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ディスプレイ モードとは、ディスプレイ ハードウェアがプライマリ サーフェスからモニタに送る、グラフィックスのディメンジョンやビット深度を記述するハードウェア設定のことである。ディスプレイ モードは、それを定義する特性、すなわち幅、高さ、およびビット深度で記述される。たとえば、大部分のディスプレイ アダプタは、幅が 640 ピクセルで高さが 480 ピクセルのグラフィックスを表示できる。ここで、各ピクセルは 8 ビットのデータである。このディスプレイ モードは、640 × 480 × 8 と略記することができる。ディスプレイ モードのディメンジョンが大きくなるか、ビット深度が増加すると、さらにディスプレイ メモリが必要となる。
ディスプレイ モードには、パレット化と非パレット化の 2 つのタイプがある。パレット化ディスプレイ モードでは、個々のピクセルが関連付けられたパレットへのインデックスを表す値になる。ディスプレイ モードのビット深度は、パレットに入れる色数を決める。たとえば、8 ビットのパレット化ディスプレイ モードでは、各ピクセルが 0 から 255 の値になる。このようなモードでは、パレットには 256 のエントリを含めることができる。
非パレット化ディスプレイ モードは、名前からわかるようにパレットを使用しない。非パレット化ディスプレイ モードのビット深度は、ピクセルを記述するために使用される全ビット数を示す。
プライマリ サーフェスおよびプライマリ フリッピング チェーンの任意のサーフェスは、ディスプレイ モードのディメンジョン、ビット深度、およびピクセル フォーマットに適合する。詳細については、「ピクセル フォーマット」を参照すること。