発動編]

 ざかざかと沸き出すウィルスの名前は[PE_CIH]。一体どんなウィルスなんだと情報を開く。[Internet Connection Wizard]が立ち上がる。

「だからウチは通信環境が無いんだってば〜〜〜〜!!!(「鉄壁」はHPにウィルス情報を提示してある)」

 しょうがないので通信している友人に情報を聞こうと電話しようとした時、恐ろしい事に気が付く。

「ひょっとしてウチから周りにウィルスばらまいているんじゃ・・・」

 そう。メーカーのリンクチェックとかDOS/Vでの動作チェックとかでよく投稿前にデータを渡しているのだ。今年はまだ渡してなかったが、感染したのが昨年なら可能性はある・・・

「・・・えらいこっちゃ〜〜〜〜〜!!!」

 もう夜遅くだったけど緊急なので慌てて掛けまくる。みんな一様に驚いていたけど通信しているだけあって各自ウィルスチェッカー持っていたのでチェックしてもらい、その結果感染無しだったので一安心。「せっかくだから」このウィルスの情報も教えてもらう。

名称 PE_CIH
分類 ファイル感染型ウィルス
内容 Windows上の実行可能ファイルにのみ感染
感染ファイルが一度実行もしくはコピーされると、自身をメモリにロードし、この間に使用した32bitファイルは全て感染する(感染ファイルのサイズは増加しない)
毎月26日に発病し、ハードディスク上の全ての情報を削除する

 

・・・たち悪ぅ〜〜〜〜(-_-;)

 よくよく考えてみれば、OSの起動に時々失敗したり、解像度切り替えツールが保護違反起こしたりしていたけど、「調子がおかしかったら即OS再インストール」していたから逆に異常に気付かなかったのだ・・・([EXSTAND]等各OSで共有しているプログラムを介して感染したらしい)

 もちろんこのままにしていてはいけない。チェッカー走らせて駆除はしたけどまだ安心できないので全ドライブのフォーマットに踏み切る。いつもはOSの入れ直しだけだけど、HDDの物理フォーマットからパーティションの切り直しから[WIN95→WIN98]への入れ直しからドライバの入れ直しから(ウチの環境では[SB LIVE! VALUE]と[USB I/F]とが「当たる」のでボード外す所からしないといけない)アプリや仮想CDツールの再インストールからと丸一日かかってしまいました・・・(それでも失われたデータは修正差分ファイルのごく一部だけ。「こんな事もあろうかと」こまめにドライブ毎のバックアップを取っていたのが役に立った(^^;))

※ちなみに最初に試したウィルスチェッカー、見事に感染していました。

[駆逐編に]