CBSCIIサポートソフト Version 1.08 補足情報 ======================================================== 目次 ==== ファイル構成 16Bit ポーリングモード MS-DOSで特定のドライブを認識をさせない方法 I-O DATA製 MOドライブを使用する場合の注意点 DELTIS製 MO を使用する場合の注意点 CBSCENBL.SYS のオプション補足情報 CBSCASPI.SYS のオプション補足情報 CBSC365.SYS の補足情報 WindowsNT4.0 で使用する場合の注意点 Windows2000 でドライバオプションを指定する ファイル構成 ============  CBSCIIサポートソフトは, 以下のファイルから構成されています。   ルートディレクトリ    README.TXT     サポートソフト補足情報    INSTALL.EXE     サポートソフトインストーラ CBSC365.SYS ポイントイネーブラ    CBSCENBL.SYS    カードサービスクライアントドライバ    CBSCASPI.SYS    ASPIマネージャ    ASP2BIOS.SYS    PC-98用 55互換BIOSドライバ    BIOSDISK.SYS    PC-98用 HDD/MO ディスクドライバ    ASPIDISK.SYS    ASPI対応 HDD/MO ディスクドライバ    ASPIFORM.EXE    ASPI対応 HDD/MOフォーマッタ    SCSICD.SYS     SCSI-2 CD-ROM ドライバ    HDDP.COM      PC-98用 ハードディスクパラメータ表示    INSTFD.EXE     再インストールFD作成プログラム    FILELIST.DAT    再インストールFD作成プログラム情報ファイル    TXTSETUP.OEM    Windows2000テキストセットアップ用ファイル   WIN31 ディレクトリ    WINASPI.DLL     Windows 3.1 用 ASPI ドライバ   WIN9X ディレクトリ DDSETUP.EXE Windows 9x/Me ドライバセットアップユーティリティ DDSETUP.DAT Windows 9x/Me ドライバセットアップ情報ファイル TIMEOUT.VXD SCSIリクエストタイムアウト延長ドライバ   WIN9X\CBSC32 ディレクトリ    CBSC32.INF CardBusモード用インストールファイル    CBSC32.MPD ミニポートドライバ   WIN9X\CBSC16 ディレクトリ    CBSC16.MPD ミニポートドライバ CUSTOM.EXE     16Bit ドライバ設定ユーティリティ    CUSTOM.DAT     16Bit ドライバ設定ユーティリティ情報ファイル    CUSTOM.HLP     16Bit ドライバ設定ユーティリティヘルプ    CUSTOM.CNT     16Bit ドライバ設定ユーティリティヘルプモジュール   WIN9X\CBSC16\DOSV ディレクトリ    CBSC16DV.INF 16Bit DOS/V用インストールファイル    CBSC16.MPD ミニポートドライバ   WIN9X\CBSC16\PC98 ディレクトリ    CBSC1698.INF 16Bit PC-98用インストールファイル    CBSC16.MPD ミニポートドライバ   WIN9X\CBSC16\PIO ディレクトリ    CBSC16IO.INF 16Bit PIOモード用インストールファイル    CBSC16.MPD ミニポートドライバ   WIN9X\CBSC16\POLLING ディレクトリ    CBSC16PO.INF 16Bit ポーリングモード用インストールファイル    CBSC16.MPD ミニポートドライバ   WINNT40 ディレクトリ    CBSC16NT.INF インストールファイル    CBSC16.SYS ミニポートドライバ RESEDIT.EXE WindowsNT4.0用 リソース変更ユーティリティ RESEDIT.DAT WindowsNT4.0用 リソース変更ユーティリティ情報ファイル   WIN2000 ディレクトリ    SC16W2K.INF     16Bit インストールファイル    CBSC16W2.SYS    16Bit ミニポートドライバ    SC32W2K.INF     CardBus インストールファイル    CBSC32.SYS     CardBus ミニポートドライバ    DUOW2K       Windows2000テキストセットアップ用ファイル    UNINST16.INF    WindowsNT4.0ドライバレジストリサービス削除用ファイル 16Bit ポーリングモード ====================== 16Bit ポーリングモードではメッセージボックス表示機能は無効となります。 