Platform SDK: DirectX

CONST_DDFLIPFLAGS

CONST_DDFLIPFLAGS 列挙は、DirectDrawSurface7.Flip メソッドの flags パラメータで使用され、フリップ オプションを指定する。

Enum CONST_DDFLIPFLAGS
    DDFLIP_DONOTWAIT  =         32
    DDFLIP_EVEN       =          2
    DDFLIP_INTERFVAL2 =  536870912
    DDFLIP_INTERFVAL3 =  805306368
    DDFLIP_INTERFVAL4 = 1073741824
    DDFLIP_NOVSYNC    =          8
    DDFLIP_ODD        =          4
    DDFLIP_WAIT       =          1
    DDFLIP_STEREO     =         16
End Enum
DDFLIP_DONOTWAIT
デフォルトは DDFLIP_WAIT。デフォルト値をオーバーライドし、アクセラレータがビジーの間 (DDERR_WASSTILLDRAWING エラー値で示される) の時間を使いたい場合は、DDFLIP_DONOTWAIT を使用する。
DDFLIP_EVEN
オーバーレイ サーフェスでビデオを表示する場合に使用する。新しいサーフェスには、ビデオ信号の偶数フィールドからのデータが含まれる。このフラグは、DDFLIP_ODD フラグと共に使用することはできない。
DDFLIP_INTERFVAL2, DDFLIP_INTERFVAL3,
DDFLIP_INTERFVAL4
これらのフラグは、各フリップ間を待機する垂直リトレイス数を示す。デフォルト値は 1。DirectDraw では、指定した垂直リトレイス数になるまで、フリップ内の各サーフェスに DERR_WASSTILLDRAWING を返す。DDFLIP_INTERVAL2 が設定されると、DirectDraw は 2 番目の垂直同期ごとにフリップする。DDFLIP_INTERVAL3 では 3 番目の同期ごと、DDFLIP_INTERVAL4 では 4 番目の同期ごとにフリップする。

DDCAPS2_FLIPINTERVAL がデバイスに戻される DDCAPS 型に設定される場合にだけ、これらのフラグは効率的である。

DDFLIP_NOVSYNC
次の走査線にできる限り近い物理的なフリップを実行する DirectDraw を引き起こす。2 つのフリップされたサーフェスを含む次の処理では、物理的なフリップが終了したかどうかをチェックしない。つまり、この結果のために DDERR_WASSTILLDRAWING を返さない (ほかの結果では返す場合もある)。このため、アプリケーションではモニタのリフレッシュ レート以上の高周波数でフリップを実行できるが、目に見える異常が発生する場合もある。

DDCAPS2_FLIPNOVSYNC がデバイスに戻される DDCAPS 型に設定されていない場合、DDFLIP_NOVSYNC は非効率的である。

DDFLIP_ODD
オーバーレイ サーフェスでビデオを表示する場合に使用する。新しいフラグには、ビデオ信号の奇数フィールドからのデータが含まれる。このフラグは、DDFLIP_EVEN フラグと共に使用することはできない。
DDFLIP_STEREO
DirectDraw がメイン ステレオ サーフェスをフリップして表示する。このフラグを設定すると、ステレオ自動フリッピングが可能になる。ハードウェアは、スクリーンをリフレッシュするごとに、左と右のバッファの間で自動的にフリップする。
DDFLIP_WAIT
通常、ディスプレイ ハードウェアの状態が不適切なためにフリップをセット アップできない場合、DDERR_WASSTILLDRAWING エラーが即座に返り、フリップは起こらない。しかし、このフラグを設定すると、ハードウェア アブストラクション レイヤ (HAL) から DDERR_WASSTILLDRAWING エラーを受け取っても、メソッドはフリップしようとし続ける。この場合、メソッドはフリッピング処理が成功するか、DDERR_SURFACEBUSY のような別のエラーが返されるまで返さない。