*********************************************************************** * * * WLA-L11 / WLA-L11Gファームウェア更新ユーティリティ * * * * Copyright(C) 2001 MELCO INC. * * * *********************************************************************** このドキュメントには、WLA-L11 / WLA-L11Gのファームウェアを更新する方法 について記述されています。熟読の上、ファームウェア更新を行ってください。 ●動作環境 ・Windows 98/95/Me/NT4.0/2000が動作するAT互換機又はPC-9821 ・TCP/IPプロトコルが利用可能であること ・有線又は無線のネットワークカード(有線を推奨) ●ファームウェア更新方法 ファームウェア更新を行うと、全ての設定は消去され工場出荷設定となります。 ご注意下さい。 ファームウェア更新は、可能な限りエアステーションとパソコンを有線LANを使用し、 1対1で接続して実行することをお勧めします。 1.Windowsを起動します。 2.LANボードに設定されているTCP/IPプロトコルのIPアドレスがエアステーションと 同一のネットワークアドレスであることを確認します。IPアドレスの設定に付いては 添付のマニュアルを参照してください。 3.圧縮ファイル解凍後生成されるWLA231.EXEを実行するとファームウェア更新 ユーティリティが起動します。 4.ユーティリティは起動すると、自動的にエアステーションの検索を行います。 リストからファームウェアの更新を行いたいエアステーションを選択し、製品名、 IPアドレスを確認してください。 5.パスワードが設定してある場合は、パスワード欄にパスワードを入力して「実行」 ボタンをクリックすると、ファームウェア更新が始まります。 6.ファームウェア更新中は絶対にエアステーションの電源を切らないで下さい。 ファームウェア更新中に電源が切れると復旧不能となる場合があります。 注意) ・本バージョンのファームウェアを書き込んだ場合、Ver1.23以下にはバージョン  ダウンすることができなくなります。ご了承ください。 ・ファームウェアのバージョンアップを行うと設定が初期化されますので、再設定が  必要です。 (再設定に自信がない方は、現在の設定をメモしてください) ・「グループ名」、「ローミング」、「暗号化」が設定されたエアステーションを 無線LANからファームウェア更新すると、ファームウェア更新後エアステーションの 起動を確認できず「エアステーションの再起動を確認できませんでした。」という メッセージが表示されます。 この場合は本ドキュメント内、「ファームウェアバージョンの確認方法」を参照 して、ファームウェアバージョンを確認してください。 ●ファームウェアバージョンの確認方法 ファームウェアバージョンの確認にはエアステーションマネージャを使用します。 インストールされていない場合は、マニュアルを参考にしてインストールを行って ください。 1.[スタート]→[プログラム]→[MELCO AirStation]→[エアステーションマネージャ] として、エアステーションマネージャを起動します。 2.[ファイル]→[接続]を選択します。 3.エアステーションの背面に貼られている12桁のシールの下6桁を「MACアドレス」の 欄に入力し、[OK]をクリックします。 4.「暗号化のキー」を空欄にして[OK]をクリックします。 5.ファームウェア更新を行ったエアステーション(エアステーション名は工場出荷 設定になっています)が検索され黒字で表示されます。 6.エアステーションを選択して、[ファイル]→[エアステーション情報]を選択して ください。 7.「ファームバージョン」の欄が"WLA-L11 / WLA-L11G 2.31"となっていることを確認して ください。 ●バージョンアップ内容 Ver2.20->Ver2.31 【仕様追加】 ・設定項目の保存、書き込みの機能を搭載しました。  クライアントマネージャVer3.70 以上にて利用可能です。 【仕様変更】 ・無線チャンネルのデフォルト値を14chから11chに変更しました。 ・有線の通信方式を "自動" から "10Mbps 半二重"に変更しました。 ・ファームアップデート時に、無線設定、アクセスポイント間通信設定の設定値を  引き継ぐようにしました。この機能によって、アクセスポイント越しのアップ デートが可能となります。  ※ESS-IDをMACアドレスとグループ名から作成している場合は、対象外となります。  ※ファームアップデート前後のファームが、2.31以上である必要があります。  ※IP アドレスなどの設定値は初期化されます。 【不具合修正】 ・有線側からRunts パケットを受信した場合にハングアップする場合がある問題を  修正しました。 ・ブリッジ部分の処理を変更することにより、一部のネットワーク負荷の高い環境  にて、無線−有線間通信を切断しにくくしました。 Ver2.11->Ver2.20 ・ヘルプ誤記訂正 ・無線パソコンから設定をおこなった場合に無線LANパソコン制限設定で、”無線 LANパソコン検出一覧”から”登録済みの接続可能な無線LANパソコン”に設定を変 更した場合に、タイムアウトとなりWEBページが設定ページが開かれなくなる問題を 修正しました。 ・128bitWEPに正式対応しました。(WLA-L11Gおよび、バージョンアップによりWLA-L11G 相当品となったWLA-L11のみ) 詳細設定−基本設定の暗号化で、 文字入力の場合 40bit暗号化では5文字、128bit暗号化では13文字設定します。 