを使用する。アクセスを解放するには CDynamicOutputPin::StopUsingOutputPin メソッドを呼び出す。CAutoUsingOutputPin クラスはコンストラクタとデコンストラクタ メソッドでそのタスクをハンドルするヘルパー クラスである。次のコード例はこのクラスの使い方を示す。

CDynamicOutputPin *pPin;
HRESULT hr = S_OK;  // 重要!S_OK で初期化する。

// ピンのポインタを取得する (示されていない)。

{
    CAutoUsingOutputPin UsingPin(pPin, &hr)
    if (SUCCEEDED(hr)) {
        // ピンを使用できる。
        pPin->Deliver(pSample);
    }
} // オブジェクトへのアクセスはここで解除する。

// ピンは使用できない。
Public メソッド
CAutoUsingOutputPinコンストラクタ メソッド。指定したピンへのアクセスを取得。
~CAutoUsingOutputPinデストラクタ メソッド。そのピンへのアクセスを解放。

CAutoUsingOutputPin

CAutoUsingOutputPin Class

コンストラクタ メソッド。指定したピンへのアクセスを取得。

構文

CAutoUsingOutputPin(
    CDynamicOutputPin *pOutputPin, 
    HRESULT *phr 
);

パラメータ

pOutputPin
CDynamicOutputPin オブジェクトへのポインタ
phr
HRESULT 値を含む変数へのポインタ。その値は S_OK でなければならない。

注意

メソッドが返ったとき、*phr の値はそのメソッドが成功したか失敗したかを示す。

CAutoLock::~CAutoUsingOutputPin

CAutoUsingOutputPin クラス

デストラクタ メソッド。そのピンへのアクセスを解放。

構文

~CAutoUsingOutputPin(void);