Platform SDK: DirectX |
DirectMusic のコア レイヤはタイミングとポートを管理し、DLS コレクションを管理するためのサービスを提供する。バッファとタイム スタンプを備えた MIDI 入出力をサポートする。デフォルトでは、MIDI データは DirectMusic によってシーケンス化される。
コア レイヤには Microsoft Software Synthesizer も含まれるが、これは DLS サポートのハードウェア エミュレーションとして機能する。ユーザーのコンピュータに DLS ハードウェア アクセラレーションがない場合、ソフトウェア シンセサイザは DLS を使って、シーケンス化された MIDI データからウェーブ出力を合成する。ベンダーは独自のソフトウェア シンセサイザを作成してもよい。
DirectMusic のパフォーマンス レイヤは、MIDI ファイルのロードと再生、音楽のアレンジなど、音楽再生の上位レベルの処理を、DirectMusic Producer などのアプリケーションでオーサリングされた要素に基づいて処理する。
コア レイヤのインターフェイスおよび関連する API 要素は、Dmusicc.h ヘッダー ファイルで宣言されている。また、パフォーマンス レイヤのインターフェイスと API 要素は、Dmusici.h ヘッダー ファイルで宣言されている。
DirectX for Visual Basic では、主にパフォーマンス レイヤが公開される。複数のポートを操作したり、DLS データを下位レベルで操作したり、独自のデータ トラックを作成する必要のある特殊なアプリケーションには、C++ を使用する。