Windows95/98 DirectMusic MIDI プレイヤー DM-Player v1.11 DirectMusic を使用した MIDI プレイヤーです。Direct3D を使用した、3D 空間に 配置した、ポリゴンによる演奏状態描画画面が特徴です。 演奏できるデータは MID(SMF) と、DirectMusic 専用形式の Segment (sgt/sgp) です。Segment は DLS 対応で演奏します。 DirectX6.1 から、DirectX にマイクロソフトのソフトシンセサイザが付属するよ うになりました。この音源は DirectMusic による利用が前提なので、対応ソフトが 無ければ演奏を聴くことができません。これまで DirectX をインストールしたもの の、DirectMusic をまったく活用する機会が無かったという方は、このプログラムを お試しください。 Microsoft Synthesizer を選択している場合は、プログラムを複数起動して複数の 曲を同時に演奏することも可能です。 ソフトシンセサイザ演奏 + ポリゴン描画を行っているので、MMX Pentium 以上も しくは 3D アクセラレータの使用をお勧めします。 このプログラムは DirectX7 以降専用です。 v1.10の変更点: これまで、一部のデータで MS-SoftSynthesizer 時に音が出なかったり鳴らない ものがありましたが、プログラム側の対処により演奏できるようになりました。 v1.11の変更点: Windows2000対応 ●動作条件 ・DirectX (DirectX6.1以降) がインストールされていること DirectX は Microsoft のページからダウンロードすることができます。こちら http://www.hyon.udn.ne.jp/directx.html で詳しく解説していますので、ご参照く ださい。 ●インストール方法 アーカイブを適当なディレクトリに展開してください。その中の dmpl.exe のアイ コンをダブルクリックするとプログラムが起動します。 ●アンインストール方法 システムに情報は一切残しません。不要になったらそのままディレクトリごと削除 して下さって結構です。 ●使い方 演奏できるファイルは次の通りです。 MIDIファイル(SMF) 拡張子が .MID のもの Segmentファイル 拡張子が .SGT/.SGP のもの プレイヤーに演奏させたいファイルをドラッグ&ドロップして下さい。複数まとめて 転送できます。 または、File メニューの「Open」から直接データファイルを開くこともできます。 転送したファイル名はすべて共通の演奏プログラムバッファに保存され、順番に演 奏します。ドラッグ&ドロップやファイルを開いた直後は、新たに転送したファイル を優先して演奏します。 バッファ内の曲をすべて消すには File メニューの ProgramClear コマンドを使っ てください。 ●ウィンドウメニューの解説 [File] ---------------- Open 曲ファイルを開きます。 ProgramClear プログラムバッファの曲をすべて消去します。 ---------------- SizeReset ウィンドウサイズを元に戻します。 ---------------- DrawFps FPS(フレームレート)表示の切り替え。 NoWait 描画フレームレートコントロールの切り替え。 Linear 描画にバイリニアフィルタリングを使います。 Antialias 描画にアンチエリアスを使います。 ---------------- Exit プログラムを終了します ---------------- [Music] ---------------- ♪Play Z 演奏開始 ♪Stop X 演奏停止 ---------------- ♪Next → 次の曲演奏 ♪Prev ← 前の曲演奏 ---------------- ♪Mute > チャンネル毎に演奏の ON/OFF を選択できます。 ---------------- Normal ノーマル演奏モード :すべての曲が終わると停止 Repeat リピート演奏モード :最初の曲から再演奏 ShuffleRepeat シャッフル演奏モード:ランダムに演奏を繰り返す ---------------- [Port] 各種出力音源を切り替えます (環境依存) --------------------- MIDI Mapper コントロールパネルで設定したデフォルト音源 SB 16 MIDI Out [330] 環境依存(音源ボードにより表示が異なります) Creative Music Synth 環境依存(音源ボードにより表示が異なります) : Microsoft Synthesizer MSソフトシンセです。これがデフォルト音源 ↑音源選択 --------------------- MSシンセPATCH MSシンセ選択時に音が鳴らないデータのときこれ --------------------- チェックします。 ●起動時のコマンドオプション -r1 HAL を使用せず、常に HEL-RGB を使います。 -f フルスクリーンモードで起動します。(推奨しません) -w<横サイズ> -h<縦サイズ> -w と -h は、起動時のウィンドウサイズを指定します。これは起動後のリ サイズとは異なり、レンダリングサイズそのものを変更するため画面が粗く ならない拡大が可能です。常に 640x400 サイズで起動したい方は、 「 dmpl -w640 -h400 」という指定をお勧めします。 コマンドラインに記述したファイルは、起動後演奏バッファに取り込み演奏します。 ●プログラムについて 演奏には、DirectX6.1 の新機能 DirectMusic を使っています。音源は、デフォル トで Microsoft Synthesizer を選択するようになっています。 DirectX6.1 の SDK には、サンプルとして DirectMusic を使った MIDI プレイヤー が付属しています。ところが、このサンプルではデスクトップ上のファイルは演奏す ることができません。これは DirectMusic API の一部が日本語に対応していないため で、当然日本語のファイル名でも落ちてしまいます。これを回避する手段を何とか見 つけまして、この DM-Player では日本語名の MIDI ファイルでも演奏できるように なっています。 Microsoft Synthesizer 選択時に、一部のデータできちんと演奏されないこと(音 が出ない、鳴ってない音があるなどの症状) がありました。これは、Microsoft Synthesizer の問題で、SC-88 用のデータなどで起こります。v1.10 では演奏時に フィルタパッチをあてる機能を追加し、演奏できるようになりました。この機能の ON/OFF は、Port メニューの「MSシンセPATCH」で行うことができます。演奏がおか しい場合は、この機能を切り替えて比較してみてください。 鳴らないデータの報告をしてくれた Jun Hosohata 氏に感謝します。 ●取り扱い・使用条件 このプログラムはフリーソフトウエアです。プログラムの著作権は、著作者の小笠 原博之とひょーんプロジェクトが保有します。このプログラムの実行や配布によって 発生したいかなるトラブルに対しても、著作者には責任は無いものとします。必ず実 行するユーザー自身の責任において使用するようにしてください。このプログラムの 無断配布・二次配布・部分配布は禁止されています。取り扱いについてより詳しい情 報を得るために、必ず http://www.hyon.udn.ne.jp/soft.html も参照して下さい。 ●変更履歴 v1.00 1999/02/12 初期バージョン完成 v1.00 1999/02/13 描画を改良して初期バージョン公開 v1.01 1999/02/15 Port変更でエラーになることがあったバグ修正、他改良 v1.02 1999/02/15 DirectMusicの専用データ形式 Segment の演奏に対応、その他 v1.03 1999/02/18 アイコンにデータをドラッグすると起動しなかったバグ修正 v1.10 1999/05/16 MSシンセ使用時のパッチ機能、チャンネルミュート機能追加 v1.11 2000/02/27 Windows2000対応 ●開発スタッフ HYonProject No.018 DM-Player v1.11 2000/02/27 HYP小笠原(小笠原博之) プログラム・デザイン まぁくん(佐藤雅哉) サウンドアドバイザ・アイコンデザイン 7600YEN(斎藤琢哉) 動作テスト ひょーんプロジェクトのホームページおよび連絡先はこちらです。 http://www.hyon.udn.ne.jp/ -- ひょーんプロジェクト1999 小笠原博之 http://www.hyon.udn.ne.jp/