Platform SDK: DirectX

垂直帰線消却間隔データ

[Visual Basic]

ここでは、C++ でのアプリケーション開発について説明する。Visual Basic for DirectX 7.0 ではビデオ ポートをサポートしていない。

[C++]

ブロードキャスト ビデオでは、ビデオ フレーム間に短い時間がある。この間に、ディスプレイ デバイスは次のフレームのためにディスプレイをリフレッシュする。この時間は、垂直帰線消却間隔 (VBI) と呼ばれる。ブロードキャスト ビデオは VBI の間に何もしないのではなく、ビデオ フレームにおける最初の 21 走査線のデータを符号化し、VBI の間にこれらの走査線を送る。このデータはクローズド キャプション (文字放送の一種) やタイムスタンプの記録に利用されることがあるが、他の目的に使うこともできる。

DirectDraw ビデオ ポート拡張機能により、VBI で含まれるデータをサーフェスに送ったり、VBI データのスケーリングをバイパスしたり、フリッピング チェーンの VBI サーフェス間で自動的にフリップすることができる。データがサーフェスに入ってしまえば、必要に応じてサーフェスのメモリに直接アクセスできる。

詳細については、「自動フリッピング」を参照すること。