Platform SDK: DirectX

DIEFFESCAPE

DIEFFESCAPE 構造体は、ハードウェア データをデバイス ドライバに直接、渡すために IDirectInputDevice7::Escape および IDirectInputEffect::Escape メソッドで使用される。

typedef struct DIEFFESCAPE {
    DWORD dwSize;
    DWORD dwCommand;
    LPVOID lpvInBuffer;
    DWORD cbInBuffer;
    LPVOID lpvOutBuffer;
    DWORD cbOutBuffer;
} DIEFFESCAPE, *LPDIEFFESCAPE;

メンバ

dwSize
構造体のバイト単位のサイズ。このメンバは、構造体が使われる前に初期化されなければならない。
dwCommand
ドライバのコマンド番号。有効なコマンドの一覧については、ドライバのドキュメントを参照すること。
lpvInBuffer
操作を実行するのに必要なデータを格納しているバッファ。
cbInBuffer
lpvInBuffer バッファのバイト単位のサイズ。
lpvOutBuffer
操作の出力データが返されるバッファ。
cbOutBuffer
入力パラメータとしては、lpvOutBuffer バッファのバイト単位のサイズ。出力パラメータとしては、コマンドが実際に作成したバイト数。

注意

各ドライバは、異なるエスケープ シーケンスを実装しているので、正しいドライバと通信しているかどうかは、アプリケーション自体が確認しなければならない。これは、DIDEVICEINSTANCE 構造体の guidFFDriver メンバと、アプリケーションが期待している値を比較することにより確認できる。

動作環境

  Windows NT/2000 :Windows 2000 が必要。
  Windows 95/98 : Windows 95 以降が必要。Windows 95 用に再配布可能な形で使用可能。
  ヘッダー : dinput.h で宣言。