sorry.コーナー名未定:仮称:イカモー、になっちゃうかな
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 先月はお休みしましたが、こんにちは。突然ですが、今月はこんなコトもやっ

てみました。


●電波到着?=非対応メニューです


 そんなこんなで、今月もコリずに、


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 もっともっと共有財産を活かすための提案と実験


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スタートです。


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 といっても、今月はちょっと指向が違うかもしれませんね。ご注意しながら、

ひとつ、お付き合いください。




○ケータイ毒電波会話

 iMODEの宣伝自粛が解除されたある日。そう、あれは満開のモバイルソリュー

ションリーダーである(昇)とiMODEに変えたくなった某(兄)氏と、秋葉原に

店長さんのお使いにいった時のことでした。無線技術についてアレコレ雑談して

いる時、こんな話題になりました。


        「携帯に電話がかかってきた時の着メロが、何かのSOS信号だ

        ったら、回りにいる分かる人は吹き出すだろうな」

        「モールス信号でツートンツートンツーツートンツーとかな。

        あっ、これはCQCQだっけ」


 しばらく二人で想像し、勝手にウケたあと、ふと我にかえりました。


        「ちょっとまて。モールス信号の周波数帯ってどのあたりだ?

        1kHz以下なら、適当な音階と、適当な音長で、適当なソレっ

        ぽいヤツに近似出来るんじゃないか? 今の携帯はかかって

        きた相手毎に着メロを設定出来るから、お前から電話がかか

        ってきた時は、『NAKAMURA』。メールを受信した時は『MAIL』

        って具合にモールスを打たせることも出来るハズ。あっ、で

        も、お前からかかってきた時は『SOS』だな」




○以下、間違いがあるかも。注意!

 編集部に戻るやいなや、某(兄)氏は、モールス信号について調べていた。い

や、感心。しばらくの後、その成果をプリントアウトしてもらったのだが、どう

やら、「文字に対するトン/ツー組み合わせ」「空白間隔」以外の規定が見あた

らない。なるほど、確かにこれはシンプルでよい。てコトは、逆に、周波数等は、

勝手に決めてもよいということか? 

 ま、とにかくやってみよう。




○モールス→MML変換

 例えば、アルファベットのABCは、


        A:・−
        B:−・・・
        C:−・−・


で表されます。「・」がトン、「−」がツー。「・」の時間を1とした時、「−」

の時間は3。またAの「・−」における「・」と「−」の間の空白時間は1。文

字と文字の間には3の空白時間。

 1空白時間を「_」で表すと、"ABC"をモールス信号にすると、


 「トン_ツー___ツー_トン_トン_トン___ツー_トン_ツー_トン」


となるわけです。

 ここで、


        トン    →a16
        ツー    →a6
        _      →r16
        ___  →r6


というように、「単位時間に関するルール」を守った上で、トン/ツー/_/

___に、適当な音階と、適当な音長を割り振ります。

 そうすると、"ABC"のモールス信号は、


        a16r16a6r6 a6r16a16r16a16r16a16r6 a6r16a16r16a6r16a16r6 
        <- A  ->   <-       B        ->   <-       C       -> 


というMMLに置き換わりました。あとは、着メロコンパイラにかればチョチョ

イのチョイですね。では、聴いてみましょう。


● "ABC"=非対応メニューです


 なかなか、それっぽのではないでしょうか。




○たしなみの「A-440」

 とまあ、思い付くままに「モールスからMMLに変換」するプログラムを用意

してみました。


◎ソースTYPE=DOC:CW2MML.C


 やっていることは、「トン='0'/ツー='1'」を前提としたモールス信号表

(配列)を参照し、「'0'を読んだら"a16"/'1'を読んだら"a6"を書き出し&空

白(休符)を出力」しているだけです。

 ちなみに、今回のプログラムにおいて、信号の音階にオクターブ4のAの音を

使っています。この音は、周波数が440Hzで別名「A-440」と呼ばれ、信号処理等

の分野では、基準信号としてよく用いられます。こういった類のプログラムを組

む時は、「本当の理由はよく分からなくても」A-440を使うのがたしなみ。とい

うか、呪文。と考えてもよいでしょう。




○一応使い方

 「モールスからMMLに変換」するプログラムCW2MML.Xは、コマンドラインに

与えられた英文をMMLに変換し、標準出力に出力します。


        @>CW2MML.X MANKAI
        O4a6r16a6r6 a16r16a6r6 a6r16a16r6 a6r16a16r16a6r6 a16r16a6r6 a16r16a16r6 


 着メロにしたい時は、CW2MML.Xの出力をファイルにおとしてから、着メロコン

パイラにかけます。


        @>CW2MML.X MANKAI > MANKAI.CMS
        @>CMSCC MANKAI.CMS




○X68kを二次的に活用する

 みての通り簡単なプログラムであり、かつ、処理内容は、上記解説の通りです。

ソースプログラムだって公開されています。ここでも、重要なのは「実際に自分

で作ってみること」ではないでしょうか。

 X68kでなきゃ出来ない処理ではありません。しかし、思い付いたことを、速実

行に移したり、検証を始めたり出来るのは、使い慣れたマシンさまさま。といっ

たトコロではないのでしょうか。


● "SOS"=非対応メニューです





今月の着メロ
 TEL ME HAPPY ●CMS仕様の携帯電話による演奏を聞く =非対応メニューです ◎説明  P.N. HAZUKIさんの投稿です。  説明にもありますが、オリジナルのMMLには着メロコンパイラ仕様(CMS) 外の記述があるため、上記演奏および収録CMSソースに関しては、仕様に収まる ようアレンジが施されています。そうなんですよね。現在の着メロコンパイラの 仕様である非機種依存性(同一ソースで出来るだけ多くの機種に対応)は、仕様 範囲の限定で実現していますから(ポケットピカチューオプションを除く)、本 当に、基本的な音しか鳴らせないんですよね。まぁ、これもトレードオフの範囲 内ではあるのですが。  さておき、これまでは、「イカP等で提供されたオリジナル曲の着メロ化」を 提案してきましたが、逆に「着メロ用短音オリジナル曲をゲーム等で使える用ア レンジ」ということも考えられるわけです。とあるラジオ番組のアンケートによ ると「自分の彼女にオリジナルの着メロをプレゼントしたことがある」人の割合 は半数以上にものぼるらしい。というのは極端な例としても、電脳倶楽部読者に もそういう人、そして曲は多いのでは? などと思います。  シシのテーマ ●携帯電話による短い演奏を聞く =非対応メニューです  満開製作所より発売予定のゲームより。  編集部(昇)による着メロアレンジです。  ※今月の「シシのテーマ」に関する全てのファイルは、フリーソフトではあり   ません。
 もちろん、このコーナーは「すべて自由」を基本精神とします。「二次的」と いえども、手を動かし、公開し、共有するコトをモットーとしてますから(仮に、 何等かの都合があった場合は、個別対応ということで)。  着メロサンプルは、F502i(カラーiMODE)のモノを収録しています。他の機種 と鳴り方等が違う場合があります。ご了承ください。  来月も、こりずに、またなんかやりたいな。とは考えていますが、さすがに最 終号だけあり、ちょっと時間がキビシイかな。といった雰囲気です。ま、予定は 未定ということでひとつ。 (EOF)