Norton Rescue Disk 14.3 for Windows 95, 98, and Millennium Release Notes - 2001年1月31日 Copyright (c) 2001 Symantec Corporation All rights reserved この文書には Norton Rescue Disk についての重要情報が記載されています。 =========== Rescue Disk は Windows 95/98/Me で使うように設計されています。 Rescue Disk は Windows NT または Windows 2000 にインストールしても機能しま せん。 =========== Rescue Disk ユーティリティには 3.5 インチフロッピーディスクドライブまたは Iomega Zip ドライブが必要です。Iomega 製以外の Zip ドライブはサポートして いません。Rescue Disk では Zip 救済ディスクセット作成に1.44MB のフロッピー ディスク1枚とZipディスク1枚、基本救済ディスクセット作成に 1.44 MB の 3.5 インチフロッピーディスクが最高 7 枚必要です。720 K のディスクと 5.25 インチ のフロッピーディスクはサポートしていません。2.88 MB と 120 MB LS-120 のフロ ッピードライブを使って救済ディスクセットを作成できますが、使えるフロッピー ディスクは 1.44 MB のもののみです。 Rescue Disk では USB Iomega ドライブで Zip 救済ディスクセットを作成すること はできません。Rescue Disk は USB ドライブを検出しません。 =========== Basic Rescue Disk は DOS から実行する必要があります。Rescue Disk では Windows 内部の DOS ウィンドウから Basic Rescue Disk 回復ユーティリティを実 行することできません。 =========== Zip Rescue と Basic Rescue の両方の DOS Rescue Disk ユーティリティにコンピ ュータの CMOS 情報を復元する機能があると言及されていますが、これは誤りです。 CMOS の復元機能は削除されました。 =========== 救済ディスクセット (Zip と基本の両方) は DDO (Dynamic Drive Overlay の略) が必要なハードディスクで正しいブートまたは修復をしません。DDO は特定の種類 のドライブ変換ソフトウェアを参照します。Ontrack Disk Manager、MaxBlast、 EZ-Drive、BootMagic などの製造元は基本的に DDO と同じ機能を実行します。DDO を使っているコンピュータの場合、システム起動時に毎回それをロードする必要が あります。DDO ソフトウェアは必要なファイルが入ったブート可能フロッピーディ スクを含むか、救済ディスクセットからプログラムを実行する前にシステムを起動 するために使えるブート可能フロッピーディスクを作成する方法についての指示を 含みます。 =========== 救済ディスクセットの作成時に Rescue Disk がフリーズする場合には Windows で ディスクをフォーマットして再び Rescue Disk を実行してください。 =========== 救済ディスクセットの作成では、作成を完了するために救済ディスクセットを使っ てシステムを再起動する必要があります。更新後のシステム再起動は省略可能です が、再起動することを強く推奨します。 =========== 救済ディスクセットを作成する前に、バックグラウンド実行中のすべてのアプリケ ーションをシャットダウンすることを強く推奨します。 =========== Disk Manager のパーティションは Rescue Disk と互換性がありません。 =========== Rescue Disk は以前のバージョンの Rescue Disk で作成された救済ディスクセット をサポートしません。新しい救済ディスクセットを作成してテストしてください。 =========== 救済ディスクセットには次の Norton Utilities コンポーネントと Norton Anti-Virus コンポーネントが必要です。 基本救済ディスクセットの場合 - Norton Utilities 2001 DOS アプリケーション - Norton Anti-Virus Zip 救済ディスクセットの場合 - Norton Disk Doctor - Norton UnErase Wizard - Norton Anti-Virus これらのコンポーネントがない場合には救済ディスクセットの一部の機能が利用で きません。 =========== 救済ディスクセットはオペレーティングシステムと密接に結び付いています。 完全版の Windows 95/98/Me を使っていない場合、Rescue Disk には完全な機能性 がないことがあります。 =========== Windows Me のユーザーには Windows の救済モードのブート時に次のメッセージが 表示されることがあります。 