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1995-06-20
|
13KB
|
357 lines
==========================================================================
サイドワークCD辞書検索プログラム SDKDIC ver.1.01c edition #01
(C) Copyright 1994,1995, TaroPYON
==========================================================================
SDKDICはサイドワークプログラムとして使えるCD辞書検索プログラムで,次のよ
うな特徴があります。
・検索結果はファイルに出力するかTownsOS でサポートされているポケットに転
送することができます。
・検索は前方/後方/単語/見出し/複合検索に対応しています。
・TownsOS V2.1L50 のHD辞書を検索することができます(登録ファイルの準備が
必要です)。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§1-1 ファイル構成
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
SDKDICは以下のファイルから構成されています。
++------------++------++----------------------------------------------++
ファイル名 タイプ 説明
++------------++------++----------------------------------------------++
SDKDIC .DOC text 説明ファイル(本ファイル)
SDKDIC .EXP binary 実行プログラム
++------------++------++----------------------------------------------++
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§1-2 実行環境
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
OS TownsOS V2.1L31 以上
メモリ 2Mバイト以上
サイドワークプログラムとして使う場合,サイドワーク領域は280K
バイト以上必要(サイドワーク領域は600Kバイト以上を推奨)
動作確認はTownsOS V2.1L50A で行いました。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§1-3 使用,転載,再配付について
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
このプログラムの著作権は作者が保持しています。
以下の条件に従って自由に使用してください。
1. 著作権表示を変更しないこと。
2. このプログラムを使用したことによって生じた損害はまったく保証し
ない。
3. 作者はこのプログラムに不備があっても,それを訂正する義務を負わ
ない。
4. 収録されているすべてのファイルを一括して配付すること。
感想・障害報告等,作者への連絡は,
NIFTY-Serve ID:PAH01170
まで,願いします。
電子メールでのお問い合わせは返事が遅れたり,あるいは返信のメールが行かな
いこともありますので,予めご了承ください。
転載,再配付については作者の許諾を得る必要はありません。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§2-1 SDKDIC の起動方法
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
●サイドワークとして登録する
SDKDICはサイドワーク対応プログラムです。サイドワークとして使うためには予
め登録しておかなければなりません。
サイドワーク領域は,280Kバイト以上を設定してください(サイドワーク領域は
600Kバイト以上を推奨)。
SDKDICをサイドワークとして登録するときには,TownsMENU にアイテム登録され
ている「システム設定」を使って登録してください(システム設定はグループアイ
テム「設定」の配下に登録されているはずです)。
システム設定を起動したら,CD-ROM運用かハードディスク運用か選択し,右上の
ほうに配置されているサイドワーク関連の項目の「アプリケーション設定」を左ク
リックしてください。
ここで,「追加」を選択し,起動プログラムに解凍したSDKDIC.EXPを指定し,タ
イトル,ショーットカットキーを指定してください。
●オプションパラメータ
----------------------- ----------- --------------------------- ------
パラメータ 範囲 内容 初期値
----------------------- ----------- --------------------------- ------
-linBuf <n> 100~65535 行バッファサイズ 1000
-dlgWide *********** ダイアログサイズ拡張 ******
-dlgMax *********** ダイアログサイズ拡張(最大)******
-wrtFn <file> ファイル名 書き出しファイル名
