Platform SDK: DirectX |
ここでは、Visual Basic でのアプリケーション開発について説明する。C++ については、「DirectDraw C/C++ チュートリアル」を参照すること。
このステップは、チュートリアル 2 の「ステップ 3 : プライマリ サーフェスへのブリット」とほぼ同様である。実際、結果は同じだが、このチュートリアルではフルスクリーンで実行される点が異なる。しかし、バック バッファ全体をプライマリ サーフェスに継続的に再ブリットする代わりにバック バッファをフリッピング チェーンの一部として作成したため、ページ フリッピングを使用できる。
Page flipping は、マルチメディアやアニメーション、ゲームなどのソフトウェアでは重要である。ソフトウェア ページ フリッピングは、紙の束を使ってアニメーションを作成する方法に類似する。ページごとに形を少しずつ変えて描画し、紙をすばやくパタパタめくってアニメーションのように見せる方法である。
このアプリケーションは、バック バッファに書き込みを行い、そしてプライマリ サーフェスをフリップさせてバック バッファをスクリーン上に表示させる。システムがイメージを表示している間に、再びバック バッファへの書き込みを行う。アプリケーションが実行されている間この処理が継続され、イメージをすばやく効率的にアニメーションできる。
バックグラウンド イメージとスプライトをバックバッファにブリットした後、DirectDrawSurface7.Flip メソッドを呼び出してサーフェスをフリップする。
primary.Flip Nothing, DDFLIP_WAIT