********************************************************************** Norton AntiVirus for Windows NT ワークステーション README.TXT Copyright (C) 1998 Symantec Corporation 1999年 1月 ********************************************************************** この README.TXT ファイルには、互換性に関する情報、マニュアルに記載でき なかった最新の情報、Norton AntiVirusの使用上のヒントなどが記載されてい ます。以下の項目について説明します。 * Norton AntiVirus 5.0 のインストールについて * ドライブ名の割り当て * 以前のバージョンの Norton AntiVirus の設定 * LiveUpdate の定期購読契約 * LiveUpdate のアンインストール * Windows スタートメニューからの Norton AntiVirus の削除 * Norton AntiVirus と Microsoft Outlook 98の インストール * Novell NetWare: 長い名前 (LFN) のフォルダからのインストール * 削除不能ファイルの検疫 * ブート感染型ウィルスの修復後のコンピュータの再起動 * インストールに必要なアクセス特権 * インストール中の短いファイル名(SFN)の別名の生成 * スキャンのスケジュール設定のためATコマンドでの /INTERACTIVE スイッチ * NetWare サーバーの長い名前を持つフォルダからのインストール * MO・ZIPドライブのスキャンについて * Auto-Protect の実行とネットワークアプリケーションの処理速度の問題 * Norton AntiVirus の起動画面を表示しない * Messenger サービスのための NetBios の必要性 * シマンテック社以外のウィルス防止ソフトウェアについて * LHA 圧縮ファイルのスキャンについて * その他の圧縮ファイルのスキャンについて * Norton Utilities 2.0 for Windows NT * 法人用バリューライセンス * Nortonプログラムスケジューラの実行されなかったイベントの警告について * 起動時にユーザーインターフェース用のボタンが表示できない場合について * NAVWNT.EXEをコマンドラインで実行する時の注意 * サイレントインストール後の再起動の推奨 * LiveUpdate におけるインターネットアクセス問題 * システム管理者のための追加情報 * 活動ログのアクセス拒否オプション * オンラインマニュアルの「実行ファイルが見つかりません」エラーメッセージ * Norton AntiVirus インストール中の「名前の変更」エラー  ********************************************************************** Norton AntiVirus 5.0 のインストールについて ------------------------------------------- 現在、以前のバージョンのNorton AntiVirus をご使用の場合は、アンインストール を行ってから、Norton AntiVirus 5.0をインストールして下さい。 ドライブ名の割り当て -------------------- この README.TXT ではコンピュータのドライブ名を次のように想定します。自 分のコンピュータのドライブ構成(つまりドライブ名)が異なる場合には説明 にあるドライブ名をそれぞれに置き換えて解釈してください。 1台目のハードディスクがドライブ C 1台目のフロッピーディスクがドライブ A 以前のバージョンの Norton AntiVirus の設定 ------------------------------------------ Norton AntiVirus 5.0 をインストールすると以前のバージョンの Norton AntiVirus の設定は無効になります。以前のバージョンとは設定の保存方法が 異なるためです。 LiveUpdate の定期購読契約 ------------------------- Norton AntiVirus 5.0では、期間限定でウィルス定義更新を受信する LiveUpdate を自由に使用できるように自動的になります。 インストール済みの Norton AntiVirus プログラムは、定期購読契約が期限が 切れると通知します。定期購読契約を延長して、継続して最新の保護が保証される よう情報を供給します。 LiveUpdate のアンインストール ----------------------------- LiveUpdate はシマンテック製品群の間で共有されるので、 [Norton AntiVirusアンインストール]を選択しても自動的にはアンインスト ールされません。 LiveUpdate をアンインストールするには、Windows コントロールパネルの [アプリケーションの追加と削除]で LiveUpdate を選択します。 Windows スタートメニューからの Norton AntiVirus の削除 ------------------------------------------------------ アンインストーラは Windows スタートメニューから Norton AntiVirus プログ ラムグループを削除しません。手動で削除してください。プログラムグループ を削除するには、スタートメニューで[設定(S)]を選択してから[タスクバー (T)]を選択 (またはタスクバーを右クリックして[プロパティ(R)]を選択し、 [スタートメニューの設定]ページで[削除(R)]をクリックし、リストで Norton AntiVirus を選択してから[削除(R)]をクリックします。 Norton AntiVirus と Microsoft Outlook 98の インストール ------------------------------------------------------- Norton AntiVirus のインストール中に Microsoft Outlook 98 が動作している とインストールに時間がかかります。Norton AntiVirus をインストールする前 にMicrosoft Outlook 98 を終了してください。 Novell NetWare: 長い名前 (LFN) のフォルダからのインストール ----------------------------------------------------------- Norton AntiVirus は Novell NetWare 環境下で長い名前 (LFN) が付くフォル ダからはインストールできません。 削除不能なファイルの検疫 ------------------------ Norton AntiVirus は削除不能なファイル (たとえば、DirII ウィルスに感染し たファイル) を検疫できません。