16進数入力の場合 40bit暗号化では10桁の16進数、128bit暗号化は26桁の16進数を 入力します。 ※WLI-PCM-L11Gのドライバを最新のものにバージョンアップする必要があります。 Ver2.10->Ver2.11 ・WLA-L11 / WLA-L11Gが接続されているネットワークの負荷が高なり、WLA-L11 / WLA-L11G内でパケットの処理をしきれなくなった場合に、 WLA-L11 / WLA-L11G宛の パケット以外を受け取らなくなり、有線−無線間のブリッジ機能を停止していた問題 を修正しました。 Ver2.03->Ver2.10 ・リピーター機能を搭載しました。 WLA-L11(G)同士でのアクセスポイント間通信、およびWLA-AWC(G)に接続してのアクセ スポイント間通信が可能となります。 ・簡易フィルタ設定に”アクセスポイント越しの設定を禁止する”項目を追加しました。 リピータ機能使用時に、AirStationに直接つながっている無線パソコン、有線パソコン 以外からの検索、設定を禁止する事ができます。 ・DHCPのリース期間の更新に失敗する場合がある不具合を修正しました。 ・WEB設定画面 詳細設定−基本設定での有線の通信方式の設定方法を変更しました。 Ver2.02->Ver2.03 ・ローミング設定時、同一のWLA-L11に接続している無線LANパソコンのうち、1台が別の AirStaionに接続した場合に、移動した無線LANパソコンと元のWLA-L11に接続している無 線LANパソコンとの間で正常に通信ができなくなる問題を修正しました。 Ver2.01->Ver2.02 ・ICMP Redirect を受け取った場合、デフォルトゲートウェイアドレスが書き換わる 不具合を修正しました。 ・有線の通信方式に、10/100Mbps,Half/Full Duplex,自動、の設定を追加しました。 この機能により、Hubとの相性にて通信できない問題が回避されることがあります。 Ver2.00->Ver2.01 ・Ver2.00 にて、一部のハードウェアで無線側送信に失敗する場合がある不具合を 修正しました。 Ver1.25→Ver2.00 ・有線側からエアステーションの設定を禁止する簡易フィルタ設定を 追加しました。この設定をすることによって、以下の制限が可能です。 1.有線側からのエアーステーションマネージャの検索に応答しません。 2.有線側からのWEB設定を禁止します。 ・RIP,RIP2による自動設定と手動設定によるルーティング情報の設定機能を追加しました。 詳細設定項目にルーティング設定を追加しました。 ・ログ表示にパケットフィルタのログ出力を追加しました。 簡易フィルタにフィルタされたアクセスの情報が表示されます。 ・IPアドレスを自動取得してる状態からIPアドレスを手動設定へ変更したときに DHCPサーバへ使用していたIPの解放を通知するようにしました。 ・IPアドレスをDHCP Relay経由で自動取得できない問題を修正しました。 ・無線LANパソコン制限設定でMACアドレスを登録していない状態で接続制限する 設定にした場合に設定確認をするページを追加しました。 ・ヘルプの誤記修正および内容変更しました。 Ver1.23→Ver1.25 ・WiFi対応 ESS-IDの任意設定が可能。 暗号化(WEP)キーの16進数形式にて設定が可能です。 ・暗号化(WEP)を有効にした状態にて無線−有線間に高負荷をかけつづけると、 エアステーションがハングアップする場合がある問題を修正しました。 Ver1.22→Ver1.23 ・工場出荷設定としたときに、ESS ID、WEPがクリアされない問題を修正しました。 Ver1.21→Ver1.22 ・エアステーションがDHCPクライアント機能を使用しているときに、 WEB設定画面の詳細設定/基本設定にて設定を行った後に、IPアドレスの 自動取得ができなくなる不具合を修正しました。(Ver1.21にて発生) ・エアステーションがICMP(Destination unreachable)パケットを受信した とき、受信したデバイスに対してもパケットをフォワードしてしまう不具合を修正しました。 ・エアステーション名の設定制限を変更しました。 半角英数字とアンダーバー[_]の32文字 → 半角英数字と半角記号の32文字。 ・エアステーションに設定したIPアドレスによって、パスワードエラーとなり TOPページから各々のWEB設定画面へ進めない不具合を修正しました。 Ver1.20→Ver1.21 ・DHCPクライアント機能においてリース期限の自動更新が行われない不具合 を修正しました。(Ver1.20にて発生) ・米国TERAYON製ケーブルモデルを使用して、DHCPサーバからIPアドレスの 自動取得ができない不具合を修正しました。 ・エアステーション名をDHCPパケットのホスト名として使用するように変更しました。 Ver1.10→Ver1.20 ・DHCPクライアント機能を使用してIPアドレスを自動取得したときに、 取得したIPアドレスの解放,更新する機能を追加しました。 Ver1.00→Ver1.10 ・極稀にエアステーションがハングアップする不具合の修正しました。(OFF-ONにて復旧) ・エアステーションがDHCPクライアント機能を使用しているときに、 マルチキャストパケットを受信したらフォワードすることがある不具合を修正しました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 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