Platform SDK: DirectX

D3DXVec4BaryCentric

D3DXVec4BaryCentric 関数は、指定された 4D ベクトルを使用して重心座標の点を返す。

D3DXVECTOR4* D3DXVec4BaryCentric(
  D3DXVECTOR4* pOut,
  const D3DXVECTOR4* pV1,
  const D3DXVECTOR4* pV2,
  const D3DXVECTOR4* pV3,
  float f,
  float g
); 

パラメータ

pOut
演算結果である D3DXVECTOR4 構造体へのポインタ。
pV1
ソースの D3DXVECTOR4 構造体へのポインタ。
pV2
ソースの D3DXVECTOR4 構造体へのポインタ。
pV3
ソースの D3DXVECTOR4 構造体へのポインタ。
f
加重係数。「注意」を参照すること。
g
加重係数。「注意」を参照すること。

戻り値

重心座標の D3DXVECTOR4 構造体へのポインタ。

注意

D3DXVec4BaryCentric 関数は、三角形の実際の位置とは関係なく、三角形の内部や周辺の点を理解する方法を提供している。この関数は、V1 + f(V2-V1) + g(V3-V1) 方程式を使用して算出した点を返す。

平面 V1V2V3 の任意の点は、重心座標 (f,g) で表すことができる。パラメータ f は、V2 の結果に対する加重を制御し、パラメータ g は、V3 の結果に対する加重を制御する。最後に、1-f-g は V1 の結果に対する加重を制御する。

次の関係に注意すること。

重心座標は、一般的な座標の形式である。ここで重心座標を使用するときは、単に座標系の変更を表している。デカルト座標で真のものは、重心座標でも真である。

この関数の戻り値は、pOut パラメータの戻り値と同じである。このように、D3DXVec4BaryCentric 関数を別の関数のパラメータとして使用できる。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以上が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 7.0 が必要。
  ヘッダー : d3dxmath.h で宣言。
  ライブラリ : d3dx.lib を使用。