Platform SDK: DirectX

チュートリアル 2 : 透過性の使用

[C++]

ここでは、Visual Basic でのアプリケーション開発について説明する。C++ については、「DirectDraw C/C++ チュートリアル」を参照すること。

[Visual Basic]

チュートリアル 2 では、透過型ブリットを紹介し、チュートリアル 1 で学んだ概念をさらに広げていく。透過型ブリットにより、スプライトをアニメーションするときに、矩形以外の形をブリットしたかのように見せることができる。スプライト イメージは通常は矩形ではないが、ブリットは常に矩形であるため、スプライトの境界矩形内のすべてのピクセルがデータ転送される。透過型ブリットにより、スプライト イメージ部分以外のピクセルは、転送先にイメージがブリットされるときには透過色として転送される。したがって、これらのピクセルによってバックグラウンド イメージ上のピクセルの色が変更されることはない。

スプライトを作成する場合、透過色のカラー キーとして使用する任意の色または色域を選択する。このチュートリアルでは、スプライト イメージ上の転送元カラー キーを使用して、矩形以外の形をブリットしているように見せる。

このチュートリアルでの最初のステップはプライマリ サーフェスの作成であり、この点ではチュートリアル 1 の「ステップ 3 : 変数の初期化」と同じ手順になる。したがって重複を避けるため、このチュートリアルではバック バッファ サーフェスの作成から始める。

透過型ブリットの例を示すため、SDK のチュートリアル 2 では、以下のステップを実行する。