DPSECURITYDESC
DPSECURITYDESC 構造体は、DirectPlay セッションのインスタンスのセキュリティ プロパティについて記述する。
typedef struct {
DWORD dwSize;
DWORD dwFlags;
union {
LPWSTR lpszSSPIProvider;
LPSTR lpszSSPIProviderA;
};
union {
LPWSTR lpszCAPIProvider;
LPSTR lpszCAPIProviderA;
};
DWORD dwCAPIProviderType;
DWORD dwEncryptionAlgorithm;
} DPSECURITYDESC, FAR *LPDPSECURITYDESC;
メンバ
- dwSize
- DPSECURITYDESC 構造体のサイズ。dwSize = sizeof(DPSECURITYDESC)。
- dwFlags
- 使用しない。0 に設定しておく。
- lpszSSPIProvider, lpszSSPIProviderA
- 認証ログオンで使用するセキュリティ サポート プロバイダ インターフェイス (SSPI) パッケージを記述した Unicode 文字列または ANSI 文字列へのポインタ。デフォルトの NTLM(NT LAN Manager) セキュリティ プロバイダを使用するときは、NULL を渡す。
- lpszCAPIProvider, lpszCAPIProviderA
- 暗号化サービスで使用する CryptoAPI パッケージを記述した Unicode 文字列または ANSI 文字列へのポインタ。デフォルトの Microsoft RSA Base Cryptographic Provider v. 1.0 を使用するときは、NULL を渡す。
- dwCAPIProviderType
- CryptoAPI サービス プロバイダ タイプ。デフォルト タイプの PROV_RSA_FULL を使用するときは、0 を渡す。
- dwEncryptionAlgorithm
- 使用する暗号化アルゴリズム。DirectPlay は、ストリーム暗号のみをサポートしている。デフォルトの CALG_RC4 ストリーム暗号を使用するときは、0 を渡す。
注意
DirectPlay は、ブロック暗号をサポートしていない。
Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : dplay.h で宣言。
参照
IDirectPlay4::SecureOpen