Platform SDK: DirectX

共通のチャンク

次のチャンクは、さまざまなリスト チャンクおよび形式で使用される。

GUID チャンク

<guid-ck> -> guid( <GUID> )

これは、要素の GUID 識別子である。

バージョン チャンク

<vers-ck> -> vers( <DMUS_IO_VERSION> )

このチャンクには、要素のバージョン情報が含まれる。

UNFO チャンク

<UNFO-list> -> LIST( 'UNFO' 
<unfo-text-ck>... 
    ) 

UNFO チャンクは、RIFF INFO リストに似ている。ただし、Unicode 文字を使う点が異なっている。INFO および UNFO リストは、NULL で終了する文字列を含む、さまざまなチャンクで構成される。

参照リスト チャンク

参照リスト チャンクには、ほかのファイルのオブジェクトへの参照に関する情報が含まれる。たとえば、バンド オブジェクトには、別のファイルにある DLS コレクションへの参照が含まれている場合がある。

参照リストの表記法は、次のようになる。

<DMRF-list> ->LIST( 'DMRF'
<refh-ck>       // 参照ヘッダー
[<guid-ck>]     // オブジェクトの GUID
[<date-ck>]     // ファイルの日付
[<name-ck>]     // 名前
[<file-ck>]     // ファイル名
[<catg-ck>]     // カテゴリ名
[<vers-ck>]     // バージョン情報
)

データは、参照されているオブジェクトに関する情報を含むヘッダーから始まる。

<refh-ck> -> refh( <DMUS_IO_REFERENCE> )

ほかのチャンクはすべてオプションである。GUID およびバージョン チャンクは、上で説明したとおりである。その他の表記法は、次のとおりである。

<date-ck> -> date( <FILETIME> )
<name-ck> -> name( <WCHAR>...)  // NULL で終了する文字列
<file-ck> -> file( <WCHAR>...)  // NULL で終了する文字列
<catg-ck> -> catg( <WCHAR>...)  // NULL で終了する文字列