Platform SDK: DirectX

ステップ 1 : DirectDraw オブジェクトの作成

[Visual Basic]

ここでは、C および C++ でのアプリケーション開発について説明する。Visual Basic については、「DirectDraw Visual Basic チュートリアル」を参照すること。

[C++]

DirectDraw オブジェクトのインスタンスを作成するには、DDEx1 プログラムの InitApp サンプル関数で示されているように、アプリケーションで DirectDrawCreateEx 関数を使うようにする。DirectDrawCreateEx には 4 つのパラメータがある。最初のパラメータは、ディスプレイ デバイスを表すグローバル ユニーク識別子 (GUID) とする。ほとんどの場合、GUID は NULL に設定され、DirectDraw がシステムのデフォルト ディスプレイ ドライバを使用することを意味する。2 番目のパラメータは、作成された DirectDraw オブジェクトの位置を識別するポインタのアドレスである。3 番目のパラメータは、IDirectDraw7 インターフェイスの参照識別である。このパラメータは IID_IDirectDraw7 に設定する必要がある。4 番目のパラメータは常に NULL に設定され、将来の拡張機能に備える。

次の例では、DirectDraw オブジェクトの作成方法と、その作成が成功したかどうかを判断する方法を示す。

hRet = DirectDrawCreateEx(NULL, (VOID**)&g_pDD, IID_IDirectDraw7, NULL);
if(hRet == DD_OK) 
{ 
    // g_pDD は有効な DirectDraw オブジェクトである。
} 
else 
{ 
    // DirectDraw オブジェクトは作成できなかった。
} 
 

次項 :ステップ 2 : アプリケーション動作の決定