-diclist <file> ファイル名 辞書ファイルの登録
----------------------- ----------- --------------------------- ------
※ オプションパラメータはすべて半角で指定してください。
アルファベットの大文字・小文字はどちらでもかまいません。
-linBuf <n>
検索結果を表示する行バッファの大きさを行数で指定します。
-dlgWide
ダイアログを大きさを68桁×14行まで表示できる大きさにします。ただし,
画面モードによってはそれよりも小さくなることがあります。
ダイアログを大きくした場合,その分メモリを消費します。サイドワークと
して利用するときには注意してください。
-dlgMax
ダイアログの大きさを80桁×24行まで表示できる大きさにします。ただし,
画面モードによってはそれよりも小さくなることがあります。
ダイアログを大きくした場合,その分メモリを消費します。サイドワークと
して利用するときには注意してください。
-wrtFn <file>
表示バッファをファイルに書き出すときのファイル名を指定します。
-diclist <file>
ファイルとして提供されている辞書を登録してあるファイルを指定します。
Towns システムソフトウェア V2.1L50に収録されている辞書を検索したい
場合には,次のような登録ファイルを作って-diclistオプションで登録ファ
イルを指定してください。
┌─────────────────────────────┐
│"Q:/EIWA/DATA/honmon" , "英和" │
│"Q:/WAEI/DATA/honmon" , "和英" │
│"Q:/KANWA/DATA/honmon" , "漢和" │
│"Q:/KOKUGO/DATA/honmon", "国語" │
└─────────────────────────────┘
※ 辞書をハードディスクにインストールしている場合はドライブ名を変更し
てください。
【オプションパラメータ設定例】
-linBuf 2000 -dlgWide -wrtFn D:\USR\DICBUF.TXT
-diclist D:\USR\SDK\diclist
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§2-2 SDKDIC の操作方法
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
●操作方法
(1) 起動とCD辞書の準備
SDKDICを起動すると,まずをCD辞書の確認を求めてきます。CD辞書をCDトレイに
セットして[OK]ボタンを左クリックするか,[改行]キーまたは[実行]キーを押して
ください。
ファイルとして提供されている辞書を検索したい場合は,[FILE]ボタンを左クリ
ックするか,[SPACE] キー(空白キー)を押して,辞書のファイル名を入力してく
ださい。
(2) 辞書の選択
CD辞書に複数の辞書が収録されている場合は,検索する辞書の選択となります。
辞書の一覧が表示されますので,検索したい辞書の番号をキーボードから入力し
てください。
(3) 検索
検索したい単語をキーボードから入力してください。
検索中の表示を途中で止めたいときはマウスの両方のキーを同時に押すか,[CTRL]
+[C] キーを押してください。
(4) ポケットに転送
検索結果をポケットに転送したいときは,右上の[転送]ボタンを左クリックして
ください。
確認を求めてきますので,転送するときは[OK]ボタンを左クリックするか,[改行]
キーまたは[実行]キーを押してください。
(5) ファイルに書き出す
検索結果をファイルに書き出したいときは,右上の[ファイル書出]ボタンを左ク
リックしてください。
確認を求めてきますので,書き出すときは[OK]ボタンを左クリックするか,[改行]
キーまたは[実行]キーを押してください。
書き出すファイル名は,オプションパラメータ-wrtFnで指定できます。オプショ
ンパラメータ-wrtFnの指定がないときはDICBUF.TXTというファイル名で書き出され
ます。
オプションパラメータ-wrtFnにドライブ名からパス名が指定されているときには指
定ドライブにファイルを書き出しますが,ドライブの指定がないときの書き出し先は
環境変数TMP に指定されているとディレクトリとなります。環境変数TMP が指定され
ていないときは環境変数SCB に指定されているディレクトリに書き出します。環境変
数TMP /SCB 共に指定がないときはカレントドライブのルートに書き出します。
(6) 終了
SDKDICの終了は左上の[EXIT]ボタンを左クリックしてください。本当に終了して
もよいか確認を求めてきますので,終了するときは[CLOSE] ボタンを左クリックす
るか,[改行]キーまたは[実行]キーを押してください。
●文字列入力時の操作方法
[リターン] …検索の実行
[実行] … 〃
[←] …カーソルを1文字左に移動
[→] …カーソルを1文字右に移動
[SHIFT]+[←] …カーソルを先頭に移動
[SHIFT]+[→] …カーソルを末尾に移動
[削除] …カーソル上の一文字を削除
[CTRL]+[G] … 〃
[後退] …カーソルの直前の一文字を削除
[CTRL]+[H] … 〃
[CTRL]+[Y] …行削除
[CTRL]+[T] …先頭からカーソルの直前までの文字列を削除
[CTRL]+[U] …カーソル以降の文字列を削除
[前行] …ヒストリをひとつ逆上る
[次行] …ヒストリをひとつ進める
