Platform SDK: DirectX

DirectInputDevice.GetProperty

DirectInputDevice.GetProperty メソッドは、入力デバイスに関する情報を取得する。

object.GetProperty( _ 
  guid As String, _ 
  propertyInfo As Any)

パラメータ

object
DirectInputDevice オブジェクトを表すオブジェクト式。
guid
取得するプロパティの識別子。入力デバイスには次のプロパティが定義されており、文字列として渡すことができる。
DIPROP_AUTOCENTER
デバイス オブジェクトが自動センタリングを行うかどうかを指定する。詳細については、「DirectInputDevice.SetProperty」を参照すること。
DIPROP_AXISMODE
軸モードを取得する。取得される値は DIPROPAXISMODE_ABS または DIPROPAXISMODE_REL である (「CONST_DINPUT」列挙を参照)。
DIPROP_BUFFERSIZE
入力バッファ サイズを取得する。バッファ サイズは、DirectInputDevice.GetDeviceData メソッドの前回と今回の呼び出しの間で、バッファがデータを失うことなく保持できるデータの量を決定する。この値にゼロを設定して、アプリケーションがデバイスからバッファリング データを読み込まないように指定することもできる。
DIPROP_DEADZONE
0 〜 10,000 の範囲でジョイスティックの無効ゾーンの値を取得する。ここで、0 は無効ゾーンが存在しないこと、5,000 は無効ゾーンが軸を中心とした物理範囲の 50 パーセントにまで広がっていること、および 10,000 は軸の物理範囲の全体が無効であることをそれぞれ示す。軸が無効ゾーン内にあると、軸の範囲の中心にあるものと報告される。
DIPROP_FFGAIN
デバイスのゲインを取得する。詳細については、「DirectInputDevice.SetProperty」を参照すること。
DIPROP_FFLOAD
デバイスのメモリ ロードを取得する。この設定値は、個別のオブジェクトではなくデバイス全体に適用されるので、割り当てられた DIPROPLONG 型の lHow メンバは DIPH_DEVICE でなければならない。

lData メンバは、0 〜 100 の範囲にある値を格納する。この値は、使用中のデバイス メモリのパーセント数を示す。

DIPROP_GRANULARITY
入力の細分度を取得する。細分度は、オブジェクトが移動を報告する最小距離を表す。多くの軸オブジェクトの細分度は 1 であり、あらゆる値を取ることができる。軸によっては、より大きな細分度を持つものもある。たとえば、マウスのホイール軸の細分度は 20 にすることもできる。報告される位置変化はすべて、20 の倍数となる。つまり、ユーザーがホイールをゆっくり回転させると、デバイスは位置を 0、20、40 などと報告する。

これは読み取り専用プロパティなので、DirectInputDevice.SetProperty メソッドを呼び出しても、値を設定することはできない。

DIPROP_RANGE
オブジェクトが報告できる値の範囲を取得する。取得された最小値および最大値は、割り当てられた DIPROPRANGE 型の lMin および lMax メンバに設定される。

一部のデバイスでは、これは読み取り専用プロパティである。DirectInputDevice.SetProperty メソッドを呼び出しても、値を設定することはできない。

DIPROP_SATURATION
0 〜 10,000 の範囲でジョイスティックの飽和ゾーンの値を取得する。飽和レベルとは、軸が極限位置にあると見なされる点のことである。たとえば、飽和レベルが 9,500 に設定されている場合、軸の中心 (無効ゾーン) から軸の端までの物理的距離の 95% の位置が軸の極限位置となる。
propertyInfo
単一の値を受け取る DIPROPLONG 型。または、1 組の値を受け取る DIPROPRANGE 型。この型の lObjlHow、および lSize メンバは、メソッドを呼び出す前に初期化しなければならない。

エラー コード

失敗すればエラーが発生し、Err.Number に次のいずれかのエラー コードが設定される。

DIERR_INVALIDPARAM
DIERR_OBJECTNOTFOUND
DIERR_UNSUPPORTED

参照

DirectInputDevice.SetProperty