とほほのHTMLリファレンス(ヘッダ)

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1998年7月19日
<BASE> 参照先の文書の位置指定 H2/N2/e2
説明
あまり使用されることはありませんが、 このタグ以降に出てくる相対パス表記のURLの 基準ディレクトリや基準ターゲットを指定することができます。 <HEAD>〜</HEAD>のヘッダ部に記述します。

属性
HREF="..." H2/N2/e2。 基準ディレクトリをURLで指定します。
TARGET="..." N2/e3。 基準表示先を指定します。 詳細は<A>を参照してください。

使用例
<HTML>
  <HEAD>
    <TITLE>XXXXX</TITLE>
    <BASE HREF="http://www.xyz.com/">
  </HEAD>
  <BODY>
    <A HREF="xxx.html">XXXX</A>
  </BODY>
</HTML>
<BASE>タグにより、現在の基準ディレクトリに関わらず xxx.html は http://www.xyz.com/xxx.html として解釈されるようになります。

<LINK> 他の文書との関係を表わす H2/e3/N4
説明
<HEAD>〜</HEAD>のヘッダ部に記述します。 他の文書(URL)との関係を表わす他、スタイルシートファイルやフォント定義ファイルを読み込んだりするのにも使用されます。

属性
REL="..." H2。 この文書から見た、HREF="..."で示したURLとの関係を表わします。
REV="..." H2。 HREF="..."で示したURLから見た、この文書との関係を表わします。
HREF="..." N4。 読み込むファイルのURLを指定します。
SRC="..." N4。 フォント定義ファイルのURLを指定します。
TYPE="..." N4。 HREF="..."で読み込むファイルのタイプを指定します。 スタイルシートの場合は "text/css" を指定します。
URN="..." H2。 あまり使用されていません。HTML3.2では削除されました。
METHODS="..." H2。 あまり使用されていません。HTML3.2では削除されました。
TITLE="..." H2。 関係先のドキュメントのタイトル。
ID="..." H2。 未稿。HTML3.2では削除されました。

使用例
次の例では、スタイルシートファイルを読み込みます。(NN4〜/IE3〜)
<LINK REL="stylesheet" TYPE="text/css" HREF="xx.css">

次の例では、フォント定義ファイルを読み込みます。(NN4〜)
<LINK REL="fontdef" SRC="xxfont.pfr">

次の例では、この文書が foo@xyz.com によって作成されたことを意味します。
<LINK REV="made" HREF="mailto:foo@xyz.com">

次の例では、この文書の次の文書が doc31.htm であることを意味します。
<LINK REL="Next" HREF="doc31.htm">

この他にも、Contents(目次)、Index(索引)、Glossary(用語集)、Copyright(著作権情報),Next(次の文書)、Previoud(前の文書)、Help(ヘルプ)、Bookmark(ブックマーク)などが提案されています。


<NEXTID> ??? H2
説明
ほとんど使用されていません。 HTML3.2では削除されました。

<ISINDEX> 検索機能の有効化 H2/N2/e2
説明
最近ではFORMを使用することがほとんどなので、 ISINDEXはあまり使われていません。 ヘッダ部にこのタグがあると、 ブラウザで検索用語入力フィールドや検索ボタンが表示されたりします。 通常<HEAD>〜</HEAD>のヘッダ部に記述します。

属性
ACTION="..." N?/e?。 ここで指定したURLに、クエスチョンマーク(?) と入力したキーワードを付加してファイルを呼び出します。 省略した場合はこのファイルのURLにキーワードが付加されます。
PROMPT="..." H3/N2/e2。 検索項目の説明を指定します。

使用例
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>ISINDEX Test</TITLE>
<ISINDEX ACTION="cgi-bin/find.cgi" PROMPT="検索文字列">
</HEAD>
<BODY>
</BODY>
</HTML>
これをNNで表示すると、ページの上部に次のような検索文字列入力フィールドが表示されます。 (表示例はFORMを用いて擬似的に表示しています)
検索文字列
ここに文字列(例えばABC)を入力してリターンキーを押すと、 cgi-bin/find.cgi?ABC が呼び出されます。 (CGI入門も参照してください。)

<META> いろいろな機能拡張用 H2/N2/e2
説明
ほかのタグでは記述しにくいブラウザ独自情報などを指定します。 <HEAD>〜</HEAD>のヘッダ部に記述してください。

属性
NAME="..." H2/N2/e2。 名前を指定します。どんな名前を指定するかはブラウザによっていろいろ。
HTTP-EQUIV H2/N2/e2。 HTTPのヘッダ情報の付加情報を示します。
CONTENT="..." H2/N2/e2。 付加情報の値を指定します。
その他 その他にもブラウザによって属性があるようです

