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2000-04-24
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29KB
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691 lines
____________________________________________________________
Microsoft Windows 2000 対応
BJ ラスタ プリンタドライバ Version 1.20
取扱説明
*** Copyright CANON INC. 2000 ***
____________________________________________________________
============================================================
ご使用になる前に
============================================================
■はじめに -------------------------------------------------
このたびは「BJ ラスタ プリンタドライバ」をご利用いただき、
誠にありがとうございます。
本製品はキヤノン BJプリンタ用のプリンタドライバです。
インストールすることにより、Microsoft(R) Windows(R) 2000
で動作する各種アプリケーションから美しい印刷を行えるように
なります。
■商標について ---------------------------------------------
Microsoft、Windows、Windows NTは米国Microsoft Corporation
の米国及びその他の国における登録商標です。
Pentiumは、米国Intel Corporationの商標です。
その他、本文中に記載されている社名や商品名は、各社の登録商
標または商標です。
■本製品の内容 ---------------------------------------------
本製品には以下のものが収められています。
インストーラ プログラム (Setup.exe)
BJラスタ プリンタドライバをお使いのコンピュータにインス
トールします。
BJラスタ プリンタドライバ(以下プリンタドライバと略す)
印刷を実行するために必要なソフトウェアです。
アンインストーラ
不要になったプリンタドライバ関連のファイルを削除します。
お読みください(readme.txt)
本ファイルです。プリンタドライバについての重要な情報が記
載されています。インストール後は[スタート]-[プログラム]
-[BJ XXXXX]-[お読みください]を選択して表示してください。
操作説明(NT_Guide400.doc)
プリンタドライバの基本的な操作のしかたを説明しています。
インストール後は[スタート]-[プログラム]-[BJ XXXXX]-
[操作説明]を選択して表示してください。
■使用環境 -------------------------------------------------
本製品は以下のシステムおよび環境での使用を推奨します。
ソフトウェア
Windows 2000 Professional 日本語版
Windows 2000 Server/Advanced Server 日本語版
ハードウェア
コンピュータ:Intel社製 x86 ベース
CPU Pentium 166MHz 以上、または互換性のある
マイクロプロセッサ搭載
メモリ: Professional 最小32MB(推奨64MB)
Server/Advanced Server 最小64MB (推奨128MB以上)
ハードディスク:インストール時に25MB以上の空き容量が必要
ドライブ:CD-ROM ドライブ
インタフェース:パラレルインタフェース、またはUSBインタ
フェース
プリンタケーブル:双方向通信可能なセントロニクスケーブル
またはUSBケーブル
画面:VGA 以上の解像度を持つディスプレイ
【注意】
・上記以外のOSを使用しているクライアントマシンから印刷する
場合、プリントサーバーにある本プリンタドライバは使用され
ません。
■インストールの前のご注意 ----------------------------------
本プリンタドライバをインストールする前に、以下の注意事項を
お読みください。
・以前にBJプリンタを使ったことがある場合は、必ずバージョン
が異なるプリンタドライバを削除してからインストールを行っ
てください。
インストーラプログラムを使ってインストールしたプリンタド
ライバを削除するには、必ずアンインストーラをお使いくださ
い。
・プリンタドライバのインストールを行うためにはプリンタの設
定に関するアクセス権が必要です。
