WLAR-128 ファームウェア更新ユーティリティ Ver.2.20β2
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注意事項

  1. 本バージョンはブリッジモードは無くなりますので、予めご注意ください。ブリッジモード廃止に伴って、エアーステーションのLAN側IPアドレスは固定のみとなります。
  2. ファームウェアのバージョンアップを行うと設定が初期化されますので、再設定が必要です。(現在の設定をメモしてください)
  3. WLAR-128ファームウェアをVer2.20にバージョンアップしてから、ISDN部ファームウェアをVer1.06以降にバージョンアップしてください。

動作環境

ファームウェア更新方法

    ファームウェア更新を行うと、全ての設定は消去され工場出荷設定となります。ご注意下さい。
    ファームウェア更新は、可能な限りエアステーションとパソコンを有線LANを使用し、1対1で接続して実行することをお勧めします。
     
  1. Windowsを起動します。
  2. LANボードに設定されているTCP/IPプロトコルのIPアドレスがエアステーションと同一のネットワーク上のIPアドレスであることを確認します。IPアドレスの設定に付いては添付のマニュアルを参照してください。
  3. 圧縮ファイル解凍後生成される R128_220b2.EXE を実行するとファームウェア更新ユーティリティが起動します。
  4. ユーティリティは起動すると、自動的にエアステーションの検索を行います。
  5. リストからファームウェアの更新を行いたいエアステーションを選択(クリック)し、製品名、IPアドレスを確認してください。


  6.  
     
  7. パスワードが設定してある場合は、パスワード欄にパスワードを入力して「実行」ボタンをクリックすると、ファームウェア更新が始まります。
  8. ファームウェア更新中は絶対にエアステーションの電源を切らないで下さい。ファームウェア更新中に電源が切れると復旧不能となります。更新時間は1分程度です。
(注意)
「グループ名」、「ローミング」、「暗号化」が設定されたエアステーションを無線LANからファームウェア更新すると、ファームウェア更新後エアステーションの起動を確認できず「エアステーションの再起動を確認できませんでした。」というメッセージが表示されます。

ファームウェアバージョンの確認方法

    「グループ名」、「ローミング」、「暗号化」、「IPアドレス」は、ファームウェア更新により工場出荷状態に戻っています。
    バージョン確認にはエアステーションマネージャを使用しますので、インストールされていない場合は、マニュアルを参考にしてインストールを行ってください。
     
  1. [スタート]→[プログラム]→[エアステーションユーティリティー]→[エアステーションマネージャ]として、エアステーションマネージャを起動します。
  2. [ファイル]→[接続]を選択します。
  3. エアステーションの背面に貼られている12桁のシールの下6桁を「MACアドレス」の欄に入力し、[OK]をクリックします。
  4. 「暗号化のキー」を空欄にして[OK]をクリックします。
  5. ファームウェア更新を行ったエアステーション(エアステーション名は工場出荷設定になっています)が検索され黒字で表示されます。
  6. エアステーションを選択して、[ファイル]→[エアステーション情報]を選択してください。
  7. 「製品名」の欄が"WLAR-128 2.20"となっていることを確認してください。
  8. 次に、howto_update_ta.html  を参照し、ISDN部ファームウェアの更新を行ってください。
なお、エアステーションの機器診断ページには、以下のように製品名が表示されます。

バージョンアップ内容

Ver2.20β2の変更点
[以下の不具合を修正しました]
・TAからの情報を読み出したとき、データ欠けが発生することがあるのを修正しました。
・ヘルプの誤記訂正をしました。
・一部のメールサーバで、送信が遅いのを修正しました。
・一部プロバイダで、データのアップロードができないのを修正しました。
・インターネット側からのICMPメッセージをクライアントPCへ転送できるようにしました。
 

Ver2.20β1の変更点
[仕様変更]
・無線チャンネルのデフォルト値を14chから11chに変更しました。

[以下の不具合を修正しました]
・ISDN部ファームウェアを更新するとき、自動接続先の設定がしてあると更新に失敗する可能性があったのを修正しました。
・グローバル着信とi・ナンバーを同時に利用する設定ができないようにしました。
・NTTフレックスホンで擬似着信転送のアナウンスを選択できないようにしました。
・擬似フレックスホンでは擬似着信転送のアナウンスのみ選択可能としました。
 

Ver2.11の変更点
[以下の不具合を修正しました]
・エアーステーションのDHCPサーバからIPアドレスを取得できない場合がある。
・回線接続開始時に、リセットがかかる場合がある。
・一部プロバイダでFTPができない。
・Class C 以外のネットマスクに指定した場合、ripパケットの受信が行なわれない
・AirStationの接続変更を(ローミングなどで)行うと、それまで繋がっていたAirStationに接続されている無線パソコンと通信が出来なくなる問題を修正しました。
・PPPでデータのアップロードが遅い場合がある。
・エアーステーションのDHCPサーバからIPアドレスを取得できない場合がある。
・静的経路情報を追加した際に、3分後に経路情報が無効になってしまう問題を修正しました。
・DMZに指定した端末からインター側と通信する場合に、IPマスカレード変換がかかる。

