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ここでは、Visual Basic でのアプリケーション開発について説明する。
あらゆる DirectPlay アプリケーションの中心となるオブジェクトは、DirectPlay4 クラスのインスタンスである。このオブジェクトのメソッドを使用して、接続、セッション、プレーヤー、およびグループを管理する。
DirectPlaySessionData クラスは、セッションに関するデータを表す。このクラスのオブジェクトを使用して、セッションの列挙、作成、およびセッションへの参加を処理する。
DirectPlayLobby3 クラスは、ロビーを介したアプリケーション間通信と、ロビー サーバーによるアプリケーションの起動を可能にする。通常、アプリケーションでロビーを使用する必要がない場合は、DirectPlayLobby3 オブジェクトを作成する必要はない。しかし、このクラスは、モデムを列挙したり、非ロビー アプリケーションで使用される DirectPlay アドレスを作成したりするためのメソッドを保持している。
DirectPlayLobbyConnection クラスは、アプリケーションがロビーによって起動されたときに、アプリケーションに渡される接続データを表す。
さまざまな種類のデータの収集 (列挙と言う) は、次のクラスのオブジェクトによって管理される。
たとえば、利用可能な接続に関する情報をアプリケーションで取得するには、DirectPlayEnumConnections オブジェクトを作成する。このオブジェクトのメソッドを使用すると、任意の接続に関するデータを取得することができる。
DirectPlayMessage クラスのオブジェクトは、アプリケーションまたはロビーとの間で送受信されるメッセージを表す。
DirectPlayAddress クラスは、IP アドレスや電話番号など、アプリケーションによって使用される既知の接続データをカプセル化する。ほとんどのアプリケーションではこのクラスを使用する必要はない。
最後に、DirectPlaySessionData クラスのオブジェクトは、既存のセッションまたはこれから作成されるセッションに関する情報を保持する。