・プリンタをIrDAで使用する場合のプリンタドライバのインスト
ール方法は、プリンタ付属の「Windowsドライバガイド」およ
び「Windowsかんたんスタートガイド」をご参照ください。
■インストール方法------------------------------------------
<LPTポート・USBで使用する場合>
下記の手順で本プリンタドライバをインストールしてください。
1. プリンタの電源をオフにします。
【注意】
・プリンタの電源をオンにしたままコンピュータの電源を入れ
ると、Windows 2000のプラグ アンド プレイ機能が自動的に
実行され、[新しいハードウェアの検出ウィザード]画面が表
示されます。インストーラプログラムでインストールを続け
るには、[キャンセル]をクリックします。
2. コンピュータの電源を入れ、Windows 2000を起動し、
Administratorsグループのメンバーとしてログオンします。
3. 起動中のアプリケーションソフトを全て終了してください。
4. CD-ROMをお持ちの場合は、CD-ROMドライブにセットしてくだ
さい。
【注意】
・CD-ROMをお持ちでない場合は、キヤノン販売インターネッ
トダウンロードサービス(http://www.canon-sales.co.jp/)
で、プリンタドライバを入手できます。
1) ダウンロードした圧縮ファイルを解凍して、[C:temp]の
ような英文名称で保存してください。フォルダの名称が
日本語だと、正常にインストールできません。
2) フォルダ内にあるSetup.exeをダブルクリックします。
インストールプログラムが起動します。
5. [ようこそ]画面で [次へ]をクリックします。
6. [使用許諾契約書]画面の内容を読み、同意する場合は、[はい]
をクリックします。
【注意】
・[デジタル署名が見つかりませんでした]画面の警告メッセ
ージが出ることがありますが、[はい]をクリックしてインス
トールを続けてください。
・ご使用の環境によっては、すでにインストールされているド
ライバと、本プリンタドライバを置き換えるかどうかを尋ね
る[質問]画面が表示されます。本プリンタドライバをインス
トールするには、[はい]をクリックしてください。
7. [プリンタの接続先]画面が表示されます。プリンタがケーブル
で接続されていることを確認して、プリンタの電源を入れます。
接続先のプリンタが自動的に認識されます。
【注意】
・プリンタの接続先を自分で選択したい場合は、[手動選択]ボ
タンをクリックしてください。[接続先の選択]画面で、接続
先を選択して、[次へ]をクリックします。
・プリンタの接続先が自動的に認識されない場合は、プリンタ
がケーブルで接続されていることを再度確認して、プリンタ
の電源を入れます。または、[手動選択]ボタンをクリックし
て、接続先を選択してください。
8. [完了]画面で、[完了]をクリックします。
【注意】
・ご使用の環境によっては、Windows 2000付属のプリンタドラ
イバ(Microsoft社製)が自動的にインストールされている場
合がありますが、Canon製プリンタドライバをご使用になる
ことをお勧めします。
[プリンタ]フォルダで、プリンタ名が「Canon Bubble-Jet
BJXXXX」で始まるものがマイクロソフト社製のプリンタドライ
バです。
・BJC-430J USB対応モデルをUSBインタフェースで使用した場
合、プリンタのプロパティの[ポート]タブにある[双方向サポ
ートを有効にする]がオンになっていると、印刷スピードが遅
くなります。
USBインタフェースで使用する場合は、この設定をオフにする
ことをお勧めします。ただし、オフにした場合は、カートリッ
ジの種類を検知する機能などは使用できなくなります。
============================================================
印刷設定の概要
============================================================
■設定画面を開く -------------------------------------------
・アプリケーションソフトから開く
通常、アプリケーションソフトの [ファイル] -[ページ設定]の
[プリンタの設定]や[ファイル]-[印刷...]の[プロパティ]などを
選択するとプリンタドライバの設定画面が開きます。
・単独で開く
よく使用する設定を既定値として使用したい場合、印刷していな
いときにユーティリティ機能を実行したい場合は、以下の手順で
プリンタドライバの設定画面を開きます。
1. [スタート]-[設定]-[プリンタ]を選択します。
2. [プリンタ]フォルダで使用する機種のプリンタアイコンをク
リックします。
3. [ファイル]メニューから[印刷設定]を選択します。
■各シートで設定できる機能 ---------------------------------