[仕様変更]
・Air Navigator に対応しました。
・接続・切断ユーティリティに対応しました。
・AirStation設定画面を変更しました。
・i・ナンバーを3つに対応しました。TAファームウェアもバージョンアップが必要です。・PPPのとき、IPヘッダ圧縮ができるようにしました。
・フレッツISDN の指定項目を追加しました。
・課金設定を "3分/○円"指定から ”△分/○円”に変更しました。
・ブリッジモードを廃止しました。
・パケットフィルタ設定項目を追加しました。
・ログ情報をダウンロードできるように変更しました。
・IPマスカレードテーブルから削除される時間をユーザ指定可能にしました。
・アドレス変換設定にてポート指定をした場合、LAN側からのインターネット側への
 アクセス時にポート変換しないように変更しました。
 アドレス変換に登録することで、Telnetなどのネットワークアプリケーションで
 無通信時間が一定期間(デフォルト5分)続いた場合も、通信が途切れることが
 無くなります。
・DNSリレーパケット機能を用いた場合もDNSパケットの情報を5分間
 マスカレードテーブルに登録してた仕様をリレー完了直後にテーブルから
 削除するように変更しました。

Ver2.05の変更点
・工場出荷設定を変更しました。
  [旧]
 IPアドレス :1.1.1.1
 DHCPサーバー:OFF
  [新]
 IPアドレス :192.168.0.1
 DHCPサーバー:ON

Ver2.04の変更点
[以下の不具合を修正しました]
・FTPができない場合がある問題(ログインができてもディレクトリ表示で止まる等)を
 修正しました。(FTPポート番号の処理に誤りがありました。Ver2.03のみので発生)
・IPマスカレードでFTPポート許可時間処理に誤りがある問題(FTPが完了しない)を
 修正しました。(Ver2.03のみで発生)
・特殊なFTPサーバ(DION)で、FTP(のディレクトリ表示)ができない件に対応しました。
・パケットフィルタの「ブラウザ終了時に回線接続するのを防ぐ」機能をブラウザ、
 メール、FTP以外のアプリケーションでも機能するようにしました。
・ダウンロードしたファイルが壊れているときがあるのを修正しました。
・Web設定時に「GET」を含む文字列を入力すると入力エラーになるのを修正
・ICMP Redirect を受け取った場合、デフォルトゲートウェイアドレスが書き換わる
 不具合を修正しました。
・アドレス変換設定のポート登録から「全て]は「不明なポートを転送する」と同じで
 あるため「全て」を省きました。
・IPマスカレードのセッションテーブル数を512から2048に変更しました。

Ver2.03の変更点
・「自動切断時間」が働かない件を修正しました。ダイヤルアップしている機器
 の存在確認を行うデータが、プロバイダ側から定期的に送信されるのが原因です。
 そのようなデータを自動切断の監視に含めないようにしました。(ODNまるごとプ
 ラン1で発生)

・切断した直後に接続してしまうことがあるのを修正しました。
 切断した後に「ブラウザ終了時に回線接続するのを防ぐ」パケットフィルターの
 設定ができていませんでした。
 自動切断タイマが2分以内に設定され、ブラウザがオープンしたまま自動切断される
 場合は、本不具合が発生することがありました。

・一部の機種でナンバーディスプレイ表示ができない/表示ができず着信ができない
 件を修正しました。
 表示ができない場合、ISDN部ファームを1.03にアップしてベル周波数を変更して
 みてください。変更方法は、ISDN部ファーム1.03のReadme.txtを参照してください。

Ver2.00の変更点
・静的IPマスカレード機能を追加しました。詳細設定項目にアドレス変換
 設定を追加しました。この追加によって、ネットワークゲームや
 ストリーム再生型アプリケーションの使用が可能となります。(これらを
 使用する場合はアドレス変換設定を行う必要があります)

・パケットフィルタ設定に任意のIPアドレスとポート番号による手動設定を
 追加しました。この追加によって、外部からの不正アクセスをシャットアウトし、
 常時接続での高度なセキュリティ機能を確保します。

・NBTパケットのルーティングを禁止する簡易フィルタの中にWindows2000の
 ダイレクト・ホスティングSMBサービスのフィルタ機能を追加しました。

・有線LAN側からエアステーションの設定を禁止する簡易フィルタ設定を
 追加しました。

・RIP1,2による自動設定と手動設定によるルーティング設定機能を追加しました。
 詳細設定項目にルーティング設定を追加しました。

・ログ表示にアドレス変換の状況を表示するアクセス情報を追加しました。

・ログ表示にパケットフィルタのログ出力を追加しました。

・接続先の電話番号を3つまで登録可能にしました。

・接続先の電話番号、短縮番号、識別着信番号、着信転送番号の入力を最大20桁から
 32桁に変更しました。(電話番号20桁以上入力をするにはISDNモジュール部
 ファームウェアVer.1.02以降への更新が必要です)

・ISDNモジュール部分のファームウェア更新に失敗した場合に再度更新を実行できる
 ようにしました。

・IPアドレスを自動取得してる状態からIPアドレスを手動設定へ変更したときに
 DHCPサーバへ使用していたIPの解放を通知するようにしました。

・IPアドレスをDHCP Relayから自動取得できない問題を修正しました。

・無線LANパソコン制限設定でMACアドレスを登録していない状態で接続制限する
 設定にした場合に設定確認をするページを追加しました。

・課金制限設定で「1ヶ月毎の課金リセット日」で設定した日以外でリセットされる
 問題を修正しました。

・ヘルプの誤記修正および内容変更しました。

Ver1.03の変更点
・対応Flash-ROMを追加しました。

Ver1.02の変更点
・暗号(WEP)を設定している場合、極稀にエアステーションがハングアップすることが
  ある問題を修正しました。
 

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