[ESC] キー …SDKDICの終了(複数辞書の場合は辞書の選択に戻る)
[取消]キー … 〃
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§2-3 辞書検索について
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
SDKDICは一般的な文字列検索とその複合検索に対応しています。メニュー検索に
は対応していません。
検索している辞書が前方/後方/単語/見出し検索に対応している場合「*」,
「+」,「@」などの特殊文字を文字列の前後に指定して前方/後方/単語/見出
し検索を行うことかできます。
「かんじ」 完全一致かな検索
「*かんじ」 後方一致かな検索
「かんじ*」 前方一致かな検索
「@かんじ」 見出し検索
「+かんじ」 単語検索
辞書が対応していない検索方法を指定した場合は,適当な検索方法を使って検索
します。
複合検索を行う場合はキ-ワ-ドをスペ-ス(空白)もしくは「=」で区切って
指定してください(「+」,「@」も区切りとして認識されます)。複合検索は検
索結果が0項目になるかキ-ワ-ドがなくなるまで検索し結果を表示します
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§2-4 コマンドについて
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
検索キーワード入力時には以下のスラッシュ「/」 から始まる次のコマンドが指
定できます。
■copyright
【書式】
┌────────────────────────────────┐
│/copyright │
└────────────────────────────────┘
【解説】
/copyrightコマンドは検索中の辞書の著作権表示を行います。
■map
【書式】
┌────────────────────────────────┐
│/map <外字コード> <置換文字列> │
└────────────────────────────────┘
【解説】
/mapコマンドは外字コードの置き換えを指定するコマンドです。
■mapfile
【書式】
┌────────────────────────────────┐
│/mapfile <ファイル名 │
└────────────────────────────────┘
【解説】
/mapfileコマンドは外字の定義ファイルを読み込むコマンドです。
外字ファイルの書式はMIYAZAKI師匠が開発されたDIC のものと共通です。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§2-5 プログラムについて
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
●サイドワーク領域
サイドワーク領域は次の表を目安に設定してください。
┌───────┬──────┬──────┬───────┐
│ │16色モード │256色モード │32768色モード │
├───────┼──────┼──────┼───────┤
│通常 │280Kバイト │304Kバイト │352Kバイト │
├───────┼──────┼──────┼───────┤
│-dlgWide指定時│304Kバイト │348Kバイト │440Kバイト │
├───────┼──────┼──────┼───────┤
│-dlgMax 指定時│340Kバイト │424Kバイト │592Kバイト │
└───────┴──────┴──────┴───────┘
たとえば256 色画面モードでSDKDICをサイドワークとして使いたいときは,サイ
ドワーク領域は304Kバイト以上を指定してください。256 色画面モードで起動時の
オプションパラメータに-dlgMax を指定しているときには424Kバイト以上を指定し
なければなりません。
●対応画面
SDKDICはTBIOS がサポートしている16色,256 色,32768 色の画面モードに対応
しています。
●その他
辞書によっては正常に検索できないものがあります。
JIS 第1,第2水準にない文字は表示できません(発音記号など)。
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§3-1 謝辞
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
このプログラムはMIYAZAKI師匠の開発されたDIC を元に作られています(DIC Ve-
rsion 0.04 をベースに,DIC Version 0.20の機能を一部組み込んでいます)。
MIYAZAKI師匠にはこの場を借りてお礼申し上げます。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
§3-2 変更履歴
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
■ver.1.01b (ver.1.01aからの変更点)
・検索結果をファイルに書き出せるようにした。
■ver.1.01b #02(ver.1.01bからの変更点)
・サイドワークプログラムとして起動すると画面が正常に元に戻らない障害を
修正。
・ファイル辞書検索モードを追加
■ver.1.01c #01(ver.1.01b #02からの変更点)
・外字をサポート
・外字のマッピング機能を追加