プリンタドライバの設定画面には次のような5つのシートがあ
り、各設定ができます。
[基本設定]シート
プリンタにセットしたBJカートリッジ、用紙の種類に合わせ
て基本的な印刷設定を行います。このシートにある項目だけ
を設定すれば、用紙やインクの種類に適した印刷が実行でき
ます。(機種によってはBJカートリッジの選択がないものも
あります)
[ページ設定]シート
用紙に対して原稿をどのように配置するかを設定します。
拡大/縮小印刷などの設定もできます。
[特殊効果]シート
原稿を印刷するときに、特殊な効果を加える機能を選択でき
ます。
[お気に入り]シート
[基本設定]、[ページ設定]、[特殊効果]シートで行った設定内
容に名称をつけて保存することができます。よく使用する設定
は保存しておくと、ここで読み込むだけで設定が完了します。
また、不要になった設定は削除できます。
[ユーティリィティ]シート
プリントヘッドのクリーニングやテストプリントなどの、プリ
ンタ本体に関する補助的な操作を行うことができます。
【注意】
・各設定項目の詳細については、オンラインヘルプの説明を参照
してください。設定画面の右上にある[?]をクリックし、説明
を見たい項目をクリックすると表示されます。
設定画面下部の[ヘルプ]をクリックするとそのシートでできる
仕事が表示され操作手順を参照できます。ヘルプ画面が表示さ
れたあとで[F1]を押すと、ヘルプ機能の使い方を参照すること
ができます。
■使用上の注意 ---------------------------------------------
本製品の使用および、プリンタでの印刷に際しては、以下のよう
な制限事項があります。ご使用にあたっては、あらかじめこれら
の点にご注意ください。
・一部のアプリケーションソフトでは、プリンタドライバで設定
した[部数]([ページ設定]シート)のとおりに機能しないこと
があります。その場合はアプリケーションソフトの印刷ダイア
ログボックスで部数を設定してください。
・印刷する原稿によっては、[ページ設定]シートの[部単位で印
刷]をオンにすると、印刷される部数が正しくなくなることあ
ります。この場合は、[部単位で印刷]をオフにして印刷して
ください。
・[色補正]の[自動]および[ハーフトーン表現]の[自動]はアプリ
ケーションソフトによっては不正な印字結果になる場合があ
ります。
この場合は、 [基本設定]シートの[プリントアドバイザー]を選
択してください。[写真をきれいに印刷]か[図表やグラフをきれ
いに印刷]を選択すると正しく設定できます。
もうひとつの方法は、[基本設定]シートの[印刷品質]で[カスタ
ム]を選択し、[ハーフトーン表現]で[自動]以外を選択します。
さらに、[色調整]で[マニュアル調整]を選択し、[色補正]で[自
動]以外を選択してください。
・グラデーション、または図形の重ね合わせの多いデータを印刷
するとき、データの一部分が印刷されないことがあります。
これは、データを一時的に保存するための空きディスクの容量
が不十分であることが原因です。Windows 2000がインストール
されているドライブの空き容量を40~50MB程度増やせば、改善
されます。あるいは、[サーバのプロパティ]の[スプールのフォ
ルダ]で空き容量が十分にあるディスクにスプールフォルダを設
定して改善してください。
・印刷中の文書を[プリンタ]フォルダからキャンセルする場合、
実際に印刷が中断するまでしばらく時間がかかることがありま
す。
・印刷を中止するときは、印刷中の文書、印刷待ちの文書をすべ
て削除してから、プリンタのリセット操作を行ってください。
・仮想メモリの容量が不足していると、正常に印刷が行えないこ
とがあります。Windows 2000の[システムのプロパティ]の[詳
細]の[パフォーマンス オプション]-[仮想メモリ]で、仮想メモ
リのファイルサイズを大きめに設定してご使用ください。
・Windows 2000では、以下のプリンタをIrDA接続で使用できま
せん。ご注意ください。
BJC-80v
BJC-50v
BJ M70
・BJ M40では、IrDA接続で印刷はできますが、双方向通信を行う
ことはできません。このため通常ステータスモニタが表示する
「カートリッジ不一致」等の警告メッセージはご覧になれません。
・BJ M70でパラレルインタフェース(LPTポート)を使用して印刷
するときは、コンピュータとプリンタの赤外線受光部が向き合
わないように設置してください。
向き合わせると、印刷結果に不都合が生じる場合があります。
・[ページ設定]シートの[ページレイアウト]、[逆順で印刷]、[部
単位で印刷]は、プリンタのプロパティの[詳細設定]タブをクリ
ックし、[詳細な印刷機能を有効にする]がオフになっている
場合は使用できません。
・[ページ設定]シートの[ページレイアウト]、[逆順で印刷]、[部
単位で印刷]が機能は、PhotoShop4.0、Power PointなどEMFス
