夢時間          作詞・作曲:北浦 暁光

        置き忘れたジュースを取りに席へ戻った
        気がつけば そこに君は座っていた
        慌てて立ち上がる君を 僕は制すると
        開いてた君のノートが 床に落ちた
        照れてる君に 僕は笑った
        君の名前を聞くと 座った

        飲みかけてたジュースを口にゆっくり運ぶ
        コップを机に置くたびに 盛り上がる
        周囲の人も気にせずに 僕たちは笑った
        窓から覗く太陽が まぶしかった
        やがて 電車から降りた僕を
        見送る時間は夢時間だね

        夢から覚めた僕は 朝に包まれてた
        何度も続きを見ようと 瞼を 閉じる
        だけど 覚えたはずの君の名前も忘れて
        かすかに写る笑顔が 頭に残る
        僕たち 二度と逢えないんだろう
        だって 過ぎた時間は夢時間

        胸のときめき 心のささやき 君のほほえみ 僕のやすらぎ
        みんな みんな この胸 全部閉まってみたいから

        照れてる君に 僕は笑った
        過ぎた時間は夢時間だね