Platform SDK: DirectX

能動ディスプレイ デバイス

LCD シャッター レンズなどの能動デバイスでは、左眼のビューと右眼のビューで単一のディスプレイ デバイスを時多重化する。DirectDraw は、能動デバイスに同期化する 2 つのサーフェスを作成する。能動デバイスは、各眼のビューをいつディスプレイに表示するかを制御し、システムがモニタの左眼のビューと右眼のビューを交互にブロックする。各眼は、モニタの 1/2 のリフレッシュ レートのイメージで表される。したがって、アプリケーションはステレオ ビュー機能を高リフレッシュ レートで使用する必要がある。シャッター レンズを使用するには、モニタが十分なリフレッシュ レートをサポートしていなければならない。理想的には、各眼で 60 Hz (またはそれ以上) のリフレッシュ レートが必要である。リフレッシュ レートについては、「リフレッシュ レートの列挙」を参照すること。

シャッター レンズなどのシーケンシャル ディスプレイでは、ドライバはディスプレイと能動デバイスの同期を維持しなければならない。通常、ドライバが能動デバイスの状態をモニタする。たとえば、VESA (Video Electronics Standards Association) の標準ステレオ コネクタは、能動 LCD デバイスのシャッターを制御できる。また、ドライバは、特定の時間にどちらの眼がアクティブになっているかをモニタできる。この情報に基づいて、サーフェス フリップは左と右のイメージが常にペアでディスプレイに表示されるようにする。

DirectDraw は、ダイレクト ステレオ コネクタ付きグラフィックス カードのある能動デバイスだけを公開する。アドイン ゴーグルはサポートされない。