PowerDVD Q&A [BACK]

Q07:DVD再生中に櫛のようなブレが入ったようになる、あるいはわずかにぼやけて見える。

A07:
【正常に再生されている場合のぶれやぼやけは異常ではありません】


DVD-Videoのタイトルには、大きく分けて二つの種類があります。
画像が1秒24コマの「ノンインタレース方式」と1秒30コマの「インタレース方式」です。前者は劇場用映画で利用され、パソコンのモニターもノンインタレースです。後者の方は、アニメやテレビ用映画などで利用される方式で、これをパソコンできれいに再生するには工夫が必要です。

インタレース画像には、奇数番目の走査線で構成されている奇数フィールドと、偶数番目の走査線で構成されている、偶数フィールドがあり、それを交互に描画することで画面を構成しています。
ノンインタレースであるパソコンのディスプレイに、インタレース画像を表示する処理には、二つの方法があります。一つは、奇数フィールドと偶数フィールドを、一つの画面に合成して表示する方法(Weave-ウィーヴ)と、片方のフィールドだけを読み込んで、残りの半分を補完(ノンインターレース処理)して表示する方法(Bob-ボブ)です。

※実際の『PowerDVD2000』では、[設定メニュー]→[グラフィック]の「ビデオインターレースモードの設定で「自動設定」「インターレース処理をする(Bob)/しない(Weave)を切り替えることができます。
Ver2.0以前では、操作パネルの[環境設定]→「DVD環境設定」→「ビデオ設定」で「ノンインタレース処理をする」にチェックを入れるとBob、「ノンインターレース処理をしない」にチェックを入れるとWeaveで再生されます。



■動きの激しい画像の場合
Weave
Bob
(注:これは説明のためのイメージです。実際の映像とは異なります。)

Weaveの場合、データを完全に読み込んで表示するので、動画(人物が走る等)では奇数フィールドが表示された時には偶数フィールドは一歩先に移動して表示されている、という様な現象が起こります。これが櫛の様な画像のブレの原因です。Bobはデータを補完して表示します。エッジはソフトになりますが、滑らかに表示されます。



 どちらの設定方式が良いかは、コンテンツの種類やユーザー各自の好みによりますので、良かったら両方お試しいただき、お好みの方式でご覧下さい。(自動選択の設定の場合は、ノンインタレースのコンテンツを挿入したときはweave、インタレースコンテンツのときはbobに切り替わります。)



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