プールを禁止するアプリケーションソフトでは機能しません。
・[ページ設定]シートの[ページレイアウト]、[逆順で印刷]、[部
単位で印刷]は、[印刷]ダイアログボックスの[ファイルに出力]
を選択した場合は機能しません。
・[ページ設定]シートの[ページレイアウト]で2ページ分以上のデ
ータを1ページに割り付けて印刷を行なう場合、アプリケーショ
ンソフトによっては、割り付けされた各ページのデータがペー
ジをはみ出して印刷されることがあります。
この場合、アプリケーションソフトでページからはみ出さない
ように編集してください。
・LPTポートで使用中に、ステータスモニタの応答性が遅いと感じ
る場合は、次のようにタイムアウトの設定を変更してください。
プリンタのプロパティを開き、[ポート]タブをクリックしてくだ
さい、[ポートの構成]で再送信の[タイムアウト]の設定をデフォ
ルトの90秒からより小さな値に変更します。その後コンピュー
タを再起動してからご使用ください。
・以下の機種はコンピュータのBIOSでパラレルポートをECPに設
定してご使用になることをお勧めします。BIOS設定の方法につ
いては、お使いのコンピュータの取扱説明書をご覧ください。
BJ F800
BJ F8500
BJ F600
BJ F610
BJ F620
BJ F6000
BJ F6100
BJ F300
BJ F850
上記の機種で、BJステータスモニタがプリンタの状態を正しく
表示しなかったり、印刷ジョブが正常に終了しなかったりした
場合は、印刷設定画面の[ユーティリティ]シートの[特殊設定]
で、[プリンタをECPモードにする]の設定をオフにしてお試し
ください。
・BJ F8500、BJ F800では、普通紙耐水強化剤を使用することで
普通紙やはがき、封筒などの印刷に耐水性を得られます。
この効果を得るためには、[基本設定]シートの[用紙の種類]で
[普通紙]、[はがき]、[封筒]、[厚紙]のいずれかを選んでくだ
さい。
ただし、[印刷品質]が[速い]になっている場合は、普通紙耐水
強化剤は使われません。
・BJ F8500、BJ F800で、[基本設定]シートの[用紙の種類]から
[はがき]または[封筒]を選択した場合は、印刷された用紙を一
枚ずつ取り除くようにしてください。
・BJ F800では、カラーのフォトインクだけがなくなってしまっ
た場合でも、設定を変更することで白黒のみの印刷は行えます。
[基本設定]シートの[BJカートリッジ]で[ブラック/カラー]を選
択するか、[白黒で印刷する]をチェックしてオンにしてくださ
い。
・Windows 2000に関する機能の詳細については、Windows 2000
のユーザーズマニュアルをご参照ください。
■ご使用の際に制限のあるアプリケーションソフトについて -----
・「Microsoft Word 2000」/マイクロソフト株式会社
Word 2000の[印刷]ダイアログボックスの[1枚あたりのページ
数]を使用する場合、プリンタドライバの[ページ設定]シート
の[ページレイアウト]は[1ページ/枚]を設定してください。
両者の機能を同時に使用すると不正な印刷結果になります。
複数ページを1ページの紙に印刷したい場合は、どちらか片方
で指定してください。
・「Microsoft Word 2000」/マイクロソフト株式会社
Word 2000の[印刷]ダイアログボックスの[用紙サイズの指定]
を使う場合、プリンタドライバの[ページ設定]シートの[拡大/
縮小印刷を行う]をオフにしてください。オンの場合、Word
2000の[用紙サイズの指定]でどのようなサイズを選択しても、
プリンタドライバの[ページ設定]シートの[出力用紙サイズ]に
合わせて拡大/縮小印刷を行います。
・「Microsoft Word 2000」/マイクロソフト株式会社
Word 2000の[基本の用紙サイズ(A4/レター)に合わせて自動調
整する]がオン、印刷するドキュメントのページ設定が[縦]に
なっている場合に、プリンタドライバの[印刷の向き]([ペー
ジ設定]シート)の設定を[横]にすると、印字結果が不良となり
ます。
この場合は、Word 2000の[基本の用紙サイズ(A4/レター)に合
わせて自動調整する]をオフにしてから印刷してください。
この設定を行うには、[ツール]メニューから[オプション設定]
を選択し、[印刷]タブをクリックします。
・「Microsoft Word」/マイクロソフト株式会社
用紙サイズ、印刷方向を変更する場合は、プリンタドライバ
では設定しないでWordのページ設定機能で変更してください。
・「Microsoft Word」/マイクロソフト株式会社
[ページ設定]シートの[拡大/縮小印刷を行う]を使う場合は以
下の操作を行ってください。
1. Wordの印刷ダイアログボックスを開きます。
2. プリンタドライバの設定画面を開き、[ページ設定]シー
トで希望する用紙サイズを設定し、[OK]をクリックして
閉じます。
