Platform SDK: DirectX

3D バッファに関係する CPU の考慮事項

ソフトウェアによる 3D バッファのエミュレーションは、多くの計算処理を要する。たとえば、各バッファが Pentium 90 の処理時間の約 6 パーセントを消費することもある。アプリケーション内の 3D バッファの使用時期と使用方法を決める際にこのことを考慮する必要がある。

[C++]

3D サウンドの利用は最小限に抑え、3D エフェクトが利点とならないサウンドには 3D サウンドを適用しない。各サウンドの 3D エフェクトを簡単に有効または無効にできるようアプリケーションを設計する。任意の 3D サウンド バッファに対する 3D 処理を停止するには、DS3DMODE_DISABLE フラグを指定して IDirectSound3DBuffer::SetMode メソッドを呼び出す。

[Visual Basic]

3D サウンドの利用は最小限に抑え、3D エフェクトが利点とならないサウンドには 3D サウンドを適用しない。各サウンドの 3D エフェクトを簡単に有効または無効にできるようアプリケーションを設計する。任意の 3D サウンド バッファに対する 3D 処理を停止するには、DS3DMODE_DISABLE フラグを指定して DirectSound3DBuffer.SetMode メソッドを呼び出す。

DirectSound は、3D オーディオ バッファのアクセラレーションを実現するための手段をハードウェア メーカに提供する。それらのオーディオ カードでは、ホスト CPU の消費を考慮する必要はない。