Platform SDK: DirectX

D3DXCreateTorus

D3DXCreateTorus 関数は、指定されたディメンジョンのトーラスを作成する。

HRESULT D3DXCreateTorus(
  LPDIRECT3DDEVICE7 pDevice,
  float innerRadius,
  float outerRadius,
  DWORD numSides,
  DWORD numRings,
  DWORD numTexCoords,
  ID3DXSimpleShape** ppShape
);

パラメータ

pDevice
デバイスの IDirect3DDevice7 インターフェイスへのポインタ。
innerRadius
トーラスの内部の半径。デフォルト値は、1.0f である。このパラメータは、0.0f 以上でなければならない。
outerRadius
トーラスの外部の半径。デフォルト値は、1.0f である。このパラメータは、0.0f 以上でなければならない。
numSides
横断面の辺の数。デフォルト値は 8 である。このパラメータには、D3DX_DEFAULT を入力可能である。
numRings
トーラスを構成する環の数。デフォルト値は 8 である。このパラメータには、D3DX_DEFAULT を入力可能である。
numTexCoords
出力頂点バッファの目的のテクスチャ座標数。デフォルト値は 1 である。このパラメータには、D3DX_DEFAULT を入力可能である。
ppShape
出力頂点バッファの ID3DXSimpleShape インターフェイスへのポインタのアドレス。

戻り値

成功すれば、S_OK を返す。

失敗すれば、次いずれかの値を返す。

CLASS_E_NOAGGREGATION
D3DERR_INVALIDPRIMITIVETYPE
D3DERR_INVALIDRAMPTEXTURE
D3DERR_INVALIDVERTEXFORMAT
D3DERR_INVALIDVERTEXTYPE
D3DERR_VBUF_CREATE_FAILED
D3DXERR_INVALIDPARAMETER
D3DXERR_NOMEMORY
D3DXERR_NULLPOINTER
DDERR_INVALIDOBJECT
DDERR_INVALIDPARAMS
DDERR_OUTOFMEMORY
DDERR_WASSTILLDRAWING

注意

D3DXCreateTorus メソッドは、中心が (0, 0, 0) で軸が z 軸方向のドーナツ型の図形 (トーラス) を描画する。このトーラスの内部の半径は横断面の半径 (小さい方の半径)、外部の半径は中央の穴の半径である。

この関数は、後でアプリケーションにより描画したり、操作するときに使用できる頂点バッファを返す。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以上が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  バージョン : DirectX 7.0 が必要。
  ヘッダー : d3dxshapes.h で宣言。
  ライブラリ : d3dx.lib を使用。

参照

D3DXCreateBoxD3DXCreateCylinderD3DXCreatePolygonD3DXCreateSphereD3DXCreateTeapot