DS3DBUFFER
DS3DBUFFER 構造体は、3D サウンド バッファの位置、方向、動作を一意に記述するために必要なすべての情報を保持している。この構造体は、IDirectSound3DBuffer::GetAllParameters と IDirectSound3DBuffer::SetAllParameters の各メソッドと共に使われる。
typedef struct {
DWORD dwSize;
D3DVECTOR vPosition;
D3DVECTOR vVelocity;
DWORD dwInsideConeAngle;
DWORD dwOutsideConeAngle;
D3DVECTOR vConeOrientation;
LONG lConeOutsideVolume;
D3DVALUE flMinDistance;
D3DVALUE flMaxDistance;
DWORD dwMode;
} DS3DBUFFER, *LPDS3DBUFFER;
typedef const DS3DBUFFER *LPCDS3DBUFFER;
メンバ
- dwSize
- この構造体のサイズ。単位はバイト。この構造体を使う前に、このメンバを初期化しなければならない。
- vPosition
- 3D サウンド バッファの現在の位置を記述する D3DVECTOR 構造体。
- vVelocity
- 3D サウンド バッファの現在の速度を記述する D3DVECTOR 構造体。
- dwInsideConeAngle
- 内側サウンド プロジェクション コーンの角度。
- dwOutsideConeAngle
- 外側サウンド プロジェクション コーンの角度。
- vConeOrientation
- この 3D サウンド バッファ プロジェクション コーンの現在の方向を記述する D3DVECTOR 構造体。
- lConeOutsideVolume
- コーン外部ボリューム。
- flMinDistance
- 最小距離。
- flMaxDistance
- 最大距離。
- dwMode
- 設定される 3D サウンド処理モード。
- DS3DMODE_DISABLE
- 3D サウンド処理は無効になる。サウンドはリスナーの頭の中心で発生しているように聞こえる。
- DS3DMODE_HEADRELATIVE
- サウンド パラメータ (位置、速度、方向) はリスナーのパラメータに対する相対的なものである。このモードでは、リスナーのパラメータが変化したときにサウンドの絶対パラメータは自動的に更新されるので、相対パラメータは一定に保たれる。
- DS3DMODE_NORMAL
- 標準の処理。これはデフォルトのモードである。
Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : dsound.h で宣言。