X680x0 IP driver xip.x β4

                                                        K.Shirakata


<これは何?>

 hinetd.xとは違うアプローチで改造されたESP/Xシステム用TCP/IPドライバです。
 バグフィックスと機能強化を行なっています。


<使い方>

 inetd.x、hinetd.xと同様です。

 変更点はxip.hisを参照して下さい。


<高速化係数について>

 xip.xには-nオプションが増えています。ここで2から31の数値を
 指定することにより、処理を高速化することができます。
 (数値が大きい方が高速)

 しかし、特に高速マシンを使っている場合には数値を大きくすると
 フリーズする可能性が高くなります。お使いのマシンに合わせて
 最適な値を設定して下さい。

 なお、現在のデフォルトは2(最低値)です。


<強制タイムアウトについて>

 ESP/Xアプリケーション上でネットワークが遅いなどの理由で反応が
 なくなった場合、[HELP]キーを押すと強制的にタイムアウトすることが
 出来る「場合があります」。
 [HELP]キーを押した時に画面右下に"X"が表示されれば強制タイムアウト
 機能は働いていますが、実際にタイムアウト出来るかどうかは状況に
 よります。


<接続直後のDNS検索失敗の軽減について>

 inetd.xはLAN接続を前提としているためか、DNSに関するタイムアウト値が
 小さいため、状況に適応するまでDNS検索に失敗する現象が発生していました。
 xipではタイムアウト値を大きくすることにより、この問題を軽減しました。
 副作用としてプライマリサーバが停止していた場合、セカンダリサーバへの
 検索に時間がかかることになりますが、現実にはまず問題にならないでしょう。


<その他>

・転載・再配布に当たっては、tcppacka.lzhが同時に入手可能になっていること
 を条件として自由とします。連絡は不要です。その他の扱いについてはinetd.xと
 同様とします。
・一応チェックはしていますが、このプログラムは無保証です。不都合があっても
 責任は取れません。
・レポート等は下記アドレスにメールをお願いします。但し、対応できるとは限
 りませんので悪しからず。


<連絡先>

 Internet Mail:        argrath@yo.rim.or.jp
 Niftyserve:           NBD02364