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言語による著作物をデジタル化し、共有財産として活用しようとする試みは、すでにたくさんの人たちによって進められています。 私たちは先駆者でもなければ、孤独なランナーでもありません。 先を行く人たちの同意が得られるなら、青空文庫を拡充するために、すでにある成果をどんどん使わせてもらおうと思います。 ただし、ここで新しく青空文庫をはじめることにも、当然のことながら意味はあると考えています。 それは、デジタル化した原稿を、読みやすさを考慮した器におさめた上で、手の届きやすいところに並べておくことです。 電子化された文章は、画面で読むに足る姿形を与えられてはじめて、誰もが共有できる財産になる。皆がためらいなしに読みはじめ、その恵みに浴することができるようになるでしょう。 加えて、各所に散在している電子本という実りに、素早く、確実にたどりつけるよう道しるべを用意することにも、意味があるはずです。 |
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