GraySaver用モジュール
製作者:言問 いるる


gsm1.x

 何故か、ライフゲームになってしまいました。前々から一度ライフゲームを作っ

てみようとは思っていましたが、この様な形になるとは…。スクリーンセイバー

と呼ぶには抵抗を感じる程遅いです。ライフゲームについては電脳倶楽部の24号

にも載っていたのでパーコレ1を参照して下さい。

 因みに私が制作中に参照していたのはOh!Xの1992年8月号の、LIFE110.Xという

プログラムの解説です。私にライフゲームへの関心を持たせてくれた解説でもあ

ります。LIFE110.Xは、Oh!X1992年6月号の付録ディスクに掲載されました。


 …なんて書いても、もう入手不可能ですよね。旧Oh!Xの付録ディスクをディス

クイメージでもいいのでOh!Xの付録CD-ROMに収録して欲しいと思っているのは、

私だけ?


 アセンブル時に'DEBUG'というシンボルをつけると動作試験に使っていた「グラ

イダー銃」というパターンを実行します。範囲を極端に狭めた上、垂直同期待ち

をしない為、退屈しない程度の速度ですから、ライフゲームに興味無い方も一度

見て下さい。何かキーを押すと終了します。

 マウスカーソルやソフトキーボードを殺していませんので、それでパターンを

破壊するのも一興です。

 アセンブル時に'LIFE3_4'というシンボルをつけると生成規則を変更します。こ

れは固定物体がほとんど現れないらしいのでスクリーンセイバー向きと思ってい

ましたが、遅すぎるので関係ありませんでした。

 シンボル'DEBUG'も同時に指定すると「階段状のヘクソミノ(パターンの名前で

はないかも)」というパターンを実行しますが、範囲を広めにとってあるので遅い

です。気が短い方は実行しない方がいいでしょう。

 増殖中の幾何学(ぽい)模様を見ていたら、「ワイプライブラリに使えないか」

と考えてしまいました。無謀です。


●常駐(5秒で始まります)                                        =非対応メニューです
●常駐解除                                                               =非対応メニューです



不具合

 ゴミが一部残ってしまうことがあります。おそらくこれは仕様です。以下、釈

明。

 マウスカーソルの処理を想像すると、マウスカーソルを上書きしてしまうテキ

ストラムを保存して、移動した時に書き戻していると思います。パレットを戻し

きるまではライフゲームを続行するので短時間とはいえマウスの処理と重なって

しまうのでしょう。ライフゲーム終了時にテキストプレーン2,3をクリアしてもラ

イフゲーム続行中に保存されたライフゲームの画面が、その後のマウスカーソル

移動時に書き戻されてしまうのだと思います。

 以上、全て推測で確証はありません。



追記

 いつ手直しが必要になるか分からないので(注釈の形で)古いルーチンも残って

ますが気にしないで下さい。

 ふと思ったのですが、もしかして投稿用にソースを清書したりするものなので

しょうか?これまで掲載されたソースは私の目には注釈がやたら少なく見えるの

ですけど。

 あえてデバグ用のルーチン等を残しておきますので、悪い見本と思って見て下

さい。上に書いた「注釈の形で残っている古いルーチン」とは平たく言うと試行

錯誤の記録です。



余談

 これを送る気になったのはライフゲームの布教活動をしたかっただけかもしれ

ない。と、思いながらこれを打ち込んでいます。でも、速度面のマイナスイメー

ジが強烈だから、逆効果かも…。

 「頂点が移動して変形する四角形」というありがちなモジュールも考えていま

したが、テキスト画面に線一本引くことすら出来ませんでした。テキスト画面は

ビット操作が必要なので両端から描画するのも、ダブルステップも有用でない気

がしたのです。

 幸い、村田氏のグラフィックス編にはラインルーチンがたくさん載っています。

そのうちの一つに「短線分+1ピクセル」というルーチンがあり、以前から「テキ

スト画面向きなのでは」と思っていたので使いたかったのですが二ヶ月経っても

理解できませんでした…。諦めて、ダブルステップで作ってみようとしたけど理

解している「つもり」でしかなかったし…。所詮、私のレベルはこんなもの。


 と、いうわけで無保証のフリーウェアです。いかなる損害でも自腹を切りましょ
う。


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