動く背景 作・小林顕彦
━━ 概要 壁紙動画(福嶋章太氏作)をサポートするツールです。一定時間毎に背景を 切り換えたり、スクリーンセーバーを起動したりします。SX-WINDOWで動作 します。 ━━ ご使用の前に 動作確認はSX-WINDOW ver 3.10でしか行っていません。このプログラムでは バージョンチェックをしていませんので、古いバージョンのSX-WINDOWをお使 いの方はご注意ください。 このプログラムはフリーウェアです。配布・改変等自由に行って構いません。 ただし、動作に関しては無保証ですので、このプログラムによって発生した 損害等について一切責任を持ちません。 ━━ インストール方法 以下のファイルを同じディレクトリにコピーしてください。 動く背景.x 動く背景.ENV X68030.PIC 三太BUSTER.PIC SS.X FISH_BACK.PIC 壁紙動画.r (福嶋章太氏作) grroot.x (箕浦真氏作) ━━ 使い方 ・「動く背景.X」をダブルクリックするとプログラムが起動します。 ・「背景を動かす」をチェックしておくと「動く背景.ENV」の記述にしたがい、 背景を動かします。「背景を動かす」がチェックされていない場合は「動く 背景.ENV」に記述があっても背景を動かしません。 ・「切換時間」がチェックされている場合は指定時間毎に背景を切り換えます。 時間の指定はすぐ下にある数値で行います。手抜きのため、数値調整ボタ ンでしか変更できません。単位は「分」で、デフォルトは10分です。 ・「スクリーンセーバー」がチェックされている場合、キーボード、マウスによる入力 が一定時間ないとスクリーンセーバーを起動します。時間の指定はすぐ下 にある数値で行います。手抜きのため、数値調整ボタンでしか変更できま せん。単位は「分」で、デフォルトは5分です。 ・「背景変更」ボタンを押すと、「切換時間」の状態にかかわらず背景を切り換 えます。 ・「OFF」ボタンを押すとテキスト画面を消去して、背景(グラフィック画面)だ けが表示されます。このボタンはマウスの左ボタンを押している間だけ有 効で、左ボタンを離すと再びテキスト画面を表示します。 ━━ 背景の指定方法 背景の指定は「動く背景.ENV」で行います。 「動く背景.ENV」はテキストファイルになっていて、この中に表示したい背景 のファイル名と「壁紙動画.r」用のオプションを記述します。 <背景のファイル名> <「壁紙動画.r」用のオプション> を表示したい背景の数だけ記述してください。 ファイル名とオプションの間には半角スペースを1文字入れます。 「壁紙動画.r」用のオプションについては「壁紙動画.r」の説明をご覧ください。 エラーチェックが手抜きなので、ファイル名が行頭から始まっていなかったり、 ファイル名とオプションの間が半角スペース1文字でなかったり、オプション の後に関係ない文字が入っている場合には問題が起きるかも知れません。 <「壁紙動画.r」用のオプション>を省略すると単に背景を切り換えるツールと して使用できると思います。この場合、ファイル名の後ろには余分な文字を 記述しないでください。 以下に「動く背景.ENV」の例を示します。 −−− 「動く背景.ENV」の例 −−− X68030.PIC -S201,33 -A190 三太BUSTER.PIC -S193,128 -A225 −−−−−−−−−−−−−−−−− ━━ スクリーンセーバーについて 「動く背景.x」はスクリーンセーバーを内蔵しているわけではなく、「SS.X」と いう名前のファイルを起動するだけです。ファイル名は「SS.X」に固定されて います(手抜きばかりで申し訳ありません)。 添付の「SS.X」は「FISH(横内威至氏、石上達也氏作)」を改造し、SX-WINDOW Ver 3.10 でも動作する用にしたものです。動作させるには「SAdjust.r(福嶋章太氏作)」 が必要です。また、「画面暗前(石上達也氏作)」では動作しません。 スクリーンセーバーを別のものに変更する場合は、以下の点に注意して作成 してください。 ・「動く背景.x」はスクリーンセーバーを起動させる時には'-D'というオプ ションをつけて「SS.X」を起動します。終了させる時はなにもオプション をつけずに「SS.X」を起動します。つまり、'-D'があるかどうかを「SS.X」 が判断し、適切な処理をする必要があります。 ・キーボード、マウスの監視は「動く背景.x」が行っているので「SS.X」側で は必要ありません。 ━━ その他 このプログラムを作る前はSX-BASICで壁紙動画をコントロールしていました。 ところがFISHをSX-WINDOW Ver 3.10で動作するように改造したところ問題が 出てきました。壁紙動画とFISHがバラバラに動作しているのでFISHの背景が 勝手に書き替えられたり、FISHが終了するとしばらく背景に何も表示されな かったりという現象が起きます。仕方がないので壁紙動画とFISHを1つのプロ グラムでコントロールすることにしました。それでこのプログラムを作った のですが、良く考えるとSX-BASICから画面暗前を制御すれば良かったのかも 知れません。 ━━ 謝辞 このプログラムを作成するにあたり、以下のツールを使用させていただきま した。作者の方に感謝致します。 HAS v3.09 Y.Nakamura氏 HLK v3.01 SALT氏 GNU make homy氏 壁紙動画.r v1.00 福嶋章太氏 SAdjust.r v1.30 福嶋章太氏 GRROOT v1.52 箕浦真氏 FISH 横内威至氏、石上達也氏 (EOF)