Platform SDK: DirectX

GUID の使用

[C++]

ここでは、Visual Basic でのアプリケーション開発について説明する。

[Visual Basic]

DirectX の基になっているコンポーネント オブジェクト モデル (COM) でよく使用されるグローバル ユニーク識別子 (GUID) は、通常 DirectX for Visual Basic では表示できない。しかし、いくつかの場所では表示できる。その場合、それらは数値ではなく文字列として扱われる。

新しい GUID を取得する必要がある場合は、Vbguidgen.exe (SDK の \Samples\Multimedia\VBSamples\DXMisc\Bin フォルダに格納されている) を実行し、[Copy] ボタンをクリックする。GUID を Visual Basic アプリケーションに貼り付けて、その周りに疑問符を設定する。

DirectX7.CreateNewGuid メソッドを使用して実行時に GUID を生成することもできる。

アプリケーションで定義した GUID は、次のように DirectPlay プログラムで使用できる (ただし、SessionData は初期化された DirectPlaySessionData オブジェクトである)。

Const guidApp = "{AC330441-9B71-11D2-9AAB-0020781461AC}"
Call SessionData.SetGuidApplication(guidApp)

DirectX メソッドの中には、GUID メンバが格納されたデータ タイプを返すものがある。これらの GUID のフォーマットは、例と同じ文字列フォーマットである。

DirectX は、特定のプロパティやその他のエンティティに対して多数の GUID を定義しており、メソッドの中には、このように事前に定義された GUID のいずれかで受け渡しをしなければならないものがある。それには、前の例のように、(C++ ヘッダー ファイルの) 実際の値を文字列として渡す。しかし、一般的にはもっと簡単に、ドキュメント化した文字列エイリアスで受け渡しをする。たとえば、DirectInput.CreateDevice メソッドを使用すれば、標準キーボードのデバイスを作成するとき、実際の GUID ではなく "GUID_SysKeyboard" で受け渡しをすることが可能である。