緊急用ディスクセット Copyright (c) 2002 Symantec Corporation All rights reserved この文書には緊急用ディスクセットについての重要な情報が記載されています。 ********************************************************************** 緊急用ディスクセットを使うと、緊急時に DOS でコンピュータを起動してウ ィルスを除去できます。緊急用ディスクセットを使って問題を解決してから インストールをしてください。 メモ: 問題のあるコンピュータ上で作成した救済ディスクセットがある場合は それらを必ず使うようにしてください。救済ディスクセットにはコンピュータ 固有の情報が格納されており、緊急用ディスクセットよりも簡単に問題を解決 できます。 製品 CD の \Support\Edisk フォルダから緊急用ディスクセットを作成します。 A ドライブに割り当てられた 3.5 インチフロッピーディスクドライブと 1.44 MB のフォーマット済みフロッピーディスクが数枚必要です。このフォルダ内 の .IMG ファイルごとに 1 枚のフロッピーディスクが必要になります。 注意:緊急用ディスクセットは NTFS 上では動作しません。 ********************************************************************** 緊急用ディスクセットを作成するには ================================== 注意: ウィルス感染したコンピュータとは異なるコンピュータ上でこの操作を してください。この手順で新たな問題が起きることがあります。 1. 製品 CD を CD-ROM ドライブに挿入します。 2. [CD の参照]をクリックします。 3. Support フォルダをダブルクリックします。 4. Edisk フォルダをダブルクリックします。 5. Ned.exe をダブルクリックします。 6. 画面の指示に従って操作します。 緊急用ディスクセットを使ってウィルスを除去するには ================================================== 1. コンピュータの電源を切ります。 2. 緊急用ディスク 1 をフロッピーディスクドライブに挿入してからコンピュ ータの電源を入れます。 3. 画面の指示に従って操作します。 緊急用ディスクの動作確認テストに失敗した場合 ============================================ GoBack をインストールして使用する設定にしていると緊急用ディスクセットは 動作せず、また動作確認テストにも失敗します。GoBack の起動画面で GoBack を使用しない設定に変更してから緊急用ディスクセットを使用してください。 ハードディスクの製造元は製品ごとに設定や初期化のための固有の技術を使う ので、必ずしもブート可能な緊急用ディスク 1 を自動的に作成できるとは限り ません。 その場合は、次のいずれかの方法を試します。 o コンピュータ用の特別なブートディスクがある場合には、それを緊急用ディ スクセットに追加します。ウィルス感染による緊急時には(書き込み禁止に した状態で)そのディスクから起動します。コンピュータが起動したらドラ イブからディスクを取り出し、緊急用ディスク 2 を挿入します。DOS プロ ンプトで GO と入力してから Enter キーを押し、画面の指示に従って操作 します。 o ディスクマネージャまたはコンピュータに付属の類似のプログラムを使って 緊急用ディスク 1 をブート可能にします。修正した緊急用ディスク 1 を確 認のためにテストしてください。 1 台のコンピュータに 2 つ以上のオペレーティングシステム(たとえば、 Windows NT とWindows 98)が入っていると緊急用ディスク 1 がうまく動かな いことがあります。 その場合は、次の手順でディスクを修正します。 1.コンピュータをハードディスクから起動し、緊急用ディスク 1 をドライブ A に挿入します。 2.DOS プロンプトで SYS A: と入力して Enter キーを押します。この操作によ ってオペレーティングシステムのファイルが緊急用ディスク 1 にコピーされ ます。修正した緊急用ディスク 1 を確認のためにテストしてください。 ********************************************************************** NAVDX コマンドラインスイッチ ********************************************************************** NAVDX はファイル、ディレクトリ、ドライブにいるウィルスを見つけて除去す ることができます。 DOS プロンプトで次のように入力します。 NAVDX [<パス名>] [<オプション>] [<パス名>]は有効なドライブ名、ディレクトリ、ファイル、またはそれらの組 み合わせです。 [<オプション>] は次の一覧に示すスイッチの任意の組み合わせです。 /? ヘルプ画面を表示します /A すべてのドライブをスキャンします /L すべてのローカルハードディスクドライブをスキャンします /PROMPT 感染ファイルごとに修復するか削除するかの質問を表示しま す /B[+|-] ブートレコードのスキャンを有効または無効にします デフォルトは+です /BOOT ブートレコードのみをスキャンします /M[+|-] メモリ上のスキャンを有効または無効にします デフォルトは +です /MEM メモリのみをスキャンします /HEUR:[0|1|2|3] Bloodhound の感度を設定します (0 は無効です) /S[+|-] サブディレクトリのスキャンを有効または無効にします デフォルトは - です /REPAIR 感染ファイルを自動的に修復します /DELETE 感染ファイルを自動的に削除します /HALT ウィルスが見つかったときにシステムをロックします /CFG:<ディレクトリ> NAVDX の設定ファイルが入っているディレクト リを指定します /LOG:<ファイル名> 指定するファイルにログを記録します /APPENDLOG:<ファイル名> 既存のログファイルに追加します /DOALLFILES 特定の拡張子が付くファイルだけではなくすべてのファイル をスキャンします /ZIPS ZIP ファイルの中をスキャンします /NOBEEP 警告音を鳴らしません /HELPERROR NAVDX が返すDOS のエラーレベルの一覧を表示します 必要ならば、バッチファイルでNAVDX を実行して IF ERRORLEVEL 構文でエラーレベルを処理できます。 ********************************************************************** 以 上 **********************************************************************