ホームページ作成上の注意

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1998年7月19日版
ちょっとまとまりが無いですが、私がホームページを作る際に気を付けていること(私の好みやバグ情報)について述べます。 あくまで、私個人の好みなので、全員が全員、これに従ったホームページを作ってしまうと面白味にかけます。 あくまで、参考程度に読んでみてください。

内容

ライト(軽い)がいいな

軽い(転送量の少ない)ページを目指しましょう。 自分のページは割合早く表示されます。 でも、遠いプロバイダや、会社のファイアウォールの中から表示する際は、10倍以上の表示時間がかかると思ってください。

コンテンツ(中身)が大事

作るのを楽しむホームページと、見てもらうのを楽しむホームページがあります。 見てもらうのを楽しむからには、それなりのコンテンツが大事です。

「シンプルイズベスト」か「こいつぁすげぇぜ!」か

中途半端な画像、動画、Java、音などはやめましょう。 「ここでもこんなことやってる。重いだけだなぁ。」と思われるものを貼り付けるのはかえってマイナス。 「シンプルイズベスト」を目指すか、どうせ貼り付けるなら「こいつぁすげぇぜ!」とか「いいデザインだな」と感動するものを目指しましょう。

中途半端な説明が公害になるケースも・・・

検索エンジンで検索してジャンプしても、中途半端な説明(というか、個人用のメモ)しか見つからず、無駄ページをいくつかこなさないと欲しい情報にありつけないことがあります。 かと言って、メモの中にも欲しい情報があったりするし、完璧な説明ができるまで公開するななんてのも無理な話だし・・・難しいところです。

自己満足のページでもいいじゃない

よく「自己紹介や日記などのくだらんホームページはやめろ」という文章を見かけますが、私はこの意見には反対です。 ホームページは自由な表現のスペースです。 ペットや子供の写真を貼りまくっても、仲間内で見るぶんには楽しいし、見ず知らずの人と意外な共通点を見つけたりすることも楽しいじゃないですか。

ホームページの宣伝

内容は自由で構いませんが、宣伝には注意が必要です。 作ったホームページを皆に見てもらいたいのはわかりますが、自分のホームページと関係の無いカテゴリにまで登録しまくるのは論外。 まだ内容が不十分のまま、いろいろな検索エンジンやインデックスなどに登録しまくるのも考え物。 「せっかくYahooから飛んできたのに、ロクな内容が書いて無い。」と思われてしまっては、せっかくの登録&宣伝が公害にさえなってしまいます。

リンク

工事中ページにはリンクを張るな

最も腹のたつのがこれ。 リンクをクリックして、しばらく待たされたあげく「このページは工事中です。」なんて表示される。 最初からリンクを張らなければよいですね。

リンク集へのリンクは考え物

何か調べる際にリンクを手繰っていっても、リンク先のリンク先のリンク先の・・・・と、無限地獄になることがあります。 欲しい情報がすぐに手に入るようなリンク先にリンクして欲しいものです。

リンクには付加情報を

リンクを張る時には、そのリンク先で何が得られるのかの説明が欲しいです。 カテゴリ分類も情報にはなりますが、個人の判断によるランク付けなどの情報も結構役立つかも。

リンクは定期的にチェック

リンク先のページが廃止や移動になっていないか、定期的にチェックしましょう。 ・・・とか言いながら、これは私もサボってます。(^_^;)

よく間違える構文

<H1>や<P>

<H1>をフォントの大きさを変えるためだけに使用したり、<P>を改行の代わりに使用したりするのは、行儀の悪い書き方だそうです。 それぞれ、章のタイトル、段落という意味を考えて使いましょうということかな。

< と > と &

< や > や & などは、そのまま記述してもちゃんと表示されることがありますが、ちゃんと &lt; や &gt; や &amp; と記述しましょう。 <PRE>の中身は特に忘れがち。

閉じない<A NAME="...">

<A HREF="...">の閉じ忘れはすぐ気付くのですが、<A NAME="...">の閉じ忘れは意外と気付きません。 <A NAME="..."></A>のように、閉じてはいるけど中身の無い使い方も本当はいけないそうです。 <FONT>タグを閉じていない人も時たま見かけます。

SIZE="+1" WIDTH="80%"

