Platform SDK: DirectX |
ロールオフとは、リスナーとサウンドの距離によって生じる音の減衰の度合である。DirectSound はロールオフ係数と呼ぶ変数により、ロールオフの無視、誇張、実世界と同じエフェクトの再現ができる。
ロールオフ係数は、DS3D_MINROLLOFFFACTOR から DS3D_MAXROLLOFFFACTOR の範囲で変更できるが、これらは現在 Dsound.h 内で 0.0 と 10.0 に設定されている。値 DS3D_MINROLLOFFFACTOR は、サウンドにロールオフを適用しないことを意味する。他の値は、実世界のロールオフに対する乗数を表す。言い換えれば、値 1 (DS3D_DEFAULTROLLOFFFACTOR) は実世界で体験するロールオフをサウンドに適用すること、値 2 は実世界のロールオフの 2 倍を意味する。以下同様である。
IDirectSound3DListener::SetRolloffFactor と IDirectSound3DListener::GetRolloffFactor の各メソッドを使うと、ロールオフ係数の設定と取得が行える。
DirectSound3DListener.SetRolloffFactor と DirectSound3DListener.GetRolloffFactor の各メソッドを使うと、ロールオフ係数の設定と取得が行える。
個別のサウンド バッファのロールオフを変更するために、そのバッファの最小距離を設定できる。詳細については、「最小距離と最大距離」を参照すること。