Platform SDK: DirectX

IDirectSound3DListener::SetOrientation

IDirectSound3DListener::SetOrientation メソッドは、前方ベクトルと上方ベクトルの 2 つのベクトルにより、リスナーの現在の方向を設定する。

HRESULT SetOrientation(
  D3DVALUE xFront,  
  D3DVALUE yFront,  
  D3DVALUE zFront,  
  D3DVALUE xTop,    
  D3DVALUE yTop,    
  D3DVALUE zTop,    
  DWORD dwApply     
);

パラメータ

xFrontyFrontzFront
D3DVALUE 型の値。これらの値は、前方ベクトルの座標を示す。
xTopyTopzTop
D3DVALUE 型の値。これらの値は、上方ベクトルの座標を示す。
dwApply
設定が適用されるタイミングを示す値。次の値のいずれかでなければならない。
DS3D_DEFERRED
アプリケーションが IDirectSound3DListener::CommitDeferredSettings メソッドを呼び出すまで設定を適用しない。アプリケーションは複数の設定を変更した後、1 回の再計算でそれらを適用できる。
DS3D_IMMEDIATE
設定を即時に適用し、システムはすべての 3D サウンド バッファの 3D 座標を再計算する。

戻り値

成功すれば DS_OK、失敗すれば DSERR_INVALIDPARAM を返す。

注意

前方ベクトルはリスナーの鼻の方向、上方ベクトルはリスナーの頭頂部の方向を指す。デフォルトでは、前方ベクトルは (0, 0, 1.0)、上方ベクトルは (0, 1.0, 0) である。

上方ベクトルは前方ベクトルに対して直角でなければならない。必要に応じて、DirectSound は前方ベクトルを設定した後で上方ベクトルを調整する。

動作環境

  Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dsound.h で宣言。
  インポート ライブラリ : dsound.lib を使用。

参照

IDirectSound3DListener::GetOrientation