3. 印刷を実行しないで、いったん印刷ダイアログボックス
を閉じます。
4. もう一度Wordの印刷ダイアログボックスを開きます。
5. もう一度プリンタドライバの設定画面を開き、[OK]で閉
じます。
6. 印刷を実行します。
・「Lotus オーガナイザー 2.1J/97」/ロータス株式会社
Lotusオーガナイザー上でモノクロ印刷の設定をしてもカラー
で印刷されます。プリンタドライバで[白黒で印刷する]を設
定してください。
・「Photoshop 5.0J」/アドビシステムズ株式会社
システム管理者の権限を持たないユーザーは印刷できません。
システム管理者の権限を持ったユーザーに印刷してもらうよう
にしてください。
この問題はPhotoshop 5.02以降で修正されています。
・「Lotus Notes」/ロータス株式会社
掲示板の印刷を行うとシステムフリーズする事があります。
Notesの[ページレイアウトの設定]の余白を上下とも0.9ある
いは1.1inchにしてください。
・「Microsoft Outlook 97」/マイクロソフト株式会社
アプリケーションソフトで印刷をキャンセルすると、次の印刷
がクラッシュします。Outlookの[スケジュール]タブで印刷ド
キュメントをスプールするように設定してください。
・「Corel Draw 8J」/Corel Corporation
CorelDraw 8J からプリンタドライバの印刷設定画面を開こう
とするとクラッシュするか、文字化けした画面になります。
あらかじめ、[プリンタ]フォルダから印刷設定画面を開き、設
定を行ってからCorel Draw 8Jを起動して印刷してください。
または、Corel Draw 9Jにバージョンアップしてください。
============================================================
ネットワーク印刷に関して
============================================================
■はじめに---------------------------------------------------
Windowsではネットーワークを介して他のコンピュータに接続した
プリンタに印刷を行うことができます。これを共有プリンタと呼
びます。
以下の説明では、共有プリンタが直接接続されているコンピュータ
をプリントサーバと呼びます。また、ネットワークを介してこの共
有プリンタを使用するコンピュータをクライアントと呼びます。
以下に共有プリンタの設定方法と注意事項、および、制限事項を
述べます。
プリンタドライバは、サーバにはサーバで使用しているOSに最適
なドライバを、クライアントにはクライアントで使用しているOS
に最適なドライバをインストールすることが基本となります。
例えば、サーバにWindows 2000をお使いの場合、プリンタドライ
バは、Windows 2000用の最新版をインストールしてください。ま
た、クライアントにWindows 98をお使いの場合、プリンタドライ
バは、Windows 98用の最新版をインストールしてください。
Windows 2000やWindows NT4.0をサーバにお使いの場合、あらか
じめ、サーバにクライアントで使うプリンタドライバを登録して
おくことができます。Windows 2000では[追加ドライバ]、Windows
NT4.0では[代替ドライバ]と呼ばれています。
あらかじめサーバに登録されたドライバは、共有プリンタを接続す
るときに、クライアントに自動的にインストールされます。この機
能はポイントアンドプリントインストールと呼ばれています。
ポイントアンドプリントインストールは、複数のクライアントを管
理するサーバ管理者にとって便利な機能ですが、いくつかの制限事
項や注意事項があります(これに関しては後述します)。したがって、
共有プリンタを使用する各クライアントには、あらかじめ個別にド
ライバをインストールしておくことをお勧めします。
■ドライバのバージョンに関する注意----------------------------
プリンタドライバのバージョンは、次のものをお使いください。
●OSがWindows 2000とき
サーバ、クライアントいずれの場合でも、Windows 2000用BJドラ
イバVersion 1.20をお使いください。また、サーバとクライアン
トのOSが同一の場合、ドライバのバージョンも同じものをお使い
ください。
●OSがWindows NT4.0のとき
サーバ、クライアントいずれの場合でも、Windows NT4.0用BJド
ライバVersion 4.20をお使いください。また、サーバとクライア
ントのOSが同一の場合、ドライバのバージョンも同じものをお使
いください。但し、Version 4.20でサポートしていない次の機種
では、Version 2.50をお使いください。
BJ F200, BJ F100, BJC-80v, BJC-50v, BJC-465J,
