DMUS_IO_INSTRUMENT
DMUS_IO_INSTRUMENT 構造体は、音色に関する情報を保持する。この構造体は、バンド形式内で使われる。
typedef struct _DMUS_IO_INSTRUMENT {
DWORD dwPatch;
DWORD dwAssignPatch;
DWORD dwNoteRanges[4];
DWORD dwPChannel;
DWORD dwFlags;
BYTE bPan;
BYTE bVolume;
short nTranspose;
DWORD dwChannelPriority;
} DMUS_IO_INSTRUMENT;
- dwPatch
- 音色を定義するための MSB、LSB、およびプログラム チェンジ。
- dwAssignPatch
- 音色のダウンロード時に割り当てる MSB、LSB、およびプログラム チェンジ。
- dwNoteRanges
- 128 ビット。音色が演奏できなければならない各 MIDI 音符につき 1 つ指定する。
- dwPChannel
- 音色が演奏するパフォーマンス チャンネル。
- dwFlags
- コントロール フラグ。次の値が定義されている。
- DMUS_IO_INST_ASSIGN_PATCH
- dwAssignPatch メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_BANKSELECT
- dwPatch メンバには、MSB と LSB の有効なバンク セレクトが含まれる。
- DMUS_IO_INST_CHANNEL_PRIORITY
- dwChannelPriority メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_GM
- 音色は General MIDI コレクションのものである。
- DMUS_IO_INST_GS
- 音色は Roland GS コレクションのものである。
- DMUS_IO_INST_NOTERANGES
- dwNoteRanges メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_PAN
- bPan メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_PATCH
- dwPatch メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_TRANSPOSE
- nTranspose メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_USE_DEFAULT_GM_SET
- デフォルトの General MIDI 音色セットは、ポートがハードウェア内に GM を持っている場合でも、ポートにダウンロードしなければならない。XG または GS がリセットされたシステム エクスクルーシブ メッセージを持つ MIDI ファイルを解析する場合、GUID_StandardMIDIFile がバンドに対して要求されたかどうかにかかわらず、バンクセレクト メッセージが送信される。つまり、GUID_StandardMIDIFile は純粋に GM ファイルだけのものである。
- DMUS_IO_INST_VOLUME
- bVolume メンバは有効である。
- DMUS_IO_INST_XG
- 音色は Yamaha XG コレクションのものである。
- bPan
- 音色のパン。
- bVolume
- 音色のボリューム。
- nTranspose
- 音符を転調する半音の数。
- dwChannelPriority
- チャンネルの優先順位。定義済みの値のリストについては、「IDirectMusicPort::GetChannelPriority」を参照すること。
Windows NT/2000 : Windows 2000 が必要。
Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
ヘッダー : dmusicf.h で宣言。