Platform SDK: DirectX

DirectDrawEnumerateEx

DirectDrawEnumerateEx 関数は、システム上にインストールされたすべての DirectDraw デバイスを列挙する。NULL エントリは、GDI で共有されるプライマリ ディスプレイ デバイスを常に示す。

HRESULT WINAPI DirectDrawEnumerateEx(
  LPDDENUMCALLBACKEX lpCallback,  
  LPVOID lpContext,            
  DWORD  dwFlags
);

パラメータ

lpCallback
列挙される個々の DirectDraw で有効なハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) の記述で呼び出される DDEnumCallbackEx 関数のアドレス。
lpContext
列挙コールバック関数を呼び出すごとに渡されるアプリケーション定義値のアドレス。
dwFlags
列挙有効範囲を指定するフラグ。このパラメータは、0 または以下のフラグの組み合わせとする。パラメータの値を 0 にすると、関数はプライマリ ディスプレイ デバイスのみ列挙する。
DDENUM_ATTACHEDSECONDARYDEVICES
関数は、プライマリ デバイス、およびデスクトップにアタッチされるディスプレイ デバイスを列挙する。
DDENUM_DETACHEDSECONDARYDEVICES
関数は、プライマリ デバイス、およびデスクトップにアタッチされないディスプレイ デバイスを列挙する。
DDENUM_NONDISPLAYDEVICES
関数は、プライマリ デバイス、および 2D 能力がない 3D アクセラレータなどの非ディスプレイ デバイスを列挙する。

戻り値

成功すれば、DD_OK を返す。

失敗すれば、DDERR_INVALIDPARAMS を返す。

注意

マルチ モニタのシステムでは、このメソッドはマルチ ディスプレイ デバイスを列挙する。詳細情報は、「マルチモニタ システム」を参照すること。

Windows 98 では、この関数は DirectX 5.0 以降のバージョンがサポートされる。他のオペレーティング システムすべてでは、DirectX 6.0 が必要となる。"DirectDrawEnumerateExA" (ANSI)、または "DirectDrawEnumerateExW" (Unicode) 処理名文字列で GetProcAddress Win32 関数を呼び出すことにより、ddraw.dll ダイナミックリンク ライブラリから DirectDrawEnumerateEx 関数のアドレスを取得できる。GetProcAddress が失敗した場合は、インストールされているオペレーティング システムのバージョンでマルチ モニタがサポートされていない。詳細については、「MultiMon システムにおけるデバイスの列挙」を参照すること。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 98 が必要。
  ヘッダー : ddraw.h で宣言。
  インポート ライブラリ : ddraw.lib を使用。
  Unicode : Windows NT/2000 上の Unicode および ANSI バージョンとして実装される。