SIZE属性やWIDTH属性で単なる数値を指定する場合には必要ないのですが、+1 や 80% などの英数以外の文字を指定する際には、ダブルクォーテーション( " )で囲むようにしましょう。

<NOFRAMES>

<NOFRAMES>は多くの書籍で<NOFRAME>と紹介されています。 私も先日まで間違えてしまいました。(^_^;)

Web作成者たるものネスケでチェック

一般に、Internet ExplorerよりもNetscape Navigatorの方が構文のチェックが厳しいようです。テーブルなど特に。 Internet Explorerで表示できたからと喜んでいると・・・・

HTML構文チェッカーを利用しよう

私も最近ようやく始めたのですが、weblintなどHTMLの構文チェックを行ってくれるツールがいくつかあります。 これらで一度チェックしてみるのも良いかも。

スクリプトの互換性も気を付けて

JavaScriptやVBScriptなどを使用する場合は、ブラウザの互換性にも気を付けて。 いろいろなバージョンのブラウザでテストをしないと、エラーが出る場合があります。

ディレクトリの後ろにはスラッシュをつける

http://〜/~s-hasei で終わってしまうURLをよく見掛けますが、s-haseiというのはディレクトリなので、http://〜/~s-hasei/ のように最後にスラッシュ( / )をつけましょう。 (その方が読込みが早い。本当。)

汎用性

みんなに読んでほしいよね

「このページはNetscape 2.0以上で....」というのをよくみかけます。 その機能を使用することがそのページの主な特徴であるならよいのですが、 必要も無いのに利用者を制限するのはやめたいものです。

表示テスト

Netscape Navigatorではうまく表示できても Internet Explorerだとうまくいかなかったり....。 できることなら、可能な限り多くのブラウザ、 多くのバージョンで表示できることを確認したいものです。 (とか言って、これもあまりやってないな。)

半角カナは使わない

半角カナは使用すべきではありません。 半角カナを読めないブラウザもあります。

マシン固有の文字は使わない

一部のマシンでしか表示できない文字があります。 これを使用すると、自分は読めるが人は読めないということになります。 ○付き数字や、ローマ数字などはマシン固有文字です。 Windows 95を使用している人は[漢字変換ツールバー]から[虫眼鏡]→[記号]→[特殊文字]を見てください。 ここに表示されている文字がマシン固有文字です。

ファイル名に使用できる文字

ファイル名には無難な文字のみを使用しましょう。 半角英数文字とハイフン( - )、アンダーバー( _ )くらいに留めておくのが無難です。 ファイル名の長さも、WindowsやUNIXでは200文字以上の名前を付けられますが、MS-DOSだと本体8文字+拡張子3文字、Macintoshだと31文字です。

操作性

1ページの長さについて

「スクロールバーを操作するのは面倒なので、1ページの記述量は少ない方がよい」という意見と「ページの読み込みは時間がかかるので、1ページにまとめて記述するほうがよい」という意見があります。 私はどちらかというと後者です。 ただし、ローカルディスクから読み込んでさえ、数秒待たされるのは長すぎと思い、適度に分割するようにしています。 イントラネットなど、利用者が近場のみで速い環境なら前者でしょう。

文章はできるだけ短く

ホームページの目的によって異なりますが、私は文章が極力短くなるようにしたいと思っています。 「あなたがホームページを作る時にはできるだけ軽いページを目指すようにしたほうが良いでしょう。」と「軽いページを目指しましょう。」は、言ってることは同じ。

[戻る]リンク

私は常にブラウザのツールバーの[戻る]ボタンを使う派なので、ついつい忘れがちなのですが、ツールバーのボタンをほとんど押さない人も多いようです。 適切な箇所に[戻る]リンクをつけてあげましょう。

フレームの中のリンク

フレームを利用している場合はリンクの書き方に注意しましょう。 TARGET="_top" という属性を記述しておかないと、フレームの中身だけがリンク先のページに変わってしまいます。

全体の構成を分かり易く

ハイパーテキストのリンクは便利ですが、無節操に使用すると自分がいまどの階層にいるのか、わからなくなってしまいます。 リンクが複雑になる場合は、各ページの頭に「とほほのホームページ / とほほのWWW入門 / ホームページ作成の注意」など、トップページからの階層名を書いたりすると解りやすいかな。

