FTP ファイラー ftpf.x ver0.32 programmed by Mitsuky ● このプログラムは 2画面ファイラー風 FTP クライアントです(FTP とはインターネット等で良 く使われるファイル転送プロトコルです)。 起動すると自分(localhost)と相手(remotehost)のディレクトリが表示される ので、スペースキーでファイルをマークして [c] キーを押すとコピーされる・ ・・というソフトです。 ● インストール ftpf.x をパスの通ったディレクトリにコピーすればOKです。 ● 使い方 X680x0 を TCP/IP が使える状態にします(lynx や WebXpression でネットワー ク上のファイルが閲覧できるようになればOKです)。激光電脳倶楽部5号を利 用すると比較的簡単に TCP/IP が使えるようになるでしょう。この状態で、 ftpf [option] 接続するホスト名 ローカルディレクトリ名 で起動します。 例) ftpf ftp.so-net.ne.jp C:/ ホスト ftp.so-net.ne.jp に接続し、もう片方は C:/ ディレ クトリの内容を表示する [option] -Uユーザー名 : ユーザー名を指定します。 -Pパスワード : パスワードを指定します。 -V : おしゃべりモード。詳細な情報を表示します(デバッグ用という噂も)。 -I : 外部に接続しない。ネットワークに接続せずに単なるファイラーとして使 う時に指定します。この場合はディレクトリ名を2つ指定して下さい。 起動すると指定されたホストに接続を試みます。 ---- ホスト ftp.so-net.ne.jp に接続します 接続中... 接続しました ---- 接続に成功するとユーザー名とパスワードの入力を求められます。-U や -P オプションでユーザー名やパスワードを指定していない時はキーボードからそれ らを入力して下さい。 anonymous FTP に接続し、パスワードとしてメールアド レスを入力する場合は以下のようになります。 ---- ユーザー名を入力して下さい >anonymous パスワードを入力して下さい >mitsuky@mankai.co.jp ---- ユーザー名として quit と入力すると ftpf.x は終了します。 パスワードが受理され、ログインに成功すると相手のディレクトリと自分のディ レクトリが表示されます。 ---- ftp.so-net.ne.jp localhost ──- parent dir ─────────────- 1 <dir> Jun 5 1998 bin <dir> Jan 14 1997 BAK <dir> Apr 7 20:01 etc <dir> Nov 22 1996 BIN <dir> Apr 7 20:01 pub <dir> Apr 7 4:03 PPPLOG.TXT 0 Apr 7 20:05 usr <dir> Jan 14 1997 ─────────────- end of dir ──- welcome.msg 747 Dec 22 23:23
- end of dir ──- ---- 左のウインドウは接続先のホスト ftp.so-net.ne.jp のディレクトリで、右の ウインドウは自分のホスト(localhost)の指定したディレクトリ(この場合は C:\ )の内容です。 ファイル/ディレクトリ名に引かれた下線はカーソルで、これを動かしてファ イルの操作を行います。 ● 実行中のキー操作 [←] : カーソルを左に移動します。 [→] : 〃 右に 〃 [↑] : 〃 上に 〃 [↓] : 〃 下に 〃 [return] : ディレクトリの上で押すとそのディレクトリに移動します。ファイル の上で押した時は何もおきません。 [ ](スペースキー): カーソル上のファイルをマークします。 [c] : マークされたファイルを相手側にコピーします。 (注:ディレクトリのコピーは現在できません) [k] : マークされたファイル/ディレクトリを削除します。中にファイルが存在 する時はディレクトリの削除はできません(一旦ディレクトリに降りてファ イルを全て削除してから削除して下さい)。 [l] : カーソル上のファイルを閲覧します。子プロセスとして MORE.X を呼び出 しますのでパスの通ったディレクトリに置いておいて下さい。 現在、ローカルホスト上のファイルしか閲覧できません。 [SHIFT]+[m] : ディレクトリを作成します。 [a] : 全てのファイルのマーク状態を反転します。 [w] : 他方ディレクトリと同名同サイズのファイルをマークします。[w] の後に [a] を使うと変更のあったファイル、新規追加されたファイルのみマークさ れます。なお、ftpではファイルのタイムスタンプが「ファイルを転送した 日時」になってしまうため、あえてタイムスタンプは比較していません。 [CLR] : 全てのファイルのマーク状態をクリアします。 [UNDO] : 親ディレクトリに戻ります。 [q] : 終了します。 ● 注意事項 1つのディレクトリで扱えるファイル/ディレクトリ数は1024個までです。そ れ以上の数を扱う場合には ftpf.h の MAXFILE の数を変えて再コンパイルして 下さい。 ● コメント キーアサインや [l] で呼び出すテキストビュアが固定で変更できないので変 えられると便利ですよね。まあ、そこはサンプルプログラムという事であなたが 好みなように書き換えてみて下さい。 パスワードを入力する時画面にエコーバックされるのはマズいかもしれません。 ● 配布規定 配布&改造自由のフリーウェアです。ソースの引用&組み込みも自由です。い ずれの場合も連絡の必要はありません。 また、大変申し訳ありませんが、本プログラムは無保証であり本プログラムに 起因するいかなる損失にも免責とさせて頂きます。 満開製作所/山口光樹 (EOF)