１４.その他の機能
ここでは、今までの説明した機能以外のMusashi機能について説明します。
１４-１.メールの検索
【メールの状態による検索】
ファイルメニューの検索から開封済、未開封、送信済、未送信のいずれかを選択すると、それぞれの状態のメールを仮想メッセージビューワに表示します。
【メールの条件検索】
ファイルメニューの検索から条件検索...を選択するとメール中に含まれる文字列や日付などの条件によってメールを検索することができます。検索結果は、仮想メッセージビューワに表示されます。
また、検索結果の仮想メッセージビューワが前面にある状態でメールの条件検索を実行すると絞り込み検索が可能です。
【文字列検索】
文字列検索は、メッセージビューワまたは仮想メッセージビューワで表示中のメールから特定の文字列を検索します。文字列検索を行うには、ファイルメニューの検索から文字列検索...を選択します。
１４-２.メールのテキスト保存
メッセージビューワまたは仮想メッセージビューワからメールを選択し、ファイルメニューのテキストファイルとして保存...を選択するとメールをテキストファイルとして保存します。または、メッセージビューワまたは仮想メッセージビューワのリスト部分からメールをドラッグし、Finderにドロップすることによってもテキスト保存することができます。この際のテキストファイルのクリエータは、初期設定で設定したものになります。
１４-３.メールの印刷
メッセージビューワまたは仮想メッセージビューワ上でメールが選択されている状態でファイルメニューの印刷...を選択するとメールを印刷することができます。
１４-４.ウィンドウの表示設定
表示メニューの表示オプション...を選択すると前面にあるウィンドウのカラーと表示フォントを設定することができます。ウィンドウのカラーとフォントは、同じ種類の全てのウィンドウに対して適用されます。例えば、フォルダビューワの表示オプションを変更すると、全てのフォルダビューワが同じ色、同じフォントになります。
例えば、メールの表示フォントにOsakaを指定している場合、フランス語やドイツ語などの特種文字を含むメールを表示させた場合、半角カナで表示されるなど、一部文字化けすることがあります。Musashiでは、この現象を防ぐために言語ごとに表示フォントを設定することができます。
フォントの設定の対象となる言語は、インストールされているプラグインの種類によって異なります。
１４-５.プラグインの実行
Musashiにプラグインがインストールされていれば、プラグインを利用してメッセージの取り込み、メッセージの書き出し、アドレス帳の取り込み、アドレス帳の書き出しの機能を使用することができます。
【メッセージの取り込み】
オプションメニューのメッセージの取り込みからプラグインを選択すると、ダイアログが表示されます。そこで、メッセージの取り込みに関する設定を行います。取り込みが終了すると仮想メッセージビューワに取り込んだメッセージが表示されます。
【メッセージの書き出し】
オプションメニューのメッセージの書き出しからプラグインを選択すると、ダイアログが表示されます。そこで、書き出す対象となるメッセージを選択します。
【アドレス帳の取り込み】
オプションメニューのアドレス帳の取り込みからプラグインを選択すると、ダイアログが表示されます。そこで、取り込んだアドレス帳を保存するグループを選択します。
【アドレス帳の書き出し】
オプションメニューのアドレス帳の書き出しからプラグインを選択すると、ダイアログが表示されます。そこで、書き出す対象となるグループまたはエントリを選択します。
実行するプラグインによって、実行中に表示されるダイアログや挙動が異なります。
１４-６.ユーザ間のメール転送
Musashiは、マルチユーザに対応しており、他のユーザのメールなどを見ることはできません。しかし、メールを転送することによって特定のメールを他のユーザに見せることができます。このユーザ間の転送は、サーバに接続する必要がなく一台のパソコン内でメールを転送します。
メールを他のユーザに転送するには、メッセージビューワまたは、仮想メッセージビューワの他のユーザに転送ボタン...をクリックするか、操作メニューの転送から他のユーザに転送...を選択します。転送先のユーザを選択するためのダイアログが表示されますので、ユーザを選択します。
メールを転送された側のユーザは、起動時に転送されたメッセージがある旨のメッセージを表示し、転送されたメッセージを仮想メールビューワに表示します。
１４-７.旧バージョンの初期設定の変換
Musashi起動時に、旧バージョン（バージョン2.x）の初期設定フォルダが存在しており、かつ、現バージョン（バージョン3.x）の初期設定フォルダがない場合、Musashiは、旧バージョンの初期設定を変換するかどうかを確認し、旧バージョンの初期設定ファイルを変換します。
旧バージョンでのメールの総数などによっては、かなり時間がかかる場合があります。
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