Platform SDK: DirectX

DMUS_TIMESIG_PMSG

DMUS_TIMESIG_PMSG 構造体は、パフォーマンスの拍子記号を制御するメッセージ用のデータによって構成されている。

typedef struct _DMUS_TIMESIG_PMSG {
    DMUS_PMSG_PART
    BYTE bBeatsPerMeasure;
    BYTE bBeat;
    WORD wGridsPerBeat;
} DMUS_TIMESIG_PMSG;
DMUS_PMSG_PART
共通のメッセージ メンバに展開されるマクロ。DMUS_PMSG を参照すること。
bBeatsPerMeasure
小節あたりの拍数 (拍子記号の分子 )。
bBeat
拍を受け取る音符 (拍子記号の分母)。この値が 1 のときは全音符、2 のときは 2 分音符、4 のときは 4 分音符を意味する。以下同様である。0 は 256 分音符を意味する。
wGridsPerBeat
拍あたりのグリッド (小分割 )。この値は、特定の音楽イベントのタイミング分解能を決定する。たとえば、DMUS_SEGF_GRID フラグを使ったセグメントの挿入が挙げられる (DMUS_SEGF_FLAGS を参照)。

注意

拍子記号メッセージは、拍子記号トラックとスタイル トラックによって生成される。通常、セグメントには、拍子記号トラックまたはスタイル トラックのどちらかが含まれるが、両方含まれることはない。MIDI ファイルを表すセグメントには拍子記号トラックが含まれるが、DirectMusic Producer などのツールを使ってオーサリングされたセグメントのほとんどには、スタイル トラックに拍子記号情報が含まれる。

デフォルトでは、プライマリ セグメントだけが拍子記号メッセージを送信する。この動作を変更する方法については、「メッセージの無効化と有効化」を参照すること。

拍子記号はパフォーマンスによって使われ、DMUS_SEGF_FLAGS または DMUS_TIME_RESOLVE_FLAGS でタイムを調整できるすべてのメソッドで、タイムを小節、拍、およびグリッドの境界に解決する。また、拍子記号トラックとスタイル トラックは、拍子記号を使って、小節境界および拍境界に対する通知を生成する。「DMUS_NOTIFICATION_PMSG」を参照すること。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dmusici.h で宣言。

参照

IDirectMusicPerformance::SendPMsgDMUS_TIMESIGNATURE