CBSCIIの状態を調べる場合、カスタムユーティリティをご使用ください。 MS-DOSで特定のドライブを認識をさせない方法 ==========================================  ZIPドライブなど, 後から別のドライバでドライブを割り当てたい場合には, ディスクドライバに, 次のオプションを付加してください。  NEC/EPSON機 DEVICE = \BIOSDISK.SYS /Ixxxx xxxx は, 認識させる IDを列挙します。 例えば, ID 0 と 2 のみ認識させる場合には, /I02 と記述します。  DOS/V機 DEVICE = \ASPIDISK.SYS /ID=n,n,n n は, 認識させる IDを列挙します。 例えば, ID 0 と 2 のみ認識させる場合には, /ID=0,2 と記述します。 I-O DATA製 MOドライブを使用する場合の注意点 ===========================================  ASPIDISK.SYS は, 640MB のメディアを扱うことができません。  DOS環境で, CBSCII に MOドライブを接続し, 640MB以上のメディアを使用する場合 には, MODISK.SYS または RMDISK.SYS を次の手順で組込んでご使用ください。 1. CONFIG.SYS をお手持ちのテキストエディタで開いてください。 2. MO以外のディスクドライブを接続しない場合は, ASPIDISK.SYS を削除 します。 3. MO以外のディスクドライブを接続する場合は, ASPIDISK.SYS の記述行に 次の記述を追加します。 DEVICE = C:\CBSC2\ASPIDISK.SYS /ID=n,n,n /ID= には, MOディスク以外のディスクドライブの SCSI IDを列挙します. 例えば, ハードディスクが, SCSI ID 0 と SCSI ID 1 に接続されている 場合は, /ID=0,1 と記述します。 4. MODISK.SYS または RMDISK.SYS を, ASPIDISK.SYS より後の行に記述します. ASPIDISK.SYS の記述を削除した場合は, 少なくとも CBSCASPI.SYS の 次の行に記述してください。 DEVICE = C:\CBSC2\CBSCENBL.SYS DEVICE = C:\CBSC2\CBSCASPI.SYS DEVICE = C:\CBSC2\ASPIDISK.SYS /ID=0,1 DEVICE = C:\RMDISK.SYS または C:\MODISK.SYS 5. CONFIG.SYS を保存します。 DELTIS製 MO を使用する場合の注意点 ==================================  Windows9x/Me で DELTIS製MO を接続して, 動作がおかしい場合には, 次の作業を行ってみてください。  1. マスタディスクの \WIN9X\TIMEOUT.VXD を, Windows9x/Meがインストール されたディレクトリ下の \SYSTEM\IOSUBSYS にコピーします。(通常は, \WINDOWS\SYSTEM\IOSUBSYS になります. \WINDOWSの部分は, Windows9x/Me がインストールされたディレクトリです) 2. システムの再起動を行います。 以上で, 作業は完了です。 DELTIS製 MO かどうかは, [デバイスマネージャ]の[ディスクドライブ]で, 目的の MO の [プロパティ]を表示することで確認できます。 DELTIS製 MO は, キャッシュ容量が大きいため, SCSIリクエストの完了が遅い ようです. Windows9x/Me は, 一定時間内にSCSIリクエストが完了しないと, SCSI リセットを発行するため, 書込みが中断されて動作がおかしくなります。 TIMEOUT.VXD は, Windows9x/Me のSCSIリクエストのタイムアウト時間を延長する ためのドライバです。 CBSCENBL.SYS のオプション補足情報 ================================== 1. Phoenix社製のカードサービス Release 2.0がプリインストールされている場合、 CBSCIIカードが認識されない場合があります。 その場合 CBSCENBL.SYSに '/PHOENIX_CS200'オプションを付加してください。 2. IBM ThinkPadの一部の機種では CBSCENBL.SYSの初期設定で CBSCIIカードが 認識されない場合があります。 その場合 CBSCENBL.SYSに '/PCIC:OFF'オプションを付加してください。 