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 未来予想図II / Dreams Come True

        Compose:吉田美和
        Program:mute
        For XG module + ZMC3

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 お久しぶりになります。最近はといいますと、もう使命というか何と言うか、

財布と相談もせずにMU2000を購入してしまいまして、苦しい日々が続いておりま

す。でんくらへの投稿もMU2000物をと思っていたんですが、機能をバリバリ使っ

たデータはもうしばらく時間が掛かりそうなので、今回はハードディスクの肥し

の中からXG用のデータをお送りします。XG用ですから、XGのマークの入った機種

なら全てOKです。WindowsマシンならYMF724のサウンドカードでもソフトシンセ

S-YXG50でもOKです(音質はそれなりですが)。ただしSC-88Proの裏モードには

対応しません。MU100以上の機種では自動的にMU basic MAPを選択します。


 さて、今回のZMSですが、Z-MUSIC V3ではコンパイルできません。ZMD>SMF

コンバータのZtoMをご存知の方は多いと思いますが、このZtoMの作者の八木氏が

開発されているZ3互換のコンパイラZMC3.X(EXE)専用のZMSなんです。つまりは私

のZMS制作は既に68を離れ、Windows上で行っていると言う事なんです。同じく

八木氏のZ2M3.EXE(ZtoMのZ3版)でSMFを作成して演奏します。


68での演奏方法は、

・Z-MUSIC V3を常駐
・ZMC3.X mirai2.zms
・ZP3.X mirai2.zmd

となります。SMFにする場合は

・Z2M3.X -I0 -X6 mirai2.zmd

とします。

MS-DOS(WinのDOS窓)では

・ZMC3.EXE mirai2.zms
・Z2M3.EXE -I0 -X6 mirai2.zmd

として、生成されたSMFを演奏します。

WindowsでしたらDOS窓を開かなくてもZMSの編集からSMFの作成まで出来るZEDIT

というツールもあります。


 ZMC3,Z2M3,ZEDITについて詳しくはOh!X2000春号を見ていただくとして、私が

ZMC3を使う理由のひとつに独自の拡張機能があります。ZMSを見ていただければ

解ると思いますが、

.XG_SYSTEM_ON
.XG_EXCLUSIVE { 〜

といったXG音源専用コマンドや、MML中では

Z100,80,64"ceg"(ベロシティ振り分け和音)や
[back 〜](裏パート処理)

など、一度使うと病みつきなコマンドが追加されています。

今回はさらに作成したSMFをXGworksで読みこんでメロディのエクスプレッション

を書きこんでいます。こうした細かいコントロールの入力はグラフィカルな

シーケンサーにはかないませんね。

これだと完全版のZMSがなくなってしまうので、後から入力したコントロール部

分を取り出してSMFtoZ3S.Xを使ってZMSを生成し、元のZMSに貼り付けて再現して

います(TRACK 17,18)。


とまぁ、Windowsに移行した関係でMIDI制作環境は現在進行形で激変しています。

それでもZMSベースであることは変わらないんですが、あくまで制作過程の一部

となるかもしれません。

次回作はレポートも兼ねてMU2000バリバリ専用でいってみたいと思います。が、

そんなわけでZMSデータとは限りません。


主に使用したツール等
Windows98
 ZEDIT.EXE(V0.62) :MASA氏
 ZMC3.EXE(V0.72) :やぎ。(八木)氏
 Z2M3.EXE(V0.99) :やぎ。(八木)氏
 TMIDI Player :ふみぃ氏
 XGworksV4.0 :YAMAHA
X680x0
 Z-MUSIC System V3.02A :西川善司氏
 SMFtoZ3S.X :じんべ氏

             URL:  http://www02.so-net.ne.jp/~mute/index.html
          E-MAIL:  mute@ga2.so-net.ne.jp

                                                須賀真(mute)