Platform SDK: DirectX

DIMOUSESTATE2

DIMOUSESTATE2 構造体は、8 つまでのボタンを持つマウス デバイス、またはマウス デバイスと同様にアクセスされるその他のデバイスに関する情報を格納する。この構造体は、IDirectInputDevice7::GetDeviceState メソッドで使用する。

typedef struct DIMOUSESTATE { 
    LONG lX; 
    LONG lY; 
    LONG lZ; 
    BYTE rgbButtons[8]; 
} DIMOUSESTATE, *LPDIMOUSESTATE; 

メンバ

lX
マウスの x 軸情報。
lY
マウスの y 軸情報。
lZ
マウスの z 軸情報 (通常、ホイール)。マウスに z 軸がなければ、この値はゼロである。
rgbButtons[8]
ボタン状態の配列。バイトの上位ビットは、対応するボタンがダウン状態にあるときに設定される。

注意

マウス型のアクセスができるようにデバイスを準備するには、IDirectInputDevice7::SetDataFormat メソッドを呼び出し、c_dfDIMouse2 グローバル データ形式変数を渡す。

マウスは相対軸デバイスであるので、マウス軸の絶対軸位置は、単純に相対的な動きの累積として求められる。したがって、絶対軸位置は、ほかの絶対軸位置と比較する場合を除いて無意味となる。

軸が相対モードである場合は、適切なメンバが位置の変化量を格納する。絶対モードの場合には、同じメンバが軸の絶対位置を格納する。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dinput.h で宣言。

参照

DIMOUSESTATE