Internet Explorer(IE)やNetscape Navigator(NN)などの一般的なブラウザのキャッシュの機能について説明します。
一般的なブラウザは、一度表示したページの情報をハードディスクに一時的に保存しておき、再度表示する際に一時データを参照する機能を備えています。この仕組み、あるいはこの一時データをキャッシュと呼び、次のような目的に使用されます。
- ページを再読込することなく、すばやく表示する。
- オフラインモードで後からじっくり読めるようにする。
- ネットワークに余分な負荷をかけない。
キャッシュされているURLの一覧は、それぞれ、以下のメニューで表示することができます。IE4.0: [表示]→[エクスプローラバー]→[履歴]メニュー NN4.0: [Communicator]→[履歴]また、キャッシュデータの実態は、それぞれ、以下のフォルダに保存されており、オフラインモードでの表示が失敗する場合はこの下のファイルをブラウザにドラッグ&ドロップすると見えることがあります。IEの場合は[詳細]表示するとURLや最終アクセス日時も確認することができます。
IE4.0:\Windows\Temporary Internet Files NN4.0:\Program Files\Netscape\Users\UserName\Cache
一度キャッシュされたデータは、次の場合に消去されます。また、次の場合に新しいデータに上書きされます。
- ブラウザの機能で明示的にキャッシュをクリアした場合。
- 指定した期間よりも古くなってしまった場合。
- キャッシュ用に割り当てたディスク容量が枯渇した場合。
- [最新の状態に更新(IE4.0)]や[再読み込み(NN4.0)]などの再読込を行った場合。
- オリジナルのデータの方が新しいと判断された場合。(通常は、ブラウザを再起動した後にキャッシュページを表示する再に、更新時刻の確認を行います。)
CGIの実行結果など、サーバーの設定によっては、キャッシュされないデータもあります。HTTPのヘッダに Pragra: no-cache を含むデータはキャッシュされないようです。