Platform SDK: DirectX |
DirectPlay のファイアウォール サポートを利用するために、アプリケーションを書き直す必要はない。デフォルトの動作では、DirectPlay のレンジから動的に割り当てられるポートを使用する。これにより、既存のアプリケーションとの後方互換性が確保されると共に、1 台のコンピュータ上で複数の DirectPlay アプリケーションを使用することが可能になる。
また、DirectPlay の新しい固定ポート機能を利用するようにアプリケーションを記述することもできる。開発者は、アプリケーション用の特定のポートを選択することができる。ファイアウォール管理者は、そのポートだけを開けばよい。詳細については、TCP/IP の該当する項目を参照すること。
DirectX 6.0 以降のユーザーは、ファイアウォールが介在していない場合に限り、DirectX 5.0 のユーザーと通信することができる。つまり、コンピュータが 1 台でもファイアウォールの後ろに位置していれば、DirectX 5.0 コンピュータとのピアツーピア ゲームは機能しない。クライアント/サーバー ゲームは、ホストが DirectX 6.0 以上であり、なおかつホストとクライアント間の通信がファイアウォールを経由する各部分で、クライアントが DirectPlay 6.0 以降である場合に限り、機能する。
プロキシの構造上、利用できるコンピュータは 1 台に制限される。しかし、そのコンピュータ上で複数のアプリケーションを実行することが可能である (各アプリケーションは、DirectPlay の動的なレンジまたはアプリケーション定義の一意のポートを使用する)。
DirectPlay を使用してファイアウォールをサポートする方法の詳細については、次のトピックを参照すること。