パフォーマンスの警告 新しい MS-DOS ドライバ "ASPIATAP" が見つかりました。このドライバによって、 システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。この問題に関する詳し い情報を参照しますか? これは問題ではありません。ATAPI Zip デバイスのドライバは現リリースの Windows Me では認識されません。このため互換モードドライバを使う必要がありま す。救済ディスクセットはこのドライバを使って完全に機能します。 =========== Zip 救済ディスクセットでブートしたときに「VFAT & DOS Volume on drive C: layouts mismatched」というエラーメッセージが表示される場合、C: ドライブ上の ブートレコードが破損している可能性があります。そのような場合は緊急用ディス クセットを作成してそこからブートします。詳しくは『Norton SystemWorks ユーザ ーズガイド』を参照してください。BootLock 機能ありで Norton Your Eyes Only を使っている場合には救済ディスクの代わりに NYEO 緊急用ディスクセットを使っ てブートレコードを回復します。 =========== Zip 救済ディスクセットでブートしたときに Windows エクスプローラで、Zip ディ スクドライブがフロッピーディスクドライブとして表示される場合がありますが動 作に問題はありません。 =========== Zip 救済ディスクセットからブートする場合は、フロッピーディスクからブートす る前に、正しいドライブに Zip ディスクが挿入されていることを確認してくださ い。 =========== システムが SYSTEM.INI から仮想デバイスドライバ (VxD) をロードする場合に C: ドライブが示されないときにはブート中に「ドライブ C のクラスタ読み取りエラ ー」というメッセージが表示されることがあります。[中止] または [失敗] を選 択すると Zip Rescue はブートを続行するはずです。 =========== Rescue Disk は圧縮ディスクをサポートしません。 圧縮したフロッピーディスク、Zip ディスクは使えません。 =========== 救済ディスク項目はハードディスクのルートに保存できません。ルートには一般に 上書きされる可能性のある重要なデータが格納されています。 =========== SCSI ドライブの問題: Rescue Disk の SCSI ドライブアダプタのデフォルトセット に Zip ドライブ用に必要なアダプタが含まれていないと、エラーが表示されて ZipAdapter*.reg ファイルが作成されます。このファイルを使って必要に応じてレ ジストリを修正し、Zip ドライブを有効にすることができます。サポートされない SCSI アダプタに複数の Zip ドライブが接続している場合はシステム上にこれらの ファイルが複数存在することがあります。この問題を解決するには: 1 サポートされない SCSI アダプタの製造元からリアルモードドライバを入手し ます。 2 CONFIG.SYS ファイルを CONFIG.BAK にコピーします。 3 新しいドライバをインストールします。 4 CONFIG.SYS と CONFIG.BAK を開きます。SCSI ドライバによって CONFIG.SYS に追加されたデバイス行を見つけます。 5 Windows エクスプローラで ZipAdapter*.reg を選択します (ここで、* は番 号です)。 6 右クリックして[編集]を選択し、テキストエディタでファイルを開きます。 ファイルは次のようになっています。 REGEDIT4 [HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Symantec\NortonRescue\4.5\ Setup\Zip Adapters\Your Adapter] "L0"=" " "F0"=" " 7 CONFIG.SYS の行を *.reg ファイルの LO キーに追加します。2 つのドライバ がある場合には 1 行に 1 つずつ追加する必要があります。 例: "L0"="device=xxx.sys" "L1"="device=yyy.sys" 8 LO キーで参照される SCSI ドライバファイル名を F0 キーに追加します。パ スは必要ありません。 例: "FO"="xxx.sys" "F1"="yyy.sys" 9 ファイルを保存して閉じます。次のようになっているはずです。 REGEDIT4 [HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Symantec\NortonRescue\ \Zip Adapters\Your Adapter] "L0"="DEVICEHIGH=SCSIDRV.SYS " "F0"="SCSIDRV.SYS " 10 ドライバファイルを \Rescue Disk フォルダにコピーします。 この例では xxx.sys と yyy.sys をコピーします。 