使用例
次の例では文書の著者を明示しています。 画面上では表示の変化はありません。
<META NAME="Author" CONTENT="Tohoho">

次の例ではこの文書に関連するキーワードを指定しています。 検索ロボットの中にはこのキーワードを解釈してくれるものもあるようです。
<META NAME="KeyWord" CONTENT="HTML,CGI,SSI">

次の例ではこの文書がキャッシュから消去されるべき時刻を指定しています。 サポートされているのかな?
<META NAME="Expires"
      CONTENT="Tue, 20 Aug 1996 14:25:27 GMT">

次の例では文書を10秒毎に再描画します。 この機能をクライアントプルと呼びます。 NN2.0, IE3.0でサポートされています。
<META HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="10">

次の例では10秒後にURL=...で指定したURLにジャンプします。 ホームページの移動の際に用いている例がありますね。 NN2.0, IE3.0でサポートされています。
<META HTTP-EQUIV="Refresh"
      CONTENT="10;URL=http://xyz.com/">

次の例では文書の漢字コードがJISであることを宣言します。 通常はブラウザが自動的にコード判断しますが、ときたま誤認識することがあります。 charsetを指定しておくと、ブラウザにコード判別のヒントを与えることができます。 EUCの場合は charset=EUC-JP、シフトJISの場合は charset=Shift_JIS を指定します。 大文字、小文字は区別されません。 しかし、NN2.0などの古いブラウザではこれらを指定すると逆に高い確率で文字化けが発生してしまいます。 NN2.0の頃はまだ規格が決まっていなかったために、charset=x-euc-jp や charset=x-sjis と指定してやる必要があります。 (x- は標準化されていないローカル仕様であることを示します。) しかし、charset=x-sjis などを指定すると、Lynx などの最近のブラウザが文字化けを起こしてしまうそうです。 困ったものです。 私も文書に charset を指定するのを諦めましたが、JISコードにしておくと文字化けはほとんど発生せず、シフトJISでごく時たま、EUCだともう少し多い確立で文字化けが発生します。
<META HTTP-EQUIV="Content-type"
      CONTENT="text/html; charset=iso-2022-jp">

次の例では文書がブラウザ側にキャッシュされるのを防ぎます。 これにより、アクセスする度に最新のページを読み込ませる事ができます。 (サポート状況はブラウザによって異なります)
<META HTTP-EQUIV="Pragma" CONTENT="no-cache">

<META>はこれらの他にもいろいろな使用法がある、汎用的なタグです。


<STYLE> スタイルシート H2/N4/e3
説明
「HTMLでは文章の意味は記述するが見栄えは記述するべきではない派」と 「現実的には見栄えも記述できるべきだ派」の折衷案としてスタイルシート が提案されました。 改行幅とかフォントサイズなどの見栄えに関する記述をスタイルシートとして 別に定義するという方法だそうです。

詳細は「とほほのスタイルシート入門」へジャンプ。

属性
TYPE="..." e3/N4。 スタイルシートのタイプを指定します。 通常は "text/css" を指定します。 NN4では "text/javascript" も使用可能です。
SRC="..." e3/N4。 スタイルシートの内容を記述した外部ファイル名を指定します。 .htaccessの設定が必要な場合もあります。
TITLE="... e3/N4。 スタイルシートのタイトルを指定します。

<!DOCTYPE> ドキュメントタイプ H2/N2/e2
説明
使用しているHTMLのバージョンなどを明記する際に用います。 書いても書かなくても、現状のブラウザでは差異はありませんが、この文書で使用しているタグが、どの範囲で定義されたものかを明示するときに記述します。 意味も知らずに真似事で書いてしまう人を見掛けますが、例えば、HTML4.0(Strict)を指定した場合は、<FONT>タグや<CENTER>タグを使用してはなりません。

使用例
HTML3.2の場合。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2//EN">
<HTML>
   :
</HTML>

HTML4.0(Strict)の場合。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0//EN"
    "http://www.w3.org/TR/REC-html40/strict.dtd">
<HTML>
   :
</HTML>

HTML4.0(Transitional)の場合。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN"
    "http://www.w3.org/TR/REC-html40/loose.dtd">
<HTML>
   :
</HTML>

HTML4.0(フレーム)の場合。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Frameset//EN"
    "http://www.w3.org/TR/REC-html40/frameset.dtd">
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>フレームのテスト</TITLE>
</HEAD>
<FRAMESET COLS="50%,50%">
   :
</FRAMESET>
</HTML>


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