PPP driver "ppp.x" Misc. document

                                                        K.Shirakata


<雑談>

 思えば、このPPPを一般に公開してから1年ぐらい経ったことになります。実
 はこのプログラムに手をつけたのはかなり昔で、とりあえずコンパイルが通る
 ようにしようとする途中でめげてしまい、1年以上ほったらかしになってまし
 た。

 それが、ふとしたきっかけで作業を再開し、一気にコンパイルが通るところま
 で持っていきました。実はPPPというプログラムはその性質上接続するだけな
 らコンパイルが通ればそれで完成で、テストでもPPP接続そのものは結構簡単
 にできるようになったのですが、問題はアプリケーションでした。TCP/IP関係
 のライブラリすらなかったわけですから、ここからの道程を考えると気が遠く
 なりそうでした。(もしSHARPがイーサカードを出した時にソフトウェア関係
 の情報がもっとあれば、展開は違ったのでしょうが)

 そんなわけで、AT用のTCPライブラリのソースを入手して、なんとか移植しよ
 うか、と思っていたところに舞い込んできたのがESP/Xの話でした。なんとす
 でにX68Kで動くTCPライブラリがあるではありませんか。おかげで一気に実用
 化(?)の目処がたったのでした。(しかしながら、このinetd.xには未だに
 苦しめられているのですが(笑))

 そんなこんなで公開に至ったのですが、最初はTCPPACK付属のping、ftp、telnet
 しかないという「一応使えないことはない」というレベルでした。これが一気
 に実用(?)レベルになったのはやはりSparkさんがlynxを移植したあたりから
 のような気がします。なにしろ一般の人にも「X68000でインターネットでき
 る」(笑)となりましたから。

 その後いろんな方からいろんなプログラムを発表され、インターネット関係は
 一通りはX68K(しかも68000-10MHz)で使えるようになってしまいました。や
 はりあとはネットワークドライブでしょうか。確かにこれが出来ればかなり便
 利なのですが、私はNFSもsambaもよく理解していないのでした(^^;)。どなた
 か挑戦してみませんか?

 さて、今回のバージョンアップで常駐したPPP.Xはユーザーモードで動作する
 ようになりました。これで今までよくレポートして頂いていていた「PPP.X常
 駐解除時にフリーズする」という現象がかなり回避されるはずです。もしまだ
 発生する環境がありましたら、下記のアドレスにレポートをお願いします。そ
 の際にはぜひお使いのマシンと動作クロックをお忘れなく。

 今回、howtouse.docを書き直してみました。いままでのhowtouse.docの評価は
 ばらばらで、「すごく詳しく書いてある」というものから、「電脳倶楽部がな
 ければ普通はインストールできない」までありました。で、今回pppx.batも
 用意して、ちょっとは分かりやすくしたつもりですが、どうでしょう?

 ところで、私、在宅でできる仕事を探しております。ご覧の通り(?)Cは一
 通り使えますし、VBなんかも一応使えます。こんな私に仕事をやらせてみよう
 と思った方は下記のアドレスへメールをお願いします。


 Internet Mail:        shira@kdel.info.eng.osaka-cu.ac.jp
 Niftyserve:           NBD02364
 Final tear Z network: 152
 Power Station         29
 680*0 Freak BBS:      45(1997年7月現在休止中)