11 Windows エクスプローラでファイルをダブルクリックします。ファイルの情 報がレジストリに自動的に組み込まれます。 12 Rescue Disk を実行すると Zip ドライブが表示されるはずです。 =========== Zip 救済ディスクセットで Windows のブートに失敗し、かわりにセーフモードでブ ートする場合には Zip ディスク上の Windows ディレクトリから BOOTSAFE.TXT フ ァイルを削除してみることができます。こうすると Zip Rescue は再びフルモード のブートを試せます。再びノーマルモードのブートに失敗する場合にはセーフモー ドを使うことを許可します。 =========== 一部のお客様から、MagnaRAM または QEMM97 と組み合わせて実行した場合に Rescue Disk が正しく機能しないという問題が報告されました。Rescue がシステム 上でクラッシュする場合には MagnaRAM オプションを無効にしてみて、問題が解決 するかどうかを確認します。 =========== PCMCIA SCSI カードに接続した Zip ドライブはデフォルト状態では利用できません が、制限付きサポートとして利用可能です。リアルモードドライバが用意されてい ない場合は利用できません。これを有効にするには、/PCMCIA スイッチ付きで rescue32.exe を起動します。このためにはスタートメニューで[ファイル名を指定 して実行(R)]を選択してから、[参照(B)]ボタンを選択して Rescue Disk フォル ダを参照し RESCUE32.EXE を選択して、最後に /PCMCIA を追加してください。 実行するコマンドは次のようになります。 "c:\program files\norton systemworks\rescue disk\rescue32.exe" /PCMCIA =========== 新しいハードウェアの追加またはハードディスクドライブの区画割りの変更など大 幅な変更をシステムに加えた場合には Zip Rescue をリセットして新しい Zip 救済 ディスクセットを作成してください。こうするには、/RESET スイッチ付きで Rescue32 を実行します。スタートメニューで[ファイル名を指定して実行(R)]を 選択してから、[参照(B)]ボタンを選択して Rescue Disk フォルダを参照し RESCUE32.EXE を選択して、最後に /RESET を追加してください。 実行するコマンドは次のようになります。 "c:\program files\norton systemworks\rescue disk\rescue32.exe" /RESET =========== Zip Rescue の Zip ディスクが Windows で起動する必要のあるファイルでいっぱい になった場合、Norton System Doctor の Rescue センサー (Norton Utilities の コンポーネント) はもう赤色になりません (いずれのファイルもディスクにコピー できないからです)。こうなった場合には上で説明した操作手順で Zip Rescue を リセットすることをお勧めします。 =========== SysDoc センサー (Norton Utilities のコンポーネント) が黄色に変わり Rescue Disk がインストールされないことが報告された場合には上で説明した操作 手順で Zip Rescue をリセットすることをお勧めします。 =========== コンピュータを Zip 救済ディスクセットで起動したときに特定の VxD またはドラ イバをロードできないことを報告するエラーメッセージまたは青色の画面が Windows で表示された場合は続行を試してください。多くの場合、これらの見つか らないファイルは Zip Rescue の動作に不可欠ではないため、Recovery Wizard は システムの回復にそのまま取り組みます。 =========== システムの設定によっては、プラグアンドプレイ BIOS が原因で Zip Rescue から 起動できない場合があります。プラグアンドプレイ BIOS オプションをオフにする 方法については、お使いのシステム設定のマニュアルを参照してください。 =========== 一部の DVD-RAM ドライブを接続した状態で救済ディスクセットを作成しようとする と、一般保護エラーが発生して作成できない場合があることが確認されています。 その場合には、DVD-RAM ドライブの電源をオフにした状態で PC を再起動した後に 救済ディスクを作成してください。 =========== Zip 救済ディスクセット作成時の問題と Zip 救済ディスクセットからのブート時の 問題について詳しくは Rescue Disk フォルダ中の trouble.txt を参照してくださ い。 =========== Rescue Disk とテクニカルサポートについて詳しくはシマンテック社のテクニカル サポートサイト (http://www.symantec.com/region/jp/support/index.html) を参 照してください。 =========== END