Platform SDK: DirectX

遅延設定

[C++]

3D サウンド バッファとリスナーの設定を変更するたびに、DirectSound ミキサーは再ミキシングを行い、CPU サイクルを消費する。3D 設定の変更による処理性能への影響を最小限に抑えるには、3D 設定を変更する IDirectSound3DListenerIDirectSound3DBuffer のいずれかのメソッドの dwApply パラメータで DS3D_DEFERRED フラグを指定する。その後 IDirectSound3DListener::CommitDeferredSettings メソッドを呼び出し、遅延されていたすべてのコマンドを 1 回で実行する。

[Visual Basic]

3D サウンド バッファとリスナーの設定を変更するたびに、DirectSound ミキサーは再ミキシングを行い、CPU サイクルを消費する。3D 設定の変更による処理性能への影響を最小限に抑えるには、3D 設定を変更する DirectSound3DListenerDirectSound3DBuffer のいずれかのメソッドの applyFlag パラメータで DS3D_DEFERRED フラグを指定する。その後 DirectSound3DListener.CommitDeferredSettings メソッドを呼び出し、遅延されていたすべてのコマンドを 1 回で実行する。

 :  CommitDeferredSettings メソッドを呼び出す前に、アプリケーションが DS3D_IMMEDIATE フラグを指定して同じ設定メソッドを呼び出すと、あらゆる遅延設定値が上書きされる。たとえば、DS3D_DEFERRED フラグを指定してリスナー速度を (1.0, 0.0, 0.0) に設定した後、DS3D_IMMEDIATE フラグを指定してリスナー速度を (2.0, 0.0, 0.0) に設定すると、速度は (2.0, 0.0, 0.0) になる。その後、アプリケーションが CommitDeferredSettings メソッドを呼び出した場合でも、速度は (2.0, 0.0, 0.0) のままで変化しない。