ウィンドウの大きさ

広いディスプレイを使用している人は、一度、ブラウザの大きさを狭くして自分のホームページを見てみましょう。 1024×768や800×600や640×480では少々見ずらいという場合もあります。 私は1024×768で、ウィンドウを左右に2枚表示するのを基準に、横幅は500程度を目安に作成しています。

横スクロールは許せない

横スクロールは縦スクロールに比べて何倍も人をイライラさせます。 PageUp/PageDownキーを使えない。最近だとインテリマウスもつかえない(?) 1行毎にスクロールさせなくちゃ読めない。スクロールが左右で一方向でなく、方向を変える度にマウスを移動させなくてはならない。ウィンドウをリサイズしなくちゃいけない。

目に優しい

WIDTHとHEIGHT

<IMG SRC="...">タグでイメージを表示する際には、 WIDTH=n と HEIGHT=n 属性を必ず指定するようにしましょう。 これを指定しないと、画像を読み込む度に画面が再描画されてしまうため、 体感的な読み込み時間が長くなってしまいます。

ALT="....."

画像なんかいらない。と、 テキストのみでブラウザを使用している人がかなりいます。 画像無しでもちゃんとページの内容を理解できるよう、 <IMG>タグにはALT="..." 属性をつけておいたり、 クリッカブルマップの下にはテキストリンクをつけたりしておきましょう。

NNのスモールフォントは小さすぎる

初期の設定では、IEよりもNetscapeの方が表示されるフォントが小さいようです。 少し小さ目のフォントを使用する場合は、IEでは読めてもNetscapeでは字がつぶれてしまって読みづらいことがあります。

改行は「。」や「、」のあとで

ご存知の通り、テキストファイル中に改行をいれると妙なスペースが表示されてしまうので、スペースが目立たないように「。」や「、」の後ろにいれるようにしましょう。

あまり多くのフォントを使用しない

「ここは目立たせたい」「ここはもっと目立たせたい」「ここはもっともっと目立たせたい」と、ついつい、いろいろな大きさのフォントを多用しがちですが、読む方は目が疲れてしまいます。 自分が好きな雑誌や書籍のレイアウトを見習ってみるのもよい手ですね。

私、ブリンク嫌いなんです

私はブリンクする文字が嫌いなんです。 目がちらつくので疲れる・・・ マーキーも嫌いだ。マーキーを使っているページをみたらつい、[戻る]ボタンを押してしまう。

私、テロップ嫌いなんです

よく、ステータス行に文字が流れるのを見かけますが、私、これも嫌いなんです。 リンクポイントの上にカーソルを持っていってもリンク先のURLが読めないし、やっぱし目がちらつくし・・・・・

私、フレーム嫌いなんです

実は私はフレームが嫌いなんです。 HTMLの勉強するためにページをファイル保存するのが面倒くさかったというのもあるのだろうけれど、内容を表示する領域が狭くなるし、ウィンドウの大きさをフレームの作者の意図に合わせてリサイズしなくてはならないこともあるし・・・・・とにかく、あまり好きじゃないんです。 (とは言っても便利なこともありますけれどね。)

背景は貼らないことにしました

文字が中心のページでは背景は貼らないことにしました。 どんなに控えめにしてもやはり、文字が見づらくなりますね。 文字よりも、全体のイメージを優先させる場合はこの限りではありませんが・・・

黒い背景の注意

黒っぽい背景画像を使用している場合は文字は白系になるでしょう。 画像を読み込まないモードで読む場合のことを考えて、BGCOLORで黒系の背景色にしておいてあげましょう。

色数のことも考えて

これもつい先日までの私のホームページ(今でも?)のことなのですが、 32bitカラーモードだと奇麗に表示できるのですが、 256色カラーモードだと印象が全然変わってしまい、 とても見ずらいというのがありました。(特に背景)

著作権など

著作権に注意しましょう

著作権で保護されている文章、画像、音楽を勝手に使用するのは問題です。 詳細は「とほほの著作権入門」を参照してください。

批評はどこまで許される?

映画や本や人のホームページについて批評することは法律的には罪にならないそうです。 例えば「○○氏のホームページはデザインが悪いと思う。」など。 ただし事実を歪曲して相手に被害を与えた場合は別ですし、相手の制作物ではなく、相手の人格そのものを批判した場合は名誉毀損罪になりますのでご注意。 また、批判は法律的には合法ですが、人間関係的にはまずい場合がありますので、この点も注意しましょう。

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