CBSCASPI.SYS のオプション補足情報 ================================== 以下のオプションによりさらに詳細な設定が可能です。 /P[+|-] パリティチェックを許可(+)/禁止(-)します。 初期設定は, 許可(+)です。 /R[+|-] ブラインドリードを許可(+)/禁止(-) 初期設定は, 禁止(-)です。 /W[+|-] ブラインドライトを許可(+)/禁止(-) 初期設定は, 禁止(-)です。 /V 詳細情報を表示 表示形式は, L:[ON|OFF] S:[ON|OFF] D:[ON|OFF] P:[ON|OFF] R:[ON|OFF] W:[ON|OFF] で, パラメータの設定状態を表示する. CBSC365.SYS の補足情報 ================================== CBSC365.SYSは Windows9x/Meの再インストール起動ディスクにカードサービスが 含まれていなくても、CBSCIIカードを動作可能にするドライバです。 1. カードが検出できなかった場合のメッセージ CBSCカードが見つかりません. CBSCカードが正しく PCカードスロットに挿入されていることと EMM386.EXE等のメモリマネージャの使用禁止メモリ領域の設定が 正しいか確認して下さい. 2. PC Card Interface Controllerが検出できなかった場合のメッセージ PCICが見つかりません. 3. サポートしていないオプションが指定された場合のメッセージ オプションの記述が違います. 4. カード認識に必要なメモリ空間が割り当てられていない場合のメッセージ 使用可能なメモリ空間がありません. EMM386.EXEの RAMオプションを削除して UMBを無効にしてください. 5. CONFIG.SYS / AUTOEXEC.BATの例 DEVICE=CBSC365.SYS /V DEVICE=CBSCASPI.SYS DEVICE=SCSICD.SYS /D:CDR001 MSCDEX.EXE /D:CDR001 WindowsNT4.0 で使用する場合の注意点 ============================================  WindowsNT4.0で使用される場合, CBSCUに割り当てられたリソースの値を確認する 方法は4つあります。 1. 「コントロールパネル」―「PCカード」―「プロパティ」―「リソース」 2. 「コントロールパネル」―「SCSIアダプタ」―「プロパティ」―「リソース」 3. 「プログラム」―「管理ツール(共通)」―「Windows NT 診断プログラム」―「リソース」 4. 本サポートソフトの WINNT40フォルダ内にある RESEDIT.EXEを起動して確認  上記方法で 1. 2.で表示される値は実際の値と異なる場合があります。  3. 4. の方法で確認する値が, 正しい値となります。 Windows2000 でドライバオプションを指定する ============================================  Windows2000ではデバイスマネージャでドライバオプションの指定が出来ませんので、 以下の手順によりドライバオプションを指定してください。 (Windows2000ドライバでは Windows98/95/Meドライバと同様にドライバオプションの指 定により動作モードの変更が出来ます。ドライバオプションの内容はWindows98/95/Meド ライバと同じです。ドライバオプションの詳細は取扱説明書を参照してください。) 1. [スタート]メニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。 2. "REGEDIT"と入力し OKボタンをクリックし、レジストリエディタを起動します。 3. CardBusモードの場合 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CBSC32\Parameters 16Bitモードの場合 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\CBSC16W2\Parameters のキーを開いてください。 4. Parametersの中に "Device" という名前のキーを新規で作成します。 5. Deviceのなかに "DriverParameter" という名前の文字列を新規で作成します。 6. "DriverParameter" の値のデータとして CBSCIIのオプションを指定します。 (例 : 同期転送を禁止する場合 "/syncoff" と入力します。) 7. CBSCIIが PCカードスロットに挿入されている場合は、CBSCIIの動作を停止した後 に取り外し、再度挿入してください。