Platform SDK: DirectX

IDirectSound::SetSpeakerConfig

IDirectSound::SetSpeakerConfig メソッドは、DirectSound オブジェクトのスピーカ構成を指定する。

HRESULT SetSpeakerConfig(
  DWORD dwSpeakerConfig  
);

パラメータ

dwSpeakerConfig
DirectSound オブジェクトのスピーカ構成。このパラメータに、以下の値のいずれかを指定する。
DSSPEAKER_HEADPHONE
スピーカはヘッドホンである。
DSSPEAKER_MONO
スピーカはモノラルである。
DSSPEAKER_QUAD
スピーカは 4 チャンネルである。
DSSPEAKER_STEREO
スピーカはステレオである (デフォルト値)。
DSSPEAKER_SURROUND
スピーカはサラウンド サウンドである。

DSSPEAKER_STEREO は、以下の値のいずれかとの組み合わせになる。

DSSPEAKER_GEOMETRY_WIDE
2 つのスピーカはリスナーを中心として 20 度の角度に置かれている。
DSSPEAKER_GEOMETRY_NARROW
2 つのスピーカはリスナーを中心として 10 度の角度に置かれている。
DSSPEAKER_GEOMETRY_MIN
2 つのスピーカはリスナーを中心として 5 度の角度に置かれている。
DSSPEAKER_GEOMETRY_MAX
2 つのスピーカはリスナーを中心として 180 度の角度に置かれている。

戻り値

成功すれば DS_OK、失敗すれば次のエラー値のいずれかを返す。

DSERR_INVALIDPARAM
DSERR_UNINITIALIZED

注意

ジオメトリ値を使うには、DSSPEAKER_STEREO フラグと組み合わせた上で DWORD にパックしなければならない。次の C++ による例に示すように、DSSPEAKER_COMBINED マクロを使ってこのパックを行う。

lpds->SetSpeakerConfig(DSSPEAKER_COMBINED(
    DSSPEAKER_STEREO, DSSPEAKER_GEOMETRY_WIDE));

動作環境

  Windows NT/2000 : Service Pack 3 を適用した Windows NT バージョン 4.0 以降が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー :dsound.h で宣言。
  インポート ライブラリ :dsound.lib を使用。

参照

IDirectSound::GetSpeakerConfigスピーカの構成