Platform SDK: DirectX

D3DDEVINFO_TEXTUREMANAGER

D3DDEVINFO_TEXTUREMANAGER 構造体は、テクスチャ マネージャの現在のステートについての情報を格納する。この構造体は IDirect3DDevice7::GetInfo メソッドで使用される。

typedef struct _D3DDEVINFO_TEXTUREMANAGER {
    BOOL    bThrashing;         
    DWORD   dwNumEvicts;        
    DWORD   dwNumVidCreates;    
    DWORD   dwNumTexturesUsed;  
    DWORD   dwNumUsedTexInVid;  
    DWORD   dwWorkingSet;       
    DWORD   dwWorkingSetBytes;  
    DWORD   dwTotalManaged;     
    DWORD   dwTotalBytes;       
    DWORD   dwLastPri;          
} D3DDEVINFO_TEXTUREMANAGER, *LPD3DDEVINFO_TEXTUREMANAGER;
 

メンバ

bThrashing
スラッシング ステート。最後のフレームでスラッシングが発生した場合は TRUE、そうでない場合は FALSE。
dwNumEvicts
最後のフレームで削除されたテクスチャの個数。
dwNumVidCreates
最後のフレームでビデオ メモリに作成されたテクスチャの個数。
dwNumTexturesUsed
最後のフレームで使用されたテクスチャの総数。
dwNumUsedTexInVid
最後のフレームで使用されたビデオ メモリ テクスチャの個数。
dwWorkingSet
ビデオ メモリに現在存在するテクスチャの個数。
dwWorkingSetBytes
ビデオ メモリに存在するテクスチャによって現在割り当てられているバイト数。
dwTotalManaged
管理下のテクスチャの総数。
dwTotalBytes
管理下のテクスチャに割り当てられている総バイト数。
dwLastPri
最後に削除されたテクスチャの優先順位。

注意

ビデオ メモリ (ローカルまたは非ローカル) に存在する、最後のフレームで使用されたテクスチャの比率を求めるには、dwNumUsedTexInVid および dwNumTexturesUsed の値を使用する。以下に示すコードは、この計算方法を示す。

// この例では、d3dtminfo 変数は
// IDirect3DDevice7::GetInfo の呼び出しによって格納された D3DDEVINFO_TEXTUREMANAGER 構造体である。

DWORD dwHitRate;

// ビデオ メモリ内で使用されたテクスチャの比率を取得する。
dwHitRate = (d3dtminfo.dwNumUsedTexInVid * 100) / d3dtminfo.dwNumTexturesUsed;

参照

IDirect3DDevice7::GetInfo