BJC-240J, BJC-250J, BJC-430J, BJC-440J, BJC-420J,
BJC-700J, BJC-5500J
●OSがWindows 98またはWindows 95のとき
クライアントにWindows 98またはWindows 95をお使いのときは、
Windows 98/95用ドライバは最新版をお使いください。
【注意】
・Windows NT4.0用ドライバVersion 3.xx、Version 4.00、
または、4.10はご使用になれません。
・Windows 2000およびWindows NT4.0においては、Windows付属
のプリンタドライバ(Microsoft社製)とキヤノン製のプリンタ
ドライバでは、ネットワーク印刷を行うことができません。
サーバ、クライアント共にキヤノン製のプリンタドライバを
ご使用ください。
■ ドライバをインストールする手順----------------------------
ドライバをインストールする流れは、次のようになります。まず、
サーバにプリンタドライバをインストールします。次に、プリン
タを共有指定します。クライアントにプリンタドライバをインス
トールします。最後に、プリントサーバの共有プリンタをクライ
アントに接続します。
手順は次のようになります。
1) プリントサーバにするコンピュータに、適切なプリンタドライ
バをインストールしてください。インストールの方法は、通常
のローカルプリンタのインストールと同様です。
【注意】
・プリントサーバのOSがWindows 98またはWindows 95の場合、
プリンタとの双方向通信ができないため、プリンタの情報を正
常に処理できません。また、正しいカートリッジを装着してい
るのに、サーバ上に警告メッセージが表示されて、印刷が一時
的に停止する、あるいは印刷できなくなることがあります。
これを回避するには、サーバ上のプリンタドライバ(Windows
98/95用)のプロパティの[詳細]タブの[スプールの設定]で、[こ
のプリンタでの双方向通信機能をサポートしない]を選択してく
ださい。
2) プリントサーバにインストールしたドライバを共有指定します。
プリンタの共有指定の方法は、Windowsのヘルプを参照してく
ださい。
3) クライアントにするコンピュータに、適切なプリンタドライバ
をインストールしてください。インストールの方法は、通常の
ローカルプリンタのインストールと同様です。
【注意】
・インストールの際、ポートの選択は何を選んでも構いません。
適当なポートを選んでインストールを完了してください。
・インストーラを使ってインストールする場合、プリンタの電源を
入れるように指示する画面が表示されますが、実際にプリンタの
電源を入れる必要はありません。
4) プリントサーバの共有プリンタをクライアントに接続します。
クライアントのネットワークコンピュータから、プリントサー
バのコンピュータを開いて、 [プリンタ] フォルダ内の共有プ
リンタのアイコンを右クリックし、次のいずれかの操作を行っ
てください。
・クライアントがWindows 2000の場合、メニューの[接続] を
クリックします。
・クライアントがWindows NT4.0の場合、メニューの[インスト
ール] をクリックします。
・クライアントがWindows 98またはWindows 95の場合、次の
操作をします。
1. クライアントで、[スタート]-[設定]-[プリンタ]を選択
します。
2. 使用するプリンタのアイコンを右クリックして、[プロパ
ティ]を選択します。
3. [詳細]タブをクリックし、[ポートの追加]をクリックします。
4. [ネットワーク]を選択し、[参照]をクリックします。
5. プリンタ一覧から、共有プリンタとして使用する機種を選
択して、[OK]をクリックします。
以上でクライアントのコンピュータに、共有プリンタへ印刷するた
めのプリンタのアイコンが作成されます。
【注意】
・プリンタアイコンが2つできる場合がある
クライアントがWindows 2000またはWindows NT4.0の場合、最初
にローカルにインストールしたドライバとは別に共有プリンタ
用のプリンタアイコンが作成されます。共有プリンタに印刷する、
場合は共有プリンタ用に作成されたプリンタアイコンをご使用く
ださい。最初に作成したプリンタアイコンは不要ですので、削除
しても構いません。
■ネットワークプリントに関する制限、その他--------------------
●ポイントアンドプリントインストールに関して
ポイントアンドプリントインストールは、プリントサーバのOSが
Windows 2000またはWindows NT4.0ときに有効です。
サーバとクライアントのOSがともにWindows 2000、あるいは、と
もにWindows NT4.0の場合は、クライアントにあらかじめプリン
タドライバをインストールしていなくても、プリントサーバの[プ
