とほほのJavaScript入門(ビルトイン関数)

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1998年2月15日版

ビルトイン関数

escape(string)
N2。stringの文字列のうち、URLに用いることができない記号や日本語を %nn の形式にエンコードしたものを返す。不特定の文字列をURLに埋め込んだり、Cookieのパラメータとして指定する際にこの関数を用いてエンコードする。 例えば次の例は "いろは" は "%82A2%82%EB%82%CD" に変換される。
    str = escape("いろは");
注:困ったことに、IE4.0では "いろは" を Unicode(?) に変換して "%u3044%u308D%u306F" にエンコードする。

unescape(string)
%nnの形式に変換された文字列を元の文字列に逆変換する。
    str = unescape("%82A2%82%EB%82%CD");

Number(xxx)
N4。xxxを数値に変換する。 xxxが日付オブジェクトの場合は1970年1月1日0時0分0秒(GMT)からの秒数(ミリ秒単位)を返す。 変換に失敗した場合は NaN を返す。 古いバージョンを考慮するならeval()を用いるとよい。
    num = Number("123") + Number("456");

String(num)
N4。numを文字列に変換する。 古いバージョンを考慮するなら 123 + "" とすればよい。
    str = String(123) + String(456);

parseFloat(string)
N2。文字列stringを数値に変換する。 NN3.0以降では変換に失敗した場合は NaN を返す。

parseInt(string,radix)
N2。文字列stringを整数値に変換する。 radixに2,8,10,16などを指定すると2,8,10,16進数として解釈する。 radixを省略した場合、"0x"で始まっていれば16進数として、"0"で始まっていれば8進数として、さもなくば10進数として解釈する。 NN3.0以降では変換に失敗した場合は NaN を返す。

isNaN(value)
N2(*)。parseFloat()やparseInt()での変換が成功したかどうかを調べる。 失敗していればtrueを返す。 NaNはNot a Numberの意味。 NN2.0ではUNIX版のみ、NN3.0以降では全OS版で使用可能。
    if (isNaN(xx = parseInt(str))) {
        alert("Not a Number");
    }

eval(statements)
N2。statementsをJavaScriptの構文と解釈して実行し、その結果を返す。 次の例ではansに27が代入される。
    ans = eval("3+(6*4)");

taint()
N3のみ。NN4.0では削除された。

untaint()
N3のみ。NN4.0では削除された。

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