DPAPPLICATIONDESC2
DPAPPLICATIONDESC2 構造体は、IDirectPlayLobby3::RegisterApplication を使用してロビー対応アプリケーションを登録するために必要な情報をすべて記述する。アプリケーションを起動アプリケーションにより起動する場合は、代わりに DPAPPLICATIONDESC を使用する。
typedef struct {
DWORD dwSize;
DWORD dwFlags;
union {
LPSTR lpszApplicationNameA;
LPWSTR lpszApplicationName;
}
GUID guidApplication;
union {
LPSTR lpszFilenameA;
LPWSTR lpszFilename;
}
union {
LPSTR lpszCommandLineA;
LPWSTR lpszCommandLine;
}
union {
LPSTR lpszPathA;
LPWSTR lpszPath;
}
union {
LPSTR lpszCurrentDirectoryA;
LPWSTR lpszCurrentDirectory;
}
LPSTR lpszDescriptionA;
LPWSTR lpszDescriptionW;
union
{
LPSTR lpszAppLauncherNameA;
LPWSTR lpszAppLauncherName;
};
} DPAPPLICATIONDESC2, *LPDPAPPLICATIONDESC2;
メンバ
- dwSize
- DPAPPLICATIONDESC2 構造体のサイズ。dwSize = sizeof(DPAPPLICATIONDESC2)。
- dwFlags
- 使用しない。0 に設定しておく。
- lpszApplicationNameA, lpszApplicationName
- アプリケーションの名前が格納されている文字列へのポインタ。メモ: このタイトルはローカライズされない。アプリケーション名をローカライズするには、lpszDescriptionA メンバと lpszDescriptionW メンバを使用する。
- guidApplication
- アプリケーションのグローバル ユニーク識別子 (GUID)。これは、ゲーム セッションのホストであるときは DPSESSIONDESC2 構造体の guidApplication メンバで使用される値と同じでなければならない。
- lpszFilenameA, lpszFilename
- 起動される実行可能プログラムの名前が格納されている文字列へのポインタ。メモ: ロビーから起動するときは、スタブの実行可能プログラムを使用しないこと。ロビーから起動するときは、スタブは省略されて、メインの実行可能プログラムが起動される。
- lpszCommandLineA, lpszCommandLine
- ロビーにより起動されるとき、実行可能プログラムに渡されるコマンド行の引数が格納された文字列へのポインタ。
- lpszPathA, lpszPath
- 実行可能プログラムが置かれているパスが格納されている文字列へのポインタ。
- lpszCurrentDirectoryA, lpszCurrentDirectory
- カレント ディレクトリを設定するパスが格納されている文字列へのポインタ。一般に、これは lpszPath または lpszPathA と同じである。
- lpszDescriptionA
- アプリケーションのローカライズされた記述が格納されている ANSI の 1 バイト文字列へのポインタ。ANSI インターフェイス (IDirectPlayLobby3A など) で EnumLocalApplications が呼び出された場合、その文字列があれば、それが返される。それ以外の場合、lpszApplicationName データ メンバが返される。メモ: この文字列には複数文字は設定されない。ローカライズした ANSI 記述が必要でない場合は、NULL を設定する。
- lpszDescriptionW
- アプリケーションのローカライズされた記述が格納されている Unicode 文字列へのポインタ。Unicode インターフェイス (IDirectPlayLobby3 など) で EnumLocalApplications が呼び出された場合、その文字列があれば、それが返される。その文字列がない場合は、lpszDescriptionA データ メンバが Unicode に変換されて返される。lpszDescriptionA も lpszDescriptionW も存在しない場合、lpszApplicationName データ メンバが返される。メモ: この文字列は Unicode 文字だけで構成されなければならない。ローカライズした Unicode 記述が必要でない場合は、NULL を設定する。
- lpszAppLauncherNameA, lpszAppLauncherName
- 起動アプリケーションの実行可能プログラムの名前が格納されている文字列へのポインタ。起動アプリケーションはロビーにより起動され、それが lpszApplicationName に記述されたアプリケーションを起動する。起動アプリケーションは、そのアプリケーションと同じディレクトリになければならない。
Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : Dplobby.h で宣言。
参照
IDirectPlayLobby3::RegisterApplication