これらのファイルの種類を検疫に手動で追加 するには、検疫ウィンドウで[項目の追加]をクリックします。 ブート感染型ウィルスの修復後のコンピュータの再起動 -------------------------------------------------- ハードドライブのブート感染型ウィルスを修復したあと再起動することをお勧 めします。ブート感染型ウィルスの中には(ほとんどがステルス型です)NTと そのフロッピーディスクの扱い方を微妙に混乱させるものがあります。修復後 に再起動すれば確実に正しい操作が行われます。 インストールに必要なアクセス特権 -------------------------------- Norton AntiVirusのインストールの一部として、シマンテックの共有ファイル が Windows NT 4.0 では \Program Files\Symantec にインストールされます。 インストール中にNorton AntiVirusのプログラムファイルのインストール場所 をデフォルトではない場所に指定した場合も同じです。この場所への書き込み 特権(および必要な場合は作成特権)がない場合はインストールは失敗します。 インストール中の短いファイル名(SFN)の別名の生成 ------------------------------------------------- 長いファイル名を持つフォルダをインストール先に指定してNorton AntiVirus をインストールする場合は、SFN 別名生成を無効にすることはできません。 SFN 別名生成を有効にするには REGEDT32 を実行して次のレジストリキー行を 変更します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem SFN 別名生成を有効にするには NtfsDisable8dot3NameCreation を 0 に設定し ます。 SFN 別名生成の変更を有効にするには NT 機を再起動する必要があります。イ ンストール後に値を 1 に戻して SFN 別名作成を無効にすることもできます。 スキャンのスケジュール設定のため AT コマンドでの /INTERACTIVE スイッチ ---------------------------------------------------------------------- AT コマンドでスキャンをスケジュール設定するには /INTERACTIVE スイッチを 使う必要があります。NAVWNT を /INTERACTIVE スイッチなしで NT Scheduling Service (AT) から起動すると、Norton AntiVirus がメモリ内に残 って終了できなくなります。次の例は週 3 回自動スキャンをスケジュール設定 する方法を示しています。 Windows NT 4.0 の場合 at 17:30 /interactive /every:M,W,F "c:\Program Files\NAVNT\navwnt" /L ATコマンドの使い方の詳細は Windows NT のマニュアルを参照してください。 NetWareサーバーの長い名前を持つフォルダからのインストール --------------------------------------------------------- Novell NetWare サーバーでは、長い名前を持つフォルダから Norton AntiVirusをインストールできません。 MO・ZIPドライブのスキャンについて --------------------------------- 540/640 MB の MOドライブおよびZIPドライブへのブートレコードスキャンは 対応していません。ブートレコードスキャンを無効にしてからスキャンを 行ってください。 ブートレコードスキャンを無効にするには Norton AntiVirus を起動し[オプション]ダイアログボックスの[スキャ ナ]ページで[スキャン対象]グループボックスの[ブートレコード(B)]の チェックマークをはずします。 MO 128/230 MB ドライブへのブートレコードスキャンは問題ありません。 Auto-Protect の実行とネットワークアプリケーションの処理速度の問題 ----------------------------------------------------------------- デフォルトでは、Auto-Protect はネットワークドライブ上のファイルを共有モ ードで開きます。非共有モードでファイルを開くように Auto-Protect を設定 すればアプリケーションのロード時間を短縮できます。そのためには Norton AntiVirus フォルダに入っている APNTFAST.REG ファイルをダブルクリックし てからコンピュータを再起動します。 Auto-Protect を非共有モードに設定した後で共有違反が起きた場合には Auto-Protect を共有モードに戻します。そのためには Norton AntiVirus フォルダに入っている APNTFAST.REG ファイルをダブルクリックしてからコン ピュータを再起動します。 Norton AntiVirus の起動画面を表示しない --------------------------------------- 下記の Windows のレジストリを追加することで起動画面を表示しないことがで きます。 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Symantec\Norton AntiVirus\Auto-Protect] "DisableSplashScreen"=dword:00000001 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Symantec\Norton AntiVirus NT\Clinic] "DisableSplashScreen"=dword:00000001 MessengerサービスのためのNetBiosの必要性 ---------------------------------------- Messenger サービスの警告を送るには NetBios プロトコルスタックを実行して おく必要があります。Messenger サービスが機能するためにはこれが必要です。 必要であれば、NetBios プロトコルを NT のセットアップディスクからイン ストールできます。NetBios はデフォルトではインストールされません。 シマンテック社以外のウィルス防止ソフトウェアについて ---------------------------------------------------- シマンテック社以外のウィルス防止ソフトウェアがインストールされた環境へ Norton AntiVirus をインストールすると動作不具合の原因になります。前もっ て他社のウィルス防止ソフトウェアをインストール解除または常駐プログラ ムを停止してから Norton AntiVirus をインストール、スキャンを実行してく ださい。 