PowerDVD Q&A [BACK]

Q37: PowerDVDを使っているときの、CPUの占有率はどうなりますか?

A37:
 バージョン1.6までのPowerDVDでは、最高の画質と快適な再生を実現するために、CPUの能力をフル活用します。そのため、DVD再生が始まると、その映画のビットレート(データ量)に関係なく、とりあえずCPU占有率(システムリソース)が100%の状態になります。

 「CPUの性能を使い切ってしまったら、他のソフトの動作に支障をきたすのでは?」と疑問を持たれるかもしれませんが、そういうことはありません。PowerDVDは、再生中に他のアプリケーションソフトが起動してリソースを必要とした場合は、それに応えてリソースを譲り渡すしくみになっています。

 DVD再生という、最先端のマルチメディアタスクにおいては、画質や再生性能の確保に最大限の努力を払うべきであるというのが私たちの考え方です。そのうえで、他のアプリケーションソフトも動作させる必要のある場合は、リソースの一部を共有できるようにするという方法をとることで、昔よくあったような、CPU占有率が高いために何をやっても動作が鈍い、といった問題を確実に回避しています。

 一方、バージョン2.0からは、マイクロソフトの提唱するマルチメディアコンポーネントのアーキテクチャである「DirectShow」規格への対応を進めており、それに向けたチューンナップにより、DVDコンテンツのデータ量に応じてCPUリソースの要求量を柔軟に変えるシステムに変更しました。バージョン2.0にアップグレードしてから、画像のコマ落ちがなくなった、という声をたくさん頂いておりますが、これにはアーキテクチャ変更とアルゴリズムの改良が大きく貢献しています。


 なお余談ですが、PowerDVDと他のアプリケーションの同時操作も可能と説明しましたが、映画を鑑賞するときには、それに集中したほうが感動もひとしお、だと思うのですが・・・




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