Platform SDK: DirectX

DirectPlayEnumerate

DirectPlayEnumerate 関数は、システムにインストールされている DirectPlay サービス プロバイダを列挙する。

この関数はもう使用されていないが、DirectX 3 を使用して作成されたアプリケーションとの互換性を保つために残されている。これは、サービス プロバイダのみを列挙し、DirectPlay アドレス (接続) は列挙しない。IDirectPlay4 インターフェイスを作成した後でアプリケーションで使用可能な接続をすべて列挙するときは、アプリケーションで IDirectPlay4::EnumConnections メソッドを使用することを推奨する。

この関数は、レジストリの Enumerate 値に 0 が設定されているサービス プロバイダは列挙しない。前のバージョンとの互換性を保つため、"サービス プロバイダ" レジストリ キーで登録されているサービス プロバイダを 1 つだけ返す。

HRESULT WINAPI DirectPlayEnumerate(
  LPDPENUMDPCALLBACK lpEnumCallback,
  LPVOID lpContext
);

パラメータ

lpEnumCallback
システムにインストールされている各 DirectPlay サービス プロバイダの記述を使用して呼び出すコールバック関数へのポインタ。UNICODE が定義されているかどうかにより、コールバック関数のプロトタイプはサービス プロバイダ名の lpSPNameLPWSTR(Unicode の場合) または LPSTR(ANSI の場合) として定義する。
lpContext
関数が呼び出されるたびに、コールバック関数に渡されるアプリケーションにより定義された構造体へのポインタ。

戻り値

成功した場合は DP_OK を返す。失敗した場合は、次のエラー値のいずれかを返す。

DPERR_EXCEPTION
DPERR_GENERIC
DPERR_INVALIDPARAMS

無効な列挙コールバック関数が指定された場合は、DPERR_INVALIDPARAMS を返す。

注意

この関数は、システムがそれにインストールされたサービス プロバイダを使用できなくても、それらを列挙する。たとえば、システムでモデムがインストールされていなくても、TAPI サービス プロバイダは列挙される。

必要条件

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dplay.h で宣言。
  インポート ライブラリ : dplayx.lib を使用。

参照

IDirectPlay4::EnumConnectionsDirectPlayCreate