Platform SDK: DirectX |
ここでは、Visual Basic でのアプリケーション開発について説明する。C++ については、「DirectDraw C/C++ チュートリアル」を参照すること。
DirectDraw でフルスクリーン アプリケーションを作成する最初のステップとして、DirectDraw オブジェクトの協調レベルとディスプレイ モードを設定する。協調レベルの設定によって、アプリケーションの最上位レベルの動作が決まる。このアプリケーションは、プライマリ ディスプレイに排他アクセスを行って、フル スクリーンで実行させたい。注 : フルスクリーン モードで実行するには、排他アクセスも必要である。さらに、標準 VGA Mode 13 から派生する Mode X を使用できるようにする。協調レベルは、以下の呼び出しによって設定する。
Set dd = dx.DirectDrawCreate("") Me.Show Call dd.SetCooperativeLevel(Me.hWnd, DDSCL_FULLSCREEN Or DDSCL_ALLOWMODEX Or DDSCL_EXCLUSIVE)
協調レベルを設定した後、DirectDraw7.SetDisplayMode メソッドを呼び出して、このアプリケーションのディスプレイ モードを設定する。
dd.SetDisplayMode 640, 480, 16, 0, DDSDM_DEFAULT
最初の 2 つのパラメータはモードの高さと幅である。3 つ目のパラメータはピクセルごとのビット数 (bpp) である。次のパラメータはリフレッシュ レートで、0 を指定してドライバのデフォルト リフレッシュ レートを要求する。最後のパラメータは追加オプションであり、DDSDM_DEFAULT は Mode X を Mode 13 で代用しないでモードを設定する。