CCC 2.0 には徹底した環境設定を導入します。 環境設定ファイルは ~(ホーム)/Library(ライブラリ)/Preferences/com.bombich.ccc.plist で保管されます。CCC の中の環境設定パネルから CCC の機能の多くをコントロールすることができる一方、 CCC plist ファイルの編集により処理することができる、高度な設定もいくつかあります。
下の写真はデベロッパーズ ツールに含まれた Property List Editor で CCC プロパティ リスト ファイル(CCC の環境設定ファイル)を見た例です。デベロッパーズ ツールをインストールしていないなら、 このファイルを編集するにはいろいろなテキスト エディターを使用できます。下記の例ではキャッシュ アイ テム リストを強調表示しています。これらの項目はクローン作業の終わりにターゲット ディスクから削除さ れるでしょう。あなたがこれらの項目のうちの一つを削除したくない場合は、プロパティ リストからそれを取 り除いてください。さらに、このリストに項目を加えてもよいでしょう。前のスラッシュ( / )がパス名に はないことに注意してください。パスはターゲット ディスクの root レベルに関連があります。さらにシェ ルのどんな特殊な言語も適切に回避しなければなりません(私は、ワイルドカードを使用することを可能にする ためには CCC の中でこれをしないことにしています)。plistファイルを修正するために Property List Editor の使用についてより多くの情報を得るには Property List Editor のサポートを参照してくだ さい。
下の写真にリストアップされた項目は、CCC の環境設定パネルにおいて変更可能です。環境設定パネル中のインターフェース項目でそれらの構造を推測することができます。
CCCは、デフォルトによって、ソース ディスクの root レベルからのいくつかの項目を無視します。これらの 項目はコピーの必要がなく、不要かコンピューターが起動する場合に自動的に作成されるかのいずれかです。あ なたがクローンにこれらの項目のうちのいくつかを含めたい場合は、このリストからそれらの項目を取り除いてく ださい。同様に CCC がそれら(ここでの ONLY は root レベルの項目に当てはまります)を無視するように、 リストに項目を加えることもできます。各アイテムは強いクォート( ' )で囲まれるべきで /bin/ls -AF コマンドの出力に似ているべきです。 キャリッジ リターンとライン フィードの文字には注意をはらい、 これらの文字を加えるためには BBEdit のようなテキスト エディターを使用する必要があるかもしれません。
CCC 2.0 は処理前/後のスクリプトを実行する機能を導入します。処理前のスクリプトは他のオペレーションの 前に実行されます。下の例において示されるプロパティ中の処理前/後のスクリプトへのパスを示さなければなり ません。パス名は CCC を実行する間に起動されたディスクに関連のある絶対的なパス名であるべきです。これらの スクリプトは root によって実行可能であるはずです。好きなところならどこでも、スクリプトを維持することが できます、私は /etc ディレクトリー(最も適切に思えます)を推奨します。
以下は処理前/後のスクリプトであなたができることのいくつかの例です。 可能性は無限です!
#################### #!/bin/tcsh -f ## CCC のための処理前のスクリプトの例: ## あなたの便宜を図ってこのスクリプトに渡される2つのアーギュメントがあります: ## ソースディスク:例 '/' ## ターゲットディスク:例 '/Volumes/Test' ## $1 = sourceDisk ## $2 = targetDisk ## データは CCC へ戻すことはできませんが、どんな結果もログに表示されます: echo $1 $2 > /tmp/ccc.out ####################
#################### #!/bin/tcsh -f ## CCC のための処理後のスクリプトの例: ## あなたの便宜を図ってこのスクリプトに渡される2つのアーギュメントがあります: ## ソースディスク:例 '/' ## ターゲットディスク:例 '/Volumes/Test' ## $1 = sourceDisk ## $2 = targetDisk ## データは CCC へ戻すことはできません echo $1 $2 > /tmp/cccpost.out ## ほかの手軽なコマンドライン ツール ## systemsetup は次のような多くのセッティングを修正するために使用することができます: # コンピュータの名称 # 省エネルギー設定 # 起動ディスク # 年/月/日/時刻 地域 # リモート ログイン # より多くのオプションおよび用語に関しては、man systemsetup を参照してください #/usr/sbin/systemsetup -setcomputername "コンピュータの名称" ## /usr/sbin の場合の例: ## "networksetup" ネットワーク設定のために使用することができます ## "installer" インストールされたパッケージ形式のソフトウェアのために使用することができます ## "softwareupdate" ソフトウェア・アップデートを適用するために使用することができます ## "disktool" ディスクや認証権の確認/修復のために使用することができます ## /sbin/reboot, /sbin/shutdown -h now ####################
ユーザーに指定された処理前のスクリプトを実行については Bombich Software フォーラム(英語の Web ページ)
をご覧ください。