リンタ]フォルダ内の共有プリンタのアイコンを右クリックして、
[接続]あるいは[インストール]を指定すれば、クライアントにプ
リンタドライバが自動的にインストールされます。
また、プリントサーバのOSがクライアントのOSと異なる場合は、
[追加ドライバ] (Windows 2000)、または、 [代替ドライバ]
(Windows NT4.0)の機能を使ってクライアント用のドライバを登録
しておけば、共有プリンタの接続時に、そのプリンタドライバが
クライアントに自動的にインストールされます。
ポイントアンドプリントインストールには、以下の注意点があり
ます。
●双方向サポートがオフで表示される
クライアントがWindows 2000またはWindows NT4.0の場合、クラ
イアントのプリンタプロパティの[ポート]タブにある[双方向サポ
ートを有効にする]が、オフとなって表示されます。このためクラ
イアントのユーザが、プロパティの[ポート]タブを開き、そのまま
[OK]で閉じると、プリントサーバの双方向通信機能がオフに設定さ
れてしまいます。この問題はポイントアンドプリントインストール
を行わず、あらかじめクライアントにドライバをインストールして
から、共有プリンタの接続を行うことで回避できます。また、共有
プリンタのセキュリィティ設定で、クライアントユーザのアクセス
権を制限することにより、誤操作を防ぐこともできます。
●ポイントアンドプリントインストールのドライバが正常に登録でき
ない
[追加ドライバ]または[代替ドライバ]の登録では、サーバのドライ
バ名称と正確に名称が一致したドライバでなければ正常に登録でき
ません。Windows 2000およびWindows NT4.0のドライバ名の最後に
は(BJRSTR)という文字が付いていることがあります。
【例】Canon BJ F600 (BJRSTR)
しかし、これらに対応するWindows 98/95用ドライバの名称には
(BJRSTR)が付いていません。
この場合、Windows 98/95用ドライバを正常に登録できません。登
録ができたように見えても、Windows 98またはWindows 95からの
印刷は不正になります。必ず、<ドライバをインストールする手順>
に従ってインストールを行ってください。
● 「Windows 95または98上のファイル"xxxx.dll"が必要です。」と
表示される
[追加ドライバ]あるいは[代替ドライバ]で、Windows 98/95用ドラ
イバを登録する場合、途中で「Windows 95または98上のファイル
"xxxx.dll"が必要です。」というメッセージが何度か表示されます。
ドライバに必要なファイルが、複数のフォルダに分かれて保存さ
れているためです。このメッセージが表示されたときは、disk1、
disk2、disk3…とすべてのフォルダを順番に指定してください。
●Windows 2000にWindows NT4.0用ドライバがインストールされる
サーバのOSがWindows NT4.0、クライアントのOSがWindows 2000
の場合、ポイントアンドプリントインストールを行うと、Windows
NT4.0用のプリンタドライバが、クライアントのWindows 2000に
インストールされます。Windows NT4.0用ドライバのWindows 2000
上での動作は保証されません。
この場合、必ず、<ドライバをインストールする手順>に従ってイ
ンストールを行ってください。
■使用上の制限-------------------------------------------------
・ネットワークで共有して使用している場合、クライアントのコン
ピュータで、カートリッジを調べる機能[基本設定シート]の[調
べる...])を使ったり、BJステータスモニタを起動していると、
完了通知が表示されることがあります。
これは、プリンタを接続しているコンピュータで、[サーバーの
プロパティ]の[詳細設定]タブにある[リモートドキュメントの印
刷が終了したら通知する]がオンに設定されているためです。
特にBJステータスモニタを起動時は、プリンタの状態を調べる
コマンドを頻繁に発行するため、これらのコマンドごとに完了
通知が行われてしまいます。
完了通知を表示しないようにするためには、プリンタを接続して
いるコンピュータで[リモートドキュメントの印刷が終了したら
通知する]をオフに設定し、設定を有効にするためコンピュータ
を再起動してください。
・ネットワークでプリンタを使用している場合は、[基本設定]シー
トの[調べる...]でBJカートリッジが正しく検知できない場合が
あります。
この場合、プリンタが接続されているサーバ上にインストールさ
れているプリンタドライバの[調べる...]を使用してください。
・アクシスコミュニケーションズ株式会社のネットワークプリント
サーバ「AXIS PrintPoint 140 BJC」をご使用の場合、印刷はで
きますが双方向通信はできません。