Platform SDK: DirectX

圧縮したテクスチャの復元

テクスチャ サーフェスの圧縮と同様、圧縮したテクスチャの復元は DirectDraw ブリット サービスから行える。HEL がシステム メモリ間の圧縮を復元するブリットを行うため、これらは常にサポートされる。同様に、HEL では管理下のテクスチャのブリットを常に実行する (DDSCAPS2_TEXTUREMANAGE 能力)。これ以外の状況には、次の段落で示す制限がある。

転送先サーフェスに DDSCAPS_OFFSCREENPLAIN 能力があれば、ドライバがビデオ メモリ サーフェスの作成をサポートし、圧縮したビデオ メモリ サーフェスから圧縮していないビデオやシステム メモリ サーフェスへのブリットにおける圧縮の復元を行う。

圧縮したシステム メモリ サーフェスから圧縮していないビデオ メモリ サーフェスへのブリットは多くの場合サポートされず、ドライバが圧縮したテクスチャをサポートする場合でもサポートされない。これは、圧縮したシステム メモリ サーフェスの圧縮の復元と、ビデオ メモリ サーフェスへのコンテンツの移動が不可能であることを示しているわけではない。単に、追加のステップを必要とするだけである。

ビデオ メモリへのシステム メモリ サーフェスの圧縮の復元

  1. 必要なディメンジョンとピクセル フォーマットのシステム メモリに、圧縮していないオフスクリーン プレーン サーフェスを作成する。
  2. 圧縮したシステム メモリ サーフェスから圧縮していないシステム メモリ サーフェスにブリットする (この場合、DirectDraw HEL が圧縮の復元を実行する)。
  3. 圧縮していないサーフェスから圧縮していないビデオ メモリ サーフェスにブリットする。