LHA 圧縮ファイルのスキャンについて ---------------------------------- 現在、LHA V2.13と V2.55bとLHA32bit版に対応しています。 ご使用になっている unlha32.dllのバージョンや圧縮タイプによってはウィルス を検出しない場合があります。念のため圧縮解除を行ってからウィルススキャン を行ってください。 その他の圧縮ファイルのスキャンについて -------------------------------------- 現在、ZIP、自動解凍型LHA/ZIP、MIME、UUenode、CAB、PKLiteに対応していま す。パスワードZIPには対応していません。 Norton Utilities 2.0 for Windows NT ----------------------------------- Norton AntiVirus 5.0 をインストールしたあとで Norton Utilities 2.0 をイ ンストールすると、LiveUpdate が正常に動作しないことがあります。Norton Utilities 2.0 をインストールしたあとで Norton AntiVirus 5.0 を再度イン ストールしてください。 法人用バリューライセンス ------------------------ 法人用バリューライセンスで 25 ライセンス以上お使いのお客様は必ず法人用 バリューライセンスの Norton AntiVirus をインストールしてください。法人 用バリューライセンス以外の Norton AntiVirus をインストールすると、10ヶ 月後にインストールした全てのコンピュータでウィルス定義ファイル使用期限 についてのメッセージが表示されますので注意してください。 Nortonプログラムスケジューラの実行されなかったイベントの警告について -------------------------------------------------------------------- ご使用になっているインターネットエクスプローラのバージョンのよっては 実行されなかったスケジューライベントの警告ダイアログが表示されない 場合があります。インターネットエクスプローラ4.0をご使用の場合は 問題ありません。 起動時にユーザーインターフェース用のボタンが表示できない場合について -------------------------------------------------------------------- インストール後、再起動をせずにご使用になりますとユーザーインターフェー スの一部が不安定になる場合があります。完全な動作のためにシステムの再起 動をお勧めします。なお、ウィルスの検知の機能には問題がありません。 NAVWNT.EXEをコマンドラインで実行する時の注意 ---------------------------------------------- NAVWNT.EXEをコマンドラインで実行する場合はパス名をダブルクォーテーショ ン(")で囲んでからコマンドラインを入力します。ダブルクォーテーション を使用しない場合の長いパス名にはチルダ(~)を使用します。 サイレントインストール後の再起動の推奨 -------------------------------------- サイレントインストール後、完全な動作のためにシステムの再起動をお勧めし ます。 LiveUpdate におけるインターネットアクセス問題 --------------------------------------------- LiveUpdate の効力はファイアウォールや代理サーバーにより限定される 可能性があります。もしネットワークセキュリティの方針のせいで LiveUpdate の使用に問題があるようなら、ネットワーク管理者と連絡を 取ってください。 システム管理者のための追加情報 ------------------------------ システム管理者の方で、Norton AntiVirus システム管理者ツールや他の 企業の製品についての情報が欲しい場合は、以下のサイトにお越しください。 http://www.symantec.com/solutions/navcorp.html 活動ログの「アクセス拒否エラー」オプション ------------------------------------------ 活動ログに含まれる新しいオプションでは、アクセスが拒否されたときに スキャンを試みて報告します。例えば、管理者が他の人たちにアクセスを 許可していないフォルダにもスキャンを試みることができます。Norton AntiVirus は活動ログで、アクセス制限のあるフォルダをスキャンしたと 報告するでしょう。 オンラインマニュアルの「実行ファイルが見つかりません」エラーメッセージ --------------------------------------------------------------------- Norton AntiVirus のオンラインマニュアルを表示するには Adobe Acrobat Reader のインストールが必要です。 Adobe Acrobat Reader のインストール  1 Windows のタスクバーでスタートをクリックし、プログラムから Norton AntiVirus をポイントし、Norton AntiVirus をクリックしてメインウィンドウ を開きます。  2 ヘルプメニューの[サポート情報(P)]から、[NortonAntivirus情報(P)]を 選択します。  3 製品サポートヘルプウィンドウが現れます。[Adobe Acrobat Reader の インストール]をクリックしてください。 Norton AntiVirus インストール中の「名前の変更」エラー ---------------------------------------------------- Norton AntiVirus のインストール中に、Comctl32.dll 名前の変更エラーが起 きたときは、エラーダイアログボックスに下記の情報が表示されます。   「名前の変更」エラー   ファイル名変更エラーが起こりました。   「ファイルを作成できません。そのファイルは既に存在しています。」   (エラー #183)   現在のファイル名: C:\WINNT\System32\Comctl32.dll   新しいファイル名: C:\WINNT\System32\comctl32.bak Comctl32.dll 名前の変更エラーを修復するには、 1)Windows エクスプローラで、下記のディレクトリにアクセスします。    \winnt\wywtem32 2)下記のファイルを右クリックします。    comctl32.bak 3)新しいファイル名を下記のように入力します。    comctl32.old 4)Norton AntiVirus インストールプログラム(setup.exe)を再度実行します。 ********************************************************************** 以上 **********************************************************************