PPP driver "ppp.x" Difference from original

                                                        K.Shirakata


<オリジナルとの違い>

 以下にオリジナルのIIJ-PPP V0.94 beta 2との違いを記します。


・ファイル名の変更

 ppp.conf、ppp.linkup等はそれぞれconf.ppp、linkup.ppp等に変更されています。
 また、これらのファイルは最初に環境変数"PPP"で指定されたディレクトリから
 探します。
 ログは環境変数"PPPLOG"で指定されたファイル、または標準出力に出力します。


・回線制御はしない

 オリジナルではキャリア検出とDTR制御による接続制御を行なっていますが、
 現在は常駐終了時に回線切断を行なう以外は機能していません。手動で制御し
 て下さい。


・VJ圧縮は使えない

 現在VJ圧縮は使えません。conf.ppp中の"deny vjcomp""disable vjcomp"は
 決して外さないで下さい。VJ圧縮を使用すると暴走します。


・経路制御コマンドは使えない

 現在、"add"コマンドなどの経路制御コマンドは使えません。
 接続/切断時に自動的に設定します。


・コマンドモードでの注意

 コマンドモード("ppp>"や"PPP>"が表示されている状態)では、文字が入力されると
 [ret]が押されるまで処理が中断します。
 [ret]を押せば処理を再開します。


・デバッグ文字列

 動作中に様々なデバッグ用の文字列が表示されることがありますが、気にしな
 いで下さい。動作には支障ないはずです。


・hinetdとの相性について

 拙作のhinetdを利用されている方は、必ずRel.2以上にバージョンアップして
 下さい。Rel.1を使うとハングアップすることがあります。


・その他

 きっと私が覚え切れないぐらいの違いがあるはずです。基本的にHuman68Kでは
 難しいかな、と思うことは実現されていない、と思って下さい。それでも、と
 りあえずは使えます。