とほほのダイナミックHTML入門

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1998年1月18日版

ダイナミックHTMLとは

Microsoft社もNetscape社もバージョン4.0から「ダイナミックHTML」をサポートしました。 「マウスを載せると画像が変わる」とか、「マウスでクリックすると階層メニューが開く」などです。 今まで Java や Shockwave などを必要としていたインタラクティブなページを HTML だけで実現してしまおうというものです。 しかし、「ダイナミックHTML」という用語は同じなのですが、その実装はNetscape社とMicrosoft社で全く異なります。

Internet ExplorerのダイナミックHTML

Internet Explorer 4.0 の「ダイナミックHTML」は以下の技術から構成されます。 詳細情報は http://msdn.microsoft.com/developer/sdk/inetsdk// を参照してください。
カスケーディングスタイルシート
W3Cによる標準仕様で、Netscapeがサポートしているものと同じものです。詳細は「とほほのスタイルシート入門」を参照してください。

JScript/VBScript
Microsoft版のJavaScriptであるJScriptと、Visual BASICに似たVBScriptを用いて、テキストの色や大きさ、さらにはテキスト自身まで、スクリプトを用いてダイナミックに変更することができるため、いろいろなことができます。 (→サンプル

ポジショニング
W3Cが標準化を進める仕様(まだ草案の段階)で、ドキュメント中のオブジェクトの位置を指定します。NNの<LAYER>による指定よりも利用範囲は広いです。 (→サンプル

フィルタ
ドキュメント上の画像やテキストにいろいろな効果を与えます。詳細は「とほほのフィルタ入門」を参照。

その他
IE4.0はこれらの他にもいろいろな機能をサポートしているようなので、順次紹介していきたいと思います。

Netscape NavigatorのダイナミックHTML

Netscape Navigator 4.0 の「ダイナミックHTML」は以下の技術から構成されます。 詳細情報は http://developer.netscape.com/library/documentation/communicator/dynhtml/ を参照してください。
カスケーディングスタイルシート
W3Cによる標準仕様で、HTMLで記述されたドキュメントの「見栄え」を指定します。 詳細は「とほほのスタイルシート入門」を参照。

JavaScriptスタイルシート
カスケーディングスタイルシートで指定するような「見栄え」を JavaScriptの構文で指定します。 (→サンプル

LAYERによるポジショニング
<LAYER>タグを使用することにより、ドキュメント中のオブジェクトの位置を指定したり、JavaScriptで変更したりすることができます。 (→サンプル

ダイナミックフォント
ブラウザで表示する際に、サーバーからフォントイメージをダウンロードします。 アルファベットくらいならよいですが、日本ではあまり実用的ではありませんね。

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