◆ まずはディスクの登録 ◆

ここからが、いよいよ本題です。まず一旦 [ファイル-終了] メニューを選んで、DiskFolder を終了して下さい。そして、手近にある(何かファイルの入っている)フロッピーをドライブに入れて下さい。しばらくするとデスクトップにフロッピのアイコンが出てきます。

このディスクを取り出すとき、今までは「ゴミ箱」に捨てていました。でも、これからは「ゴミ箱」の代わりに「DiskFolder のアイコンまたはエイリアス」にディスクを重ねて放して下さい (注意:もしここで DiskFolder のアイコンが反転しなかったら、"トラブルシューティング" ファイルの最初の項目を見て下さい)。順調にいけば、

のような進行状況を表わすインジケータが現われて数秒間ディスクを読んだ後、フロッピは吐き出されます(と書きましたが、このインジケータはフロッピーのようにディスクに含まれているファイル数が少ないときには表示されません)。ここで再び DiskFolder を起動して下さい。ベースフォルダに先ほどのフロッピが追加されていますね。

ディスクを大量に登録するときは、いちいち Drag&Drop するのは面倒です。そこで、[スペシャル] メニューの「挿入読込コード」を選んで下さい。メニューにチェックが入ります。この状態でもう一つ別のフロッピーを入れてみて下さい。やはり数秒間ディスクを読んだ後、ディスクは勝手に吐き出されます。ベースフォルダにはフロッピーが増えていますね。大量のディスクを一気に登録するには、この方法の方が便利ですが、DiskFolder が前面にあるときにディスクを入れるといつもディスクを読み込んでしまうので、これがうっとうしい人は「挿入読込コード」のチェックをはずしておいて下さい。

フロッピや CD-ROM の場合は何も問題がありませんが、光磁気ディスク等を登録しようとすると、次のようなメッセージがます。

実は、光磁気ディスク、SyQuest ディスクやハードディスクなどは、ドライブメーカ (正確にはフォーマットソフト) によって Mac 内部での管理名称が違うため、そのディスクが何のメディアなのかをユーザが指定しないと自動的にはわかりません。入れたディスクに相当するメディアを選んであげてください。次回以降は自動的に判断します。間違ったメディアを指定してしまったときや後から変えたくなったときは、該当するドライブのディスクを "command+shift" キーを押しながら読み込ませてください (キーとshiftキーを同時に押し、読込中のバーグラフが出るまで待つ)。


◆ ディスクの中を見てみよう ◆

では、次にディスクの中身がちゃんと登録されているかどうか見てみましょう。Finder と同様ディスクのアイコンをダブルクリックするとディスクが開いて中身を見ることができます。

その中に更にフォルダが入っていたら、フォルダをダブルクリックすればどんどんウィンドウが開いていきます。フォルダの左側の三角形をクリックすれば、下の階層のファイルを見ることも可能です。簡単ですね。表示順の変更も Finder 同様に可能です。ここまででわかるように、DiskFolder の操作はほとんど Finder と同じです。Finder でできることは、大概できるようになっています。

ここで、ファイルをダブルクリックすると、ディスクを入れるよう要求します。試しにディスクを入れてみて下さい。選んだ書類を開くことができましたね。

開いてしまった書類を閉じて、DiskFolder に戻ってきて下さい。次は先ほど開いたファイルをダブルクリックする代わりに、マウスでつかんでウィンドウから引きずり出して下さい。そして、DiskFolder のウィンドウではないところへ落としてみてください。すると今度はコピーを始めました。そうです。この機能を使うと、見つけたファイルを簡単にデスクトップ上へコピーできます。ウィンドウの外へ持っていく代わりに、[ファイル-複製を作る] メニューを選んでもOKです。このメニューの下の [ファイル-エイリアスを作る] を使えば、エイリアスを作ることも可能です。メニューにはデスクトップ以外のコピー先もありますので、必要に応じて選択して下さい。

ここでもう一つ、便利な機能を覚えておきましょう。深い階層の中に入っているファイルを Finder 方式で探すのは、結構面倒なものです。そこで、ディスク或いはフォルダを "command" キー (キー) を押しながら、クリックし続けて下さい。しばらくするとディスクの中身がメニューになって現れます。

メニューの中でチェックされているのは選んだフォルダ自身、それより上のメニューは上位(親)のフォルダになっています。チェックされた項目以下のファイルやフォルダは、下位(子)の項目です。このようにフォルダポップアップメニュー機能を使うと上下の階層へ簡単に移動できます。これだとフォルダが階層になっていても気になりません。メニューで項目を選ぶと、その項目をダブルクリックしたのと同じ効果が得られます。なお、マウスを動かさずにフォルダを1秒以上クリックし続けてもこのメニューは出てきます。


◆ ディスクを整理しよう ◆

ディスクが1枚や2枚なら、こんなユーティリティは不要です。ディスクが何十枚にもなれば、ディスクを探すだけでも大変です。DiskFolder はディスクの整理を第1に考えた画期的なソフトです。

ディスクを適当に何枚か登録して下さい。そのときのベースフォルダはこんな感じになっています。いろんなメディアがごっちゃになっていて、あまり整理されているとは言えません。

ここで [ファイル-新規フォルダ] を選んでください。このときできるフォルダを「ディスクフォルダ」と呼びます。ディスクフォルダにはディスクあるいは下位のディスクフォルダを入れておくことができます。ディスクフォルダには好きな名前を付けることができます (27文字以上だと勝手に短くされますが)。ディスクを選んでディスクフォルダへ放り込めば、ディスクの移動が行えます。ディスクフォルダ間のディスクの移動も Finder 同様の簡単操作で行えます。例えば、上記のベースフォルダも、"CD-ROM"、"Floppy"、"SyQuest" のディスクフォルダを作って整理すればこのとうり。

メディアではなく、内容で整理するとか、実際のディスクが入っている棚ごとに整理するとか、整理法は様々ですが、このようにディスクを分類して保存しておくと検索効率は圧倒的に良くなります。DiskFolder にはこのほかにも、不精者向けの (^_^;) アイコン自動整列機能もあります。スペシャルメニューを試してみて下さい。


← 前のページ 次のページ →